この番組は、人生において大切な場面での話し方、伝え方に関して、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元極穴で話し方講師の早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
さあ、今回の【しゃべりの相談室】は2分立てです。
1. 化学系ポッドキャストの日 訂正。
2. 言い間違えをしたらどうしたらいいか。
この2つをお送りします。
まず1つ目、早速いきます。
1. 化学系ポッドキャストの日 訂正します。
そもそも、化学系ポッドキャストの日とは何ぞや、という説明です。
1つのテーマで、それぞれのポッドキャスト番組が語るという、
化学的じゃなくても参加可能だよ、というポッドキャスト企画に、前回シャープ116、早坂は参加していました。
テーマがトリビアだったんですよね。
その11月のテーマを決めたのが、サイエントークのレンさんという方です。
有名番組ですから、ポッドキャストをよく聞くよ、という方はご存知でしょう。
連動企画として、トリビアアワードというのをレンさん企画されてたんですよ。
音声またはテキストで、1分のトリビアを募集します、というのをレンさんが呼びかけてたんですよ、Xで。
こちらもまた、化学系じゃなくても参加できるということですから、早坂もシャシャリ出て参加しました。
早坂のトリビアは、アナウンサーからしたら当たり前だよね、みたいな話なんですけれども、
世間一般の方が、えー、そうなの?驚き?みたいなネタも知識も持ってないので、
これだったら得意分野のあるあるネタを披露した方がいいかなと思って、アナウンサーあるあるを紹介しました。
サイエントークの218回目、トリビアアワードのBブロックに早坂登場しております。
エントリーナンバー24、コウモリのトリビアの後に登場しますので、ぜひ聞いてください。
概要欄にリンク先貼っておきます。
でね、問題はこの1分トリビアなんですよ。
こんなに短いのに、早坂言い間違いしています。
気づいた方いらっしゃいますでしょうか?
早坂の番組も、そしてサイエントークも、普段から聞いてるよっていう方は、すぐ気づいたんじゃないでしょうか?
全部を流すと、れんさんの企画の邪魔になっちゃうから、その間違えてる部分だけ、今から流しますね。
聞いてください。どうぞ。
発声練習は、滑舌改善だったり、発声を鍛えるだったりには向かない練習法と言われているんです。
はい、みなさん気づきましたでしょうか?
間違ってますね。
そう、発声練習じゃないんです。
早口練習は、何です?
主語がそもそも間違っている、しょっぱなから間違えているという、なんたる失態。
ひどいですね。私、サイエントーク聞いてて、もう愕然としましたもん。
だけど、れんさんもえまさんも、なんかニュアンスで受け取ってくださってさ、本当に盛り上げていただき、ありがとうございますって感じです。
でもね、たぶん気づいてらっしゃるんじゃないかな、早坂さん言い間違えてるなって。
そう、発声練習は、滑舌改善とか、発声を鍛えるには向いてないんだよじゃなくて、
私が言いたかったのは、早口言葉、要は何でもかんでも、早く発声することって、滑舌改善だったり、発声、つまり、お腹から声を出すとか、エネルギーを込めた声を出す、という点では向いてないよ、というふうに言いたかったんですよ。
だから、ゆっくり丁寧なほうが、滑舌とか発声を鍛えられるんだよね、というふうに、締めで言ってるんですけど、
大事なとこ間違ってんじゃん、と思って、違うよ、発声練習は、じゃないんだよ、早口練習は、なんだよね、本当に失敗、失敗、正直ね、恥ずかしいです。
これね、一人でやっているポッドキャストあるあるだと思います。
一人で発信している人、ポッドキャストに限らずね、インスタグラムのリールだったりとか、ユーチューバーとか、ティックトッカーとかもそうだと思うんですけど、間違えたまんま公開しちゃうっていうね。
私、これ覚えてるのが、何度も何度も聞き返してるんですよ、連鎖に送る前に。
つまり、これで大丈夫だよね、合ってるよね、一分に収まってるよね、まとまってるよねって、自分で自分の声聞いて確認してるんですよ。
よしと思って送ったら、これですよ、あー恥ずかしい、どうか同業者に聞かれませんように、44にもなって、こんなケアリスミスをするわけですよ。
だからね、これもし学生さんとか、社会人なりたての方が聞いてたら、安心してください。
44にもなって、フリーアナウンサーを名乗ってて、話し方講師を名乗ってて、間違えております。
堂々と言いましょう。だって消せないもん、失敗したことはね。
いやー本当にもう、よりによって人気番組のサイエントオークサーに流れる、たった1分ですよ。
1分の収録をなんで間違えるかねっていうね、いやー苦笑いしかなかったですね。
ということで、訂正をしておきます。
主語が発声練習ではなくて、早口練習は活躍改善だったり、発声を鍛えるだったりには向いていない練習法と言われているんです。
だから、ゆっくり丁寧にやろうね、というふうに言いたかったんです。
ここから第2部、後半ね、このタイミングにぴったりなお便りと言いますか、質問がね、あるんですよ。
話し方講師をやっていて、よく聞かれるご相談のうちの1つをご紹介しましょう。
アナウンサーの人って、言い間違えたらどうするんですか。
私は緊張すると、台本に書いていないことを口にしてしまって、慌てて間違ったという経験が何度もあります。
そういう焦ってしまって、言い間違えた時、どうしたらいいんでしょうか。
ということを、これ最近じゃなくて、だいぶ前なんですけど、直接その場で返答はしたんですよ。
だけど、このタイミングで使えるじゃんと思って持ってきました。
すいませんね、ご相談者さんありがとうございます。
これね、お一人だけじゃなくて、もう毎年毎年学生さんに聞かれますね。
で、アンサーとしては、間違えたら訂正する、これしかありません。
だって、言っちゃったことを消せないですもん。
一回、YouTubeとかね、インスタグラムだったら、一回消して、また収録し直して、アップし直すとかも、もちろんできますよ。
でも、学校での発表とか、スピーチ、あと会社員だったら、プレゼンテーションとか、商品説明とか、やることある方いるでしょ。
そういうのをやっている時に、言い間違えることって、誰にでも起きるんですよ。
だって人間だもん。
そう、人間だから、言い間違えます。
その場で気づいたら、その場で落ち着いて、言い直す。
その時、余裕があれば、失礼いたしましたとか、訂正いたしますって、一言言えば、丁寧な人だな、間違いに気づいたんだなって、大半の人は思います。
それをずるずる、間違えた、なんて言わないです。
そんなの、悪意を持ったいじりですから、気にしないでください。
アナウンサーだって、言い間違えたら、先ほどの〇〇でしたが、Aではなくて、Bでした。失礼いたしました。
ニュース番組でも、報道番組でも、情報番組でも、訂正しているんですよね。
そう、訂正というのは、もちろん、あったらダメなんですよ。
ダメというか、ない方がいい。ない方がいいけれど、人間だから、365日、常にミスなく、完璧って、なかなかないわけですよ。
誤りを、その場で気づいたならば、落ち着いて、その場で言い直す。
後で気づいたパターンは、訂正できるのであれば、後々、訂正する。
今回の早坂は、これですよね。
で、この話聞いたとき、早坂は、うわぁ、うらやましいって思っちゃったんですよ。
もうそのね、寛容さが、うらやましいなって。
ただ、言い間違えるっていう、誰にでも起こり得ることだから、寛容に寛大に受け止めるっていう風潮があるのか、
その企業さん、主催者の方たちが、そんな細かいことよりも、場を明るく盛り上げてくれた方が重要なんだよね、なのかは、ちょっと分からないとは言ってました。
まあ寺田さんね、ただの参加者だから、なぜMCの人が笑ってもOKだったのかは、ちょっと理由としては明確ではないというのは、ちょっと付け加えておきますね。
いやでも本当ね、うらやましい。
いや、いいなーっていうのは、日本の企業が主催のイベントとかパーティーだったら、こういう名刺に間違えようもんなら、もう即座に言い直して、
失礼いたしましたとか、訂正いたしますとか、一言ワンクッション添えてから、正しい方を言い直すっていうのをやって、当然なんですよ。
もうこれはプロのMCだったら、こうやってくださいねなんて言われずとも、あうの呼吸でできるものなんですよ。
あと間違えたことに本人気づいてなかったら、絶対FD、フルワーディレクターみたいなね、ちゃんと進行をチェックしているスタッフがいるので、その人に、
今名前間違いましたよとか、タイトル違いますよとか、企業名違いますみたいに、小声で間違えた点を指摘されるはずなんですよ。
でもそうやって即座に謝った点を言い直すっていうのは、日本の真面目さとか真摯さの現れでもあるのかもしれないなぁと、私はね、その話を聞いて思ったんですよね。
ただでも日本語って言っちゃうと主語が大きいかな?どうでしょうね、大きすぎるかもしれない。
けど、このポッドキャストを聞いているあなたが、日本で生まれ日本で育ちという方だったら、まあわかるんじゃない?
ね、間違えたことは訂正する、言い直す、そうだよね、なんじゃないですかね、笑ってごまかすとか、笑ってやり過ごすっていう文化風中は、なかなか珍しいんじゃないかな。
そう、だから寛容さがうらやましいとは言ったものの、だとしたら全部チャランポラになっちゃうけどいいのかなっていうね。
でもさすがに言い間違えが多すぎると、もう二度とこのMC使わないになっちゃうのかな?それはどこの国も一緒だろうな。
ね、なんでそのMCさんが笑ってごまかすみたいなのがOKとされていたのか、ちょっと謎ですけどね。
いやー、私その場にいたかったな。ちょっと私がね、あんまり外資系とかに縁のない人間なので、
もしなんか海外の企業のパーティーとかイベントに出席すること多いんだよねっていう方いらっしゃったら教えてください。
おー、MCはまあまあそんなフランクでいいんじゃない?なのか、いやいや海外って言ったって時と場合によるでしょ?なのか、
いろんなMCとか同業者に会ってデータ集めますね。
外資系のパーティーとかイベントは、そんなに賢くて失礼しましたって言わなくても、いいものなのかどうなのか、これからリサーチしていきたいと思います。
まあとはいえ、時と場合によってムードは違うけれども、基本は言い間違えたら落ち着いて、訂正する、言い直すっていうこと、ちゃんとすればいいだけのお話です。
と言いますことで、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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ポッドキャスターの方からのご相談もウェルカムです。
それではみなさん、一緒に前向きにがんばりましょう。