1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 889. 宇宙で心臓がちっちゃく..
2023-03-18 13:51

889. 宇宙で心臓がちっちゃくなる?重力が大事すぎてびっくりするハナシ

宇宙ではさまざまな人工物を生成している!人口の脳に人口の細胞!?

そんな中で人体はやっぱり無重力に向いていないかもという心臓の研究をもとに、それに抗う研究がスタートしました。


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ソース

https://www.labroots.com/trending/space/24845/heart-tissue-on-a-chip-heading-international-space-station-2


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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、宇宙空間での心臓の役割、そんなお話をしていきたいと思います。
最近、人工の脳の話をしたりして、結構評判が良かったので、私たちの体を支えている最も重要な部分の一つ、
心臓が無重力空間に行くとどうなってしまうのか、そのあたりの話を、最新の研究を一緒にお話ししていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イクネーション。
2023年3月18日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日エピソードが889を迎えるというところで、1日10分で1話完結で、宇宙の話を無編集でお届けしております。
なのでね、気になるタイトルから聞いていただくのがいいかなと思っていて、そのタイトル聞いていただいた後に、面白ければぜひチャンネル登録していただいて、最新のエピソードまで聞いていただけたら嬉しいです。
ということで、889話、今回お届けするのは、宇宙空間で行う心臓の実験ですね。 心臓、もう僕たちの体を支えている心臓の話を今日はしていきたいと思います。
で、なんで今回、この宇宙での心臓の実験についてピックアップするかっていうと、 前回、前々回で金松株式会社っていう、総合商社ですね。
宇宙空間へのチャレンジを目指している金松の高田さんという方に来ていただいて、宇宙空間の利用について妄想トークを繰り広げさせていただいたわけですよ。
その中で、人工の脳みそを作る実験やってるらしい、みたいな話って聞いたことあると思うんですよね。聞いたと思うんですよ。
で、その中で、Twitterとかでも結構反応が良くて、「人工の脳!?マジで!?」みたいなぐらいまで来てるんだなっていうところの驚きが大きいなぁと思ったので、
ちょっと脳みその話しようと思ったんですけど、綺麗に話せそうなちょっと文献が今のところ見当たらないという状況なので、
脳みそぐらいインパクトがある話したいなぁと思ったら、「お!心臓だ!」みたいな。心臓の実験やってるみたいな。
しかもこれ、こないだ打ち上がったSpaceXのロケットに乗せて宇宙まで運ばれていった実験なので、結構新しい、
今まさに最先端の人体の研究であるというところが結構面白い部分かなというふうに思ってます。
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で、なんでこれ心臓を研究するのかっていうところで言うと、今後、私たち人類って宇宙に出ていくことが多いと。
今って基本的には、宇宙ステーションに5人とかの宇宙飛行士、クルーがいて、
彼らが定常的に宇宙空間にいるだけで、他の人っていないですよね、基本的には。
そんな中で、今後、今、アルテミス計画っていう月を探査していくミッション、アポロ計画に続いてどんどん進んできてます。
世界中の宇宙機関、NASAを中心にして進んでいて、で、それのおかげで10年後とかには、
1000人とか月面に住んでいるような世界っていうのが想像されながら宇宙開発っていうのが進んでいる状況なんですよね。
そうなってきた時に、やっぱ無重力だったり、月面だったら6分の1の重力、地球に対してね。
っていうところで、一体人体にどういう影響が出るのか、またもし影響が出るんだったら、それを守るような役割、対策っていうところを事前に打っておかないといけないわけですよ。
そういったところで、1個注目されているのは心臓ですね。心臓。
なんでかっていうと、これ不思議なことに、宇宙空間に行った宇宙飛行士、これ地球に帰ってきた時に、心臓の大きさを測ったところ、
なんと心臓が小さくなっているという、そういう研究結果が実は過去に出てるんですよ。
これなかなかすごくて、特に左心室っていう、心臓って4つの部分に分かれてるじゃないですか。
その左心室が顕著に小さくなっているっていう状況が分かったっていうところらしいんですね。
宇宙飛行士っていうのは、基本的には毎日毎日運動をすることも、これトレーニングじゃないや、業務の一つになってるんですよ。
これはもちろん、彼らの体を守る意味っていうのもありますし、それだけじゃなくて、
やっぱり、宇宙空間にいることで人体にどういう影響が出るのかっていうところを研究し続けてきた結果、
重力がかからないと足腰が弱くなっちゃう、筋力が低下してしまうっていうのが分かっているからこそ、
宇宙空間でのトレーニングっていうのは重要視されていると。
あとは、ちょっと前にポッドキャストでも、ちょっと前じゃないか、結構前かな、話したんだけど、
骨粗傷症とかになりやすい、重力が体にかかっていることによって、骨にも一定ずっと負荷がかかっている状態なんですね。
そうすると、骨も自分自身を支えなきゃいけないっていうような働きが出て、それによって体がガシッと締まっているみたいな状態に対して、
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無重力空間に行くと、重力の負荷がかからなくなるっていうところになって、
骨からカルシウムが溶け出すみたいな、そういう状態に陥ってしまうらしいんですね。
これによって、骨が薄くなる、骨粗傷症になるっていうところがあったりとか、
で、その溶け出したカルシウムどこに行くんだっていうと、やっぱ血液とかそういったところに流れていって、
どうなるかっていうと、尿路血跡とかっていうような症状を出しやすいっていうのが、実は過去の研究でわかってるんですよね。
そういった感じで、体への悪影響っていうのは強い中で、やっぱりそうすると体を守るために、
1日あたり2時間とか、1時間とか2時間のトレーニングっていうのをずっと続けていくっていうのが、業務の中に含まれているわけですよ。
という中で、いろいろやっていたところ、新たに内臓にも影響が出ていることがわかって、心臓が萎縮していってるっていうところ。
で、これ本当に1週間あたりでこんぐらい減ってるみたいなぐらい、顕著にわかるぐらいちっちゃくなっていくらしいんですね。
こういったところで、やっぱ心臓にも重力がないっていう状態は結構悪影響を及ぼすというところがわかるんですよ。
で、じゃあ、そういうのに対して対策をしていこうっていうのが実際に今の宇宙開発とか、宇宙実験の段階になっていて、
で、今回、スペースXのロケット、スペースXってイーロン・マスクが持ってる超巨大宇宙企業ですね。
宇宙話好きの皆さんには、もう本当にね、皆さんだったらスペースXぐらい知ってるよっていうかもしれないですけど、
この番組は基本的には初めて聞いた人も楽しんでもらいたいというところになってるんで、そのあたりだけは気にしないで聞いていただけたらと思うわけなんですが、
で、それでスペースXのロケット、もうどんどんどんどん打ち上がってるんですよ。このペースで打ち上げてて、日本、失敗してていいのか?みたいな雰囲気にはなるんですけど、
そんな中で、3月の上旬に、2022年3月の中旬とか上旬に打ち上げられた実験装置の中の一つに、
心臓の細胞が無重力空間でどうなるのかっていうような実験が組み込まれていたという、そういうお話ですね。
で、実際に今回この心臓の細胞っていうのを持っていって、心臓の細胞の中にあるミトコンドリアっていうところですね。
これ、ミトコンドリアは細胞の中のいわゆる電源みたいな、エネルギーを供給する大元みたいな役割を担ってるんですよ。
で、それの働きをどういう、働きをどういうふうになるのかっていうところを無重力空間で確認する実験がスタートしていて、
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で、それだけじゃなくて、選ばれた3種類の医薬品が与えられた心臓の細胞っていうのも、これだから今後の宇宙空間での心臓の細胞に対する特効薬というか、
効果があるんじゃないかって言われるようなものに使えそうな薬っていうのをつけられた心臓の細胞っていうのも送られていて、
じゃあ実際に無重力空間に持っていって、一定の間、無重力の中で心臓の細胞っていうのがどういうふうな働きをするのかっていうのを見て、
で、じゃあそれを持って帰ってきた時に、その比較をすることによって、この薬剤はこういう性能があるからいいみたいな。
で、逆にやっぱり心臓ってほっといたらこうなるんだ、みたいなところの多角的な視点が得られてくるっていうところが見込まれて、今回の研究進んでいるんだろうなというような感じですね。
今後、長期的に、長期間、宇宙空間に行くっていうことが、本当に宇宙飛行士にとってだけではなくて、一般の人、もちろん僕も含めですね、皆さんもそうですね。
宇宙に行けるタイミング、チャンスっていうのはどんどん回ってくると思うんですよ。
そんな中で、じゃあ人体が本当に地球から出ていっても大丈夫なのかっていうところは、今後どんどん注目されていく部分だと思うので、
宇宙医療の面でもね、結構いろいろこれからお話ししていければというふうに思っております。
ということで、今回は無重力空間に持っていかれた心臓、これがどうなるのか、最新の研究をもとにお話しさせていただきました。
人工の脳もびっくりしたと思うんですけど、心臓にそんな影響がっていうような部分もあると思うので、そういった感想をぜひですね、
Twitterのハッシュタグでつけてつぶやいていただけたら嬉しいなと思っております。
はい、そんな感じでですね、今回のお話以上にしていこうと思うんですけど、今日実は3月18日といえば、
これね、1年前僕も撮らせていただきました、ジャパンポッドキャスターアワードの第4回が開催されます。
いやー、僕は今回何もね、ノミネートされてないので、悔しい気持ちはすごくあるんですけど、
まあそれでも、こっからまたスターが生まれてくると思うと、なかなかワクワクする日ではあるなーっていうところをすごく感じております。
まあそれの発表が、きっとこれを聴いている最中なのか、聴いた後に来るのか、またまた聴く前、ん?
違うか、発表された後に聴いている人もいるかなと思うんですけど、まあ誰が選ばれるのかですね、皆さんちょっとワクワクして見ていただけたらいいんじゃないかなと思います。
で、去年の受賞、一応受賞させてもらってるので、去年、あのー、アフターパーティーなるものにですね、呼んでいただいていると。
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Twitterでこう、Spotify for Podcasterだっけ?スポポ?あのー、今までアンカーって呼ばれてたポッドキャストを作るソフトみたいのがあるんですけど、アップロードするやつ。
それでみんな配信してるんですよ、結構。で、そのアカウントから、まあポッドキャスターさんお招きします、みたいな連絡があって、ポッドキャストやってる人はもしかしたら見かけたかなと思うんですよ。
一体どなたが当選して、どなたが来るのかなっていうのは、まあ会場行ったらわかるのかなと思うんですけど、まあそんな感じで他のポッドキャスターさんに会うのも楽しみにしております。
あの一緒に、ポッドキャストアワー、あのSpotifyネクストクリエイター賞を受賞した番組もちらほら来ると聞いているので、楽しみだなぁというところと、
去年みたいにズーズーしくいろんな人の音声でも取ってこようかなぁみたいな、ね、よくあんなズーズーしいことできたなってすげー思うんですけど、
ぜひあの1年前のエピソードとか聞いていただけると、ゆる言語学とかにコメントグイってもらいに行ってるズーズーしぼくの感じが伝わるかなと思うので、ぜひそこらへん聞いてみてください。
ということで、そんな感じでポッドキャスト業界も盛り上がってるので、僕ももうちょっと頑張っていきたいなというふうに思っている、そんな回でございました。
それでは、じゃあゆっくり皆さん週末過ごしていただけたらと思います。
今回の話も面白いなぁと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューよろしくお願い致します。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しております。
じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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