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はい、皆さんこんにちは。2024年8月9日、金曜日、ツカサです。
この放送は、ベンチャー企業の管理職、ツカサが、日々の仕事や生活の中での学びや気づきをシェアする番組です。
皆さん、こんにちは。
暑いですが、暑いですね。
人生最高の金曜日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はお時間が取れないので、ショートバージョンで話させていただきたいなと思うんですね。
今日のテーマは、残業は有料だけど承認は無料というようなテーマで話したいなと思うんですね。
後輩から、部下ですね、中間管理職の部下から相談を受けたんですね。
彼が言うには、僕は朝早く出勤しているけれども、周りからの感謝もないし、
僕がこんな風に早く来て、みんなのために仕事をしているということを知らない人が多いんじゃないのかなと。
でも、みんなが早く、いつもよりも残業することなく帰れているのは、僕がやっているからだと。
それを知られていないという状況が、やるせないというような話でした。
そして、このやるせない気持ちとモヤモヤの感じがあるんだけれど、
それって残業代として加えることはできないんでしょうかという相談ですね、簡単に言えば。
この相談を僕が受けた時には、ちょっとびっくりしたというか、これは重要な問題だなと思って、慎重に答えるようにしました。
多くの管理職や中間管理職が抱える問題は、例えば、後ろのほうの残業が多いとか、仕事が振れないとか、自分の仕事が多いとか、
あと、変わりがいないとか、そんなことって多いと思うんですよね。残業減らせないとか。
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今回のケースっていうのは、ちょっとニュアンスが違ってて、残業代が欲しいというお金の解決のように見えるんだけれども、
実際はお金のことを言ってるんじゃなくて、承認なんですよね。
僕が、自分がこの組織に貢献しているっていうことを、他の人に認知されていないっていうことに対する不満なんだと思うんですよね。
これは意外と見えない部分なんですけど、管理職や中間管理職が貢献する立場である、管理する立場であるっていうことがあまりにも当たり前になりすぎちゃって、
その管理職、中間管理職の承認欲求が全く満たされていないっていうケースっていうのが、このケースだと思うんですよね。
お給料は、それは役職が高いから、他の人よりも高いんだけど、承認欲求が満たされていないということに関しては、役職の上限ではないんですよね。
全然それとは別の次元の話だと思うんですよ。お給料の話でもなく、やりがいの問題だと思うんですね。
この問題を相談してくれているこの人は、うまく自分でも認知できていないというか、認知しているんだろうけども、うまく表現できていないから、残業代という話にすり替えているというか、入れ替えているという部分があるので、
お金の問題になりそうなんだけど、お金の問題で解決しようとすると、どこまで経ってもお金の関係性になってしまって、承認欲求が満たされる、満たされない、全く関係なく、お金がなくなったらやめますみたいな、そういうことになってしまうと思うんですよね。
つまり、ビジョンから外れちゃうというか、金銭での契約であって、それは金銭での契約なんだけどね、会社はね。
だけど、ビジョンの共有というところからずれてくると。そうなると、先々見えるのはモチベーションの低下。なぜならば、承認欲求満たされないまま、お金で解決していくということになるんでね。
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なので、今回の相談に関しては、私は慎重に考えましたけれども、とにかく承認する、話を聞く、後輩がね、管理職が貢献しているということを認めるということをしました。
とにかく働き方改革によって、残業することが悪だというか、早く帰った者勝ちみたいな感じになって、最後まで引き受ける人がね、責任引き受けているのに、残業していて評価もされないということになると、それはモチベーションが下がるわけですよね。
だからやっぱりその上長が、残業することもやむを得なしと、そうさせているのは自分の責任であって、残業してくれている君たちが最後責任を負ってね、やってくれているということを評価するというような立場を取らない限り、やっぱり後輩はね、モチベーションを下げるわけですよね、中間管理職はね。
だから、まずは承認するということがものすごく大事で、承認はね、お金かかりませんからね、ちょっとドライな言い方ですけども、承認しまくることによってモチベーションが保てるのであれば、上司はためらいもなく承認をとにかくするように心がけるということが大事だと思うんですよね。
その心がけっていうのは、結局何を承認するのかということを説明できるぐらい見てなきゃいけないから、だから承認しまくるという姿勢は部下をとにかく見続けるということになるんですよね。
それでモチベーションが上がると。
結果生産性が上がって、残業時間が減るのであれば、これ以上のことはないじゃないですか。
だから、承認せずにお金の問題だと言ってね、上司にかけ合って、もしくは会社にかけ合って、残業代もしくはプラスアルファのインセンティブを支払ってもらうようにね、特別手当みたいなのを検討してもらうように。
もし分かり間違ってね、それがプラスでお金に発生してしまった場合には、やってるのにお金もらえないんですけど、お金もらえないんだったらやりたくありませんとか、そういった議論の方にどんどん差し替わっていくわけですよね。
そのお金もらえないならやりたくないです、これプラスアルファの残業代にならないんだったら僕やりたくないですとか、そういった選択肢を作るっていうことは、
結果的にはお金とお金もらえなきゃやめます問題になって、ビジョンを共感するかしないかは、その議論が始まった段階でアウトオブ眼中ってやつですね、目の前には見えてないというような、そういった状況になるわけですよね。
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だからこれは盲点なんだけど、すごく重要な問題で話は戻るんですけども、管理職や中間管理職の承認欲求が満たされていないなっていうようなところが見え隠れしたならば、ためらうことなくとにかく承認しまくる。承認する要素をたくさん見つけて承認する。
過度に褒める必要はないけれども、やってるねと見ているよっていう姿勢で承認するっていうことがすごく大事なんじゃないのかなっていうふうに僕は思っています。
会社に貢献している人の、僕が見る間に8割以上は表だって評価しにくいところの隙間のところをうまく時間を使って、またはその人の人柄で埋めているっていうケースが多いように感じるんですよね。
それによって会社がうまく回っている。言葉では表現しにくい、残り爪の部分というか、人と人とのコミュニケーションの隙間だったりとか、仕事と仕事のつなぎ目だったりとか、そういったところを埋めている会社に貢献している人を見つけたら、やはり承認してあげるっていうことがとっても重要になるんじゃないかなっていうふうに僕は思っています。
はい、ということで今日の放送は以上です。この放送が誰かのお役に立ったら嬉しいなというふうに思っています。それではまた皆さん、さよなら、バイバイ。