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2023-03-02 13:17

873. 宇宙でのAI活用がアツい!宇宙インフラができるまでAIが支える衛星データ

「人工衛星飛ばしたのに、全部のデータ使えないの!?」そんな問題にお困りのあなた。AI活用しませんか?

めちゃめちゃ胡散臭い感じで書いてみましたが、こんなことが実際にあるんです。

理想的にはワープスペースみたいな会社が作る光通信によって、全部の人工衛星のデータが地上に送れレバいいんですが、そうもいかず。そんな時にAI活用!


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ソース

https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230227-2_j.html


00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、宇宙開発で活用されるAIに関するお話です。
今、まさに人工衛星を活用したビジネスの場で、課題になっているところをAIが解決してくれる。
実は、その先の未来にはもっと素敵な宇宙空間のインフラの設計がある、みたいなそういうところで身近な課題解決と将来計画、みたいなところを合わせてお話ししていこうと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1, Ignition.
Space to the black hole.
笹木亮の宇宙話
2023年3月2日始まりました、笹木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の梁が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが873話目を迎えているというところで、基本的に1日10分でお話しさせていただいているので、1話完結ですね、無編集でお届けしてます。
好きなタイトルだったり、気になるタイトルっていうのを見つけて、もし聞いてみて面白かったらぜひフォローとかしていただけたらと思います。
ということで、早速今日の本題いきましょうか。
今日の本題は、宇宙空間から効率的にデータを持ってくるための連携をJAXAとNTTがスタートしたっていうところのお話をしていきたいと思います。
今回はJAXAとNTTがどうのこうのするっていうよりは、こういうプレスリリースが出ていたので、このニュースに関連して人工衛星のデータの扱い方みたいなところに、今どういう課題があって、それをどう解決しようとする宇宙業界の流れがあるかっていうところのお話をしていこうかなと思ってるんですね。
そもそも最近って、人工衛星かなりの数打ち上がってると、もう過去の宇宙開発のペースとは比にならないぐらいのペースで、どんどんどんどん人工衛星が打ち上がってる。
これは、人工衛星を作るコストが下がったっていうところだったり、そのコストが下がった要因には、だんだん実現可能なレベルまでなってきたからこそ、みんなが打ち上げたいと思い始めて、そうすると需要が増えてくるとか、価格も落とせるみたいなところで落ちてきている。
そして、人工衛星を独自で、例えば会社だったりとか研究室だったりとか、そういう小さい単位で打ち上げるっていう需要が高まってきていて、なおかつロケットを打ち上げていくっていうハードルが下がっている。
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この両方もまた相乗効果を生んで、どんどんどんどん価格を下げられてるっていうような、そういう良い流れができてきてるんですよ。
ただ、その中で問題になるのは、人工衛星飛ばしました。で、飛ばした後に、例えば地球を観測する。地球のこう、例えばある地域をずっと観測する人工衛星なんですって言っても、そのデータを全部地上に持ってこれるかっていうと、実はこれそうではないんですよね。
これ多分、先週ぐらいかな、世界の10個の熱い宇宙企業、10 hottest companies っていうところに、日本のワープスペースっていう会社が選ばれましたっていう話を紹介したじゃないですか。
このポッドキャストにも準レギュラーで出てくれているヒロが、USAのCEOをやっている。その会社が、宇宙空間でのインフラを作る。宇宙空間で具体的には光通信と呼ばれる技術を使って、人工衛星、いろんな人工衛星から光通信で大量のデータを受け取って、
その大量のデータを地上に大量に落とすことによって、今まで転送しきれなかったデータまで送ることができるようになりますっていう話したじゃないですか。
この時に話をしたように、ぜひですね、その回も聞いてもらいたいなと思うんですが、その時に話したように、人工衛星が取ったデータっていうのを全て地上に下ろすっていうのは、人工衛星と地上との通信のやり方だったりとか、通信のペースとか、そういったところから見ると難しいんですよ。
そういう課題があるから、理想的な形は、全部人工衛星のデータを地上に下ろせるっていう状態だからこそ、その理想的な状態を叶えるために、ワープスペースだったりっていうのが、通信も、いわゆるインフラを作っているっていう、そういう状況なんですよね。
ただ、インフラって聞いたら、鉄道とか道路とか想像するじゃないですか。そこからちゃんと想像してほしいんですけど、じゃあ道路作ります、鉄道作りますってなったら、すぐできないじゃないですか。
じゃあ1年後にできますって言われたら、そうではなくて、やっぱりそのシステムができて、そこを利用する場が増えてきて、どんどんどんどん良くなっていくみたいな形で、やっぱり先の長いプロジェクトにはなってしまうんですよね。
そんな中で、じゃあそれまで不自由な衛星のデータ全部下ろせないけど、下ろせる分だけ下ろそっか、みたいなことをやっていていいのかと。
もったいないじゃないですか。そこで損されるデータっていうのが。だからどうしようかって考えた時に、人工衛星を打ち上げるのは何かしら目的があるから、その目的に沿ったデータだけを、
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効率よく人工衛星の上で、自分たちが使いたそうなデータだけを選別して、選別した内容だけ地上に下ろすっていうようなデータ技術の処理っていうのが最近考えられてるんですね。
これがよくAIとかを使った宇宙のデータセンターだったり、データ処理技術、エッジコンピューティングとかっていう風に、いろんな言葉で言われるような部分ですね。
そういったのを作っていこうというような動きがどんどん出てます。
簡単に言うと、人工衛星に乗っているパソコンみたいなものがあると。そのパソコンの中に自分たちが欲しいデータを選別するためのAIとかを搭載するんですね。
AIじゃなくてもちろんルールとかいろいろあるんですけど、そういうシステムを導入すると。
そうすると、例えば100枚画像を取ったうち、まず半分は使い物にならないデータ。
残りの半分、50個っていうのが使えるデータのうち、人工衛星から地上には、言うて30ぐらいしか送れません。
この50個の中で有用そうなもの、自分たちが一番活用できて、その後どんどん使えそうなデータっていうのをコンピューターに判断させて、ランキングみたいなのをつけて優先順位につけて送りましょうというような、
そういうAIの開発だったりとか、そのAIを乗せるための計算機の環境とか、そういったところを作っていこうという動きが出ている。
そしてそれを他でもいろいろやってるけど、JAXAとNTTの連携でそこもやっていこうっていうような動きが出ているっていう、そういう感じですね。
これが結構宇宙ビジネスというか、ビジネス以外にも天文の業界だったりとかにも結構応用できる部分なのかなと思うんですね。
なのでこういうのがどんどんどんどん増えていく。今まで地上でAI活用がどうのこうのって言ってたやつは、ちゃんと宇宙にも波及効果をもたらしていて、
一時期のAI乗せたら何でも解決するみたいな夢物語ではなくて、今こういう課題があるからAIを乗せることによってこんな課題が解決できる。
理想はもっと先にあるけどね、みたいな。そういった使い方がされるのってすごい健全だなと思ったので、今回のニュースこうやって紹介してみたっていう感じですね。
たぶんきっと身の回り、皆さんの仕事だったりとか生活の中でもAI活用の話題って結構出てくると思うんですよ。
そういったところでなんかへって思わないで、宇宙では実はこういう使い方してるんだっていうのを例えば参考に皆さんの場に落とし込んでいくみたいな。
そういったとこしたらちょっと面白いんじゃないかなと思ってるんで、ちょっとこういう一例があるよっていうお話をさせていただきました。
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これからどんどん宇宙空間から地球を観測することによって災害の対策だったりとか、あとはそれこそ農業とかにも使われたりとかっていうところで、
逆にどんどん宇宙に行くことが目的とかそういうのになっていたところから、自分たちの生活が気づいたら宇宙から支えられてるみたいな、そういう状況も作れ得ると思うんですよね。
そうなりつつあるっていうところがあるんで、今宇宙話聞いていろいろ話をインプットしてるのは、
世の中の基盤になるような仕組みっていうのが、どんどんどんどん現実に向かってるっていうところを実感してもらえるいい機会なのかなと思ってるんで、
そんな目線で聞いていただくのも面白いかなと思っております。
そんな感じでですね、今回はJAXAとNTTのそういったエッジコンピューティングみたいなところの連携の話から、
ちょっと衛星とか宇宙ビジネス全体の課題とそれに対するアプローチみたいなところでお話しさせていただきました。
本題こんな感じなんですけど、なんと今日3月2日なんですが、
2023年の3月4日に大阪で行われるポッドキャストイベントですね、ポッドキャストフリークスっていうところに出演してまいります。
ということで、ポッドキャストで東京以外というか大阪関西方面に進出するのは初ということでね、結構ワクワクしてますよ。
もうなんか、基本的には楽しむだけかなと思いつつ、2回ぐらい登壇させてもらうんで、そこはちょっと緊張ですね。
チケットが、だってなんだかんだで多分こう演者の人も聞きに来るけど、ステージに乗る人とかも。
でも結局お客さん、ピュアにお客さんだけってなっても有料のチケットで100ぐらいはもう完売してる状態なんですよね。
だからお金を払って実際に来てる方に対してどういうなんか面白い時間が提供できるのかみたいな、そこをちょっとがっつりちゃんと考えていろいろやっていけたらなというふうに思っております。
話す内容とかはもう、ベストオブベストっていうポッドキャストとお話しする内容と、あとは科学系のポッドキャストの再演トークっていう番組ですね。
こちらのレンさんと科学系の話をするみたいなところと2段階あるんで、ここ決まってるんでね、何話すかも。
あとは当日の雰囲気と、和術。めっちゃハードル上げるなみたいな。
きっとポッドキャスト聞いてくれてるね、宇宙話聞いてくれてるあなたも来てくれる人何かいるかなと思うので、ちょっと本番というか会場で見かけたらぜひお声掛けしていただけたら嬉しいなと思っております。
で、当日の様子とかレポート知りたいよっていう方だったりとか、あとは当日行けないけどこの人いるからこの人とちょっと喋ってる音源出してくれよみたいなところとか、そういったリクエストジャンジャンお待ちしてます。
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そのリクエストをもとにですね、会場でその人勝手にバッて捕まえてちょっと音源取っていいですかみたいな、宇宙話のファンが聞きたいって言ってるんでみたいな最強の小魅力を発揮してですね、皆さんにその方の肉声をお届けできればなと思ってるのでリクエストだったりとか、あとは質問とかでも何でもいいですね。
もしかしたらステージで回答できる部分もあったりすると思うので、そのあたりぜひ楽しみにしておいてください。帰ってきた後に現地レポートみたいな感じでお話しするので、その回もぜひ楽しみにしてください。3月5日とか6日とかに更新する感じかなと思います。ぜひ楽しみにしておいてください。
ということで今回のお話は以上になります。今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォローボタンの下にある星マークですね。こちらからレビューいただけたら嬉しいです。番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので、ジャンジャンお寄せいただけたら嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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