1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 887. 宇宙利用を、妄想しろ!..
2023-03-16 15:41

887. 宇宙利用を、妄想しろ!【兼松】【国際宇宙ステーション】

宇宙を妄想しろ!をテーマに、国際宇宙ステーション・民間宇宙ステーションを利用してどんな実験やどんな取り組みができるかを、

大分県の宇宙港からSierraの宇宙往還船ドリームチェイサーを運行しようとしている兼松の高田さんをゲストに、一緒に妄想しました。


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ソース

https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230208-1_j.html


00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回はスペシャルゲスト会というところで、2回目の登場ですね。
総合賞者の金松から高田さんに来ていただいております。 金松は大分県の宇宙港から、宇宙と地球を行き来するような
王冠船っていうのを、シエラスペース車と一緒に作っている。 まあそういうところがある背景の中で、今回は宇宙空間をどう利用していくか
っていうところのお話ですね。メインは宇宙ステーションだったりっていうところになって、もうずーっと2人でこんなことできたらいいよねみたいな、こういう事例があってみたいなところを妄想してお話ししております。
特に面白いなぁと思ったのは、途中で聞いた人工、人間の手で作る脳の話ですね。 これはまさに宇宙らしさのある研究だなぁと思ったので、今回はこちらお話ししていきたいと
思っております。ぜひ最後までお付き合いください。
ということで、今回はスペシャルゲストに登場していただくというところで、2回目の登場ですね。
金松から高田さんに来ていただいてます。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
お久しぶりです。お久しぶりです。すみません、また乱入させていただきます。 いやいやいや、もう最近もこう宇宙業界を駆け回っているっていうのを聞いてるので、
ちょっとそのあたりのアップデートとか聞かせていただけたらなというふうに思ってます。 ありがとうございます。昨年の12月に日本航空さん、JALさんとも連携を発表させていただいて、
ドリームチェーサー、宇宙環境を大分にいかにして着陸できるかっていうところの検討をしている中で、
2月にJAXAさんの希望利用シンポジウムにも登壇させていただいて、宇宙ステーションでどんな利用ができるかとか、ポストISSでどんな利用が生まれるかっていうお話の文脈を今日、
佐々木さんと頭を柔らかくできたら面白いかなと思って、参上しました。 よろしくお願いします。お願いします。
なんか、どうしよう、1個目の方のリリースは多分僕、ポッドキャストで紹介させていただいたような気がしていて、
ありがとうございます。はい、なんかやっぱ大分県、もちろん大分県の方にも出てもらったし、なんならあの、航行できるっていう話まで教育担当の方に出ていただいたりとかで、
結構こう、面白い動きを生の声で聞けたなっていうポッドキャストの中で、っていう状況があると思っているので、僕は結構興味があるんですよ、ここって。
ありがとうございます。 これはもう今まで大分県とシェラスペースと金松で合同でやっていたところに、新たに日本航空が入ってきたっていう状態なんですか?
03:01
そうです。チャラさんも参画いただいて。 うーん、もうじゃあこう、
なんだ、やっぱ国内で空港利用っていうところの面もあるから、日本航空の協力があると、よりこう、広げやすくなるというか、利用促進とかにつなげやすいなっていう意味合いもあったりするんですか?
そうですね、あとは政府の皆さん、あの、的の連携もチャラさんやっぱりすごく強いので、そういったところも期待させていただいてますし、
あと、すごいお話した時に私がすごい、最高じゃんと思ったのが、チャラさんのミッションって、物と人の輸送なんですよ。
そこの文脈に目的地って、もちろんあると思うんですけど、安全に人と物を輸送するって言ってたんですけど、目的地がなくて、チャラさんからすると、別に目的地は宇宙でも輸送することは変わらない、変わらないよねってお話をされて、超かっこいいんだけど、
かっこいいですねー、すごいですよね、そっかそっか、そうなんですよ、それを聞いた時に、あ、もうこれ一瞬できるんじゃないかと思って、
確かに、じゃあなんか逆に言うと、向こうからしても、別にそんな壁を感じていることもなくっていうような感覚なんでしょうね、きっと。
そうだと思いますね、もちろん、実際宇宙っていろんな壁がありますけど、マインドセットとしては、はい、そうだと思います。
いや、一番大事ですよね、そこ。
はい、本当に素晴らしいです。
一つお話出てた、希望利用シンポジウム、JAXAが開催していたっていうとこで、希望ってISS、国際宇宙ステーションにある日本の持ってる空間の名前じゃないですか、希望は。
はい。
で、そこをどう利用していくか、みたいな話をされたって感じなんですか、その時は。
そうですね、やはり日本政府が去年、国際宇宙ステーションの参画を2030年まで延長した中で、その後もやっぱり定期度は民間企業を中心に頑張ってほしいという思いがあるので、
ある希望をいかに使い倒すかみたいな、そんなお話とか、どんな利用ができたら、もっともっと民間企業が参画して、面白い駐留ができるかっていうお話をしたっていう感じですね。
そうなんですね。それって一応、民間に移り変わっていくところも、全部スコープの中に入ってお話をするみたいな感じなんですか。
そうですね。なので、法律的な課題とか、どんな障壁があるかみたいな、そういう真面目な話もしたりとか、どんな利用があったら面白いんじゃないかみたいな、そういう話もさせていただいたって感じです。
ちなみに、どんなお話をされたんですか。
私、なんか結構真面目に法律の話とかしちゃったので、今日はどっちかっていうと、こんな利用があったら面白いんじゃないかとか、逆に聞いてるリスナーの皆さんが、こんなこと宇宙でやってみたいっていうようなきっかけになるような話を佐々木さんとできたら最高だなと思ってます。
いいですね。面白い。これもメールでちょっとやり取りさせてもらった時に、この企画面白いなと思って、もう即これで行こうと思って、時間の約束をさせてもらったぐらい、
06:06
僕も結構ノリノリな。
なんで僕がそんなにノリノリになるかっていうところで言うと、僕がずっと国際宇宙ステーションの希望の外側についている観測機を使って、
研究をずっとやっていたっていうところと、あと実際にNASAで研究させてもらうのも国際宇宙ステーションっていう場があったからこそ、そこの中で出るアメリカ側のモジュールとの国際連携みたいなところで、
NASAの側に研究をさせてもらうみたいなことがあったっていうのがあるので、すごく国際宇宙ステーションのメリットを享受しまくった人間なんですよ。
エコヒーキメにいろんな話ができるみたいな。
素晴らしいですよね、宇宙ステーションがあるっていうことは。
すごいと思いますね。もちろん僕は天文でめちゃめちゃ関わってたんで、その目線が結構強くなるんですけど、もちろん例えば化け学の研究だったりとか、よく物を燃やす研究だったりとか、本当に多岐に渡っていろんなことやってるじゃないですか。
医学研究とかもそうだし。
すごいですよ、私この間ちょっと調べててびっくりしたのが、UCサンディエゴ、アメリカの大学で脳オルガノイド、ブレインオルガノイドを宇宙で作って、
脳細胞?
人工脳です。脳を作って、ほんと小さいピースですけど、それでその中で信号がどういうふうに反応するかとかっていうのを調べることで、
認知症とかうつとかの研究をするんじゃないかということで、宇宙空間って微小重力なんで、立体バイオとかに非常に長けてるっていう環境なんですけど、脳を作っちゃってるの?アメリカ人。
それ知らなくてマジかみたいな。
すごいなぁ。
聞いてる人にチラッと説明しておくと、やっぱ無重力でやるからこそ、地上でやるとどうしても平面的に広がっていく反応しか見れないけど、
無重力というか微小重力にもっていくことによって奥行きもある反応を作れるから、それこそ脳みそなんてペタってしてるわけないんだから、
ってことですよね。そういうのにまさに適してるってことなのか。
脳みそ作ってるんですか?
すごいですよね。将来の研究開発が医学発展のために、アメリカのビリオネアの人が、超お金持ちが大学に寄付をしたりして、
今宇宙で最初の大学を保有する宇宙ラボを作ろうみたいな、そんな動きもあって、
これ日本も負けないようにしていかないと、さっき佐々木さんみたいにアイスティスを使って研究して拍手を取られたような方をどんどんどんどん日本から出していかないと、
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やっぱりすごくやばいなと思ってですね、ぜひそういう動きを作りたいと思ってます。
宇宙空間に研究室の実験部屋がもう一個増えるみたいな感じを実現させようとしてるんですよね。
そうですよ。
ありえない、ちょっと前から考えたらありえない動きですよね、そんなの。
それはすごいわ。
でもなんか時代の流れ的にはめちゃめちゃ自然なんでしょうね。
まさか研究室単位で宇宙に人工衛星を送るなんて考えられんっていう時代が多分10年ぐらい前だったりするじゃないですか。
もうちょい前かな。
ってなってくると確かに宇宙ステーションは自分たちで作るもんだみたいな常識になる世界も全然ありえるし、
実際にその時代になってるってことなんですね。
なってきてますよね。
宇宙ステーションって大きなモジュールはやっぱりすごいお金がかかるので難しいけど、
その中のファシリティとか実験施設などは大学保有して研究しますとかっていうのは全然もうありえると思うんですね。
そうなんだ。
それめっちゃ面白いですね。
面白いですよね。
やっぱ宇宙でしかできないことって本当にたくさんあるじゃないですか。
はい。
僕が例えば天文の研究していた時ので言うと、地球の地表にいると見れない宇宙からの光を見るために観測機を宇宙に打ち上げていくみたいな、
っていうところでそういう意図がある人工衛星が今たくさん打ち上がってる状態なんですけど、
例えばそれを大型の土台があるところの外側に観測機がつけれるってなったら、
定期動理用ってなると90分で地球の周りを一周するようなものすごく高頻度でぐるぐるぐるぐる回れるところの特性を生かす研究って多分これからもどんどん出てくると思うんですよね。
で、それを活かしたのが僕が研究で使ってた全点X線観測装置っていうもので、
180度の視野を持ってるものが90分で地球の周りをぐるっと一周するから、1枚の宇宙の写真が90分ごとに撮れるみたいな。
すごい。
そうすると、これって定期動だからこそっていうテーマが結構くっついてくるんですけど、
確かに確かに。
そうすると、1個1個の星を見る精度はあんまり良くないんだけど、すごくレアな現象を捉えやすい、確率的にっていうところで。
全体的にってことですね。
ですですです。
なので、今までだったら見つけられなかったような、突発的に本当に全く予測ができない、そこに何があるかもわからないみたいな、
そういうものを発見する能力に適してて、すごく宇宙ステーションというか定期動利用と、宇宙に持っていくっていう2面をカバーした研究内容だったんですよ。
12:06
面白い。ちなみにどんな発見があったんですか?
僕の研究で言うと、恒星フレアっていう太陽の表面である爆発が、結局、星の位置はわかってても、その星でいつ爆発が起こるかわかんないんで、
有名な星とかを90分間で1回観測するようなやると、結局、でかい爆発って地震とかも同じで、ほとんど起こらないんですよね。
なので、そのほとんど起こらない現象を、例えば宇宙全天の星を対象にしたら、一定の確率で月に何個か見つけられるみたいな感じになって、
それを10年とか、今だともう運用15年ぐらいになるのかな。そういうののデータをまとめて、統計的にそれらものを議論するみたいな、そういう研究をしてたので。
で、これってやり続ければやり続けるほど、
チクチクされますね、データ。
そうなんですよ。データが溜まっていって、40年50年とかっていうスパンになったら、もっと確率的な議論を深くできるものだと思っていて。
確かに。
っていうところがある。
意義はあるですね。
そうなんですよね。で、そこって結局、僕たちって太陽に生かされてるような状態じゃないですか。
はい。
太陽で超巨大な爆発が起こってしまうと、生命の危機だったりとか、もちろん宇宙開発で今宇宙にあるもの全部破壊されちゃうとか、
ってなるところにフィードバックできるような研究だと思ってやっていたので、
そういったところの角度を、もし低軌道の利用っていうのの敷居がすごく下がるのであれば、そういうのを継続的にやってくれるような研究室とかが出てきても面白いんじゃないかなって個人的には思ったりする。
いいですね。もちろんそういう視点でのいろんな研究が生まれてきてくれれば、いろんな若者にチャンスが出るってこともすごく素晴らしいですし。
佐々木亮の宇宙話。
いかがでしたでしょうか。前編はここまでというところで、宇宙空間を使う妄想の仕方、こんな感じになるんじゃないかなと。
で、実は後編はもっとこんなことできればいいなっていうところの話をしてます。
なんでそういう話に移っていくかというと、今回は国際宇宙ステーションっていう政府の場所での話をしてましたけど、
明日、次の回からは民間の宇宙ステーションっていうところを主戦場にした時にどんなことができるのか。
民間であれば売上を立てるっていうところさえ守れば、逆に言うと何でもできるっていうところで、こんな宇宙の利用方法あったら面白いよなっていうところを2人で話しておりますので、
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皆さんもぜひ一緒に妄想しながら、もし自分の妄想こういうの面白いんじゃないかなってなったら、ぜひツイッターのハッシュタグ宇宙話つけてつぶやいてください。
ということで、ぜひ明日も聞いていただきたいなというところで、今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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