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ついてるブッククラブ。はい、ついてるブッククラブ新春スペシャル。
あけましておめでとうございます。おめでとうございます。
はい、いつもお送りしているのはちょっと今日は特別版で、
昨年取り上げた12冊の本があるわけなんですけれどもね、
毎月ディスカッションして選んでいった。その中から、
さらに一番良かったものと、2番目に良かったものを選ぼうじゃないかというのが趣旨です。
ちなみに2022年にどんな本を私たちが選んできたかなんですが、
一応1月から読んでみます。
2022年1月、ライフハック大全プリンシプルス。
2月が薄い財布の社長が化すミニマリスト仕事術。
3月がプロジェクトヘイルメアリー。
4月が新建築入門思想と歴史。
5月が地球の歩き方、ムー、異世界、パラレルワールドの歩き方。
6月が脳は世界をどう見ているのか、知能謎特設戦の脳理論。
7月がビジネス賞ベストセラーを100冊読んでわかった成功の黄金率。
8月、ツンドクこそが完全な独特。
この辺続いてますね、そういう感じのが。
9月が消えたままとも漫画。
10月がネオサピエンス誕生。
11月が米原麻里の愛の法則。
12月が漫画のルギドラゴンです。
この12冊からそれぞれ1位と2位を決めてもらって、自分が選んだ本でも構いません。
結局トータルでたくさん読んだけど、これが良かったというベストを決めようじゃないかということです。
橋本誠子、辰夫石谷の順で、それぞれ1位と2位について、ちょっとずつ語ってもらおうかなと思います。
じゃあ私ですね、最初。
1位なんですけれども、1位はですね、3月に読んだプロジェクトヘイルメアリーですからね。
小説SFですね。
何が良かったかというと、なんかすごく記憶に抜く小説で。
やっぱりファーストコンタクト、宇宙人とのね。
それを描いた傑作、この歴代の傑作の中に伝導入りするような大作だったかなと思っていまして。
私好きなのは何だろう、その総合理解した後、宇宙人と総合理解した後も延々と描いてましたよね。
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ある意味総合理解した後の方が、さらにダイナミックな展開があって。
ファーストコンタクトものから、途中からバディモノに変化していくじゃないですか。
あれが良かったよ。
そうですね。
特に今、現代世界がいろんな意味で分裂している中、
総合理解した上に、さらにバディ編で感動があるっていうところまで描いたのがすごいなと思っております。
なので、プロジェクト・ヘイルメアリーが1位ですね。
2位はノンフィクションなんですけれども、脳は世界をどう見ているのか?知能の謎を解く洗脳・脳理論で。
結局2つとも自分で選んだのになってますけど。
これはかつてのPDAメーカーのPALMの創業者、ジェフ・ホーキンスが、今は脳科学者になっていて。
億万長者だから自分のあれで研究を進めていて、独自の脳科学を突き詰めているっていうマッドサイエンティストと言っていいと思うんですけど。
その話自体がいい話だもんな。
中でも、洗脳・脳の理論っていうのも面白いと思うんですけども。
彼は脳科学を超えて、後半ではさらにぶっ飛んだことを言ってますよね。
特に私一番好きだったのは、将来的には脳をアップロードしたりとか、脳をコンピューターと融合させることが可能になるから、
人類の知識を全部アーカイブしたウィキアースっていうのを作って、それを人工衛星に乗せて宇宙へ発射しろと。
人類が滅びても人類の知識は生きていくっていう大構想をぶち上げたりしていて、
ある意味人類なんかでもいいぜみたいな感じですよね。
それがその構想がでかいなと思う。
生み出したものが残ってくれれば別に人類は滅びてもいいみたいな。
たぶん次の知識が、またそれを受け取った人たちが違う次元に展開してくれてることを望んでるんだと思うんですけど、
ポチフォーティンスすげえやと改めて思った。これが2位ということでした。
それではセイコーさんはどうだったでしょう。
私も同じく1位はプロジェクト・ヘイル・メアリーですね。
僕そんなにSFすごい読む方ではないんですけども、この本はすごい面白くてグイグイ引き込まれていきました。
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自分がちょっと天体観測とか割と好きなものですから、
ところどころに主人公の方、科学者の方が宇宙に関する知識をいろいろと披露してくれて、
その解説部分がすごい面白くてすごく引き込まれました。
ときどき意外に主人公の方は立地的なんですけど、
ときどき忘れたように相手方の方を、人というか相手方を触って熱いとかそういうときがあったりして、
ちょっと意外にユーモアが溢れたりして、
当然苦境に陥る場面も多いんですけど、そこもやっぱり切り抜けていくのもすごい、
いろいろ知識を駆使したり、ラッキーな部分もあったりとかいろいろあってすごい面白かったですね。
あれかなり絶対絶命っていうかもう完全に止めちゃいましたね。
創設だからそんな平坦な道はいかないんでしょうけども、
ストーリー次第だから作者次第でもあるんですけど、
それさえ割り引いてもすごい面白いというか当然面白いですよね。
2位がですねムーの地球の歩き方のやつですね。
これが今の世相というか時代をちょうど表しているような、
普通にコロナ禍がなくて普通に旅行行きできればこの本ってあんまり出なかったと思うし、
逆に出版不況で紙の本がアレな時代にこの本は紙で書いたくなる本だと思うんですよね。
僕も実際紙で買いましたし、やっぱりあのシリーズだってわかる想定とか厚さとか紙質のやつで出てるっていうのがまた良くて、
実際本としても面白いし、地球の歩き方のフォーマットをその流れで来てるので、
最後お土産ガイドとかパスポートの取り方とか、
そんな律儀に書かなくてもいいのにみたいなのもいろいろ書いてあって、そこの丁寧に作ってるのも面白いなと思って、これが印象に残ってました。
私もたまたまですけどダイヤさんが選んだ本、2冊ともそうでした。
今年もありがとうございました。
それでは次、辰夫さんどうだったでしょう。
僕もプロジェクトヘイルメアリーですね。
2022年はもうこれしかないなと。
個人的にはこの長さのSFだけど、ノンストップで一気に読んじゃったんですね。上下感。
さすがにそこまで周りのこと気にせずに一気に読んでしまうみたいな体験はここ10年くらい久しぶりだったので、
自分視点でもうこれしかないということで選びました。
先ほどからいろいろ話は出てるんですけど、次から次へともうなんか主人公のライフはゼロよみたいな感じで、
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もうやめてってくらいにガンガン来るのが、むしろ気持ちよくなってくる感じで、それをまた解決して解決して。
最後は本当に超ハッピーなのかどうなのかっていうようなちょっと微妙なところも考えさせられるようなところもあったりはするんですけれども、
とりあえずもうなんかノンストップで一気に楽しめたっていうところで、もうだから今年一番の自分の中でのエンタメっていうところで、
プロジェクトヘイルメアリーが1位です。
2冊目はですね、ちょっと自分が選んだやつなんですけど、つんどくこそが完全な読書術であるを選びました。
これはリバイバルというかリベンジで選ばれたやつですね。
1回プロジェクトヘイルメアリーに負けたんですよ。
同じ月に出して、その後そのリベンジ会が復活してっていう、確かそういう経緯。
これはもうつんどく、情報のビオトープを作るみたいな、そういうような話で、
要するに情報を置いておくと勝手にいろいろと生態系的な感じでいい感じになってこうなりますよみたいな話なんですけど、
全般的につんどくを肯定するっていうことで、自分の心の重みがすっきりするということで、
今年一番のすっきりという観点で選びました。
これを読むことによってもつんどくに対する理論武装ができたので、つんどくに対する攻撃を受けてもきっちりと返して、
ビオトープだからいいんですみたいな感じでいけるということで、いろいろポジティブにいけるかなと思いました。
はい、ということで私からの2冊です。
たしかに、つんどくこそが完全な読書術であり、すごい愛に満ちた、本好きの愛に満ちた本が出てきたね。
とにかくつんどくをひたすら正当化する。意味をとにかく考え続けるというポジティブなね。
それが素晴らしいなと思いますね。本好きのための本ですよね。
それでは最後、石谷さんはどんな本ですか。
僕ですね。1位、すみません僕だけちょっと違うんですが、1位は僕は線の脳理論ですね。
脳をどう捉えていくのかっていうのは、今年一つトレンドにもなったAIみたいな話も含めて、脳をどう捉えていけばいいのかっていうところって、
わりとちょっとぼんやりしていたところもあるところに、一つ一つ大きな見方、視点を与えていただいたという本なので、
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これは多分また繰り返し読む、もしくは今後またジェフ・オーケストラが何か書いてくれれば必ず読むだろうなというところで、
1位はこれかなというか、この先の僕自身へのインパクトという意味でもやっぱりこれかなと。
2位がそれは一緒なんですけど、プロジェクト・ヘール・ミアリーですね。
ただちょっと羨ましいというかですね、結構僕一時期、日本だとまだそれがあんまりないのは、結構海外だと原書で読んでいる人たちが多いからっていうのもあると思うんですけど、
結構ロッキーをみんな描いてるんですよね、絵で。中には立体で作っている人とかもいたりして、
映画が一応進行中なんですよ、確かね。なので映画が出てくれたらですね、いつかロッキーのプラモデルが出てくれないかなと。
とかね、思ったりもします。
僕も今、たまたま確認の意味より見てたら、アートステーションっていう結構日本でいうところのあれか、ピクチューブみたいなところがあるんですけど、
もうちょっと交渉のやつですけど、アートステーションにロッキーをミッド・ジャーニーで描きましたっていう絵とかがちゃんと投稿されてるんですよ。
なるほどね。
そこらへんは海外の方が全然盛り上がってて、そこは若干羨ましいな。
プロジェクト・ヘール・ミアリーに関しては基本的に僕は超ロッキーかわいい以上ですよね。
やっぱりロッキーかわいい以上に尽きるなっていうね。
だからこれが映画とかでどう描かれる、あの可愛さが、自分の中で生成した可愛さが、頭の中で生成した可愛さが映像となった時にちゃんとそれが残ってくれるのかなっていうところと、
まあまあ若干のネタバレはもうしてもいいかと思うんですけど、最後の最後で結局帰らないっていうのが良かったな。
それは本当に良かったなっていう感じですよね。
だからその極限状態で一緒に過ごした期間っていうのは多分そんなに長くないわけですよね、ロッキーと本当に過ごした期間っていうのは。
でもその間にその友人となって、その後もっていうところがちゃんと変に帰らないっていうのが僕にとってはすごく納得のいく終わりでもあったので、これは非常に良かったですね。
ただ実は2位と3位はムーでかなり悩みました。
ムーにするかプロジェクトエリメリーにするかでかなり悩みました。ムーはムーで良かったと思う。
久しぶりに地球の歩き方も買ったし、ある意味ムーを買ったとも言えるんですけども、非常に、
セイコーさんも言ってたように紙であることに意味がちゃんとある本っていう意味でもムーも良かったよなと思いながらも、最後はちょっとロッキーの勝ちかなっていう感じでしたね。
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はいどうも皆さんありがとうございました。じゃあ対象としてはプロジェクトエリメリー。
問題ないですね。
この年の方は。みんなやっぱりこれにやられた。やっぱりあれかなり長い本なんですけどね。上下間に分かれていてね。
僕も結構あっという間に読んじゃった記憶しかないな。
みんなそう言いますね。ところがやっぱりすごい本なんです。
あとやっぱあれですよね。この作者アンディウィアーか。アンディウィアーはやっぱりこの宇宙引きこもりっていうのが似合うんですよね。この人の作家性とね。
そうそう宇宙に一人残されるっていう状態が得意ですね。
何がね、この人の何に関係しているのか全然わかんないんだけど、宇宙一人にするととりあえずこの人は良いものを書くっていうね。
実はなんか人を描くの苦手みたいな。
それはね、あり得る。
あんまり大勢出てきちゃうと不得意になるかもしれない。
あんまり群蔵者とか人得意じゃないんだろうなみたいなね。
だから次どうやって宇宙で一人になるかっていうのを考えるの結構大変ですよね。
確かに確かに。
もう火星もやっちゃったしね。
それではそんな感じで対象が止まったので、とりあえずお正月第1弾、こんなところで締めにしたいと思います。
もし読んでない人がいれば適当に読んでほしいですね、お正月にね。
これは読んだほうがいいですよ、みんないいと思ってるんで。
ではまた。