1. 高橋ツカサ/中間管理職の為のラジオ
  2. 僕らは、覚悟を持って知らなけ..
2024-09-13 16:08

僕らは、覚悟を持って知らなければならない。

為末大さんのVoicyを元に僕なりの解釈でシェアさせていただきました。
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はい、みなさんこんばんは。2024年9月13日金曜日、ツカサです。この放送は、ベンチャー企業の管理職、ツカサが日々の仕事や生活の中での学びや気づきをシェアする番組です。
みなさんこんばんは。金曜日、夜になりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
明日から3連休ということで、旅行に向かっている方もいると思いますし、またはイベント関係のお仕事についている方は、まだまだ準備に追われているというような方もいらっしゃると思います。
ぜひ、この週末が楽しいものになってくれればいいなと思っております。
さて、今日のテーマはですね、僕らは覚悟を持って知らなければいけないというようなテーマで話したいと思います。
覚悟を持って知る。これはですね、みんなも経験あると思うんですけど、知ってしまうことによる責任っていうのが実際あるわけですよね。
これ知ってたんですかと。あなた知ってたんですよね、みたいな責任の追求みたいなのって、よく政治家とかで行われますけれども、身近なところでは組織内で行われていることじゃないかなって思うんですよね。
まあそうですね、だから、例えば意図的なのか、もしくは嘘ついてるかわからないけど、いやこれ私は知りませんでした、みたいなことで責任逃れをするとか、そういったのは身近にあるんじゃないでしょうかね。
このことを突き詰めて考えたときに、やっぱり知ることと責任っていうのは切っても切り離せない話で、この話をシェアしたいなーって思ったのは、
昔のナチスドイツの時代に、アルシビッツの強制収容所で虐殺を行ってた時のエピソードをシェアしたいんですけど、
昔のナチスドイツの中では、ユダヤ人を強制収容所に入れるときに、持ち物をノートに書いていたわけですよね。それを預かると。
結局そのノートっていうのは、会計簿になるわけです。というのも、虐殺するユダヤ人の持ち物を身ぐるみに剥がして、それを転売するわけですよね。
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スーツが1着、スーツが2着とか、時計、靴とかね、あと、カバンとかそういうものを記したノートなんですよね。
このノートっていうのは、実際実在してるんだけど、それを書いてる人っていうのは、その後、裁判で証言するときに、このノートの意味っていうのは分からないっていうことを言うわけです。
つまり、どこから来て、どこへ行くのかっていうことは知りませんでしたって話になる。
同様に、愛媛の裁判っていうのは結構有名なんですけれども、愛媛の裁判って何かっていうと、愛媛さんっていう人がいて、いろいろ虐殺に関わってるわけですよね。
戦後の裁判の中で、知ってたんですかって話になるんだけど、愛媛は問われるわけです、裁判所で。
このことあなた知ってましたか、と。
いや私は知りませんでした。ただ指示に従っていただけですっていうふうにずっと繰り返すっていうね。
それを心理学者のハンナ・アーレットっていう人が、20世紀最大の大虐殺は、何だっけ、凡庸な悪。凡庸な悪によって行われたというふうに言うわけですよね。
凡庸な悪っていうキーワードで検索するとたくさん出てくると思うんですけども、そういった裁判の中でも結局これは何を言ってるかっていうと、
罪の意識が細切れになっていく。知らなかったっていうだけで罪の意識が薄らいで、とんでもない事件というか、事件を起こしてしまうわけですよね、集団によって。
知っていればやっぱり罪の意識でやれないわけですよ、そんなことは。だから戦後のドイツでは、これは詳しくは知らないけれども、戦後のドイツでは最後の一人になっても正しいと思うことをきちんと主張するというような、
教育をされるようになったというふうに言われてるんだよね。
これを組織に置き換えたときに、何が言いたいかっていうと、組織に置き換えたときにですよ、知りませんでしたとか誰々さんが言ってましたっていうことで責任逃れする人ってすごいたくさんいると思うんだよね。
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いると思うんだよねっていうのは僕の解釈なんだけど、そういうことを意識的か無意識か分からないけれども、やっている人は確実にいると思うんですよ。
個人的にはね、個人の話で言えば、それで人生生き抜くようなこともありなのかもしれないけれども、組織の中でそういう人がたくさんいると確実に崩壊するわけだからね。
なんでかっていうと、みんな従順に言われた通りにやってますみたいな感じで、何の疑問も思わずにやっていくとね、誰も責任を負わないと思うから、とにかく間違ったことも非常にやばいようなことも集団でそのままやり続けちゃうということで、大事件や大事故につながってしまうと思うんですよね。
だからそんな人ばっかりじゃ組織は崩壊するわけですよね。
だけど、人間やっぱり弱いから、そういう凡庸な悪に流されてしまうこともあるわけですよ。
その時に、僕ら管理職や中間管理職の立場の人は、面談とかした時に心理的安全性を高めて、部下からたくさんのお話を聞いてね、業務改善や働きやすい空気感を作ったりするんだけれども、
一方でそれはね、知ることの責任を負うっていう、もしくは知ることの覚悟を持つっていうことだと思うんですよね。
なぜならば、知ることによって僕はこれに対して真剣に向き合ってるっていうことを部下に対して伝えている、そういうメッセージを伝えているからだし、
知ったからには何もしなかったとか、アクション起こさなかったっていうこと自体が、またそれもリーダーのメッセージとして残るからなんですよね。
だから僕がこれをシェアしたいのは何かっていうと、僕らが知る時には覚悟を持って知るべきで、知ったからには責任を持って行動に移すっていうことがとっても大事だっていうことだと思ってます。
逆にね、やっちゃいけないことってこれだと思うんです。今の話は聞かなかったことにするから、お前のところでうまくやってくれ、これはね、責任返しだと思うんですよね、僕は。
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どう思いますかね、皆さん。今の話は聞かなかったことにしとく、みたいな。なんかかっこよく言ってるように聞こえるけど、知らなかったことにするっていうことは、イコール責任を持たないっていうことだから。
だから、それは、そのことについては、俺は責任を負わないよっていうことであって、お前の責任でやってくれということでもあると思うんですよね。
そのように文脈を翻訳してね、自分なりに解釈していくと、この人はこのことに対して責任を負う覚悟があるのかないのか、もしくはこの人はこのことを知る覚悟があるのかないのか、責任を俺に押し付けてるのか押し付けてないのか、もしくはこの人は本当に責任を負う覚悟があるのかみたいなところが、
非常に明確になってくるんじゃないのかなというふうに思います。
はい、ということで、今日の放送のシェアは、僕らは知ることの覚悟を持って、
ごめん、間違えた。僕らは覚悟を持って知るべきであるということでございました。
はい、今日の放送は以上です。
この放送が皆さんのお役に立てたら嬉しいなというふうに思います。
はい、今日は少しだけアフタートークをしたいと思います。
お時間ある方は1.5倍速ぐらいでまた聞いていただけたら幸いです。
実は昨日、一昨日とだいぶ立て込んだスケジュールだったんですけど、
その中で昨日はですね、新入社員のプレゼンテーション大会みたいなものに顔を出してきまして、
中小企業のそれぞれの新入社員が合同で集まってセミナーを受けて、
そしてその中で作られた成果として自社の魅力をアピールするプレゼンテーションをするっていうのがあったんですね。
そのプレゼンを聞いてきたんですけども、めちゃくちゃレベル高いんですよね、今の新入社員の子たちっていうのが。
うわ、こんなにね、生き生きとして、こんなに会社の魅力を堂々と発信している姿を見ると、
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俺の時こんなだったかなとか、すごくね感動しちゃうっていうか、
自分の時はこうじゃなかったなとかっていうことを思い出したりするきっかけになりました。
また、この一方でね、この新入社員のみんながあと5年10年経ったらどんなふうに変わっていくんだろうっていうこともすごく実感して、
実感というか考えさせられました。
このまま夢を抱いて、今いる会社で成長し続けることができるのかどうなのかっていうことを考えちゃいましたね。
それでね、僕その…ちょっと長くなっちゃうから、本当に1.5倍速で聞いてほしいんだけど、
僕その会場でね、コメントを求められたんですよね。
コメントを求められて何を話したかっていうと、本当に素晴らしいプレゼンテーションでしたって話をしてね。
グランプリ決めるから1位決まったんだけど、ここにいる皆さんの中でグランプリを取ったこの1名を除いて全員が負けたというのが結果だと思います。
この結果は勝負ごとでは毎回毎回行われることで、1位を除いて全員敗者っていうふうに考えると、
僕らは何かにトライするごとに基本負けるっていうことが前提にあるわけですと。
ゆえに僕らは負けから何を学ぶのかっていうことの方がとっても大切になるので、
このプレゼンテーションを最後と思わずにスタートと思って頑張ってほしいですっていう話をしたんです。
それが総評として話した僕のコメントだったんだけれども、
もう一人の総評の人はプレゼンテーションの内容とかそういう話をして、
これが総評ってことかなと思ってちょっと反省したんだよね。
そしたら別の方から、司さんはあのコメントでよかったと思いますと。
ほとんどの人が負けるっていうことを認識してないから、これで終わったって思ってたんで、
あのコメントはあのコメントでとても良かったと思いますよっていうフォローをいただいて、
ちょっとだけ救われたっていう感じになりました。
そうですね、だから皆さんもですね、
僕はたまたまそういう新入社員の研修のプレゼンテーションの場にいることができましたけれども、
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普通に働いているとそういった場には顔を出せないんで、
機会があればですね、
若い子のプレゼンテーションの場や活躍している場に参加してお話を聞かせてもらうっていうことは、
僕らにとってもすごく刺激になるし、たくさんの気づきがあるので、
参加された方がいいんじゃないかなっていうふうに思いました。
このプレゼンテーションの話はね、また機会があったらシェアしたいなというふうに思いますので、
皆さんもぜひご参加、ご参加って言ったってね、
みんなのところにあるかどうかわかんないんだけど、
機会があったら参加してもらってですね、
感想などがあればシェアしてもらいたいなというふうに思います。
はい、ということで今日の放送は以上です。
それではまた皆さんさよならバイバイ。
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