1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2020-11-05 09:55

28. 太陽系以外の惑星がガンガン見つかってる!遠くの星の周りに土星みーーっけ

今回は遠くの星の周りに発見された土星っぽい星のお話。

TESS衛星は現役でガンガン新しい惑星を発見しています。

これから地球外生命体や、地球に似た星をさらに発見していくことになると思われるTESSの成果、

ここらでしっかり知っておかないとこの先恥をかくかも!?


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元論文

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はい、始まりました佐々木亮の宇宙話。今日はですね、遠くの星の周りに土星を見つけたっていうような研究が出ていたので、今回はそちらを紹介してみたいと思います。
で、今日は1日、研究室、自分は国の研究機関と大学と2つ研究室に所属していて、その打ち合わせが両方とも同じ日にあるので、
木曜日は丸1日打ち合わせ三昧という感じですね。大学の研究室の方は結構同じような研究分野の学生が集まっているので、
先生、教授の方針で研究が全体が進むので、同じ分野の人の話が結構深くまで聞けるみたいなイメージで、
一方で国の研究機関、理科学研究所の方では、アバウトに結構天文学っていうような感じで、結構多岐にわたる分野で皆さん研究をなさっているので、
そっちは幅広く普段聞けないような話っていうのを聞けるっていう意味で、結構いいバランスで2つの研究室の打ち合わせの内容を聞いて、
知識を深められているなっていう印象があります。そんな感じで今日は1日打ち合わせを終えて、この収録をしているという感じですね。
そんな感じで今日は冒頭に話したみたいに、遠くの星で女性っぽい星を見つけましたっていう研究が出ていた内容を、その論文について紹介していきたいと思います。
先日、地球にすごい似た星を見つけたっていうのを、こちらのポッドキャストでも紹介したと思うんですけど、その紹介したのと同じ宇宙にある望遠鏡、人工衛星に搭載されているテスっていう望遠鏡ですね。
テス衛星が発見した研究になります。テス衛星っていうのは、今稼働している太陽系以外の惑星っていうのを見つけてあげようっていうのを主な研究の目的としている人工衛星で、
いろんな太陽系以外の惑星っていうのをどんどん見つけていって、どんどん成果として論文が出ているという、かなり量産されているので、大きいチームで各人、研究者がそれぞれバンバン論文を出していて、かなり現状でも成果が出ている人工衛星になりますね。
今回の研究では、テスっていうので、星を見つけてあげるんですね。いわゆる太陽とかみたいな自分で光っている光勢ってやつを見てあげるんです。
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それをずっと細かい精度で見ていってあげると、人間の目では全然わからないようなすごい小さい幅で定期的に星の明るさっていうのが暗くなって明るくなって、また明るい状態が続いていたらまた一瞬暗くなって明るくなるみたいな規則的な光の変化っていうのが見えるんですね。
そういうのってどういう状況かっていうと、太陽みたいな自分で光っている星があって、それの前を小さい物質が前を通るから、その星の大きさの分だけ光を弱める。
こっちに来ている光の量が弱まって、そいつがまた星の後ろまで行ったら、星全体の光がこっちに飛んでくるっていう意味で光が変化していると。
こういうすごい精度の良い望遠鏡を使って、星のすごい小さな変化を見つけてあげる。
そうすると、それの周りに惑星が存在するんじゃないかっていうのを指摘できるっていうのがテストの観測原理になりますね。
この星に惑星があるぞっていうのを発見してあげてから、もともとの光をどれくらい遮ったかっていうので星の大きさが分かったりだとか、
あとは違う種類の光とかを使ってあげると星の重さとかもわかるので、そういうふうにいろいろ計算してあげると。
そうすると、今回見つかった土星みたいな星っていうのは、大きさが木星の0.80%、大体80%で、重さが木星の37%。
この惑星の話をするときっていうのは、大体地球の何倍とか木星の何倍っていうようなやり方をするんです。
それはもう単純に地球にどれだけ近いかっていう考え方をするか、大きい木星に対してどれくらいの大きさになってるかみたいなのをやってあげると。
中心の星の周りをこの惑星っていうのは35.5日かけて一周する。
1ヶ月間見てると大体1回ぐらい前を通るので暗くなるところが見えるんですね。
表面の温度っていうのが440ケルビン。
なんで木星や土星のようなガスが充満する。
木星とか土星ってそもそもガスでできてるんですけど、そういうガスでできてる惑星においては最も低い温度を示しているように分類されると。
なので遠くの星で土星っぽい星が見つかりましたっていう話。
そいつはどうもこれまで見つかっている惑星の中では最も温度が低い分類の星だろうっていうところが今回の研究の結論になりますね。
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こんな感じで実際に地球に似てる星があったとか言っても、それって結局大きさが大体一緒だったりだとかっていう基準で決まるんですね。
なので実際に細かく見てみると地球に大きさは似てるけどとても住めるような星じゃないとか、土星にすごい似てるけど温度がすごい低いってことは全然違う星じゃないかみたいな話っていうのは結構あるので、
一概にたくさん地球っぽい星がある、土星っぽい星があるっていうことでもないんですね。
っていう感じで、このテス衛星っていうのは今後、現在進行形でバンバンこういう惑星っていうのを見つけているので、今後の続報に期待ですね。
今回この読んだ論文、毎回こうやって概要欄に載せてるんですけど、すごい読みやすくてですね、
簡単にすごいパパッと説明すると、今までたくさんテスっていうのはデータを観測してきましたと。
そのデータ漁りまくりました。
そうするとその中から変化、今まで誰も報告してない変動する光があります。
じゃあこれ惑星見つけましたね。
その星がどんなものか調べました。
そうしたら、あ、土星っぽいですね。
以上っていうこんな感じで、結構長ったらしく書いてる論文とかもあるんですけど、
そういうのに比べると、非常に読みやすく、すごいシンプルな論文だったなっていう印象です。
こういうのがいっぱいあると、一般の人、天文とかを研究してない方でも読みやすい論文っていうのはたくさん出てくるんじゃないかなって思うところはありますね。
もし皆さん、こうやって論文とかにチャレンジしたいなと思ったら、
ぜひ聞いたことあると思うんです。
NatureとかScienceとか、そういう雑誌をチャレンジしてみるのがいいかなと思います。
というのも、ああいうのって、あそこの2つってかなりNatureのScienceもすごい有名な雑誌で、なおかつ世界的にインパクトのある結果しか載らないんですね。
なので、話として非常に目新しくて面白いっていうのが1つ。
あと、その雑誌の方向性、論文の雑誌の方向性として、
分野外の科学者でも読めるようなものにしておこうっていう方向性があるので、すごく噛み砕かれて書かれてます。
専門的な用語をたくさん使わないようにしてあったりだとか、そういうのがあって、なおかつそういう読みやすさで面白さっていうのがあるの。
プラスで揃っているものに関しては、Natureの日本ページに日本語訳も載ってたりします。
なので、日本語で新しい研究見てみるっていうのもありだし、英語にちょっとチャレンジしてみて、今後に活かしていくっていうのも1つの手かなと思います。
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そんな感じで毎日いろんな論文が更新されるので、このポッドキャストではそういう最新の天文学の研究の内容っていうのを紹介していくので、これからもぜひよろしくお願いいたします。
毎日更新してるので、ぜひお手元のポッドキャスト視聴アプリでフォローであったりとかサブスクライブぜひしていただけると嬉しいです。
他にもYouTube、Instagramやってますので、そちらも概要欄に貼っておきます。
番組の感想はTwitterで募集してます。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなですね。
そちらで感想や、あとはこんな話聞いてみたいとか、この解説お願いしますっていう質問も募集してますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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