1. 描いた姿を実現しキャリアをつくる!
  2. 見えている姿と本当の違いを知..
2025-12-13 05:38

見えている姿と本当の違いを知るために、話を聴き、言葉にさせる


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/66e55c3406dbc95aeeb4f023

サマリー

若手育成において、見えている姿と本当の姿の違いを理解するために、話を聞き、それを言葉にすることが重要であると述べられています。

見えている姿と本当の姿
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、ここ数日の若手育成の話を、少し違う角度から振り返ってみたいと思います。
テーマは、見えている姿と本当の姿は案外違う、ということです。
私たちは、見えている姿で判断してしまいがちです。
若手を見ていると自信がなさそう、反応が薄い、集大成がないように見える、そんな印象を持つことがあります。
でも、最近改めて感じるのは、その見えている姿がその人の本当の状態とは限らない、ということです。
むしろ言葉になっていないだけで、中には考えや感じていることがたくさん詰まっている、そんな人も多いように思います。
では、どうやってその違いに気づくか、ポイントはシンプルで話を聞くこと、そして言葉にさせることです。
ここで、私が面接練習の時に使っているやり方を一つ紹介したいと思います。
面接の練習で質問をすると、相手が答えられない、黙ってしまうことがあります。
この時、「考えてください、どう思いますか?」と促しても、なかなか言葉が出てこないことがあります。
ですので、この場合には、「質問を変えますね。」ということで、別な言葉で質問をしたりします。
でも、やはり答えられないことがあります。
その時は、振り返りの時に私がよくやることは、答えを無理に話させることはしません。
この質問を答えられなかったけども、今答えられる?というような質問をして、同じように答えられない場合も多々あります。
この場合、私がお願いするのは、今この質問を聞かれて浮かんだ言葉をキーワードでいいので書いてみてください、というお願いをします。
文章でなくていい、二つか三つでいい、単語レベルで構わない、そう伝えてメモをしてもらいます。
すると不思議なことに、言葉が出なかった人が、この言葉とこの言葉は繋がるかもしれない、ここが一番言いたかったことかもしれない、と少しずつ考え始めます。
そこから質問に対する考えや答えに繋がることがあります。
ですので、さっきまで何も考えていないように見えていた人が、実は考えていたということがわかる瞬間です。
この場面を通して感じるのは、その人には考えがなかったのではなく、言葉にする入り口が見つかっていなかっただけ、ということです。
若手育成でも同じことが起きていると思います。
話さない、反応が薄い、主体性がないように見える、でも本当は中にある、ただ言葉になる手前で止まっている。
今日のまとめです。若手の見えている姿だけで判断しないこと。
本当の姿を知るために話を聞き、言葉にする手助けをすること。
それだけで若手の見え方は大きく変わります。
昨日までの振り返りとは少し違う角度ですが、この視点もメンターにとってとても大事なものだと思います。
そんなにゆっくりと対応できないと思われるかもしれませんが、若手は一度の成功で大きく変わります。
成功体験で成長のスピードは上がります。
ぜひ取り組んでみていただきたいと思います。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。
05:38

コメント

スクロール