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2021-02-13 12:36

127. 死んだ星が合体して大復活したハナシ

今日は大復活を遂げた奇跡の星のお話。

2日連続で死んだ星の話をどうぞ。

明日からは2日連続で流れ星研究についてのコラボ企画を公開します!!


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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。
こちらのポッドキャスト。本日はですね、死んだはずの星が2つ合体して復活したというような、すごく珍しいケースについてお話ししていきたいと思います。
昨日も、死んだ星の話させていただいたと思うんですけど、そんな星の死骸ですね。
星の死骸同士がくっついたと。
しかもくっついた後にですね、また星としての機能を復活させたというような、かなり面白いお話が、なんと1万光年先で発生したらしいんですね。
そういうのを天文学者の方が見つけて、論文として出されたみたいなことがあったんですよ。
なので今回はそちらについて紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
今日は毎日の活動報告と近況報告になりますが、今日も相変わらず博士論文をずっと進めるといった作業になっておりました。
毎日基本的には大学とか研究所まで行く時間ももったいないので、家でガツガツやってるわけなんですけど、
今の最終段階というか、今どういうことをやってるかというと、今のところ博士論文の一時審査みたいなのが終わって、最終審査を今控えてる状況なんですね。
一時審査のときにいただいたコメント。こういうとこってどうなってんの?とか、もうちょっと詰められるんじゃないの?みたいなお話っていうのを審査員の先生方からされるわけで、
そういう審査のコメントを受けて、そういう部分を考慮した論文に若干改定していくといったような作業が今行われてるわけなんですね、自分のところで。
で、そういう質問に答えるためには、知識だけでカバーできるような回答もあれば、もう一つ新しく結果を出して、それを付け加えることでより強固な論理として成り立つといったような感じになるんですけど、
その作業が加強を迎えておりまして、そのために新しい結果を一つ付け加えたといったような感じになるんですが、それによって最初に主張していた結果っていうのを補足するような形になったと。
で、新しい結果を見つけるっていうところに関しては、個人的には割と早いんですよね、その作業をするスピードというか。そこは割と武器だと思っていて、ただですね、研究っていうのはその結果がどれだけ正しいのか、どれだけ合っているか。
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で、正確性であったりとかっていうところが最後求められる部分になってくるので、そういったところを詰める作業にかなり時間が取られるっていうのが研究の一つの特徴だなと個人的には思ってるんですね。
で、その作業がずっとガーッと続いていて、なので細かい修正があったりとかですね、そういうのでなかなか進んでる感じがあまりないというところが割とメンタルにくるっていうところはありますね。
ただ、その話もだいぶ落ち着いてきて、あとは綺麗な図を作り、論文に貼り、その説明を書きといったような感じで進めていって、月曜日には最低質と。
で、その次の週の審査に向かってラストスパートで発表資料とかを作っていくといったような作業っていうのをどんどんしていくことになります。
なので、あとはもう材料は揃ったと。
なのでそれを最後組み立てていって形にするっていうところに気合を入れて土日を返上で頑張っていきたいと思っているところでございますね。
なので、今日は目覚ましい進歩が感じられないけどすごい重要な作業っていうのを積み重ねてたといった感じでしょうか。
なので、なかなか結果が出ないような作業をしている方もそういう時期なのかなと思いながら頑張っていただければなと思っております。
ここにも苦労している人間がいますので、一緒に頑張りましょう。
ということで、早速今日の本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は寿命を迎えた星が2つ合体して復活したといったようなちょっと面白いお話をしていきたいと思います。
昨日も死んだ星の話させていただいたと思うんですね。
星が死ぬっていうのはどういうことかっていうと、太陽とかっていうのは中心で水素、水平D、米の水素ですね。
水素を核融合でぐちゃぐちゃに混ぜて新しい元素を作るという過程が核融合と呼ばれるんですね。
融合して新しいものにすると。
その核融合っていうのは結局は周りから強い力を受けて無理やり発生させられてるっていうイメージなんですよ。
核融合。読んで字のごとく核が融合するんですね。
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私たちの周りにもたくさんの元素とかがバンバン飛んでるわけなんですけど、目には見えないけどね。
その核同士が普段空気中ではそんなにくっついたりはしない。
ただ周りからめちゃめちゃ強い重力をかけまくると核と核を合体させられる。
そのぐちゃっと合体させるっていう作業が核融合。
水素を核融合させると次はヘリウムができるんですね。
周期表の水平D米の水素の後って水平だからヘリウムじゃないですか。
あれの順番っていうのは核の重さ順になっていて、水素っていうのが融合すると次の段階。
水素と水素が合体してヘリウムができるといったようなのが星の中心で起こってるわけなんですよ。
ある程度水素の核融合を起こすぐらいの重力がある。
それが構成として成り立ってるわけで。
また次ですね。ヘリウムの核融合を起こさせようとすると水素よりも重いから核融合を発生させるための力っていうのがかなり強い力が必要になってくるんですよ。
なのでもしその力が足りないってなると単純に水素の核融合だけして星としての活動を終了すると。
つまりそれで星の最後を迎える。つまり星が死ぬといったようなことになるんですけど。
なのでそういうふうに死んだ星、水素の核融合が終わってヘリウムの核融合がスタートできないような感じで終了した星っていうのが宇宙には漂ってるわけなんですね。
ある領域ではなんと死んだはずの星2つ、これは昨日話した白色惑星ですね。
白色惑星と呼ばれる死んだ星が2つ近くを飛んでいて、お互い軌道上で引き合って何と合体したと奇跡的に。
それが合体するとどうなるかっていうと、単純に2つの星の重さがプラスされると。
そうするとヘリウムの次の核融合を起こす重さに到達して、また星としての活動を迎え始めたというかなり面白い状況になっていると。
なので、この合体によって星として1回死んだはずなのに復活した星が、なんと1万光年先に存在しているというのが発見されたそうです。
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これ、どれぐらい明るいかっていうと、太陽の4万倍ぐらい明るいらしくて、重さっていうのが太陽の1.4倍ぐらい。
だから次の核融合をスタートさせるためには、太陽より少し重いぐらいのところまでいればいいといったような感じみたいですね。
なので、もし宇宙上に存在している死んだ星とかっていうのも奇跡的にまた復活する可能性があるっていう、なかなか面白いお話でした。
しかもこいつですね、あと数千年ぐらいしか生きていられないそうで、短命らしいんですよ、復活したものの。
そいつはなんと最後超新星爆発っていうのを起こすらしいので、そうすると地球からもその光が観測できるようになるかもといったような感じらしいので、超新星爆発するまで数千年待ってみましょうといった感じで、
今日は以上にさせていただきます。
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今日も早速コメント一つ読ませていただきます。
Twitterネームもろさんからいただきました。
10年くらい前、熊本に旅行で行ったとき、ちょうど怪奇日食の部分日食が見えたけど、そのとき空全体が紫になったのは、普段見てる太陽の可視光がほとんど遮られてたからだったんだ。
空が紫になって鳥たちが一斉に騒ぎ出して、世界が終わりを迎えたような感じだった。
というコメントいただきました。ありがとうございます。
結構前に話した、星から飛んできてる光と、大気中で吸収される光の話をしたときのものだと思うんですが、
今は科学が発達して、そういう理由でいろんなところで光が吸収されて、というので説明されるから、そこまで不思議な感じはしないと思うんですけど、
本当に昔とか、いきなりこれが何十年に一回起きたときに、やっぱり世界が終わるとか、たたりだとかっていうところに結びつけたくなりそうな雰囲気が漂いますよね。
どう考えても怪しいんで、太陽がいきなり隠れるだなんてね。
そんな感じで科学が進歩していて、そういうのが理解できるっていうような、今の状況っていうのはかなり恵まれてるのかなと思っております。
こんな感じでですね、TwitterでいただいたコメントはPodcastの中でどんどん紹介させていただきますので、ぜひ皆さんつぶやいていただけると嬉しいです。
12:04
それではまた明日お会いしましょう。
さよなら。あ、そうだ。明日はですね、明日から2本連続で先日コラボレーションさせていただいた、流れ星の研究をされていたNOSさんという方とのコラボ企画っていうのを2話連続で、流れ星の研究とは、といったお話でお送りしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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