1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2020-11-13 08:16

35. 毎秒24kmでこちらに近づいてきている?隣の銀河の様子を覗いちゃう

宇宙のお隣さんは、規格外なほど離れています。

300万光年先にあるお隣の銀河。

こいつが徐々にこちらに近づいてきているとか。

そんな銀河の中にある若い星たちの光の性質を捉えた研究が発表されました。


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元論文

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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙ばなし。今日はですね、隣の銀河を覗いてあげて、新しい情報を発見したっていう最新の研究を、論文をベースに紹介していきたいと思います。
隣の銀河、どのぐらい近いか、どのぐらいのスピードで動いているのか、そんな感じの情報が盛りだくさんなので、ぜひ注目してください。
で、恒例の緊急報告になりますが、今日は研究ずっとしていて、基本的には博士論文を進めるのと、登校論文っていうのを進めるみたいな、2本立てでずっと進めておりますが、
今月の末にですね、大学の研究発表会みたいなのがあって、それに参加することになっているので、それの発表資料みたいなのを整理して、で、オンライン発表でいろいろ調整が必要だからということで、
発表資料を先に送って、調整してもらっているみたいな段階になっています。なので、今日は資料を作ったり、論文を書いたり、わりと忙しい1日を過ごさせていただきました。
で、あとは夕方にYouTubeを更新して、今回は宇宙とAIっていうような、ちょっと未来っぽい話をしてみたので、ぜひそちらも概要欄の方にリンクを貼っておくので、ぜひご覧ください。
はい、ということで、じゃあ今日の本題に行きましょう。今日の本題は、隣の銀河の様子を覗いてみようっていうテーマでお送りします。
で、今回研究の対象になっているのが、M33という、私たちがいる天の川銀河の隣にある星ですね。
隣にある銀河になります。この銀河、M33という銀河、写真を見るとすごい綺麗な画像をしているので、ぜひこのポッドキャストを聞きながら、手が動かせる方はですね、M33銀河で調べていただけると、すごい綺麗な様子が見れると思います。
で、隣の銀河、隣の銀河と言ってるんですが、実際どのぐらいの隣かっていうと、私たちの天の川から、地球からの距離っていうのは約300万光年です。
300万光年先がお隣さんなんて、めちゃめちゃ田舎町みたいなもんですよね。お隣どこみたいな。300万光年先みたいな。わけわかんない数字で。
で、この銀河ね、めちゃめちゃ面白い話っていうのが、この銀河、毎秒24kmで、私たちのこの天の川銀河に近づいているらしいんですね。毎秒24km。どうですか?
めちゃめちゃ速いですよね。速いのはわかるんですよ。地球上だったら速いのがわかるんですけど、宇宙でこの速度で移動しているっていうところが、果たしてどれだけスピーディなものなのかっていうところは、もう何回かこのポッドキャストでも紹介しているところなんですが、うーんと、わからんと。ピンとこないと。
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で、じゃあ近づいてきてるんだったら、そのうちぶつかるんでしょっていうところがあって、じゃあいつぶつかるのか。M33が私たちの天の川銀河にぶつかるタイミングは40億年後です。そういうことです。多分遅いです。わからないですけど。
なので、この隣の銀河めっちゃ近づいてきてると。だからぶつかるらしいよ。ただ40億年後だからいいでしょうと。気にしないで生活していきましょう。これもあれですね。都市伝説というか、小学校のときにハワイが年間3センチずつ日本に近づいてるって言われた記憶があるんですけど、その類の話に近いかなって個人的には考えてますね。
で、そういう銀河があって、銀河っていうのは基本的には数億個の星が集まってできた集合体なんですよ。で、その銀河の中でも満遍なく星が広がってるわけではなくて、星段って言われる一箇所一箇所にすごい星が密になってる点っていうのがあったりするんですね。
そういうところっていうのは、だいたい同じタイミングでできた星が近くにずっといるという感じになっていて、そういうのは比較的に若い星だと言われています。で、今回はその隣のM33っていう銀河の中の若い星が集まってる星段526個っていうのをピックアップして、そこから出る光の情報をいくつか集めたっていう研究をしています。
で、この研究では電波と赤外線と可視光線っていう3つの光の種類を使いました。可視光線っていうのはいわゆるその私たちが目で見えている光ですね。で、あとは電波赤外線っていうのは可視光の光、目に見える光って虹とかに分けると赤から紫を示すじゃないですか。
その赤より外、光っていうのは波なので赤よりも波長が長い波がすごい緩くなっているものを赤外線、赤外だからですね。で、それよりもさらに波長が長いもの。
だから携帯の通信とかに使ってるものっていうのを電波と呼んで、その3つの光がどういう強さでこっちに飛んできてるかっていうのを測定してあげたんですね。
で、こういうふうに複数の星、光の種類っていうのを見てあげると、星がどういう状態なのか、どんな温度でどんなふうに星が今できている状態なのかっていうのが分かるんですが、今回この3つの光を見てあげた結果、
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結局は光、可視光で明るいものっていうのは電波でも明るいし赤外線でも明るい。結局は明るい星は全部明るいみたいな。そんな傾向が現れたそうなんですね。
で、これに関しては初めてこういう相関が得られたっていうのはあるんですが、これがどうのこうのっていうところまではちょっと今回の論文ではたどり着いていなかった。
初めて銀河の中でこういう傾向が見えたから、今後別の銀河で見たときに同じような傾向が見えるのかどうかっていうところが深掘りされるような研究なんじゃないかなと思っております。
なので今後こういうこの論文を使った続報みたいなのが出てくると銀河への理解っていうのがかなり深まるのかなと思いますね。
ということで今回は隣の私たちがいる天の川銀河の隣のM33というきれいな銀河がどういう状況になっているのか、そしてそいつがちょっとずつこっちに近づいてきているぞっていうお話を紹介いたしました。
今週末はですね宇宙飛行士の野口さんがスペースXが作ったクルードラゴンに乗って国際宇宙ステーションに行くっていう大イベントがありますのでぜひ皆さんチェックしてみるといいかなと思います。
そのYouTubeでもちょっと撮って明日あげようかなって考えている最中ですね。
今回の話面白かったなと思ったら是非お手元のポッドキャスト視聴アプリで登録でフォローであったりチャンネル登録よろしくお願いいたします。
番組の感想や質問などはですねTwitterのハッシュタグで募集しております。
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すぐ見に行きますね。
ということで今日の配信は以上になります。また明日お会いしましょう。さようなら。
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