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2022-07-03 41:29

第39回「2022年7月の課題図書会議」

読書レビューポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」

大変お待たせしました。7月のレビュー図書選定会議の模様です。

番組の感想は、Twitterアカウント @tsuiteru2020 へどうぞ!

#ツイてるブッククラブ #読書会 #ポッドキャスト

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こんにちは、ツイてるブッククラブです。 ツイてるブッククラブは橋本ダイヤ、石谷まさき、セイコー、達夫の4人がお送りする、月に1冊本を読んでいこうという
ポッドキャストです。7月になりました。 今月の課題図書を選んでいきたいと思います。それぞれが3冊ずつ推しを紹介して、そして
計12冊の中から投票で1冊を選び、次回みんなが読んできて語り合うという形式です。
それでは今日は橋本、私から3冊紹介していきたいと思います。
1冊目はですね、ナラティブ経済学、経済予測の全く新しい考え方
ロバート・シラー著です。このロバート・シラーっていうのはノーベル経済学賞を受賞した経済学者
だからまあすごい有名な人なのですが、今回はナラティブ、物語ですね。
シラーはストーリーとナラティブっていう言葉、どちらも物語ですけど分けて考えていて、聞くものに対して何らかの意図を持って語られる物語をナラティブと言ってます。
だから普通のそのおとぎ話とか小説とかの物語っていうのは誰かを操作しようとして何か言ってるわけじゃないですか。
だから何かこう意図を持って流される物語、語られる物語をナラティブと言ってるんですね。
このナラティブっていうのがどういうふうに経済に影響するのかと。要はインターネット上の噂とか
あるいはフェイクニュースみたいな操作しようとするニュースとか、そういうこう
主にインターネットに現れるいろんなナラティブをですね、分析していくっていうものなんですね。
最初のケースはビットコインなわけですよ。ビットコインって本来何の実体価値も持たない仮想通貨が人々のナラティブだけでこれだけの価値になってると。
最近ちょっと落ちてるっていうのはありますけれども、でももともと伝説の創始者の里市仲本だとか、
あと国家の貨幣に代替するオルタナティブなものだということで、無政府主義者じゃないけれども新しい貨幣を望む人たちが厚く支持していたり、
あるいはその持たざる者のエンパワーメントなんだっていう言説もあるし、いろんなナラティブが集まってビットコインっていうのの価値をどんどん高めている
ということだと思うんですよね。で、そういうそのいろんなインターネット上のナラティブというのを分析していくんですけれども、これ書かれたのは現状は2019年なんですね。
なのでパンデミックの前なんですけれども、実はこれパンデミックのことを書いてます。エピデミックというか、要はそのナラティブが広まるのはパンデミックと同じ仕組みであるって言ってるんですよ。
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だから結構、パンデミックじゃない時期に書かれたからちょっとすごいんですけれども、感染とか回復とか衰退の3段階っていうのがあって、その感染率と回復率っていうのが問題なんだけれども、
要はその人は何かの噂とかナラティブに感染するんだと。最初のうちは情熱的に喋っていけれども、だんだん飽きてくると。
そうすると情報伝播が弱くなっていって、やがて収まるんだということで、パンデミックのカーブと数学のモデル的に同じだっていうことを経済学者なので証明していくわけなんですね。
かつナラティブは病原菌と同じで突然変異もすると。話を持ったり尾ひれをつける人たちが出てきて、よりこの感染率っていうのを上昇させていくのだということで、だからそういう変異するっていうところでも感染、パンデミックと同じだということを言ってたりします。
あといろんな株式市場とかビットコインも含めて市場の動きに関して最終的には9つのパターンを私は発見したって言ってるんですね。株の動きとかビットコインの根の動きに関して。
この9つで大体説明できるっていって、ナラティブの旧パターンっていうのを最後の方で紹介したりしています。やっぱりこれはそこらにいる学者が書いたんではなくて、このシラーというノーベル経済学賞を受賞している経済学者がインターネット上のナラティブっていうのを真っ向から分析したということと、
あとパンデミック前なのにパンデミックのモデルでそれを説明しているっていうのがすごく面白い本だなと思いまして、インターネット上の噂とかインフルエンサーの話とかがどうやって広まっていくのかっていうのを経済学的に見るというテーマがとても経済学者じゃなくても面白い本だなと思いました。
それが1冊目ですね。2冊目がレンジっていう本なんですけども、知識の幅が最強の武器になるデイビット・エプスタインが書いた本です。これはなぜ専門家の時代にジェネラリストが勝つのかっていうことを書いている本です。
最初はスポーツの話から始まるんですけども、大体その世の中の誰もが知るようなトッププレーヤーたちっていうのは実は早期AI教育を受けた人ではないことの方が多いっていうデータから始まるんですね。
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大体他のスポーツをやっていたとか、いろんな経験、雑多な経験をした後、今のスポーツにたどり着いている人が多いんですよ。世界の頂点に立つプレーヤーっていうのが。必ずしも何々一本やりっていうスペシャリストが勝つわけではないということを言っていて、
実はそのスペシャリストが勝てるドメインとそうでないドメインっていうのはあるっていうことも分けて言ってたりするんですけどね。スポーツだとテニスっていうのは大体トッププレーヤーは他のスポーツを経由している人たちが出てくるんですけども、それはなんでなのかとかですね。ゴルフっていうのが早期教育じゃなくてもいけるやつで、テニスは比較的逆であると。
ゴルフとテニスっていうのはちょっと実は違いがあるんだっていうことなどを説明しているんですね。ジェネラリストっていうのが実はそのスポーツだけではなくて、大きな予測でも勝者であるということをこの人、いろんな事例を見ていっているんです。
専門家の株式予測っていうのは当たらない。地球温暖化の長期予測に関しても専門家は外していて、むしろ一般人の言説の方が実は当たってると記録を見ていると。国際政治の状況なんていうのも、実は政治学者は予測できてないと。
だいたいデータから見ていくとジェネラリストタイプの予想の方があってしまうということを言っていて、それがなぜなのかとか、こういうシーンではジェネラリストは本当に強いのだっていうことなどを言うんですね。
例えば最後の方に出てくるんだと、任天堂のレイなんかも出てきて、横井軍平っていう有名なゲームプロデューサー、クリエイターですね。あの人もともとゲームの制作者じゃなかったという話で、
なんでそこまでヒットを次々に生み出せるようになったかっていうことなんかも、幼少期からの幅広い経験があったっていうところが生きていて、専門家の読者、いわゆる研究者とか博士の人たちから見ると、この本ちょっとムカつくんですけれども、多分。
そうではなくて、結構一般人の感性、いろんなことを経験してきてる人って実は強いよっていう、ジェネラリストの時代っていうふうにこの人は言ってるんですけれども。これを読んでちょっと私は思ったのは、ニュースとかで専門家でもない一般人が、例えばひろゆきとかそうですけれども、
ひろゆきが一般人なのかっていう、またそれは議論がありますけどね。 オールラウンドなコメンテーターってどうなのって思うところもあるんだけれども、この本を読むと、実はジェネラリストの言うことっていうのも、そんなに的外れではないというか、むしろ当たることが結構あるっていう専門家を超えて、そういう本がこれです。
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三冊目ですね、三冊目がディズニーランド、世界最強のエンターテイメントが生まれるまで、リチャード・スノーっていう本なんですけれども、これはマジ面白かったです。寝れない。ディズニーランドの本っていっぱい出てるんですけれども、これはね、ソンジュ・ソクランのディズニー本ではないんですね。
ディズニーの、もっと働いてた人がディズニーのノウハウを書いたとか、そういうレベルではなくて、この人はもともと歴史雑誌の編集長なんですけれども、特にディズニーランドそのものに特化してます。最初のディズニーランド。
なぜディズニーはディズニーランドを作ろうと思ったのかから始まって、最後はディズニーランド初日のところまで行くんですね。本当にいろんな知らないことが書いてあって、たとえば、もともとキャラクターのテーマパークなんか作ろうと思ってなかったんですね、ウォルト・ディズニー。
なんであれはディズニーランドなのかと。自分の名前なのかと。だってミッキーマウスランドでもよかったんではないかと。っていうのは、最初は鉄太田だったんですね、ディズニーね。鉄道博覧会で古き良きアメリカの街並みと昔の車両が再現されてたのを見て、それをやりたいって思ったんですね。教育施設にしたかったんですね。
なんていうところから始まって、すごい周りから奥さん含めて大反対だったと。遊園地なんか、当時は遊園地は汚くて古いものと思われていたので、成功例が一例もなくて。そういうのをどうやって突破して、ウォルトがディズニーランドを作っていくかっていう。
実は超難山だったっていう話は、断片的にはいろいろなところで聞いてはいるので、それが歴史的に書かれているということですよね。
あと、ディズニーランドのスタートっていうのは本当に大失敗で、全部テレビ中継されてたんだけれども、ディズニーランドが全然スムーズにオープニングできなかった。大失敗が全国に放送されて、ダメージ回復から始まるっていうこととか。
非常に生々しく、この人は歴史雑誌の編集長なので、歴史ドキュメンタリー的に全部が書かれていてですね。ウォルトっていうと、今はもう深刻化されてしまっていて、良い点しか言われないけれども、結構いろんなことを言ってるんですよ。
スティーブ・ジョブズばりにひどいっていうのは聞いたことあるんですよね。
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そうですね。ジョブズに似てるかもしれません。必ずしもみんなが好きな良い人ではないわけですよ。なので、そういう面なんかもたくさん紹介していっていて、
そういうところって、元ディズニーの従業員が書く、良いところしか書からないディズニーランド、成功の秘訣みたいな、本当は全く違う。本当はどうだったのかと、ディズニーランドの出来るときって。
なんか弟がすごいんでしたっけ?
弟は経営者。そこもたくさん書かれてます。どういう人たちがウォルト・ディズニー以外にいたのかっていう。結構その他の人たちもすごいんですよ。
ウォルト・ディズニー一人ではできなかった。なので、これはディズニーランドっていうのを一番ちゃんと捉えている本だなというふうに思いました。以上3冊です。
それでは次は石谷さん3冊お願いします。
私はですね、前回の脳は世界をどう見ているかの余波の中にまだありまして、脳関係の本ばっかりなんですけど今回も。
前回のときに脳をどう捉えるかっていうのが新しい目線が来たと同時に、じゃあそれをどうやってコンピューターAIに応用していくのかみたいなところが気になっちゃって、
そもそもAIどうしよう、ちゃんと勉強してないし何かいいのないかなと思って、たまたま手に取ったらですね、何かタイトルと随分違ってAIのことを随分ちゃんと書いている本なのでまずそれを紹介しようかなと思うのが、
何年前だっけな、ちょい昔ですよね、2018年か、結構ベストセラーになって、ビジネス賞大賞2019の、大賞を取っているのか、AI vs 教科書が読めない子どもたちという本で、後半の方がね、このAI vs 教科書が読めない子どもたちってここがすごい強いんで、
そういう本なのかと思ったらですね、これ前半ほぼほぼこれAIというものがいかに発達して、どこがダメで、どういうことがトライアンドエラーをされていてということをちゃんと説明してくれている本なんですよ。
だから僕、AIの歴史とか全然知らなかったんで、結構昔からね、実はAIっていろいろ試されていたとか、機械学習も元々のスタートは結構古いっちゃ古いですよね、それがもう一回発見されてとか、あとまあちょい古い本なんだっていうのもあって、結構 IBM のワトソンの話が結構入っていたりとかですね、
そういう数学者であるからこそっていう目線で、AIとコンピューターと人間の関係っていうのをもう一回ちゃんときれいに整理して、これ何がいいって、オーディブルがえらいんですよ、めちゃくちゃ聞きやすいっていうのもあって、
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これは結構、みんなAI、AI言ってるけど、何なの?みたいなところを一旦頭整理するのに結構いい本です。というか僕はそう受け取りました。なのでこれがすごい良かったなというのがまず一冊。
次がですね、これはその前回のノーは世界をどう見ているかっていうのをですね、アスキーのエンドさんが結構今年はノーの本を読もうみたいな感じで何冊か紹介してるんですけど、僕もちょっと気になってた本をそこで紹介されていて、それがタイトルがノーの地図を書き換える神経科学の冒険っていうやつなんですよ。
これまだタイトルパーッと見た程度なんですけども、まずこれが面白いのがですね、何でそうなんだろうっていう話なんですけど、これを書いた人はですね、実は現役のですね、ITスタートアップで手にはめるデバイスを今開発してる人らしいんですね。
なんでノー関係の人ってそんな人たちばっかりなんだろうっていうのが面白いなっていうのと、なんだっけな、皮膚の感覚を聴覚に変換する装置みたいなのをやってるらしくて、その話って座標軸の話と一緒で、要は最終的には電気信号になっているのは理解するわけだから、
音の信号を耳じゃないやり方で電気信号に変えることができれば、それは実質聞いているのと同じということが可能なはずなんですよね。
そういうことを実業としてはやっている人で、じゃあその人がノーの地図、ノーはどう頭の中で地図を作っているのかということをついて考えた本で、非常にノーは世界をどう見ているかと繋がりが深い本なので、
これも読みたいなというところです。
3冊目はですね、最近僕は3冊目を漫画にすることにしているので、漫画でノーって思ったときに何かあるかなと思って思い出したのが、手塚治虫大先生の大傑作なんですけど、
上を下へのジレッタという本がありまして、これが最初は1968年に出た、いわゆる黒手塚本です。
手塚先生がたまに出すエログロナンセンスの若干入ったようなタイプの本で、
これは最初の職業が変わるんだよな、主役は男と女がいるんですけど、その男が元々の職業をちょっと忘れちゃったんですけど、
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そいつがですね、妄想世界を考えると、女の人を媒介して、当時はラジオなんですけど、とある話みたいなことをやると、それを聞いた人たちは実際にそれがそういうものであると、自分の脳がかき消えられてしまうという話なんですよね。
その能力のことをジレッタと呼んでいて、それが世界を騒がせることになるから上を下へのジレッタというタイトルになっていて、まず68年にそんなものを書いていたというところで、手塚治虫はやっぱりすごいなというのと、
これはほぼほぼ実はVRなんですよね、要は。描こうとしていることはほぼほぼVRに近くて、VRみたいなものがあるときにやっぱりミューズが必要で、それを広げる何か媒介が必要でというところまで含めて、ほぼほぼ全部この時代に描ききっている手塚治虫はすごいので、
ただ手塚治虫の作品としては結構バイナーな本でもあるので、知らなければぜひ読んでいただきたいなと。いわゆる黒手塚の中でも結構ピークの本なので、おすすめです。はい、以上3冊です。
はい、ありがとうございました。それでは辰夫さんどうぞ。
一冊目はですね、ブルーバックス、私の大好きなブルーバックスなんですけど、顔の進化、あなたの顔はどこから来たのかという本で、ババアヒサオさんっていう東大の大学院の生物系の教授を多分今やられているかと思うんですけれども、国立科学博物館の研究員とかもされていたことがあるという方です。
でですね、最近コロナで対面が少なくなったりとかしても、なんか人の顔の認識がもともと苦手だったのがますますちょっと苦手になっているとか、マスクもしてたりするし、ちょっと髪型変わったりするだけで識別できなくなったりっていうのも、年のせいって言っちゃうとそうかもしれないんですけど。
逆に妻は街中でお忍び行動している芸能人とかもすぐ認識できちゃったりして、なんかそういう顔の認識の差とかそういうのも進化とかにも関係しているのかなとか、そういうのをいろいろ考えているうちに顔というテーマって自体にちょっと興味を持っていたので、この本を読んでみました。
で、これ顔学っていう学問分野みたいなのがあって、日本顔学会とかもあるんですけど、それの入門書みたいな形で、顔は何である、なぜあるのかとか、動物や人間の顔の進化とか、顔の違いがどうして生まれるかとか、日本人の顔の特徴とかね、そういうようなことをコンパクトに説明している新書になっています。
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例えば、なぜ顔に光とか音とか化学物質、鼻ですね、鼻とか目とか耳とかの、顔にそういうセンサー部分が集まっているのかとかいう話も、なんか進化と関係があって、決まった方向に動く生き物っていうのは、動く先っぽ、先端のところに口があると、動きながら物が食べれるからすごく便利なので、先頭に口がある。
そうすると、その周辺に感覚器官もあったほうが、変なものは食べないようにするために鼻とか目とかが口の近くにつくとかいう感じで、顔にいろんなセンサーとか集まってくるんだとか話とか、あとアジア人には横顔がないみたいな話があって、アジア人は横顔で個体識別ができない。
逆にヨーロッパの人とかは、昔のコイン、今もコインとかに横顔の顔があるじゃないですか。横顔だけで誰かわかってしまうような顔の構造をしてるんだけど、日本人はそれだと一切誰だかわからなくなってしまうような話とか、文化というか、場所によって顔とかのつくりが違う、それがなぜなのかみたいな話とかもいろいろ載ったりとかしていて、
顔についての雑多な知識を、ブルーバックスならではの満遍なさというか、解説してくれてる軽い本になっていますっていうのが1冊目。で、2冊目がますます軽いんです。これ、ITおじさんという漫画なんですけど、これはケイクスって最近終わっちゃったサービスあるじゃないですか。
一応まだ終わってない。
終わってないのか。
終わりますって。
終わりますって。
終わりますって。
そこで連載していた漫画なんですけれども、これKindleで今1巻2巻出てて、Unlimitedで読み放題で読めたりするんですけれども、これ何かというとITギャグ漫画で基本的に深く考えなくて頭を空っぽにして読むような本なんですけど、
例えばブロックチェーンの話だとブロックチェーンの実物を見に行ったとか言って、レンガに金属チェーンが付いたのを振り回している戦いを見るとかそういう話があったりとか、ユニコーン企業訪問とか言ったらご想像の通りユニコーンがいるとかそういうしょうもない話がいっぱい載っています。
顧客が本当に必要だった物ネタもあるし、キャッシュレスネタ、キャッシュレスって単なる銀行強盗だったりするんですけど、そういう話だとか、いくつか壺をついた感じのプログラマー35歳定年説とかもその辺もギャグにしてあったりとかして、結構我々世代でのIT的なところの話題なところがギャグっぽくなっているので、なんとなく楽しめるかなということで、隙間時間に、これ結構何回も読み返してるんですけれども。
ちょっと楽しいという感じな本になります。
それから3冊目は、これもまた漫画なんですけど、異国日記っていう漫画で少年社から出ていて、山下智子さんという方が書かれています。
これ結構有名な漫画らしい。
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山下智子は面白いですよ。
いろいろ書かれてますよね。
今この本は9巻まで出ているんですけど、どんな本かというと、15歳で両親を交通事故で亡くした女の子、朝ちゃんというのがいるんですけれども、
その子が葬式で親戚中たらい回しの中で、朝のお母さんの姉です。
おばにあたるアラフォーの小説家のマキオさんというおばが引き取って、その2人が全く性格が違うんですけれども、同居生活があって、
お互いの差異とか周りの人との関わりの中で、いろいろなことを施策を深めていったりとか、そういう系な流れなんですけれども、
9巻まで行って、これなぜ取り上げたかというと、9巻で出てきた1つのテーマが結構面白くて、何かというと、やめない人の話なんですよ。
やめない人の話。
これ何かというと、その女の子の朝さんが小説家をやっている、引き取ってくれたおばのマキオさんに、やめる人とやめない人の違いは何かみたいな話を振るんですね。
そうすると、やめられないことっていうのが才能であるっていう、そういう視点の話があって、マキオさん曰くすごく力のある小説を書いている周りの人たちが書かなくなるのをたくさん見てきたと。
もちろんいろいろな理由があるわけじゃないですか。苦しい環境だから、冴えてまでやる必要はないよねとかそういうとこもあるんだけれども、やめる人のことを責めたりはできないんです。
でも自分よりも面白いものを書く才能がある人が、やめる理由が訪れているのに自分には来ていない。
それは、それこそが才能だというふうに思うことにしたと。
要するに逃げられないんですね。やめないとかじゃなくて逃げられない。呪いみたいなものだから、とことん付き合うことにした。それが才能みたいなものだみたいな話になって。
最後は下手でも続けている人が最後は偉いよねみたいな話になっていくんだけれども、呪い、やめられないっていうところがポイントかなと思っていて。
石谷さんはネットで成功している人はやめない人たちだみたいな。10年くらい前に書かれてるじゃないですか。
やめないだけじゃなくて、やめられない、やめてないってことがあるかもしれないんだけど、周りの側面、環境的な要因っていうのも一つの才能なのかなっていうところが面白いな。
こんな感じで色々な社会的な論点がね。LGBTの話とかもあるし、普通の差別問題とかそういうのもあったりするんですけど。
普段の会話として無理なくストーリーの中で取り上げられてて考えさせられるし面白いので、これちょっとおすすめな漫画としてちょっとあげてみました。
はい、以上3冊です。
山下さんはこれの前はね、やっぱ呪いの話書いてましたね。
うん。
27:00
だからこの人はそういうのが好きなんですよね。
なるほど。
はい、どうもありがとうございました。
それでは最後、セイコーさんどうぞ。
はい、じゃあ僕今回の1冊目は、勝馬和夫さんの新刊で、できないのはあなたのせいじゃない。
ブレインロック解除で潜在能力が目覚めるっていう本です。
少し前に認知バイアスの本っていうのを紹介したことがあるかと思うんですけれども、その認知バイアスをビジネスとか生き方とかそういう方に特化した内容ですね。
例えば、そうですね、親に教え込まれて、長男だからこうしなきゃないとかですね、男だからこうしなきゃないみたいな呪縛になってる人が結構多くてですね、
その呪縛のせいで、なんか思うように生きられないとか思うように収入が上がらないとかっていうので悩んでる方が相当多いみたいで、
それに対する勝馬さんなりの解決策というか、こうしたほうがいいよみたいなアドバイスを送る本なんですけども、
例えば素人が投資をやると危険っていう思い込みとか、大銀行が売ってる投資信託の商品だから安全だろうとかそういう思い込みとかですね、
あと努力をすれば結果は必ず出るだろうみたいな思い込みとかですね、
あとお金儲けしてる人は悪いことしてるに違いないとかですね、そういう思い込みみたいのがあるんですけども、
かなりそういう思い込みで生きてるといつまで経っても成果が上がらなかったり、思い込みで生きてる方が楽だったりするので、
何も考えずに生きてると楽なので、ついついそれに甘んじてしまうみたいなことが書いてあるんですけども、
時々勝馬さんは真面目に面白いことを書くっていうか、本人は真面目なんだけど、
裸から見ると面白いなっていう時があって、異様に音声入力にこだわって毎日メルマガで音声入力の工夫したネタを延々と書いてて、
これほとんどの人、興味ないんじゃないかなって言ったら失礼ですけど、
女性でね、興味持って勝馬さんに憧れてメルマガ撮ってる人は音声入力のマイク変えたとか、
その話延々と聞かされてどう思ってるんだろうなとか思ったりするんですけど、
そういう感じですね、ちょっと細かいことが書いてあったりして、
例えば高いセミナーに行くより安いサブスクにいっぱい入って1ヶ月ずつ辞めた方がいいみたいなこと書いてあったりして、
意外に細かいつがちゃんとしてるなっていうか、
あとお金持ちとか成果が出てる人の真似すればいいっていうのがあって、
お金持ちと知り合いになりたければゴルフをやりましょうみたいなことが書いてあって、
ゴルフ場でお酒飲んでるような人はダメだとか、結構それこそ思い込みじゃないかとか、
いや思い込みじゃなくてゴルフやってて酒飲むっていうのは僕もお酒飲むけどダメだろうなと思うんですけど、
いろいろ面白いこと書いてあるんで、
30:01
壺にはまればはまるっていうか、勝馬さんやっぱ好き嫌いある方だと思うんで、
嫌いな人はなんかちょっと嫌だなと思う方も知れないですけど、
私は割と好きなので読んでて、ためにもなるし面白くも読めるっていう意味で、
ほどよく意識高い系な気分になる。
基本的に悪意がある人ではないですけどね。
そうですね、なんか非常に何か自分の思ってる方に誘導しようみたいな感じで書いてるわけではないので、
非常にいい感じに読めると思います。これが1冊目ですね。
2冊目、科学者たちが語る食欲っていう海外の方が書いた本なんですけども、
昆虫学者が書いた食欲の本で、昆虫は脳がないのかな、あんまり意識がないっていうか、
なのに極端に太ったり痩せたりしないで、
ちゃんとバランスよくとっているのはなぜかみたいなのを研究している人たちなんですけども、
共通項がいろんな動物とか昆虫やったら、ある程度タンパク質が一定になると食べるのをやめて、
タンパク質基準で食欲というか食べる量をコントロールしている話から、
いろいろ調べてみたら、人間も実はタンパク質基準で栄養をとっているとかって言って、
お菓子ばっかり食べたりするっていう人は、お菓子によってなかなかタンパク質が取れないから、
どこまでもお菓子を食べてしまうとか、そういう話が書いてあったりして、
面白いなと思ったんですけど、何でこの本を読んだかというと、
食欲が止まらないから読んだんですけども、あまり食欲を止める方法は書いていなかったんですけど、
タンパク質を取ればいいんだ。
おもしろいなと思ったのは、
粗食になると長生きするっていうのは本当らしいんですけども、
粗食だとでも生殖能力というか、種を伝達する能力が闘争心とか、
そういうのも衰えてきちゃうから、トータルで見ると人口が変わらない、
長生きしてもその分繁殖できないみたいなのが書いてあったから、
若いうちはエネルギーあるのを食べて繁殖させて、
50過ぎて、ある程度の年齢になったらもう粗食するようにやれば人類が繁栄するんじゃないかなと思って思いました。
ジャンクフードが危険っていうのは美味しいから危険だっていうので、
何にせよ美味しいって言ったら食べ過ぎるので、美味しいものは程々にしましょうみたいなことが書いてあって、
最後はバランスよく食べましょうみたいなことが書いてあって、それはそうだよなって感じで。
科学読み物として面白く読めたので、ちょっと紹介してみました。
33:02
3冊目ですね。ビジネス書ベストセラー100冊読んでわかった成功の恩恩率っていうやつで。
これは成功さんが選ばないといけないもんですね。
そうですね。100冊読んでわかった成功の恩恩率。
自分が自己啓発100冊読んで成功しようみたいなプログやってたので、ちょっと興味を持って読んだらですね。
すごい面白い。クスッと笑えるような面白さがあってですね。
あとやや皮肉むいたっていうか、すごい。
週刊誌なんかでテレビ番組とかにツッコミを入れるようなコラムみたいなのがあると思うんですけども、
ああいうノリで。面白い。成功の恩恩率って27にまとめてあるんですけども、
一つ目が早起きしましょうってやつで。早起きしましょうってのは大体どのビジネス書にも書いてあったりするんですけど。
早起きには永遠が住んでるとか、なんかいろんないいこと書いてあるんだけど。
早起きは否定することないですけど、途中だんだんネタが逆のことを書いてるのがあったりして、
SNSは見るなっていうのと、SNSを活用しろっていうのがあったり。
こういう雑談で親しくなろうって書いてるのもあれば、雑談するようなやつは知能不足とかそういうこと書いてるような本があったり。
いろいろこうだんだんだんだん矛盾点っていうのは100冊もあれば出てくるんですけど。
そうやって最後、ちょっとネタバレになるからあれだけど、目次見ればわかるからあれなんですけど、
最後の黄金率の27番目が、自分の頭で考えろっていう黄金率があってる。
そこが、最後はやっぱそうだよなって思って、最後になってしんみり勉強になったなって思う本でした。
やっぱりでもビジネスを100冊読んでると、かなりの部分が、その人だからそうだったんだよねみたいのが多くて。
たまたまあなたはそうだっただけでしょみたいのが多いんですよね。
ちょっとだんだん、個人的経験をただ言ってるのも意外に多いんだなと。
私、読んだことがない本も多かったので、ちょっとずついいとこ取りをしたようなのも読んだ気になってちょっと嬉しかったですけど、
多分こういうちょっと読んだだけで読んだ気になるっていうのが一番良くないかもしれないなと思いつつ。
最近これの英語版っていうか、同じような本を海外の方でも出したのもあったんで、
近々読んで、そちらの本もまた後ほど紹介してみたいなと思いました。
でも本当この書いた人は、著者のことは私知らなかったんですけど、かなり面白い人ですね。
インターネットをふざけるお職業にするっていう方のようですね。
36:01
教養悪口本っていう本。ゆる言語ラジオの人ね。
有名ですね。私ちょっと知らなかったんですけど、勉強不足で。
非常に面白い方だなと。また続編もあったり読んでみたいなと思いました。
これが今回の私の3冊です。
はい、どうもありがとうございました。
それでは12冊が揃ったので、
1位と2位を決めてください。
プレゼン順でそれぞれ発表していきますか。
皆さん大丈夫ですか?
はい。
それでは私橋本から発表させていただくと、
1位がですね、
これ1位。
ITおじさん。
IT業界の人間で。
たつおさんが面白いと言ってるんだったら読んでみたいなと。
くだらな面白い。
たぶんくだらないんだろうなと。
そのくだらなさを味わいに行きたいと思いました。
第2位はですね、
セイコーさんのビジネスショーベストセラー100冊読んでわかった成功の黄金率。
これは要するにただまとめただけじゃなくて、
ひねりのある観点から皮肉って書いたりとか、
そういうコメントが楽しそうっていうのがあって、
読んでみたいなと思いました。
それでは次が石谷さんですね。
はい。
私はですね、1位がディズニーランド。
ディズニーランドの話、断片的に結構知ってる話が多いので、
まとまっていつか読みたいなとは思っていたので、
非常にこれは読みたいです。
2位がですね、たつおさんの異国日記。
やめない人の話と言われたら読まないわけにはちょっといかないなという。
これの後に連載をしている、
これは後だよな。
異国日記が2017年だもんな。
これの後に連載をした三角窓の外側をよるっていう本があって、
これももう終わってるやつなんですけど、
これ僕読んでいて非常に面白かったので、
というかそもそもなんで異国日記を読んでなかったんだろうという感じすらあるんですけど、
ぜひ読みたいなという感じです。
あと他なんか選びたい本いっぱいあったんですけど、
迷った結果、たつおさんにそう言われてしまってはちょっと選ばざるを得ないという理由です。
以上です。
はい、ありがとうございました。
では次たつおさんですね。
私はですね、1位が科学者たちが語る食欲ですね。
ちょっと最近健康マイブームなので、
39:01
ちょっとこの辺勉強したいなと。
2位が、これもセイコーさんなんですけど、
ビジネスベストセラー100冊読んでわかった成功の黄金率。
これはちょっといろいろ突っ込みたいなと、
ぜひ読んで突っ込みたいなと思っています。
ちょっと線外なんですけど、
ダイヤさんのナラティブ経済学もすごく気になっているんで、
これはまた別途読みます。
以上です。
はい、じゃあ最後セイコーさんです。
はい、僕1位がたつおさんの顔の進化。
あなたの顔はどこから来たのかって。
私も顔をなかなかですね、最近思い出せなくなる一方、
他の人の写真、他の人っていうか、
芸能人の方とかですね、アイドルの方見て、
なぜか整形したかしないかっていうのが異様に見分けられるっていうか、
確かめたわけじゃないんで、本人に。
正解かどうかは分からないんですけど、
なんかこの人顔直したよねっていうのがなぜか、
そこに関しては意外に分かるっていう不思議な習性があるので、
もしかしたらちょっとその辺の秘密も知りたいなと思ってですね、
顔の進化を選んでいました。
2番目がですね、レンジ。
知識の幅が最強の武器になるっていうのは、
この頃、専門性が高い方がいいかと思いきや、
幅が広いっていうのは日本人にとって意外に有利なんじゃないかなって思ったり、
あとこれ確か海外のランキングとかでも常に上位にいたような気がしたので、
ちょっと読んでみたいなと思いました。この2冊です。
はい、ありがとうございました。
それではですね、集計した結果選ばれたのは、
ビジネス賞ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金率です。
全員、ビジネス賞を読むということでは共通しているので、
100冊、いいんじゃないですかね、これレビューするっていうのは、
なんか面白くなりそうな気がします。
ということで、私はITおじさんはこれと関係なく、
じゃあ読もうと思いました。
ということで、
次回はビジネス賞ベストセラーを100冊読んで分かった話を、
全員で熱く語りたいと思うので、読んでいきましょう。
ではどうもお疲れ様でした。
ありがとうございました。
41:29

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