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こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、デジタルハリウッド大学の橋本大也、
シン・ミタイモンの石谷雅樹、八戸経済新聞の成功、
辰夫のチェンジ録の辰夫がお送りする
月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
12月になりました。
実は、ツイてるポッドキャストシリーズ、レギュラー放送になって、
1年目ですね。1年後、定期更新できました。
パチパチパチパチパチパチパチパチ。
これまでは1年に1回だけ、年末年始にちょっとだけ、
3日か4日間くらい放送していただけでしたが、
現在は2週間に1回放送しているということで、
ずいぶん、逆にコロナによって活性化した、レギュラー化したという、
ちょっと珍しいタイプじゃないですかね。
雑誌とかって普通ね、毎週だったのが毎月になって、
期間になって、休館みたいな。
頻度は減ってくるのが普通なところ、
ここは頻度が上がっていくということで、
いいじゃないですかね。ついているということです。
あのね、月に1回収録で各週で公開するっていうのを、
皆さんにお勧めしたいですね。
このぐらいのペースだと何とかやれるっていう。
そのペースをお勧めしたいですね。
なるほど。今でもペース早いですからね、みんなね。
毎日やらないとみたいな。
いやいや、逆行しましょう逆行。
逆行していくと。じっくり。
それでは、そんな12月なんですけれども、
今回は選定本を選ぶ回です。
1人3冊ずつ紹介して、投票で1冊を選ぶという回ですね。
それじゃあ、私橋本、次がセイコー、
辰夫、石谷の順で紹介をしていきたいと思います。
それではですね、私の1冊目なんですけれども、
5000日後の世界、すべてがAIと接続されたミラーワールドが訪れる。
PHP新書の世界の知性シリーズっていう本です。
著者はケビン・ケリー。
ケビン・ケリーっていうのはワイヤードの相関編集長で、世界的なビジョナリーですね。
これまでもベストセラーをいくつか書いていますが、
どれも大著。
結構、とっかかりがすごいベストセラーになって、
未来を予言しているって言われていますけれども、
実際読もうとすると何百ページの大著ばかりだったということがありますね。
これまでだとテクニウムとか、インターネットの次に来るものとか、そういう本です。
でも今回はインタビューベースの新書本ということで、
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非常にわかりやすさがポイントです。
アップデートさというのもあるんですが。
なのでケビン・ケリー入門としてですね、
これから入るっていうのもいいんじゃないかなというふうに思いました。
それから本役がハットリー・カツラさんといって、
先ほどのケビン・ケリーのこれまでの本を訳してきた方なんですね。
ハットリーさんとケビン・ケリーさんは仲がいいんですよ、個人的にも。
だからニュアンス細かいところまで汲み取って、
しっかりされているという点で、非常にお勧めのバージョンなんですね。
内容は5000日後、大体13年後ぐらいの世界の予言を、
あらゆる分野で語りますと。
あらゆるっていうのは、特定の産業の未来だけではなくて、
地球の政治とか、経済とか社会とか、
メディアとか、コミュニティとか、エネルギー、環境、教育とかですね。
IT業界だけじゃなくてですね、
世界がこれから5000日間でどう変わっていくか、
ということを予言する本なんですね。
表紙にもあるように、コアになる予言は、5000日後の最も大きな変化というのは、
ミラーワールド、物理的な全世界をデジタル化したミラーワールドが、
SNSの次の巨大プラットフォームになる。
その時には、ガーファーも画像が崩れていくという、
そういうような話ですね。
もうなんか世の中、興味を持ったものを見つめるだけで、
AIが必要なインタラクションを全部やってくれるっていう、
魔法が起きるような世の中を予言されております。
スマートグラスとか、いつ一般化するとかね、
あとガーファー全部入れ替わるのはいつ頃とか、
自動運転ってどれぐらいで体制を占めるのとかですね。
そういうことがいろいろ予言されていて、
それは5000日よりもう少し先を予言されてるみたいですけどね。
あとケビン・ケリーは確か奥さんが中国系の方で、
アジア理解が深いんですよね。
それで中国とかインドの話っていうのもすごくいっぱい盛り込まれていて、
10年以内にiPhoneに相当するような、
欧米人も含めて世界が欲しがる中国製の製品が出てきて、
世界を世間するみたいなことも予言をされていて、
そうなるとちょっとすごいけど恐ろしい感じもしますね。
そういう未来のビジョナリーの本が1冊目でした。
2冊目、全然違うんですが、
私が見た未来っていう本です。
完全版。完全版ってなんだっていう。
田月亮さんっていう漫画家が書いた本。
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漫画ですね、漫画なんですよね。
この本はもともと1999年に出版されていて、
表紙に大災害は2011年3月って書かれてたんですね。
津波が来るみたいな内容の漫画なんですよ。
本当に12年後の2011年に大津波で大災害が来たものだから、
すごく話題になって、
一時マーケットだと50万円の値がついていたんですね。
それを今回ですね、
この田月さんが書いた予言漫画、
プラス全然関係ない漫画、
全部セットにして、
セット販売?抱き合わせ販売的な商品なんですけどね。
冒頭の私が見た未来と夢のメッセージっていうのが予言に関するものです。
内容はぜひ皆さん読んでみてほしいんですけども、
私の総合判断では予言を当てていたことは間違いないという、
ちょっと怖い気がしました。
あと表紙に書いてありますけど、
本当の第一編は2025年7月に起こるって、
また予言されてしまってどうしようみたいな感じであります。
あとその後こういうことが起きるよって、
その第一編の後こうなっていくよっていうことも書かれていて、
全部夢ベースなんですけどね。
彼女が見た夢を漫画にしてるんですけど、
当たるかもしれないから、
すごく気になる不安を煽るような漫画でもあると思いました。
それが2冊目でした。
3冊目は日本語の本、
今月3冊読んでないからこれなんじゃないかっていう説もあるんですが、
これも一応日本語の本なので、
技術書なんですけども、
これは入門って書いてありますが、
全然入門書ではなくて、
ある程度パイソンとか人工知能の人が分かってないと、
全くとっかかりができないものなんですけども、
この本の特徴はですね、
バート、GPT-3、ダリっていうのはどれもですね、
すごい最新のプラットフォームで、
本があんまり出てないんです、他。
これよく出したなっていう感じで、
若干編集に粗さを感じるのですが、
他にないので、情報が。
これはとても面白い本でした。
ある程度パイソンを使える人が、
超高度なことをやってみたい。
ハローワールドとかそういうんじゃなくて、
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いきなり世界の最新のことをやってみたいっていう人。
人間と同じように喋る会話ロボットを作りたいとか、
小説を書かせちゃいたいとか。
例えばこのダリっていうのは、
こんなふうな何々っていう、
言葉で何か言ったらその絵を描いてくれるんですね。
そういう魔法みたいなことを、
手元でやってみたいなっていう人は、
この本を買ってちょこちょこいじると、
確かにできます。
できる理由は、APIを使っているからですね。
実際にはオープンAIとか、
世界の超一流どころが提供してくれている、
APIを使うわけなんですけども。
中身はブラックボックスとも言えるんですが、
その使い方に関して書いてくれた、
紙の本としては非常に希少な本で、
大変楽しめました。
なのでそういう本を3冊目が持ってきました。
以上です。
それでは続いて、
セイコーさんお願いします。
はい。私が今月紹介する本の1冊目は、
マルチの子西大順っていう方が書いた、
女性の方が書いた小説なんですけれども、
マルチっていうのはマルチ商法のマルチをテーマの本です。
著者の方がですね、
実際20歳の頃にマルチ商法をやっていたみたいで、
最盛期は月収150万ぐらい稼いでたみたいなんですけども、
それネタにしたら面白いんじゃないかなということで、
小説を書いたみたいなんですけど、
主人公の女性、若い女性が主人公なんですけども、
ごく平凡な人がどんどんどんどんマルチの深みにはまっていって、
もう乗っ引きならない状況までいくっていうのがストーリーなんですけども、
そのストーリーの途中に、
マルチ商法、自分のお金で商品買ってみたりとか、
親戚とか兄弟の名前勝手に使ってみたりとか、
あとマルチのテクニックっていうか、
選択と誘導テクニックみたいなやつとかですね、
そういう実際のあれがいろいろ出てきたり、
あとマルチ商法が、
自分の子分みたいな人ごと他のほうに移動したりとかですね、
あと他のマルチの人と購入お互いしあって成績上げてったりとかですね、
そういうテクニックというか、
そういうのにすごい詳しくなれる本なんですけども、
あとは京都の女子大学生がスカウトに引っかかって、
風俗で働かされたみたいな事件もあったりとか、
そういうのを思い起こさせるような場面もあったり、
後半は暗号資産とか科学総通科の話題なんかも出てきて、
結構タイムリーというか、
自流に沿った本だなと思ってですね。
ただどんどん転落していくんで、
ちょっと後味は良くないんですけども、
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あんまり関係ない世界で良かったなって、
ハッとするような本ですね。
これが1冊目ですね、マルチの子。
2冊目がまたちょっとマルチ絡みっちゃマルチ絡みなんですけど、
あなたを陰謀論者にする言葉っていうのがあってですね、
これは古今東西の陰謀論とか、
そういうのの源流とか流れなんかを紹介した本なんですけども、
昨今コロナになってからワクチン打つと5Gが埋め込まれるとかですね、
そういう陰謀があったり、
アメリカの方とかでもQアノンとか出てきたりとかですね、
いろんな変な陰謀なんかが出てくるんですけど、
ちょっとどうしてそういう流れになっているのかとかですね、
昔の陰謀と今の陰謀どこが違うのかとかですね、
そういうのが振り返った本なんですけど、
思えばほんと80年代、70年代から、
私生まれたの70年代ぐらいですけど、
その頃からほんと陰謀まみれの人生だったなっていう、
直接は違うんですけど、
小さい頃、超能力少年みたいのがいたり、
あなたの知らない世界があったり、ムーがあったり、
あとオウム事件とかあったり、
ギボアイコウとか、あと細木和子とか、
なんかそういうのが出てきたりして、
社会のメインストリームかどうかわかんないけど、
常に時代を映す鏡として、
陰謀っていうのはあったなと思って、
懐かしみながら読んだ本でした。
これがですね、あなたを陰謀論者にする言葉ですね。
で、あと最後はですね、私、
生理正統が苦手だったり、
集中力が続かないとか、
ものが多いとか、
そういういろいろ毎度同じようなテーマの本、
しょっちゅう買ったりしてるんですけど、
今回も最強の集中力、
本当にやりたいことにポッとする技術っていう本を
ちょっと買って読んでいました。
この本ちょっと面白いのは、
他のビジネス書なんかでも、
集中力の本いろいろ出てるんですけども、
最近の本だとよくスマホの通知は、
ある時間切りましょうとか、
あとメールチェックはほどほどにしましょうとか、
チャットルームに入りびたりないようにしましょうとか、
ソリティアはデスクトップから消しましょうとか、
そういうの多いと思うんですけど、
結構この本はですね、
自分の内面にスポットを当ててる本で、
スポットを当ててる部分もある本で、
まず集中できないのは、
目標設定がちゃんとしてないからだとかですね、
時間管理が、タイムスケジュールをちゃんと区切ってやればできるんだとかですね、
あと心の中がスッキリしないから集中できないんだって、
原稿とか例えば書く前にちゃんと奥さんと仲直りしなきゃダメだとかですね、
そういうことも書いてあってですね、
なんかちょっと意外に面白い本だなと思いました。
あとちょっと特徴的なのは、
この本のですね、これ日経BPから出てるんですけども、
その本の特設サイトみたいに読むとですね、
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ワークブックがダウンロードできてですね、
実際その本の中で目標設定しなきゃダメだよとかっていうのを、
自分で書けるようなワークブックが、
全77ページのワークブックがダウンロードできたりとかですね、
あと読書会をしたときのための資料とかですね、
そういうのがダウンロードできるようになってまして、
他にいろいろタイムスケジュール表とか、
今忙しいので話しかけないでくださいっていうのを、
A4の紙で作るようなツールキットみたいなのがですね、
ダウンロードできて、なんか結構そういうの面白いなと思ってちょっと、
なんかもうちょっとこう、
そういう部分が強調してあるともっと売れるんじゃないかなと思って。
確かにこの本の紹介のところからそういう感じはしないですよね、確かに。
多分本国、アメリカの方だったんですけど、
本国だとこう、米国だとワークショップとか、
そういうのすごいやられてる方だと思うんですけども、
なんかもうちょっとそういう実践的なんだよっていうのがアピールできてると、
もっとなおいいのになと思った本でもありました。
これが今回の僕の3冊です。
どうもありがとうございました。
続けてでは達夫さんお願いします。
1冊目はですね、データ資格化の人類史。
グラフの発明から時間と空間の可視化までという本ですね。
これ最近出た本です。
何の本かっていうと、ITの歴史本的なカテゴリだと思うんですけど、
ハードウェアの歴史でもないし、ソフトウェアの歴史でもないし、
ネットワークとかの歴史でもないと。
そのデータをどういうふうに見せるかっていうところの歴史。
というところで、結構観点が非常に面白いかなと思いました。
僕これまだ1章、最初の章しか読んでないんですけども、
最初の章はちょっと古代から始まって、
データの資格化のそもそもの根本は何かみたいなところを紐解いて、
だからインカの紐文字、紐の結び目とか、
なんかそのくさびの文字で数とかいうところから始まって、
なんかそのデカルトの話が出てきて、
線点とか線と、そういう幾何学的なものっていうのと、
その台数をリンクすることによって、
なんかその数学の革命が起こって、
その座標系のところに数値を落とすっていうような、
大革命を落としたことによって、
グラフみたいなのの道が開けたとか。
あとはちょっとだいぶ先になるんですけど、
ナポレオンのロシア遠征のグラフィックとか、
あれメジャーですよね。
だいたいこういうITのこういう系の話が出てくるんですけど、
そんな話のが第一章のところです。
その後もそういうそれぞれの時代で、
その数字をグラフで表す方法はどういう風に、
こういう手法はどういう風に出現したかみたいなところが、
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後の章ではいろいろ詳しく説明していきますよってところで、
ちょっと今ワクワクしてるところです。
僕なんかそうなんですけど、
インフォグラフィックスとか大好きじゃないですか。
あれだけずっと見たら1時間くらい経った。
1時間は経たないけど。
時間経っちゃったりするんですけれども。
結構人はなんかそういう、
データ的なものをグラフィカルに見て考えたりするっていうのが、
特性としてあるらしいんですよ。
そういうことなので、
みんな大好きインフォグラフィックスの歴史をひもときましょうということで、
ちょっと選んでみました。
というのが1冊目です。
2冊目が、議論入門。
負けないための5つの技術という本です。
これはですね、
1996年に出てる本が、
最近文庫化になって、
Kindleにも入ってますよっていうものです。
で、これ著者が光沢秀信さんという方で、
2013年に亡くなられてるんですけれども、
弁論術か習字学とか、
教育学とかそういうのを専門にされてる
大学の先生だった方で、
教育者向けの議論の指導の参考書とかを書いたりしてる人ですよということです。
議論入門ということで、
負けないための5つの技術という副題ついてるんですけれども、
議論には5つの型があります。
定義と類似と例えと比較と因果関係。
この5つの論法をきちんと使いこなせれば、
自分の考えを的確に表現できるし、
そういうのを使って説得しようという人の攻撃もうまくかわせますよということになっています。
僕もこれまだ5つある型のうちの定義の話の章しかまだ読んでないんですけど、
その辺も結構面白くて、
多分、この人独自の新しいことが書いてあるわけではなくて、
教科書的な感じで世の中のことがまとめられると思うんですけれども、
定義の話があって、いろんな定義、定義の定義というか定義の種類もいろいろあるんだけど、
説得的定義っていうのが結構重要ポイントだと。
ある言葉の使い方、自分の使い方を他の人にも受け入れさせようとして、
定義の話を持ち出すみたいなパターンですね。
オレオレ定義みたいなやつです。
例えば、日本国の象徴っていうのは、
象徴だから世俗を超えた存在でなければいけないものだみたいな定義をつけると、
例えば、天皇は日本国の象徴だから世俗を超えた存在でなければいけないので、
開かれた皇室などもっての岡田みたいな話になる。
象徴っていうのは世俗を超えたものっていうふうに、自分でオレオレ定義をしてそういう論を進めてると。
この辺もだから、これは説得的定義だなと思って怪しめばいいんだけど、
ぼーっとしててああそうなんだってなっちゃうなっていうような話。
あと、こういう説得的定義で語源を根拠にしたものっていうのは非常に怪しいので、
語源の話が出てきたらちょっと疑いましょうっていうのがあって面白かったです。
ボランティアの話が出てきて、ボランティアっていうのはラテン語の自由意志っていうのが語源なので、
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高校の必修科目にボランティアとするのはおかしいとかいう論がある。
それはそうなんだけど、ボランティア先進国、だから欧米とかアメリカとかで、
別にそのボランティアの語源である自由意志は関係ないんです。
自由意志じゃなくて普通に学校でやってたりするわけだから、語源全然関係ないっていうのもあったりして、
語源が出てきた定義は怪しみましょうみたいな。
結構なんかね、例もいろいろ出てきて。
語源しか定義の理由がなかったってことですもんね。
だから、こじつけなんでね。
っていうような話が出てきて。定義の話はそんなところで、
これから類似、例え、比較、因果関係とか章があるので、ちょっと読むのは楽しみなんですけど、
そんな感じで、難しくないし、内容も、例もいっぱい出てきてね、
面白いのでいいんじゃないかなと思って選んでみました。
で、3冊目がマッチ箱の脳。
使える人工知能の話という本です。
これね、2000年に出た本で、僕も出た当時、読んで、
その後、Kindleの電子書籍で2013年くらいになったので、それもまた読んでいます。
これはですね、森川ゆきひとさんっていう方が書いていて、
この人はゲームのAIを開発する人で、
知ってる人は知ってるかもしれないですけど、
昔プレイステーションとかでアストロ農家とか、
がんばれ森川君2号とか、ロボット育成して何かするというゲームがあったんですね。
僕はアストロ農家とかはよくやってたんですけれども、
畑を作って作物を育てると、変なモンスターが出てくるから、
罠をかけて作物荒らされないようにするんだけど、
だんだんそれも学習してくるから、今度はこういう風にくるから、
今度はこういうテレっていう感じで、
モンスターがどんどん進化して強くなっているというか、
賢くなってくるので対応していきましょうみたいなシミュレーションゲームだったりするんです。
そういう人が書いている本で、
文系の人向けのAIの説明、解説本の元祖に近い方の本ですね。
この本ではAIのうちの遺伝的アルゴリズムとニューラルネットワークとエキスパートシステムという3つを説明していて、
これが結構重要というか、ベーシックで根本の話になっていて、
遺伝的アルゴリズムはちょっと置いておいて、
ニューラルネットっていうのは今でいうディープラーニングにつながってますよね。
エキスパートシステムっていうのは、
ディシジョンツリーというか決定義という機械学習のアルゴリズムがあるんですけども、
それにつながっていて、決定義を複数組み合わせるとランダムフォレストっていう機械学習のアルゴリズムなんですけども、
ランダムフォレストっていうのはディープラーニングとかを除けば結構性能がいい、
いろいろある機械学習のアルゴリズムの中でもトップの性能を持つアルゴリズムなんですね。
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例えばテキストの分類とか、メールのスパム判定、スパム化どうかを判定するみたいなタスクだったりすると、
他の手法と比べてランダムフォレストがトップだったりするところがあったりするわけです。
そんな感じで、あまたあるAIのいろんな手法の根本の3つを選んでいて、
これをですね、マッチ棒とマッチ箱を使った簡単な説明で書かれていると。
ピタゴラスイッチとかで出てきそうな感じのそういう説明。
それでプログラム分かんない人でもAIのエッセンスをつかめるかなっていう感じなんですね。
本当に絵も可愛くて、たぶん本人が書かれてるんですよね、これね。
例も優しいし、文化系にも分かるAIの本っていう感じでおすすめです。
昨今AIブームでいろいろ難しい話が出てくるけれども、
かといってAI絵本みたいなやつだとちょっと子供向けすぎるなっていう時にはちょうど程よい感じかなと思って、
昔読んだ本なんですけれども、ちょっと今日取り上げさせていただきました。
はい、以上3冊です。
それでは最後に石谷さんどうぞ。
今回は実はそのうちやってみたいなと思ってた紹介する本が全部漫画っていうパターンですね。
漫画って非常に今扱うネタが多岐に非常にわたっていて、
扱ってないネタなんてないんじゃないかっていうぐらいに非常にいろんなものを扱っているっていうのと、
あと実は今年は漫画界では非常に大きな出来事として、
なんと斉藤孝夫先生が亡くなるということがありまして、
今後ゴルゴはどうなるんだっていうですね、ゴルゴ13問題っていうのがあったりもしたんですけど、
なんで今回やろうかなと思った時に、
一応今年どんな年だったみたいなのを考えた時に間違いなくこのコロナ禍の世界っていうのは、
言ってみれば歴史に残る年だったなというのもあって、
歴史的なものの見方みたいなのをゴルゴに学んだみたいなところは僕としてはあったので、
その視点での漫画が結構揃ってきたので、それを紹介しようかなっていう感じです。
1個目がですね、実は斉藤孝夫先生が亡くなった時にですね、
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永田町では漫画といえばこの人っていう阿蘇太郎っていう老前画家って呼ばれている、
一部では言われている阿蘇さんがですね、
斉藤孝夫先生が亡くなったことにコメントをお願いしますみたいな時に、
実は紹介をしていたのがこの《紛争でしたら張ったまで》っていう本で、
ほとんどのマスコミのメディア側のインタビュアー側が、
その本何?みたいに。そんなメジャーな漫画ではないんですけど、
阿蘇太郎はこれまで読んでいるのかっていうまず恐ろしさが一つと、
もちろんゴルゴのことを想定しながら紹介しているので、
別にハッタさんっていう人が出てくるんですけど、
ハッタさんは別に暗殺者ではないんですよ。
暗殺者ではないんですけども、ゴルゴを読むとですね、
世界のよくわからない事件の裏には必ずゴルゴがいるって思うじゃないですか。
あれはたぶんゴルゴの仕業だよみたいな。
そういう感じで実はいろんな紛争とかその事件の裏側にエージェントがいて、
その中の主人公としてはこのハッタさんという女の人なんですけど、
がいるんだよみたいな感じで書かれていて、
じゃあこの人は何をしているかというと、
この人は知性学のプロなんですよ。
なぜこの事件っていうのは起きたのか、
なぜ解決できたのかっていうのを知性学で読み解いていくっていう本になってて、
そんな本はたぶん漫画以外ではなかなか難しいだろうな。
歴史的な背景っていうのは当然知性学には入ってくるので、
まずこれをちょっと入れておくといいかな。
結構最近の話とかも、監修者もついていて、
最近の事件のところとかも結構ちゃんと読み解いてくれていて、
じゃあなんでインドが今こういうことになっているのとか、
階級制度があってITの世界があってみたいなところを知性学的に読み解いていくとかいうのがあって、
非常に面白いっていうのがまず運送でしたらあったまでっていうのが一つですね。
次が東ドイツにいたっていうやつなんですけど、
これがですね、一見なんて言えばいいのかなこれ。
SFっぽいっていうか攻殻機動隊っぽいっていうか、
東ドイツがあった時代に東ドイツに強化人間みたいな人がいて、
それが暴れるみたいな漫画なんですけど一見。
もう東西ドイツ統一から30年ぐらい?確かそんなもんですよね。
そうすると多分今の子たちは東ドイツっていうものに対して多分意識が全然ないんだろうなと思うんですよね。
でも僕のところギリギリあるじゃないですか、東ドイツ。
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1個やっぱりよく覚えてるのは、なぜか東ドイツはオリンピックでやたらに勝ちまくるっていうのがあって、
まあまあ後でもちろんドーピングだったっていうことがわかっていくんですけど、
だからそういう歴史的事実を一応知識として知ってると、
このSF攻殻機動隊なんとか的なフィクションの話をノンフィクションとして読んだ方がこの本は多分面白いんだろうな。
そういう歴史的なものの見方、要は東西ドイツっていうものがあった時代にはこんなこともあり得たんじゃないかっていう風な見方で読むのが面白いんじゃないかなっていうのが東ドイツにいたんですね。
最後は思いっきり歴史物なんですけど、昭和天皇物語っていうのがありまして、
これはですね、書いてるのは農場純一さんといって、有名なのは月下の騎士とか、泣きの竜とかで有名な作家さんなんですけど、
まず何に感動するかっていうとですね、もともと麻雀マンガ雑誌でデビューをした作家がついに昭和天皇を描くようになったっていうのはちょっと感動しますよね。
麻雀マンガ雑誌っていうと、読んだことない人には伝わらないかもしれないですが、要はエロマンガなわけですよ。
マンガ雑誌としては言ってみれば三流のところからデビューした人がついにこういう内容を扱うマンガを描くようになったっていうのと、
平成が終わったことでだいぶ昭和を対象化して見られるようにもなったっていうところで、
一応物語としては冒頭一発目がポツダム宣言受け入れで真っ赤さが来たっていうところからスタートして、
そこからロールバックして日露戦争の領順の途中ぐらいのところから始まります。
そこからいかに昭和天皇が昭和天皇になっていくかっていうのを一つ一つの事件を拾っていって読み解いていくっていうものなので、
まず何がいいって、この人の絵柄が昭和の人たちを描くのにすごく向いてる。
古臭いおっさんを描かせれば天下一品なので、それが非常にいいのになってるのと、
あとやっぱポイントポイントの事件をやっぱ知ってるじゃないですか。
じゃあD-26事件ありますとか六皇京ありますみたいな、ああいう事件がやっぱ昭和、特に戦前はいっぱいあるので、
それの裏側がこうなっていたんじゃないか、それに対して天皇はどうか変わっていたんだっていうことを結構丁寧に読み解いていって、
今全9巻で、最初がたぶん2017年スタートぐらいなんで、もう結構実は経ってるんですけど、
そろそろ関東軍の暴走が止められなくなるみたいな感じで、たぶんそろそろD-26かな。
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9巻で犬会が首班指名されたみたいな、総理に指名されたみたいなところなので、いよいよどんどんきな臭くなっていくっていう、
昭和史がきな臭くなっていくっていうターンにまた来たので、ただ実はそれ以前の大正天皇であったりとか、
幼少期にどう育てられたみたいなところとかは結構そこも丁寧に描かれていて、
昭和ってものを天皇の視点から見るっていうのも実はあんまりない題材なので、これも非常におすすめです。
これは僕個人で言うと2017年のベストマンガですね。以上の3つです。
ありがとうございました。それでは12冊が出揃いました。
それぞれの1位と2位というのを発表していただいて、どれが選ばれるかっていうのを見ていきたいんですけども、
じゃあ発表順で投票をしていきますか。皆さん決まりましたよね。
大丈夫です。
それでは私、橋本からいきたいと思いますが、私の1番はですね、よく私、成功さんの選ぶことが多いような気がしているんですけど、
また今回もそうで、あなたを陰謀論者にする言葉ですかね。
このテーマは私も大好き。
なので、今Amazon飛んだらすごい相関図みたいなのが陰謀のテーマの相関図みたいなのがあって、
見たくなってしまったっていうのがあってですね、これが1位です。
2つ目が、これは辰夫さんかな。
データ資格化の人類史という、これ結構なんか読むの大変そうだけど、
でもビジュアルの話だからわかりやすいかなと思ってですね、
この2冊を2番目に入れます。
それでは成功さんはどれを選びますか。
僕1冊目は午前日後の世界ですね、ケビン・ケリーさんの本。
ケビン・ケリーさんの本、前にも読んだことあったはずなんですけどすっかり忘れてたんで、
最新の本読んでみてちょっと見ようかなと思いました。
新書だっていうことなんで、ちゃんと読めるんじゃないか、自分でも読めるんじゃないかなと思って選びました。
2冊目がですね、紛争でしたらハッタマでですか、石谷さんの。
知性学リスクとか、東洋経済とか週刊ダイヤモンドなんかでも知性学リスクよく出てくるんですけど、
あんまりよくわかってなかったり、ちょっとかっこいいなと思ってたんで、
知性学リスクを勉強したいと思います。
はい、以上です。
それでは達夫さん、どれを選んだでしょう。
僕はですね、成功さんと同じで午前日後の世界ですね、時々読みたいケビン・ケリー。
タイミング的にそろそろかな。
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新書だったので、サクッと読めそうだっていうのも成功さんの意見と同じで、とりあえずこれが1冊。
2冊目は、あなたを陰謀論者にする言葉ですね。
これは気になりますよね。
陰謀論は別にそんな興味はないんですが、何かサクッと学ぼうという気もあるので、これを選びました。
なるほど。
それでは最後が石谷さん、どうぞ。
僕はですね、1冊目がマッチ箱の脳。
で、2冊目がマルチの子。
割れましたね、今回。
なるほど。
ケビン・ケリー2人?
ケビン・ケリーが2人と陰謀論が2人ですね。
だから同票ではあるんですよ。
陰謀論が私の1位と達夫さんの2位を取っていて、5000日後が成功さんと達夫さんの1位なのか。
2つだから5000日でいいのかな。
なるほど。
じゃあ5000日後ですかね。
はい、了解です。
わかりました。
じゃあ読みやすいということもあり、私全部今までケビン・ケリーの読んでますけど、この新書はなかなかいいと思います。
詰め込まれていて、読みやすくて、とりあえずこれを読めばこれまでの大書もだいたいわかる気がしてお勧めです。
あと何より最新なんで、予言が新しいっていうのがあってですね。
ということでございます。
これが売れれば、服部勝良さんも多少儲かるんでしょうか。
勝良さん、我々直接知ってる人なので。
そうですね、何かコメントもらえたらいいですね。
勝良さんのFacebook読んでると、またケビン・ケリーが無茶なお願いをしてきたとか、ブツブツ書いてあって面白いですよね。
そうですね。
勝良さんという人は翻訳者であると同時に、本人の意見っていうのもすごい持っていて、それも語るので面白いなと。
面白いですね。
それじゃあ次回は5000日後の世界。
でもいいんじゃないですかね。年末に予言を読むっていう。
そうですね、ミラーワールドが訪れる世界の姿勢をみんなで語り合って、みんなの考える5000日後、聞いちゃったりしようかなと思います。
それでは今回も皆さんお疲れ様でした。
お疲れ様でした。
またまた。