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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。
今日はですね、私たちがいる天の川銀河の中心にあるブラックホールの近くを回る星っていうちょっとコアな話をしていきたいと思います。
これ実は収録2回目でですね、1回目の本当に最後の最後挨拶ぐらいのところで、大学のチャイムが鳴って邪魔をされるっていうことがあったので、もうこれで2回目になります。
なのでもうちょっとわかりやすく話せるんじゃないかなと思いますね。
はい、で、まあ恒例の近況報告というところで言うと、まあ相変わらず白紙論文を書き書きしているところで、
まあちょっとこの1週間っていうのは、その議論の中心になるであろう計算の層が合ってるかどうかっていうところを結構細かく見ていたような1週間になりましたね。
まあまだ明日もあるんですけど、まあそれでようやく落ち着いてきたかなっていうところと、
まあ自分自身この3月の白紙号取得っていうのを目指していて、それのもう取得終わった後、審査が終わった後の学会とかの参加申し込みとかも実は今から結構もう始まっているので、
それの申し込み書とか、なんか申し込み用の文章みたいなのを出さなきゃいけないんですけど、A4一枚の、そういったものの文章書きとかっていうのもやっておりました。
そうですね、なかなか忙しい日々を過ごさせていただいております。
ということで、まあ近況報告はこれぐらいにして、実際に本題の天の川銀河にあるブラックホールの近くの星についてのお話をしていこうと思います。
で、これ実は多分このポッドキャストでも先日のノーベル物理学賞の発表があったときに、ブラックホールの話させていただいたと思うんですよね。
私たちの銀河の中心にはブラックホールがあって、そのブラックホールっていうのは周りの星がブラックホールに惹かれているように見えるからブラックホールがあると考えられているという話ですね。
これってどういうことかというと、星っていうのは基本的には何か大きいものの周りをぐるぐる回っていたりだとか、単独で存在しているというところがあるんですけど、その場合、星っていうのは何も変わらず同じペースで回り続けたり、同じペースで動き続けたりするはずなんですね。
で、この天の川銀河の中心の方向を見てあげてても、基本的にはその銀河がぐるぐる回る様子で綺麗に動いている星ばかりなんですが、その中で変な動きをする、見えない何かに引っ張られているような動きをするっていう星がいくつか見つかって、そこからこういろいろ計算を広げていくとどうもブラックホールが近くにありそうだなっていうところが計算から見えてきたと。
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で、それの発見の功績っていうのが称えられて、今回のノーベル物理学賞の受賞になったっていうところが研究の背景としてあります。
で、これ余談なんですけど、夏の夜に天の川って言って空に見える星っていうのは、星っていうか光の帯ですね。
光の帯っていうのは、あれは天の川銀河の中心の方向を見てるんです。中心の方向を見ると、私たちっていうのは天の川銀河の外側から3分の1とか3分の2ぐらいのところにいて、なので外側にある星の方が少なくて、内側にある星の方がたくさんあるんですよ。
なので夏の夜の空っていうのは、その天の川銀河の中心方向を向いている。一方で他の季節の時、例えば冬とかっていうのは逆方向だったり違う方向を向いているので、あの光の帯が見えてこないっていうところがあるんですね。
そういう背景があって、夏の夜空に天の川が輝いていると。
ということで、余談は去っておき、今回その中心のブラックホールの近くの星ってどういうことかっていうと、これは結論なんですね。
実はそこの近くに星があるぞっていうのを今回の研究で新しく発見できた。
どうやって発見したかっていうと、ブラックホールがあるとされる位置の星の近くをX線と赤外線っていう2つの光を使って観測してあげたんですね。
そうすると、その2つの光で何年も観測していると定期的に光がポッポッと明るくなるタイミングがある。
この明るくなるタイミングが何によって引き起こされているのかっていうところを詳しく調べてあげたっていうのが今回紹介する研究で、
これを色々X線という赤外線というこの2つの光の種類を比較したりだとか、細かい光の種類っていうのを見てあげた結果、
ブラックホールの光が出れない半径みたいなのがあるんですよ。
中心の重さがどれ、星の重さがどれぐらいで重力がこれぐらい強いからここより外じゃないと光が全部吸い込まれてしまいますよっていうラインがあって、
そのラインの3.3倍、中心からの3.3倍のところに星があるっていうことが今回の研究で分かりました。
ここにある星が定期的にこのブラックホールに吸い込まれそうになったりとか、
あとブラックホールの重力で光が歪められてみたいなのを経て、私たちの方に光の情報が届く。
それのおかげで定期的に明るくなったり暗くなったりっていうところが繰り返されてっていうことが論文の中で明らかになったっていうことですね。
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結構この中心にブラックホールがあるっていうのが分かったり、天の川銀河、そもそも私たちがいる星のこの系の中なので、
すみません、外の風が強いですね。
なので結構調べられてるはずなのに、今現在でも天の川銀河の中ではかなり新しい情報っていうのを見つかってきているので、
今後の研究の発展にも期待が高まるところであります。
ということで今回は天の川銀河の中心にあるブラックホールの近くにある星について紹介させていただきました。
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ということでまた明日お会いしましょう。
さようなら。
あ、すいません。
今日YouTube更新しました。
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それではさようなら。