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2022年最後の選定図書、集英社から出版されている「ルリドラゴン」をレビューします。

初心者でも大丈夫です。マンガ読みにプロが語る「ルリドラゴン」分析回です。

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ついてるブッククラブ。こんにちは。ついてるブッククラブです。 ついてるブッククラブは橋本大尉、愛したねまさき、セイコー達の4人がお送りする、月に1冊本を読んでいこうというボットキャストです。
2022年12月の課題書として、前回ですね、終焉社の週刊少年ジャンプで連載された、現在は連載が休止中のルリドラゴンが選ばれたので、そのレビューをやっていこうかなと思うんですが、
一応今年最後ですね。ということで、すでに途中経過であれこれ聞いていたりするんですが、特に大尉さんかな、面白いは面白いんだけど、そんな何がすごいんだっていう、みたいなことを小耳に挟んだのですが。
なんかね、前回石谷さんが今年一番これがいいという一押しだったので、もうそれは漫画読みがすごいっていうのがすごいんだろうと思ったんですけどね。読んで、いや面白そうですよ。面白そうっていうのが感想で。だって物語がまだ全然始まっていない感じ?
まあ本当始まったばっかりですよね。
で、絵はわかりやすくて楽しい。絵も丁寧に描かれていて、これからどんどん面白くなっていきそうなんですけど、ただこの初期設定の段階で、そこまで引き込まれた理由を聞いてからレビューしたいっていうのが、評価したいっていうのがね、強い思いとしてありますね。
なるほど。
そういうちょっと特殊な漫画ですよ、これは。
タツオさんも読んでたんですよね?
読んでました、読んでました。ダイヤさんと大体同じですよね。やっぱ面白いんだけど、なんかまだ始まってないなっていうところで。
で、あとなんかうちの子も、今小6なんですけど、友達から少年ジャンプ読み終わったやつをもらってきて読んでたりして、結構ルリドラゴン好きらしくて。
で、あのKindleに入れて、買ったから読みなよみたいな感じだと、なんかすごい喜んで読んでたんだけど、なんか最近なんかジャンプ出てないんだよねみたいな話をして悲しく出たりしました。
だからまあ子供にも受けがいいなっていうところはちょっと感じましたね。
何がすごいのかっていうところは知りたいですよね。
せいこうさんはどんな感じでした?
そうですね、僕も石谷さんがすごい良いって言ったんで、期待して読んだ口なんですけども。
読み始めて、すごいこの奇抜な設定はあれだなと思って、ここからすごい手に汗握りスペクタルクルな展開で冒険ロマンが待ってるんだなとか思ったら、
逆に意外に普通に学校生活が進んでて、まあ平和でいいんですけど、ここがすごいんだ、これがあれをとかって、
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実は何かのメタファーで、すごい裏読みして、このルリドラゴンのドラゴンはきっと中国を意味してて、現代社会をとかって、
いや無理があるなとか思ったり、これは原発を意味しててとかSDGsとかいろいろ考えたけどあんまりよくわかんなくて、
背景の書き込みとかに何かヒントがあったと思ったけど、すごいところもあれば意外にあっさりしてるところもあったりで、
ちょっとまだまだこの漫画の魅力を捉えたとは言い難い状況にはありますので、ぜひ解説をお願いできればと思います。
じゃあ僕が漫画読みっぽい粘着業界としての粘着的な解説をしようかなと思ってるんですけど、
僕が何を評価してるかというと、物語は基本的には全然始まってないし、多分この先も壮大な物語とかにはあんまならない気はする。
で、じゃあ漫画として何がすごいかって、お話を見るだけであれば、映画でもいいし、アニメでもいいし、小説でもいいし、何でもいいっちゃいいわけですよね。
で、じゃあ漫画が漫画たる由縁のところどこなのっていうところで言うと、やっぱりそれはアニメと一緒なんですけど、実写ではないので、書かれているものには全部意図があるってことなんですよね。
基本的にそこにある必要があるからちゃんと作者が考えてそこに絵を描いているっていうところが、偶然猫が通ったとかないわけですよ。
猫がそこに描かれているっていうことには、なぜそこに猫がいるのかっていう理由があるんですね。
適当に描きましたっていう理由でもいいんだけど、何かしらの理由が必ずあるっていうところで、で、そうすると漫画の魅力どこだろうって言った時に場面場面の描写なんですよね。
描写として、一枚の絵としていろんな情報が入っていて、なおかつ話が絵で説明する、言葉で説明するみたいなところが、ちゃんと絵が物語を語っていてっていうようなところの絵の描写、
綺麗な絵とかっていうコツじゃなくて、漫画としてうまい漫画、よくできている絵っていう描写的なところで言うと、本当に今年読んだ漫画の中で一番よくできているなと。
で、僕が最初に驚愕したのがですね、僕紙版も買ったんですけど、表紙みなさん見ましたよね、これね。
で、一ページ目をまず開いていただきたいんですけど、一ページ目でえ?ってなるわけですよ。
え?どこに?
で、何でかっていうと、表紙ってルリドラゴンじゃないですか。で、女の子じゃないですか。で、頭から角が生えてるから、まあドラゴンなんだろう。
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で、目を見ると、爬虫類っぽい目になってるんですよ。
縦線が入ってますね。
縦線の目なんですね。で、あ、ドラゴンだからこういう目なんだろうな。で、あとなんか口もちょっとドラクラみたいな、ちょっと牙っぽい歯になってますよね。
そうそう。だから、あ、こういうところがあって、ドラゴンっぽさっていうのがこういうところに出ているっていう感じなんだろうなと思って一ページ目を開くと、この一ページ目のルリちゃんの目は、この縦の目じゃないんですよ。丸なんですよ、目が。
で、その後しばらくずっと丸なんですよ。
つまりこの状態のルリちゃんはまだそんなにドラゴンじゃないっていうことを目で表現してるんですよね。
では、これどこでこの縦目になるかっていうと、1話の途中で変わるんですけど、感のいい人はわかるかなと思うんですけど、火を吹いたところを境にして目の形が変わってるんですよ。
ドラゴン、教室の真ん中で前の男の子に向かって火を放ったところ、その見開きのコマの前までは目が丸くて、火を吹いた後は目が縦になってるんですよね。
つまりここでこの子は体質がここから変わっていくっていうことを目の描写だけでちゃんと表現してるんですよね。
気がつかなかった。
で、これはすげーな、ちゃんとしてると思って。最初丸が出てきた時点であれ、教室とかげみたいな目してんのに、なんでここもずっと丸なんだろうと思って読んでたら、この火を吹いたところでパンとドラゴン。
ここからドラゴンに、角は何かの合図として出てきたんだけど、そこから本当に体が変わっていく、ドラゴンになっていくっていうところの最初の表現として火を吹くと同時に実は目も変わっている。
つまり中だけじゃなくて外も同時に変わってるんですよね、この子。
中と外が同時にこの先変化をしていくっていうことをこの炎のシーンだけで予感がするんですよね。
で、この後これがたぶん続いていくんだろうなっていうところで、一巻しかないのであんまり進んでないんだけど、一巻の最後がまた稲妻のところが出てくるんで、この後また変化がきっとあるはずなんですよね。
で、若干目の表現が変わってるんですよ。
ほんとだ。横にも線が入ってる。十字になってる。
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放電するところで目が今度クロスになってるんですよ。
これは意図的にこういう表現をしてるんですよね。
で、こういうのは漫画読みは見つけるとニヤニヤが止まらない。これどこで目変わったんだろうとか。
これは絶対作者がここまで考えて描いてるんですよ。
で、そんなのがあるのと、1話のクライマックスシーンって、たぶんなんですけど、さっきも話したこの目が火を吹くところ。
見開きの。ここがたぶん1話のクライマックスシーンで、ここでもう言い訳も聞かないぐらいお前ドラゴンだなってことになるわけじゃないですか。
で、ここにはやっぱりこれも理由がちゃんとあって、これよくあるネットとかでもよく払わされるアニメとかの流れでもよく言われるかな。
主人公とヒロインはなんで教室の一番後ろや窓際に座ってることが多いのかっていうやつがあるんですよ。
それは理由があって、やっぱり教室があって四角があって、一番後ろとか窓際って、その先に人がいないんですよ。
だからその2人にぷっと寄って描くと、背景の人を描かなくていいんですよね。
風景、背景だけ描いて、窓の外描いて、その2人が喋ってても違和感がないわけですよ。
だから端っこもしくは窓側っていうのをよく出てくる人の席にしがちなんですね。それは制作の都合で。
ところが、これ26ページかな。ルリちゃんが初めて教室に着くところで、ルリちゃんど真ん中なんです、席がね。
で、あれって思うわけですよ、その時点で。
あ、真ん中に描いてると思って。あ、ってことは端っこじゃない子を描きたいんだな。
要するにクラスの真ん中にいるような子で、クラスの人間も描きたいんだなっていうことがなんとなく思うんですよね。
で、読み進むまでいくとクライマックスシーンで、結局じゃあなんでこの子が真ん中にいなきゃいけないかっていうと、
火を吹いた時に前にちゃんと男子がいて、教室中から見えるポジションにいないとこのシーン盛り上がらないんですよ。
教室のど真ん中で火を吹かないと、このシーンって盛り上がらないんですよね、描写的に。
これが一番後ろとか一番前とかで吹いてたら、前の男の子の頭燃えないわけですよ。
で、周りの人たちも気づかないわけですよね。ひょっとしたら一番後ろで火吹いたらひょっとしたら一番前の人は気づかないかもしれない。
一番前だったら前に人はいないから男の子の頭はチリチリにならないみたいな感じで、
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このクライマックスシーンを一番効果的に描くためにはルリちゃんは真ん中に座ってなきゃいけないんですよね。
っていうのでそういう配置がされているっていうやつなんですよね。
で、なんかね、割と一時が万事この調子なんですよ、この漫画。
なんでお母さんここで靴を変えてるんだろうとか。
そうすると後にドラゴンに会いに行ってたっていうことが明かされたりとか。
お母さんなんかいつもの靴じゃないので出かけてるみたいなのがあると、
ちゃんとそれはその間、で結構お母さんが裏で動いてるんですよね。
ルリちゃんが休みの時に学校にみんなのところに挨拶に行ったりとか。
だから実は結構二重のレイヤーで物語がずっと動いていて、
実はお母さんとルリちゃんっていうので二軸で動いてるんですよね、時間帯的には。
で、あと僕がね、ひっくり返ったのが、
ちょっとさっき探そうと思って見つけられなかったんですけど、
ノンプレで言うと56ページ。
火を吹いちゃったルリちゃんが怪我してお母さん迎えに来たところを、
友達のユカちゃんが心配してチャットをしてくるっていうラインっぽい画面が映るんですけど、
で、これパッと読み飛ばしちゃうと、
これ別に読み飛ばそうと思えば読み飛ばせるシーンではあるんですけど、
ユカから来たとか言わないんだよな、わざわざな。
パッとチャットの画面が映って、
いか教室大丈夫だったっていうのが出るんですけど、
このチャット画面の時間かな、
6時35分って書いてあるところの下にユカって漢字が書いてあるんですよ。
で、これはユカちゃんのハンドル名なんですよね。
あとから出てくるやつですね。
そう、それであとから出てくるんですよ。
で、これが意図的であるっていうのが、
このユカっていう漢字のすぐ左にセリフのユカがついてるんですよね。
だからパッと読み飛ばしても、
この画面のこのユカっていう漢字にちゃんと気づかなくて音読みをしなかったとしても、
この画面はユカからの画面であるってことにちゃんと気づくようになってるんですよ。
読み飛ばしても平気なように。
っていう画面設計とかがものすごいよくできてる。
いちいちいちいち。
で、こんなものを週刊連載でやってたらそれは倒れる。
だから全部その一コマ一コマこの後とかこの先の展開、
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実はまだ明かされてない設定に裏打ちされたことみたいな感じのことが、
ほぼほぼ全てのコマに入ってるから何回読んでも面白いっていうね。
っていうところですね。
一番特徴的なのはやっぱり一話ですね。
一話がほんとすごいですね。
こういうのがきっちり全部入ってて。
で、教室の真ん中っていうのは基本的に描くのめんどくさいから避けるっていうところ、
話はさっきしたと思うんですけど、
一巻で言うと要は火を吹いちゃったわけですよね、教室の真ん中で。
で、それがちゃんと最後で男子も含めて、
ルリちゃんが最後教室の真ん中で囲まれるっていうところまで、
なんかいろいろあったけどまた仲良くねってなったところで、
一巻の最後は今度放電するっていうところで終わる。
ちゃんと火で終わる。
本来であればもっとここからね、
おそらく何巻かかけてこの女の子がどう変化していくのか、
中がどう変わっていくのか、外がどう変わっていくのか、
一応想像すれば最後本当にドラゴンのような姿形になって、
街を破壊するところまであり得るっちゃあり得るんですけど、
そういうふうには多分ならないとは思うんですけど、
そういう感じで展開していくっていうところが、
実はちゃんと一話の中に全て割と実は種としては仕込まれていて、
それをちゃんと紐解いていくっていう一環になっていて、
で、とはいえこれで終わりじゃないよっていう引きで、
でまた最後、さっきも話しましたけど、
表紙で目に気づいて目がおかしいってなって、
また今度目が十字になるっていうところでちゃんと終わっているっていう、
非常によくできた漫画ですね。
ということで、ざっくり言うとこんな感じですね。
だから話せる内容じゃないんですよね。
話せる内容は基本的にはどうでもいいっちゃどうでもいい。
それよりは一つの世界を描くために、
漫画家っていうのはここまで考えて、
それをしかも画面レイアウトして、
当然絵も立ち上げなきゃいけないですけど、
それより以上にやっぱりレイアウトですよね。
レイアウトをちゃんと組んでいって、
しかもこれを週間でやってたわけで、
月間でもどうだろうっていうぐらいの非常に緻密な設計をして、
なかなかこのレベルに緻密な仕事をしている漫画には、
なかなかめったに重い目に描かれないので、
これはもう本当今年、僕のとっては、
漫画読みとしてはもう今年ベストっていう話でございました。
なるほど。
まあでも本当に1話がすごいですね。
本当に1話がすごい。
1話なんか長いですよね。
そうそう。
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連載の1作目は長いのかな、こういうのって。
もしくは1話だけ別のとこで載せてたのかもしれないですよね。
それはあるかもしれない。
1話がなかなか終わらないから、僕もちょっとびっくりして、最初は。
で、結構こういうのはお話じゃなくて、
描写だったりレイアウトのうまさだったりするから、
結構これアニメになると良さが消えちゃうんですよね、意外と。
これはやっぱり漫画の良さではあったりするっていう。
アニメはパッパ進んじゃいますからね。
そうなんですよ、どんどん進んじゃう。
だから僕とか結構時間かかるんですよね、1話ずつ読むのが。
ここがこうなってこうなってんだみたいな感じで何度も読み返したりとか。
美術館に行けば、絵がわかってる人だと長いけど、
僕だとすごい美術館回るの早いみたいな。
まあまあまあ、そうかもしれないですよね。
漫画の良さがすごく凝縮されている。
だから話の面白さだけが漫画じゃないよっていうところなんですよね。
漫画という表現の素晴らしさを教えてくれる漫画なので、
これは漫画読みとしては称賛しないわけにはいかないっていう感じでありました。
勉強を教えてくれる人ってのは後に重要人物になってくるんですか?
いやーなんかうさんくさいですよね。
なんかこう、ただの友達じゃないような。
そうそうそう、なんかうさんくささがもういろんな表情とか、
持ってるものとかから漂ってくるんですよね。
なんかね、友達っぽいような、何か含みがあるような。
そうそうそうそう、そうなんですよそうなんですよ。
でその仲の良いユカちゃんと、その女の子が、
結構同席しないじゃないですか。
最後の方とかなんかスタバに行くときもユカちゃんはついていかないとかね。
なんかあるんですかねやっぱり。
そうそうそうそう、この頭の良い女の子怖いよね。
でも怖いっていう話は、話としては一切出てきてないんですよねやっぱり。
何度読み返しても。
単に仲良くしようよとか、
なんかさっぱりしてる性格だよっていう描写はあるんだけど、
この子が怖いっていうに関する、多分お話としては内容はほぼ入ってないはずなんだけど、
なんか表情とか、そのもろもろから、
なんかこいつヤバそうだっていうことは、読者は実は感じ取ってるんですよ。
でもそれは、作者がそうなるように描いてるんですよね。
でもそれは、やっぱり、
でもそれははっきり言っちゃうと、話としては面白くなくなっちゃうから、
匂わせるっていうところのために絵を使っている。
レイアウトもおそらくそうですね。
だから顔1個撮っても、上から見た顔、その人を上から見るっていうのと、
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下から見上げるっていうので受ける印象は全く変わるじゃないですか。
1対1で話してる、描写をしてるときに。
その辺のカメラの位置とかもやっぱり、
だから多分なんだか不穏な感じがするっていう。
で、なかなかね、そこまで考えさせてくれる間がないんですよね。
しかも多分この人若いですよね、きっと。
僕ちゃんとそこ調べてないんですけど。
多分すごい若い作家さんだろうけど、
まあちゃんと時間と時間の差があって、
そこまで考えさせてくれる間がないんですよね。
はい、ご納得いただけましたでしょうか。
そうです。ちょっと僕感じたのが、
なんか結構そのアングルがあちこちあちこち、
なんか、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
スクリーントーンみたいなので、なんかやるのかなと思ってたけど、なんか全部本当に全てが線画になっていて、結構なんかそういう細かいの大変そうだな、なんか黒板とかも、もうなんか黒からグレーなところも、なんか全部あの縦線・横線の組み合わせでなんかこう明るさを変えるみたいなのも書いてあったりとかしてる。
多分今時なんで、多分デジタルだとは思うんですけど、デジタルでトーンとか使っちゃうと、アナログのトーンってやっぱ削ったりとか、いろんなテクニック実はあったんですよね。ただ貼るだけじゃなくて。
アナログのやっぱデジタルのいわゆる漫画用のソフトウェアのツールでトーンとか使っちゃうとやっぱなんかベタってしちゃうんですよね。だからやっぱそこも自分の特徴を多分出したいんじゃないですかね。そうすると全部線で書いたほうがその人の特徴がやっぱ出るので。
そういうとこもなんか酷くちゃんとしてるんですよね、この人ね。そういうとこも含めて。きっちりやってますよね。そう、すごくきっちりしてる。真っ白でいいところなのになんか薄く書かれて、背景が薄く書かれていたりとか。
なんかそういう背景見てても結構面白いなとは。
それを思うと結構スタバの背景とか意外といい加減なんですよね。スタバとかじゃーって線引かれて終わりなんですよね。それはやっぱりその家とか教室とかのがすごく丁寧に書かれてますよね。
なんで不穏なのかっていうところまでちょっと僕は読み取れないんですけど、でも明らかになんか不穏な感じはするんですよね。
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背景が白っぽすぎるとかそういうところも不穏さがあるんですね。
いやそれも多分だから意図的だと思いますよ。だから黒っぽい画面にロウソク立てたらどんなニコニカ視聴者でも怖い感じになるじゃないですか。
そういうのと一緒で多分背景も演出効果の一つとして多分使ってるとは思いますね。
ダイヤさんが一番なんか呆然としてる感じですけど。
そうですね。とりあえず今回は石谷さんの解説をやってみようかなと思っていて。
じゃあそれぞれの感想と点数を言っていくわけですね最後ね。
今日はほとんど石谷さんの感想でいいんじゃないかという気がするんですが。
まあまあでもなんかすでにちょいちょい喋っていただいてるんで、単純に点数でいいと思いますけどね。
やっぱこう丁寧に作られているっていうことがよりわかりました。
ただだからといって評価が変わるかというと、いやまだだって物語が始まってないからさということで。
まあ3だったのが今の解説の理由で3.5になったというのが本音でしょうか。
本当はねこういう漫画やっぱり3巻とか5巻ぐらいまでは溜まってから、漫画って物語の進行が遅いんで本当はそうしたいんですよね。
というところで、はい了解です。
じゃあセイコーさんお願いします。
そうですね。僕もまだ始まったばかりなのでということはありますが、期待を込めて4かなって。
その評価、周りからの評価が高いっていうのも含め、ちょっとずるいというか自分の軸があれですけど、
そういうのも込みで4に。まあそのね、お勧めできるという意味で4ですよね。他の人にもこうそういう。
ただまだその100%理解したかとか、あああって読みどころがわかったかっていうか、
まだちょっとその辺は自分でも自信はない部分ではありますけど、まあ4です。
じゃあ達夫さんお願いします。
僕も欲しい4ですね。いやまあ面白いんですけど、やっぱり続きが出てじわじわ点数上がっていくタイプかなっていうところは仕方がないのかなと思っていて。
ただまあやっぱり子供にも受けがいいし、僕も楽しく読んだし、本当に続きが楽しみっていうことで、
欲しい4っていうことで早く次出てくれるといいなと。ただまあ無理せずにやっていただければいいなと思います。
僕ももちろん欲しい5なんですけど、まあまあ本当お話はね、全然まだ始まってないし、
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あと実は皆さんこれAmazonのレビューの数見ました?Amazonレビュー1454件ついてるんです。
だからやっぱりこれね、支持されてるんですよこの漫画すごく。
一巻でお話としては本当ね、教室行きましたぐらいの程度の話しか進んでないのに、やっぱりこれだけちゃんと支持されていて、
やっぱり丁寧な仕事っていうのはちゃんと読者に伝わるんだなっていうのの一つのサンプルとしても、
だから時間かかってもいいと思うんですよね。別にそんな習慣連載にこだわる必要も特にないと思うので、
いやこのね仕事量習慣でやるのはね、それは体壊れちゃうので、まあ別にジャンププラスでもね、
デジタルでもなんでも今はね、ジャンプ系は結構柔軟に対応するようになっているので、なんかいい形でのね、
連載の形でとにかく続いてほしい、続きが読みたいっていうところのエールを込めての星5です。
ということで、でも多分ガッツリ漫画界は多分初めてだったかなという気はするので、
漫画の良さっていうのはやっぱり僕は今日何度か話をしていると思うんですけど、やっぱりその絵だけじゃない、
お話だけじゃない絵とお話が一体になって、こういう話だからこういう絵なんだっていうところを、
一枚絵、動かない絵でいかに見せてくれるかっていうところの芸術だと思っているので、
そういう意味ではこのルールドラゴンは本当に優れた作品だと思っております。
ということで、今回はこちらでという感じですね。
2022年の続いているブッククラブはこれで終わりか、終わりということですね。
次回は一応、もともとのこのポッドキャストの母体になった正月楽をしたいっていう考えから始まって、
実はこのついてるブッククラブ、ついてるポッドキャストの試みなんですけども、
それの監修を習ってですね、元旦から2本立てでお届けできるよう宮本さんが頑張っておりますので、
1月はですね、元旦1つ目が2022年のベストブックを選びつつ、
それから2本目はいつものように1月の課題図書を選ぶという回でお送りできればというふうに思っております。
そっか、これで最後だからこうなるんですね。
では、来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を、いいですかね。
良いお年を。
良いお年を。
バラバラ。
じゃあ来年もよろしくお願いいたします。
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よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
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