部下の心を動かす上司
はい、みなさんこんにちは。FeelWorks代表の前川孝雄です。
さて、今日はですね、ちょっと暑苦しいかもしれないですけど、
働く職場はドラマだ。部下の心を動かした胸アツエピソード、というお話をしたいなというふうに思っています。
前回ですね、上司の仕事は働きがいにあふれているというふうなことをお話しさせていただきました。
もちろんですね、それは理屈上わかるんだけどっていうふうな気持ちになる方もいらっしゃるんじゃないかなと思いましてですね、
他のいろんなメディアにですね、連載とか、寄稿とか、出演とか、たくさんしてるんですけど、
一つ持ってる連載でですね、J-CAST ニュースさんというウェブのニュース媒体がありまして、
そこでですね、部下の心を動かした胸アツエピソードっていう連載をですね、
ちょうど去年2023年の8月から始めてですね、コツコツ月に1、2本かな、エピソードを書き続けてるんです。
それは、前回お話した、上司の仕事は働きがいにあふれてるんだ、3つの醍醐味のお話もさせていただきましたが、
部下との絆が育めるであったりとか、部下がですね、ひと皮むける、成長活躍する瞬間に立ち会えるとか、
あとは一人でできない大きな仕事ができるんだっていうようなことをですね、
実際のエピソードですね、お伝えしていきたいなと思って、一生懸命書いてるんです。
その中でですね、本当ありがたいことに、一番最初、初回かな、初回の連載、去年の8月にやりましたけど、
いきなりやっぱりJ-CAST ニュースさんの中でアクセス1位になったんですね。
胸アツエピソードの連載
その1位になったということで、僕は感じたのが、やっぱり多くの方々がこういうエピソードとかドラマを求めてるんだなというふうなことを感じたんです。
いろんな読者の方々の声もいただきまして、もちろん異論反論もたくさんありますけど、
一方で共感いただいた声もたくさんあって、やっぱりこういうことを求められてるんだなと思って、
一生懸命、僕が見聞きしたエピソードだったりとか、我々の研修の受講者の方の物語だったりとか、
お恥ずかしながら、僕自身の経験談とかですね、もちろんプライバシーに配慮しながら、一部確保しながらご紹介を続けているんです。
なのでぜひ皆様も連載を読んでいただきたいんですけども、ちなみにアクセス1位にいきなりなった一番最初のエピソードのタイトルは、
転機は会社で初めて悔し涙した日、業績よりも育成にこだわった上司に感謝というタイトルで書かせていただきました。
ぜひ記事を読んでいただければわかるんですけども、これは本当に、僕自身もこの話を聞いて感動したんですけども、
実際ある急成長している会社員に、未経験で経理の仕事がしたいなと思って、第二新卒ぐらいのキャリアで転職された女性の物語なんですね。
一生懸命やっぱり経理のプロフェッショナルになりたいと思って仕事をするわけです。
そのときの上司が公認会計士資格なんかを持つような、本当に経理のプロフェッショナルというかな、財務経理、会計のプロフェッショナルの上司なんですね。
もちろんそういうスキル面でも素晴らしいんですけど、この上司の方々は育成に関して並々ならぬ思いを持ってらっしゃって、
厳しくこの未経験の若い女性の部下を育てていくわけです。
ぜひ本文は読んでいただきたいんですけど、やっぱりすごく僕がこのエピソードを聞くときに感動したのが、
実際彼女はいろんな苦労を経て、上司に提示される難関を乗り越えて歯を食いしばって頑張ってやっていくわけです。
でも悔し涙した日っていうのはいつなのかっていうのはぜひ記事を読んでいただきたいんですけど、
でもその悔し涙した彼女に上司がどういう声をかけるか、
あとはそれを乗り越えて彼女は今大活躍する経理マネージャーとしてプロフェッショナルなわけですけども、
それを振り返って上司の方々がおっしゃった言葉は、やっぱり会社の業績とか、急成長して会社が上場するとか、
そんなことよりも人が成長するっていうことが一番の企業にとって財産なんだってことを上司の方がおっしゃってました。
その話聞いて僕自身本当に感動したんですけど、すごいいいお話でしたね。
あと本当にたくさんエピソードあるんですけど、あともう一つご紹介すると、
ある病院の看護師長さんのエピソードもすごく素敵でした。
タイトルは、こんな笑顔がまた見られるなんて家族も涙。
余命わずかな患者さんに看護師長が送った意外なプレゼントとはというエピソードですけど、
これ本当に素敵なエピソードです。
仕事って正解がないものだなと思いますし、その正解がない中で本当にお客様、
病院の場合は患者さんの幸せを願って活動する。
それを活動しようとしている部下を全身全霊で支える、サポートする上司の物語なんですけど、
本当に素敵なエピソードですね。
それ以外にもたくさんあります。
入社2年目にメンタル不調になってしまった若手社員、
それを受け入れてしっかり自己肯定感を感じるような状況に立ち直らせて、
そこから仕事を覚えて大ブレイクして大活躍するようにまで育て上げた上司の物語とか、
本当にたくさんのエピソードを紹介させていただいています。
今も毎月1本から2本コツコツコツコツ書き続けているんですけども、
ぜひ皆さんもこの連載を読んでいただきたいなというふうに思っております。
あと皆さん自身も考えていただきたいんですね。
エピソードの内容と感動
大学の授業で教え子の学生たちに伝えていることがあるんです。
もちろん今は世の中にはいろんなメディアがあって、
インターネットでいろんな動画も見られますし、
もっと言えば小説とか映画とかいろんなエンターテイメントがあって、
そこで感動することっていっぱいあると思うんですね。
あとはエンターテイメントの領域でいくと、
最近は没入体験みたいなキーワードが出てきて、
その中でいかにリアルな感動を呼び起こすかというようなことも、
マーケティング的に取り上げられたりすることもたくさんあります。
でも僕は教え子たちに言っていることがあって、
働くということはどんな小説や映画、テレビドラマ、
ネットフリックスでも何でもいいんですけど、
それらよりも絶対に感動するんだということをお伝えしているんです。
それはなぜかというと、登場人物が自分であるからですね。
架空のスクリーンとかウェブの画面上でいる人の物語に感情移入するんじゃなくて、
自分自身が登場人物になっているんです。
だから感動するんだと思うんですね。
働く職場にはドラマがいっぱいだというふうに思うんです。
今お話ししながら一つ思い出しました。
僕はいろんな企業も人が育つ活躍するという評判を聞くと、
いてもたってもいられなくなって、現場を訪ね歩いて、
現場の方とか経営者とか上司の方とか人事のご責任者にずっとインタビューを続けるというのを
ライフワークのように続けてるんですけど、
そんな中で僕はたくさんの経営者にお会いして、
ほんと毎回感動するわけですけども、
一人いまだに覚えてる感動したエピソードが、
お好み焼きの千房というチェーン店がありますよね。
あれを立ち上げられた創業経営者の中井政嗣さんに大阪までお邪魔して、
お話を聞いたことがあって、ほんとに感動しました。
本当に浪速の人情派経営者で、本当に社員のことを思って、
しっかり一人前に育てるってことをやっておられて、
本当にこのラジオで語りきれないぐらいのたくさんのエピソードがあるんですけども、
そんな中で中井さんがおっしゃったことでハッと思ったことがあって、
前川さん、大変な時ってやっぱり仕事をしてたりとか人生の中にありますよね。
ありますね。
でも大変っていう漢字はどう読みますかっていうと、
大変っていう字は大きく変わるっていうふうに読めるんですよ。
なるほどと。
だから大変な時にどう立ち向かうかっていうことがとても大切なんですっていうことを教えていただきました。
これは逆張りで、自分が登場人物で映画に出てるとして、
大変な状況っていうのは、例えば仕事でいろんなトラブルがあるとか、
にっちもさっちもいかない状況とか、非常に困難な状況に陥るってことが大変な状況だと思うんですけど、
その時に投げ出してしまったら誰も応援してくれないし、
例えばこれがドラマだとしたらドラマの視聴者は感動しないと思うんですね。
でもそこで自分なりにできることを一生懸命考えて逃げずに立ち向かっていくっていう姿勢をすれば、
応援してくれる人が現れるんだ。
だから大変な時の立ち回り方が大事なんだよと教えていただきました。
今でも十数年前にインタビューして感動したエピソードですけど、
いまだに僕自身も仕事をしながら、もしくはいろんな方のキャリアのインタビューとか、
いろんな企業の人材育成のお手伝いをする中で大変な状況を見ると思い出す言葉です。
さて話を戻りましょうか。
皆さんの職場にもドラマがあると思うんです。
皆さん自身も働く中でドラマがあると思うんです。
働く職場にはドラマがいっぱいです。
皆さん、あなた自身が登場人物、場合によっては主人公のはずなんですね。
あなたの職場のドラマは何なんでしょうか。
ぜひ考えていただきたいなというふうに思っています。
本日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。