1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 796. 450年前の爆風が今もなお..
2022-12-10 13:12

796. 450年前の爆風が今もなお広がり続け新たな兆候を見せたフシギな話

天文学的数字がバンバン出てくる!450年間に発見された宇宙空間での大爆発「超新星爆発」。

12,000光年先で見つかったその爆発は、450年経った今もなお広がり続けています。

その広がりの中で、新たな兆候がみつかった宇宙の神秘のお話。


第4回Japan Podcast AwardsのHPはこちら!

https://ssl.1242.com/aplform/form/aplform.php?fcode=jpa2022_listener


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

個人ホームページはこちら!

http://ryosasaki.net/

Youtubeチャンネルも更新中

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Voicy

https://voicy.jp/channel/1726

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

note

https://note.com/ryo_sasaki

ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ

https://open.spotify.com/show/3LYTJRlUlb9wU7geQyoDzE?si=c178010fd8154ea9

ソース

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-11-29

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、450年前に発生した宇宙空間の大爆発、その爆風の現在の様子に関するお話をしていきたいと思います。
もう今回は、宇宙っぽい数字、たくさん出てきます。何万光年先にある天体である、だったりとか、そこで起きた爆発が一体どのぐらいの規模なのか、なんていうところの話から、ちょっと宇宙の神秘、プラス、最新の論文で発見された、その爆風の広がり方に関する研究を紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ささき寮の宇宙話、2022年12月10日始まりました。ささき寮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家のりょうが、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。ということで、本日でエピソードが797話目を迎えているというところで、天神からスタートしました。
ということで、今日紹介するのは、宇宙の大爆発、超新星爆発と呼ばれる爆発の爆風が、450年かけてずっと広がり続けている、そんなお話をしていきたいと思います。
まあいろいろ言葉引っかかる部分あるかなと思うんですが、そもそも宇宙空間、何か一つ爆発が起こったら、その衝撃っていうのはどんどんどんどん外側に広がっていくっていうような、まあそこはなんとなくイメージできると思うんですよ。
なんかなんとなくこう、機体がほとんどないから、宇宙飛行士がポンって押したら、物がそのままスーッて動いていくみたいな、そういう映像がなんとなく頭の中をちらついたりするかなと思うんですけど、
まさにああいった現象に近い部分っていうのが、ちゃんと天体の動きの中でも起きているよっていう、がっつり天文学のお話になります。
で、最近、ポッドキャストの中でも、X線天文学、宇宙から飛んでくるレントゲンで使うようなあの放射線ですね、X線、とにかくエネルギーの強いところからどんどんどんどん出てくるような、そんな光なんですが、
今回もX線天文学のお話です。まあなんか別に、これがX線だろうとなんだろうと、特に気にしないで聞いていただければいいかなと思ってて、もうパッと見の光が、天体から飛んでくる光っていうのを見て、
ああ、なんとなくそういう感じなんだっていうのが理解できていればOKなのかなというような感じになっております。
で、今回紹介するのは、超新星爆発っていう中でも、ティコの超新星と呼ばれるものですね。これは、
03:01
デンマークの天文、デンマークだったっけな? デンマークだな。デンマークの天文学者、ティコプラーエっていう、まあ有名な人がいるんですけど、
1572年なので、今から450年前にこの天体を星空で発見したというところになっていて、この超新星爆発、そもそもこのティコの超新星っていうのは、
地球から1万2000光年ぐらいしか離れてない、死かって言ったらなんか怒られるかもしれないですけど、そのぐらい近いんですよ。
っていうので、比較的近いから夜空に輝いてもすぐ見つけられることができるっていうところなんですよね。
で、そもそも超新星爆発って、そのなんなのっていう話があって、今回のティコの超新星っていうものに関しては、
星が、太陽みたいな星がどんどんどんどんその年齢を重ねていく、これ恒星の進化って呼ばれるんですけど、
進化していった先にたどり着く姿として、これ白色外星と呼ばれる、まあ言ってしまえば何だろうな、星の死骸っていうのかな、星の死骸みたいなのがあるんですよ。
で、その状態で、まあある程度の期間を経て、宇宙空間をグラグラグラグラしていた星があったとして、その星の周りに例えばまた別の太陽みたいな星とかがあったら、
まあその白色外星って呼ばれるものが、その自分の重力でどんどんそのもの、近くの星のガスを引き込んでいくみたいな、一種ちょっとブラックホールみたいな挙動をしていたりするんですよね。
で、そのどんどんどんどん吸い込んでいったら、この吸い込んでいった段階でどんどん星はちっちゃいのに、
周りの天体のものを吸収していくから、重さがどんどん増えていく。で、表面にどんどんものが蓄積していくっていうところで、あるタイミングを吸い込みすぎて、あるタイミングを超えると、そこでパチッと発火して大爆発を起こすっていうのが、この超新星爆発と呼ばれるものの過程なんですよ。
なんか実はいくつか種類あって、今まで説明してたやり方と違うじゃんっていうところは、また何か今度紹介していこうかなと思います。超新星爆発も結構面白いんですよね。
で、そんな超新星爆発も宇宙空間で起こる大爆発ですよ。最近こう太陽フレアの話とかしてても、それよりも全然エネルギーの高いような爆発っていうのが引き起こされるんですけど、
この超新星爆発が1572年に、まあもう夜空見てたら、え、昨日あそこに星なかったじゃん、みたいなところでドカッと出てきたっていうのが注目のポイントで、
当時、これマイナス4等級ぐらいで見えたって言われてるんですよ。で、これがどんぐらいかっていうと、なんかこう、夜空見上げた時にやたら明るい星あるなぁみたいな時あるじゃないですか。
あるんですよ。ね、夜空見ないからわかんないよっていう人いるかもしれないですけど、まあなんか宇宙話の好きなあなたはきっと昨日も夜空を見上げてたでしょうというようなところは勝手に想像しながら、
06:10
そうすると最近だと話題の火星とかですね、結構明るく輝いているように見えるんですよね。で、この明るく輝いている火星ですらマイナス3等級。で、星っていうのはマイナスに近づけば近づくほど明るくなっていくものなので、
さらにそれよりも明るい、一段階明るいっていうのがこの超新星爆発として当時は見られたというようなところになっていたりします。で、そんなティコの超新星450年前にティコブラエっていう人が見つけたからティコの超新星って名前がついてるんですけど、
この天体、X線天文学と呼ばれる僕が専攻していた天文学の領域の中では結構いろんな研究者が題材として取り上げる部分になってるんですよ。で、なんで面白いのかっていうと、450年前に爆発したものが今もなお広がり続けている。
そして、爆発の衝撃でいろんなものを作るんですね。例えば、金属だったりとかっていうのを作っていったりするので、そういう元素が一体どれぐらい爆発の中に含まれているのか、そしてそういった金属だったり物質っていうのがどうやって宇宙空間を広がっていってどのぐらいのスピードなのかみたいなところを見ていくっていう、そんな面白い題材になってる天体なんですよ。
なので、今回の研究でも2000年、2003年、2007年、2009年、2015年っていうような2000年からの15年間のデータっていうのを見ることによって、星がどんどん広がっていっているような姿が見えてきたっていうところがあるんですね。
で、そういった広がっていく星の爆風を見ながら、爆発等方向にガーって広がっていってるので、あれ?このエリア、なんか最近また明るくなってない?みたいな。基本的になんか爆発とかって、ドーンって爆発したら地球上での爆弾もそうだと思うんですけど、なんか周りに広がっていって、外に行けば行くほど勢いが弱まっていくというか、なんかこう輝き方っていうのも薄れていくようなイメージだと思うんですよね。
そんな中で、今回の超新星爆発、450年経ったその端っこのところっていうところが、なんとまた明るくなりだしたと。
で、これは私たちが見えていなかったような、星間物質って呼ばれる宇宙空間に漂っているガスみたいなやつっていうのに、爆風が衝突した、そんなタイミングで輝き出したんじゃないかっていうところが、新たな発見として出されていたんですね。
しかもその輝き方の中を細かく見てみると、単純な衝突だけじゃなくて、なんかこう電気的な性質をうまく使ってとか、確実に音声配信では全く届けられないような細かい現象まで見えてきたっていうところが、論文として面白かった部分だというところになっているので。
09:07
とにかくね、今回のお話では、超新星爆発っていうのがあって、それがもう450年もずっと広がり続けてるみたいな、そんなちょっと宇宙っぽいスケールのお話、楽しんでいただけたらいいんじゃないかなと思って、今回のお話させていただきました。
こんな感じでね、本編以上にしていきたいなというふうに思ってるわけで、唐突に終わりましたが。
はい、ということで、簡単に近況報告もしておこうかなと思うんですけど、ちょっと前に話した第4回ジャパンポッドキャストアワードっていうところが、あれがあるんですよ。3月ぐらいに表彰式があってですね。
僕は前回、1年前の2021年、ん?今2022年?22年か。なんか頭の中こんがらがってますね。今週疲れてるんですよ。
1年前の3月のジャパンポッドキャストアワード第3回ですね。そこでSpotifyの独占、Next Creator Showっていうのをいただいたおかげで、今こういう配信の形態に変わっているっていうところなので、
マジでポッドキャストライフの変わった最高のイベントだったんですよ。今年もマジで選ばれたいなと思っていて、やっぱりもう完全に学習系のコンテンツじゃないですか。
なので、ベストナレッジ賞っていうね、枠があるので、そこにどうにか食い込みたい。マジで食い込みたいと思ってるんですよ。
だから、ちょっとそこをね、なんとか皆さんに盛り上げていただいて、一緒に頑張っていきたいなと。で、なんか12月の12日が、なんか一応こう、作品の推薦締め切りみたいになってて、ちゃんとそこにこう合わせて、
自分の番組ちゃんと登録しておこうかなと思うんですけど、まあリスナー投票みたいなのもあるので、ちょっとどんな、きっと僕のポッドキャストだけ聞いてるって人もそんなにいないんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
なので、ちょっとそのあたりも、あの、ちょっと覗いてみながら、こう、ホームページに貼っておいたりするので、もし気が向いたら是非ですね、投票していただきたいなというふうに思うわけなんですよ。
まあ、とにかくこのタイミングで、あの、是非ですね、もう一段階ポッドキャスターとしての格を上げたいと、本気で思っているので、まあ、ポッドキャスト、毎日毎日更新してきて、もう2年ちょっと経ったわけなので、
なんとかね、ベストナレッジ賞、去年はゆる言語学ラジオだからな、今年は取れたら嬉しいなぁと思っていたりするわけなんですが、どうなんでしょうね、まあ同じ科学系ポッドキャストの中から出てきたら嬉しいですよね、
っていうのはまあ思ってるので、科学系盛り上がったら嬉しいなっていうところと、できれば自分で撮りたいと。で、なんか毎日配信しているので、ベストパーソナリティ賞っていうあの去年5点ラジオが撮ったやつもちょっと欲しいなと思ってるんですよ。
12:00
まあでもなかなかね、そんな我がままを言っていてもしょうがないので、とにかくこう3月まで、なんか新生員の方が目につくようなタイミングとかでは、ガンガンガンガンこう面白いエピソードをどんどん出していけたら、何かしらチャンスが起こるんじゃないかなと。
そしたらそっから本当に日本一への扉っていうのがガチャッと音を立てて開くような感じがすると思うので、ぜひですね応援していただけたら嬉しいなというふうに思っております。
そんな感じで、最近はちょっとポッドキャストアワード、あーもうそろそろ締め切りの時期だしなーみたいなっていうのをこうふわーっと思いながら、いやーなかなかドキドキする期間がやってくるなというところで、
そわそわしつつ、これからポッドキャストどうしていこうかなーを常々考えている感じなので、これからの宇宙話の展開もぜひ楽しみにしておいてください。
ということで、今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーからじゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよならー。良い週末をお過ごしください。
13:12

コメント

スクロール