00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。今日はですね、銀河の中で、さらに星が密集する領域に関する最新の研究を紹介していきたいと思います。
緊急報告というか、今日はずっと博士論文、今年で学位を取得しようと思っているので、博士論文の、結構この何日かはずっと、とりあえず書けるところからどんどん書いていこうという感じで進めていたんですけど、
ちょっと一旦立ち止まって、どういう作業をしなきゃいけないのかっていうのを見直したりとか、なんかトゥーデューリストみたいなのを書き出したり、あとメインになる研究の考察の部分をちょっと深めてみたりっていうような感じをしてましたね。
博士論文がしっかり受理された場合は、こういうところでも研究の内容とかっていうのはちゃんと皆さんにお話しして、どんなことをやっているかっていうのをお伝えできればいいかなと思っているので、ぜひどんどん聞いていて、宇宙の知識を深めておいていただけると、そのときかなり楽しめるんじゃないかなと思うので、これからもよろしくお願いいたします。
ということで冒頭に書いたように、今回は銀河の中でさらに星が密集する領域のお話ですね。銀河っていうと皆さん、どんなのを想像するのかなっていうのがちょっと疑問なんですけど、私たち自体も天の川銀河って呼ばれる星がぐるぐる回っている領域の円盤の中の一つにいるわけですね。
太陽系っていうのもそこに含まれていると。なので、銀河のこと知らないっていうのは、なんか自分が所属しているその団体を知らないみたいなイメージになるので、銀河ぐらいはちょっと抑えておいたほうがいいんじゃないかなと個人的には思っているところでございます。
その銀河、渦を巻いてぐるぐる天の川って引きで見た時とか他の銀河って中心から星がすごい濃い領域から外側に薄い領域になってて、渦を巻いているみたいなイメージだと思うんですね。
そういうふうに星同士がかなり近い位置にいて、さらに真ん中にある物質に引っ張られているような感じで存在しているのが銀河であると。
そういうふうに星が密集しているところの銀河の中でも、均等に星がまばらにあるっていうよりは、ある一箇所にはすごい星が密集しているところがあったり、ある一箇所ではあんまり星がいないような密であったり疎であったりっていうようなところがあるんですけど、今回はそういう密になっている星が密になっている部分。
銀河の中で星が密になっている部分っていうのをピックアップしてやられた研究があります。
03:05
銀河っていうのは、銀河はいろいろ名前ついてて、今回はNGC5253っていう名前の銀河ですね。
これ天の川とはまた別の銀河になるんですけど、その中にある星が密集しているスーパースタークラスターと呼ばれる領域のお話をしていきたいと思います。
一つの銀河の中には何億って星があったり、この星でいうと100万個以上の星の塊が隠れていると。
星がたくさんいて、それが何億とかあるんですけど、その中で星の塊、スーパースタークラスターと呼ばれるやつが100万個以上も隠れていると。
その中で今回は3つ、NGC5253の中から3つのスーパースタークラスターっていうところを見てあげるという研究ですね。
星がそもそもどうやって生まれるのかっていうところに少し立ち止まってみると、星っていうのは分子雲って呼ばれる
塵とか宇宙に漂っているガスとかが一箇所に密集しているところで生まれるんですね。
そういうゴミみたいなのが一箇所に集まってくると、それ同士がちょっとずつお互いの重力で引き合って一箇所に一つの塊になっていくと。
その一つの塊になっていくと、それが最終的にいろんなものが集まっていって一つの星を形成するみたいなイメージなんですね。
ということで、今回言っている星が密集している領域っていうのはそういう分子雲って呼ばれるところがかなり広くて、その中で一気に星が複数同じ場所でバッと生まれたっていうイメージなわけですね。
つまり、一個一個隣り合っている星っていうのはだいたい同じ年代の星同士、同級生同士の星みたいな感じになっているわけです。
今回、NGC5253っていう星の中で3つの近くにあるスーパースタークラスターっていうのを調べてあげた結果、どうもこのお互いっていうのは
星が固まっている領域同士でさらにだんだんお互いの重力で引き合っているっていうところを観測的に発見したっていうのが今回の研究の結果ですね。
ということは、別のタイミングでできたスーパースタークラスターっていうのが近くに3つあるけど、それがだんだん近づいていって一つの大きいクラスター、大きい星の塊っていうのを作っていきそうだなっていうところが
その様子が実際の観測でわかったっていうのが今回新しい発見になりました。
こうやってお互い影響を及ぼし合うやつっていうのが発見されていく中で、そこがかなり今回キャッチーな部分にはなるんですけど、
06:05
ただ、星のクラスター同士、星の塊同士がくっついてしまった時っていうのは一体どういうことが起きるのか、新しく大きい星が生まれるのか、それともお互いがぶつかって逆にこのようになってしまうのかとか、いろんな説考えられると思うんですね。
なので、こういう星がたくさん密集している領域同士がぶつかった時にどうなるかっていうところが今後の研究の発展の幅になるんじゃないかなっていうところで、今回のお話を以上にしたいと思います。
ということで、今回は天の川ではない別の銀河の中に星が密集しているスーパースタークラスターっていうところを発見した。
で、そいつらがお互い引き合っていて、今後お互い合体していくんじゃないかっていうところの予測が立てられたっていう研究を紹介してみました。
銀河の真ん中に引き寄せられているような渦巻き型をしていると思うんですけど、今回、今年のノーベル賞12月に受賞式があると思いますが、それで受賞する研究の内容の一つが、私たちの天の川銀河の中心にある、中心に超巨大なブラックホールっていうのが発見された。
で、その発見した研究っていうのが今回のノーベル賞の受賞大賞になった研究なので、ぜひそこも押さえておいていただけると嬉しいですね。
2週間前ぐらいのこのポッドキャストでもその内容をお話ししているので、もしよければ探して聞いてみてください。
ということで、今日は銀河についてのお話でした。
この話面白かったなと思ったら、ぜひお手元のポッドキャストアプリでフォローであったりサブスクライブをぜひしていただけると嬉しいです。
番組の感想や質問など、宇宙に関する質問などはTwitterのハッシュタグで募集しております。
ハッシュタグは宇宙話、漢字で宇宙のひらがなで話でよろしくお願いします。
概要欄にInstagram、YouTube等も貼っておきますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。