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始まりました、佐々木亮の宇宙話。今日は、宇宙での大爆発、超新星爆発について紹介していきたいと思います。
最新の研究が出ていたので、この話をしていきたいのですが、近況報告というか、今日も今年、博士号取得を目指しているので、
博士論文というのをずっと作成していて、ゆっくりというか、一個一個潰していかないと論文はできないので、
確保していたことではあるのですが、なかなか一つのことをずっと永遠にやり続ける。
しかも、あっという間に時間が過ぎてしまって、ここまでしか進んでいないかという感じになってしまうというところが、なかなかテンションが上がらない日ではありますね。
打ち合わせとかもあったのですが、そんな感じで、ひたすらパソコンに向かって文字を打ったり図を調整したりとか、進めているという感じですね。
なので、このポッドキャストの更新、結構楽しくやらせていただいております。みなさん、ありがとうございます。いつも聞いていただいて。
では早速本題に入っていこうと思います。
今日はですね、星の死が生み出す大花火、大爆発である超新星爆発というものについて紹介していきます。
本当にお伝えしましたね。
皆さん、超新星爆発ってご存知ですかね。
ちょうど1年前ぐらいに、オリオン座にあるベテルギウスが超新星爆発を起こすんじゃないか、みたいなのがすごく話題になってたんですよ。
っていうのも、今まで見たことないぐらいいきなり暗くなって、それが爆発の助走をつけている段階というか、そういうようなのなんじゃないか、みたいな話が結構出ていて話題になったものですね。
結局は特に何が起こったわけではないんですが、そんな感じで超新星爆発っていうのはかなりレアなイベントなんです。
で、超新星爆発っていうのがそもそも何かというと、私たちが見ているようなこういう星ですね、太陽みたいな星っていうのは自分で光っていて、その光っている理由っていうのが中心で起こっている核融合なんですね。
で、その核融合っていうのがどんどん進んでいくと、最初っていうのは水素で作っていたものがっていうのでどんどん次の段階に移行していく。
それがいわゆる星の進化っていうのになるんですけど、そういうプロセスを経て最終的に星が進化していって進化していって年老いたときに最後どうなるかっていうと、その内側からの内側の燃料を使い切ってしまうんですよ。
核融合の。核融合の燃料っていうのを使い切ってしまうとどうなるかっていうと、内側から外に向かって働く力がなくなるから一気に星が重力でぐちゃっと潰れてしまうんですね。
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で、その潰れる勢いで爆発すると。グッバンみたいな感じで爆発してしまうというのが、超新星爆発と言われるものですね。なので、星の最後の死に際の大花みたいなイメージですかね。
で、私たちがこうやって生きてる間に見れるっていうパターンっていうのはあまりないんですよ。ないんですが、宇宙全体を見てみると結構この超新星爆発っていうのは発生していて、なおかつ結構近めの距離にあるものっていうのはその爆発した後のその星の残骸みたいなのがどんどん延期に広がっていくような本当に花火みたいに広がってる画像っていうのが出るんですね。
得られるわけですよ。これもし気になる方いたら是非Googleとかで超新星残骸とか。残骸ってこの爆発したカスですね。花火の残骸みたいなイメージで。そういうのを調べてみると結構きれいに遠景に広がっているのがわかると思いますが。
まあそういう広がっている天体超新星残骸って言われるものにはその星が爆発した後に結局この星の爆発って最後この爆発したチリみたいなのがまた集積して新しい星を作ったりっていう輪廻みたいなサイクルを送るので結構この次の星に行くまでのステップの一つとしてこの広がり方っていうのは研究者の中ではかなり注目されているものになります。
で、今回紹介するのはティコの超新星って言われるものですね。超新星残骸の中でもティコ。これティコって有名な天文学の祖と言われているティコブラーエっていう人の名前がついた超新星残骸なんですね。どんどん広がっている花火みたいな天体です。
で、これ円形に広がっていってるんですけど、その膨張していく速さっていうのが約1秒あたり9000km。9000km毎秒で進むんですよ。半端ないスピードですよね。
音速が1秒に300mとかしか進まないので1秒に9000km進むんですよ。9000km進むぐらいのスピードでガーッと広がってると。そんなかなり機能に引き続いて宇宙規模な数字が出てくるわけですが、
こういうこいつはそのぐらいのスピードで動いてますから結構人間がこの生きてる間に複数回観測してあげるとその広がっていく様子であったりとか明るさの変化っていうところっていうのは結構追跡することができるんですね。
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なかなか宇宙の中にある星の変化っていうのは本当に寿命って何億年とかあったりするわけで、その変化なかなかこう人間の人生のスケールでは見づらいんですが、この天体は見れるというところでかなり注目してる研究者っていうのは多いんですね。
で、この爆発が広がっていくスピードっていうのを調査してあげて、スピードっていうか明るさですね。ある花火のある一箇所の領域っていうところを2000年から2015年にかけて4回、2年起き3年起きぐらいで観測してあげたデータを見てあげるとどうもある一部分が暗くなってる。
30%ぐらい暗くなってるっていうところがわかったんですね。この15年間で。この15年間でどんどん明るさが下がってる理由って何なんだろうっていうのが研究者の中でかなり課題になっていると。
で、結局それの原因っていうのが磁場なんですね。磁場。磁石がひっつく磁場です。もともと星っていうのは本当に皆さんコンパスとか使ったことあると思うんですけど、北を指すじゃないですかN極S極みたいな。
なんで地球にもそういう磁場っていうのは存在していると。で、なんか他の話でもしたことあると思うんですけど、太陽とかでも同じように磁場っていうのが存在してるんですね。ただ、爆発した瞬間であったりとか広がっていく過程っていうのは現在研究がまっただ中なわけで、爆発した後、もともとの星の磁場っていうのがどういうふうに伝わっているのかっていうところは分かっていないんですよ。
で、そういうふうにさっき言ったみたいに9000km毎秒で進んでいるものっていうのはその速さを利用した光っていうのが出ているので、明るさが70%になってしまった。30%低下したっていうことは、つまりは広がっていく物質の速度が30%落ちたっていうことになるわけですね。
これが何を意味しているかっていうと、そこに爆発して広がっている物質が何かしらの相互作用して新しく磁場っていうのができてしまったんじゃないかっていうのが今回最新の研究で指摘された部分です。
今回の話ちょっと図とかがないとややこしいかと思うんですけど、簡単に言うと爆発して広がっていく物質の速さっていうのを見てあげてた。ただ、その速さっていうのがある一部で15年ぐらいで30%ぐらい下がってるっていうのが分かった。
で、これはどうも色々調べてあげると、磁場っていうのがそこに新しく生まれて広がっていこうとしている物質を磁力で引っ張って出ていかないようにするみたいな感じになっているっていう新しい発見が今回論文で紹介されておりました。
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ただですね、この論文でも最終的に言われている通り、なんでこの一部分がいきなり磁場が強くなってしまったのかっていうところも分かっていないし、もともと持っていた星の磁場っていうのがそこにどうやって関与していたのかっていうところもまだ分かっていないんですね。
っていうところでまだ今後この研究っていうのはかなり進んでいくんじゃないかというところが注目されているところです。
ちなみに太陽は相当先まで爆発しませんので皆さんご安心ください。
ということで今回は星の死に際に起こる大爆発、超新星爆発について紹介させていただきました。
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今日はさっき19時、今19時半に収録してるんですが19時にYouTubeも更新したのでよければ概要欄から覗いてみてください。
ではまた明日お会いしましょう。さよなら。