00:04
こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、デジタルハリウッド大学の橋本大也と、新美大門の石谷雅紀と、八戸経済新聞の成功、そして達夫のチェンジログの達夫がお送りする、月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
10月になりました。今月の一冊を選びたい。それぞれが3冊ずつ推薦して、投票で一冊を選ぶという会です。
ということで、全部で12冊、ダダダーッとお勧めが出てくるわけですけれども、
今日はですね、石谷さん、達夫さん、成功さん、最後は私という順で3冊ずつお勧めをしていきたいと思います。
それじゃあ、トップバッター石谷さんどうぞ。
はい、えーとですね、相変わらずコロナ禍の話なんですけども、
これ結構前に出た本で、ドラマにもなったことがあるのかな、確か。
テレビドラマにも一回なったことがあって、これいつだっけな。
2019年か。あ、でもこれ真相本だから実際にはもっと前だな。
要はコロナとかが始まる前から、この感染症のことばっかりをなぜか書いているこの漫画家さんがいらっしゃいまして、
そのインハンドっていう漫画になったやつがあるんですけども、
それの前日短というかですね、もともとの連載が始まる前になった、
短いやつをまとめたやつがこのインハンドプロローグってやつがありまして、
この中に実は無自覚のスーパースプレッダーの話が出てくるんですよ。
これはとりあえず今読んどいた方がいいんじゃないかなっていうことで、
本体のインハンドではなくて、インハンドプロローグの方を僕はとりあえずお勧めしたいなっていうのがまず1冊目です。
次がですね、これ多分なんで読もうと思ったのかというと、
例の水穂銀行のいろんなトラブルが今出てますよね、エンジニアの。
その中で、水穂銀行がシステムエンジニアを6割削減して障害が多発するようになった件を
ナロー小説の追放ものと表している人がいて、的確すぎて笑ってしまったというとやたらが出ていて、
その話をフェイスブックの中にシェアしてたら、
これあの本みたいですねって言って教えてもらった本。
ちょっと前にこれも結構売れた本かな。でも2021年か。
もともとはナロー系でやってたやつかな。
タイトルがですね、「社内システムすべてワンオペしている私を解雇ですか?」っていう本で。
すごいタイトル。
03:02
コスプレでSEをやっている女の人の話なんですけど。
アマゾンの方に本の紹介が出ているんですけど、これちょっと軽く読むと、
「相手の心に寄り添うために始めた事業、その名も心脳プログラム塾。
主人公の熱く時に破天荒な講義で塾生生たちは少しだけ前を向く。
ストレス社会で頑張るすべての者たちへ。」
最後なんかちょっと元気になる本ですとか。
ふーんとかって読み始めたんですけど、ほぼ一晩で読んじゃって。
これね、ちょっといい本です。
本当のエンジニアの人たちからすると、破天荒な話も当然入っていると思うんですけど、
現実はもっとひどいんですけど、こんな風にうまく綺麗にはいかないんですけど、
システムというエンジニアの仕事みたいなものを、やっぱり数字で測ってはいけない。
じゃあ一人辞めるっていうから一人追加すればそれでシステムってのが回るわけじゃないよねとか、
優秀なエンジニアが一人いたら10人いてもダメだよねとかっていう話とかも含めて、
結構読み物としてあんまりここで他で見たことがない感じなのと、
とりあえず読んでて面白かったっていうのと、
あとなんかコミカライズが決まってるらしいっていうのと、
なので割と読者さんはついてるっていうので紹介をしてみました。
だから多分好きな人も特に読んでるんじゃないかなという気もしますね。
最後が子供のための論理トレーニングプリントっていう本で、
これ三森ゆりかさんという方の本なんですけど、
これもともとはサッカー番組で紹介されてた本で、
日本人で今海外に行く選手って結構多いじゃないですか。
その時にとりあえず言語の問題って当然ありますよね。
もう一個、これはサッカーっていう競技がそういう競技だからっていうことだと思うんですけど、
例えばアメフトとかラグビーとか野球か。
要はプレーにターンがあるやつ。
野球だったらピッチャーで3アウトで1回休憩入るじゃないですか。
アメフトもボールがこうなったらはいはいストップってなって、
はいここから入りスタートってなるじゃないですか。
サッカーってそのタイミングがないんじゃない基本的にね。
もちろん球が外出たらとかはあるけど別にそこで作戦タイムとかないわけですよ。
そうすると言語問題もあるけど、
すごく短い時間で相手に自分の意思を伝えるっていうことができないっていう、
06:04
論理的な国語力の問題っていうのが結構問題になるらしくて、
日本人が海外行った時に。
この人がサッカー選手にコミュニケーションのメソッド、
コミュニケーション力をつけさせるためのコーチとして入っている人なんですよこの人は。
その人が子ども向けに出しているトレーニングプリントってやつで、
面白いのが例えばフランスコッキーっていうのがありますと、
それをフランスコッキーが知らない人、
フランスコッキーというものを全く知らない人にどう説明しますかっていうところから来るんですよ。
そうすると僕とかうちの子にもちょっと試しでやってみたんですけど、
そうするととりあえずみんな赤、白、青でみたいなところから入っちゃうんですよ。
でも全く知らない人にフランスコッキーをまず説明しなきゃいけないっていうのはやっぱり全体から入らなきゃいけないんですよね。
横長の長方形で縦字までって全体から部分的なところに落としていくっていう説明をしないと、
全く知らない人に対しては説明ができない。
しかも簡潔にできませんよっていうところっていう話をしてて、
これはなんかちょっと読んでみようかなって。
あとついでにこれ子供と一緒にやってもいいかなと思って買ったんですけど、
同じことを思った人が多いみたいで、
一時期Amazonで完全に品切れになってました。
評価も今結構ついてて、
本もまだ在庫ない状態ですね。
続いてるんですけど、
コミュニケーション力のトレーニングっていうのは結構僕にとっては新鮮だったなというのもあって、
今回の本に入れてみました。
はい、以上です。
はい、どうもありがとうございました。
それでは次は辰夫さんお願いします。
はい、私まず一冊目はですね、
数学者たちの楽園、ザ・シンプソンズを作った天才たちという本です。
これはですね、我々ポッドキャストメンバーも大好きなサイモンシンによる著書ですね。
サイモンシンの著作といえばフェルマーの最終定理だったりとか、
暗号のやつとかビッグバンのやつとか大体イリューのやつとかいろいろあって、
新春ポッドキャストでね、去年の本で何が良かったみたいなところでは常連ですよね、サイモンシン。
それのたぶん日本での5冊目だと思うんですけど、たぶん5年くらい前に単行本で出て、
僕ちょっとその辺、時期ちょっと忙しくて見逃してたんですけど、
それがこの8月にやっと文庫になって出てる本です。
数学、僕もバラバラ今読んでるんですけど、シンプソンズについてそんなに詳しくなくてもいいし、
09:01
数学についてそんなに詳しくなくてもいいし、いろいろ気楽に読める数学トリビア的な話になっています。
もちろんフェルマーの最終定理を数学に詳しく、それほど詳しくない我々が読んでも楽しめるわけで、
当然これも楽しめるので、これはぜひサイモンシン好きな我々としては読んでみたいなということで取り上げさせていただきました。
2冊目と3冊目はラノベなんですけれども、これには背景がありまして、
ここ4週間くらいラノベをちょっと集中的に読んでます。
Kindleセール情報サイト、Kindleっていうのをやってるんですけど、
売れ筋的なもののジャンルをちょっと一つずつ潰していこうということでやっていて、
ここ4週間は学園ラブコメモノのラノベのここ数年出てるやつを読むっていうのをやっています。
で、だいたいこの4週間で60タイトルの107冊読んでいます。
1日3冊か4冊バーッて読むペースで読んでいます。
で、100冊読んだっていう話を妻にしたら、
俺と100冊のラブコメラノベみたいな、
どっかの成功さんのブログみたいな話を言い出した。
これ生きるんじゃないかと思った。
でも100冊って言っても一つのタイトルで5巻まであるとかそういうのもあるので、
100タイトル読んだら俺100をやってもいいかなみたいな感じではあります。
という背景があって、ちょっと2タイトル選んでみました。
ラノベは1回スイッチ入ると結構一気に読めますからね。
そうそう。しかもだいたい同じようなパターンがあるので、
このパターンでどういうふうに作者は道を選んだかみたいなのがあったりするので、
読みやすくなるんですよ。
似たジャンルのものを読むとどんどん速読できるっていうのがあるじゃないですか。
あれと同じで、文化祭でこうなるんだなって早く読めるとかね。
バレンタインだとこういうことが起こる。結構早く読める。
その代わり、どの話で誰が出てきたかがすごい混乱するので、
ちょくちょく読み返さなきゃいけないんですよ。
なるほど。
その辺の苦労もある。苦労っていうか、どれもいい話なんですけど。
1タイトル目はスタンダードなもので、
お隣の天使様にいつの間にかダメ人間にされていた件という。
これ今5冊、5巻まで出ています。
これは何が良いかというと、
僕が60タイトル読んだ中で一番程よい、バランスが良い、安心感がある。
という点がとても良いかな。
なので、これから最近の現代学園ラブコメ。
どんなものがあるか見てみようという人にはおすすめです。
基本的には、いろいろジャンルがあるじゃないですか。
幼馴染ジャンルとか、一つ屋根の下に暮らすジャンルとか、いろいろそういうラノベのパターンがあるんです。
12:04
これは一人暮らしの男女がたまたま隣に住んでいるパターンです。
ありますね。
これよくあって、僕60タイトル読んだうちに、
4タイトルか5タイトルくらいそういうのがあります。
それの中でも一番人気だし、
いろいろ最近の中でもすごい人気になって、
Amazonのレビューとかもいっぱいついています。
詳しい内容は、読んでいただくか、解説読んでいただければいいんですけれども、
今5巻出てるんですけど、4巻でちょっと山があって、
終わるのかなと思ってたんですけど、
3、4巻続きますみたいな話です。
多分8巻くらいで終わる感じになります。
ラノベを新しいやつ読む時の注意点というのは、
途中で終わっちゃうことが多いんですね。
大体2巻くらいで、規定の冊数売れなかったので終わっちゃいますみたいなのがあるので、
なかなか新刊で一冊目がラノベ出たやつを読み始めようというのは、
なかなかの覚悟がいるんですけれども、
この作品は大人気だし、安心できるということなのでちょっと上げてみました。
別にみんなで読書会で読もうというものではないですけれども、
気になったら読んでみてください。
これがスタンダードなラノベ。
もう1冊、3冊目は、
ヤシロくんのおひとりさま講座というラノメがありまして、
これは何かちょっとひねったあれなんですけれども、
ラノベのテンプレに沿った話があるんですけれども、
ミステリーみたいなもんなんですね。
何かというと、ラノベだと基本的に主人公の男の子は鈍感だったりとか、
ちょっとウジウジしていたりとか、そういう感じでね。
ヒロインが何人も出てきて行為を向けるんだけど気づかなかったりとか、
自分じゃ全然釣り合わないとか言って避けたりして、
話が進まなくてどんどん引き延ばすみたいな話なんですけど、
そういうテンプレな形で始まってて、
ただ何か事件が起こって解決するっていうので一応の話が終わるんですけれども、
これ一部と二部になっていると。
一部の話の裏に真犯人じゃないんですけれども、
ちょっと裏があって、それが第二部で同じ時系列で、
ちょっと語られないところが語られて、
何かそういうことだったのかみたいな感じの解決編みたいな感じになってるんですね。
だから詳しく言うとネタバレになるのであれなんですけれども、
これは一巻しか出ません。
これはジョジュストリックではないんですけど、
一巻やったらもう二巻出せないっていうことで、
一巻で終わりなので安心して読めるっていうところがあります。
イメージで言うと、シャーロック・ホームズの長編みたいな感じで、
ヒーローの研究とか恐怖の谷みたいな、
第一部に事件が起こってシャーロック・ホームズを華麗に解決して、
第二部に犯人の過去だったりとか動機だったりとかの第二部があるじゃないですか。
15:05
ああいう感じで一つの話に対しての別な側面っていうのが第二部であるみたいなイメージです。
これは一冊だけなのでちょっと手軽に読んでみたら良いと思います。
ただ読書会でやるとネタバレ以外に語ることがないので取り上げにくいんですけれども、
ちょっとお暇なときにぜひどうぞ。
Amazonレビューにレビューを読むなって書いてあります。
そこそこで1回しか使えない大技とか書いてある。
なかなか面白いのでぜひ。
ただこれはある程度ラノベ的なテンプレ要素が分かっている人だとちょっとより楽しめる。
そうじゃない人でも楽しめますけどという話になっています。
ということで私からの3冊です。以上です。
どうもありがとうございました。
それでは次はセイコーさん3冊お願いします。
はい。今回私が紹介する3冊のうちの1冊目は魔術講座っていう本です。
中村さんっていう方が書いてるんですけど、ちょっと毛色が変わってなんか面白そうだなと思って、
Kindleでおすすめに出てきたんで読んでみたんですけれども、
著者はカフェのオーナーで普段から魔術講座っていうのをやっていたり、
タロットカードでリーディングとかやってらっしゃる方らしいんですけども、
全般初心者にも分かりやすいようにですね、
魔術の歴史とか、魔術でよく使われる4元素、火、水、土なんとかとかですね、
魔術が生きる世界は人間界、天空界、アストラル界があって、
そのアストラル界から影響を及ぼすとか、いろいろそういうの書いてあるんですけども、
中学生とか高校生の頃、ムーをよく読んでた頃に出てきたような単語がいろいろあるなと思って読んでたんですけど、
いろいろでも時々恐怖を埋めたのがあってですね、
魔術は儀式を行っても人に影響を及ぼすんじゃなくて、
自分が変わるためのやるんだみたいなのが書いてあってですね、
そうなんだと思ってですね、そうなんだと思ったりですね、
あと魔術の儀式をやるときにはですね、必ず部屋を整理整頓して、
ゴミなど落ちてないようにしなければならないって書いてあってですね、
それいい話だなと思って、
確かに日本でもキリスト教でも大抵教会っていうのは綺麗にしてあるし、
ただ魔術っていうのはよくわかんないものがあるような暗い部屋でやるようなイメージがあったんで、
ごちゃごちゃと、学徒が住んでそうな部屋とか、
そういうドクロとか置いてあったり水晶玉とか置いてあったようなイメージだけど、
意外に綺麗にしてなきゃダメらしいですね。
あとですね、整理整頓とともにですね、
大事なのが日記をつけることが大事って書いてあって、
18:03
自分がやったときのやったこととその効果を毎日ちゃんと書きなさいって書いてあってですね、
天候とかその気分とか、やったことを得られた効果とかやって次につなげなさいって書いてあってですね、
PDCAサイクルみたいな話だなと思ってですね、
あと毎日毎日ステップアップするために大事なことっていうのは意外に変わらないんだなと思って楽しく読むことができました。
こうやって楽しく読めるの別に人に魔術をかけたいとか思ってないからだろうなと思って、
自分の心の素直さに感謝しました。
あともう一冊、二冊目ですね。
蔵書の苦しみっていうやつです。
これもKindleのおすすめで出てきたんですけど、
これ2013年に出てですね、前に僕読んだことがあって、
ちょっとその時と今で気持ちが変わったんでちょっと紹介してみたいなと思ったんですけど、
蔵書の苦しみって文字通り蔵書がすごいあってですね、
何万冊っていう蔵書がある人たちの話なんですけども、
テレビでニュースになったりしましたけど、床が抜けたとかですね、
地震で本棚が倒れてきて埋もれそうになったとかですね、
そういう人ばっかり出てくるんですね。
何千冊とかじゃなく2万冊とか10万冊とか持って、
引っ越しのたびに段ボール何百箱とかやって、
すごい家庭生活も崩壊寸前みたいな人ばっかり出てきてですね、
すごいなーとか自分でビルを建てたとかですね、
それで商売やめたとかですね、
いろんな話が出てきて大変だなと思いつつも、
ちょっと羨ましいなーみたいに思ったりしたんですけども、
それが2013年頃に私そう思ってたんですけども、
最近読んだらですね、なんかこうちょっといまいちなんじゃないかな、
そういうのって思うようになってですね、
その間やっぱり電子書籍の普及だったり、
いろんなものが簡単に調べられるようになったりとか、
読めるようになったりとか、
あと新しい本の方が魅力に思ったりとか、
あと書籍自体にその財産的価値を見出さなくなってきたとか、
なんか多分いろんな、あと自分が年取って違う趣味になってきたとか、
いろんなのがあると思うんですけども、
この8年間の間にデジタルデバイスの進化と自分の変化で、
こんなにも印象が変わるものなのかなと思ってですね。
書者の方は私より年上50、いま60ぐらいの方が、
電子書籍とかにもやや懐疑的というか否定的というか、
本とかのカバーとか箱とか、そういうのとかひっくるめて全部が本でとか、
そういう感じのタイプの方なんで、
でも電子書籍を擁護する人もインタビューで出てて、
21:03
おじいさんなんですけども俳句やる方で、
写真とかも電子書籍の方がきれいだし拡大して見れるし、
あと文字も拡大して読めるし、何万冊も読めるから、
死後も家族に迷惑かけなくて安心だみたいな話があって、
ちょっとバランスをとっているような感じもあったけども、
でもだいぶこれ2013年から今までで印象って変わるんだなと思った本でした。
あと今度ガラッと変わった新しい本ですね。
3冊目は「勝間式生き方の知見。お金と幸せを同時に手に入れる55の法則」っていう本なんですけども、
タイトル通り55のHow toが書いてあるんですね。
いろいろ分野に分かれて、勝間さんこの頃よく書いてるのは家事の話だったり、
もちろん仕事の話だったり、時間術の話とか資産形成の話とか、
あと対人関係の話とか書いてあるんですけども、
まめに読んである方だったりブログ読んでる方であれば割と勝間さんの考え方、
まとまればこういう感じになるんだなというのはわかるかと思うんですけども、
最近発見というか、久しぶりになんかこういう、今まで家事なら家事、
クッキングならクッキングみたいなのが多くて、
こういう仕事系の話ってあんまり読んだことなかったような気がしたんですけど、
勝間さんと私だいたい同じで50過ぎぐらいの年なんですけども、
仕事術とか仕事に関しては老後のことが書いてあってですね、
この60歳定年と言われる以降の話ですね。
それ以降どう生きるかみたいな話があって、
特に男性の方は、普通のサラリーマンは仕事を辞めると一気に老けるというか、
居場所がなくなって引きこもるみたいな話が書いてあったりして、
60過ぎてもある程度の収入を得れるような仕事をしたり、
対人関係を構築できるようなことをやった方がいいよみたいなことが書いてあってですね。
私、自分で仕事をやっているので定年とかはないんですけども、
だんだんいろいろそういう将来というか、
そういう年代のことも考えなきゃないようになってきたんだなと思ってしみじみした本でもありました。
あと別な収録でもちょっとあったんですけど、
利他的な行動とかですね、人間、他人に親切にしていると、
いつか周りも会って自分に返ってくる、ただしそれは期待しないようにみたいな話も書いてあったりして、
いろいろ参考文献なんかにそういう海外の新しいビジネスショーの話題なんかも出てるんで、
結構楽しく読むことができました。
これが今回僕が紹介する3冊でした。
はい、ありがとうございました。
じゃあ最後、私ですね。
24:02
私1冊目はですね、「悲願花が咲く島」っていう小説です。
これは芥川賞を取ったばっかりで。
これはね、もうね、面白すぎる。
なんかこういろんな形容詞を、最上級の形容詞20個ぐらいつけて最高と言いたい小説ですね。
扱っているテーマもすごいし、文体もすごいし、
もう日本のマーガレットアドベントだと出てきたというぐらい、
すごい作家が出てきたと思いました。
なんじゃこりゃという感じですね。
松田裕作、なんじゃこりゃみたいな、そんなぐらい衝撃を受けた作品です。
次元が違う、これまで。
しかもこれ書いた人、日本人じゃない?
リー・コトミっていう台湾の人で。
芥川賞を取ったのは、中国人だと2人目らしいですね。
これまでも芥川賞とかは、韓国人が何人か入っているんですが、
ただそれは基本的に日本語を母国語とする韓国系の方々、作家が取っているだけで。
純粋に日本語を勉強して使えるようになった作家としては、2人目みたいですね。
最初、どれくらいこなれた日本語で書いているのかなと、
なめた見方で読んだら、もう次元が違って、
我々普通の日本人なんかよりはるかに上の、数次元上にいる人なんですよ、日本語力が。
この小説の内容も、まずこの人自身が新しい日本語を、
少なくとも3語作っちゃうんですね。
カタカナの日本語っていうのと、女が話す女語っていうのと、
あと日の元言葉っていう、3つの言語をまず作ってくるっていうところから始まっていて、
記憶喪失で島に流れ着いた少女っていうのがいるんですけども、
その子が、その島で2つの言葉が使われていると。
自分の言葉は女語っていう、女しか使わない言葉に近いんですけども、
その島では女だけがその女語を使えて、
その女語を使うことで歴史を伝えていくっていう重要な役割。
その時は女性が指導者の島なんですよ。
そこで、少女の成長というかですね、が語られていくんですけれども、
まず内容がすごいんですね。
私普段あんまり日本の小説読んでこなかったんですけれども、
これって世界文学に通じるというか、
これもし訳せれば、残念ながらこれ訳すのが多分ほとんど不可能っていうもので、
何しろ新しい日本語で書かれているので、
27:02
想像された日本語で。
だから訳しきれないだろうなと思うんですけども、
訳されれば世界でも十分通用するというか、
テーマで、国同士の関係とか、
あるいは言葉の問題もあるけれども、
あとフェミニズムなど、
そうしたものに関して、
現代人が知っているべき内容を全部入れているような感じで、
教科書に入れるべきだと思いますね。
高校の教科書あたりに、日本国民全員が読むべきだっていう内容になっていて、
この人誤解されて、反日的な炎上とかあったみたいですけども、
レビュー荒れてますね。
それはこの本を読めばわかるんですね。
この本が、美しい日本なんてクソくらいみたいなことが書かれているんですけど、
それは読むと本当は真逆の意味だということがわかるっていうふうになっていて、
彼女は多分あえて記者会見とかで、
それを否定していない、
わざとやってるんだと思いますね。
なので、そういう非常にすごい作家が出てきたということで、
1冊目これ取り上げました。
非常に興奮して読んだ本でした。
2冊目が、皆さんも好きかどうかわからないんですが、
諸星大次郎デビュー50周年記念トリビュートっていうのがあって、
これはトリビュートなんですね。
諸星を尊敬する作家たちが、
漫画で諸星の真似をする、
諸星のキャラクターを使って何かやったり、
諸星の作品を自分の絵で描くみたいなことをやるっていうものなんですけれども、
参加した作家がすごいということで、
山岸涼子とか、星野一郎とか、高橋隆子とか江口とか、
浦沢とか、伊藤隼二とかね、
大作家たちが自分で手を挙げて、
私やりたいって言って描いたらしいんですよ。
そんな時あって、すごい気合の入った、
本当に読み込んでるなっていう諸星作品を。
そういうオマージュ作品、漫画が集められていて、
特にこれ、
私これ多分編集者の意図で、
熱狂的なファンを先の方に入れた気がするんですよね。
特にこれの前半は熱くて、
諸星ファンだと、
涙なしには読めないじゃないけど、
涙なしっていうか共感の嵐みたいな、
30:00
そういうファンブックになっています。
諸星大二郎の50周年記念って何冊か出ていて、
本人の作品のまとめが多いですけども、
この本に関しては諸星大二郎最後に自分でも書いてるんですけど、
他の人の方が面白いっていう珍しい作品です。
3冊目がネオヒューマン 究極の自由を得る未来っていう本です。
この本は非常に新しい本なんですけれども、
日本語版だとネオヒューマンなんですけども、
同時発売の英語版だとピーター2.0なんですね。
ピーターって誰よって言うと著者のピーター・スコット・モーガンのことで、
ピーター・スコット・モーガンはロボット工学の博士で、
アーサー・D&Lでコンサルタントをやっていたという、
超エリートですね、グローバルエリートなんですが、
40代の若さで一度引退して、
世界中を旅するような生活、アーリーリタイアをしていたわけなんですが、
2017年にALSと診断されてしまうんですね。
2017年の時点で余命2年の宣告を受けて、
その時にまだ生きたいと。
肉体をサイボーグ化したり、自分をAIと融合させることで、
余命を延長しかつ、
生物としての存在として拡張してしまおうという野望を持って、
いろんな自分のサイボーグ化みたいなことに取り組んだり、
あるいはAIになって生きていくというのはどういうことかみたいなことを
突き詰めて考えていったりするという、そういう内容なんですね。
余命2年だったんですが、現在もまだ生きています。
まだ情報発信をされていて、そういう本ですね。
そういう立場になった人というのが、真剣に現代のテクノロジーを使って、
生命を延長したり、自分を永続したAIとして、
永続させるということを真剣に考えて本を書くという本なんですね。
ベースが、もともとはかなり活躍されていた方で、かつロボット工学の博士なので、
ベースがあった上で、そういう立場に追い込まれて、
こういうテーマを考えると、こんなに面白くなるんだという本なんですね。
私、これ英語版と日本語版のAmazonでの批評を見てるんですけども、
なんかね、面白くて、英語版すごい評価が高いんですけど、
33:03
日本語版の文句言ってる人たちがたすいて、
これは翻訳が悪いんじゃないと思うんですね。
そうではなくて、宣伝の仕方をちょっと日本版は間違えたのかなっていう。
サイボーグ化してどうこうっていうテクノロジーっていうことというよりは、
表題はもともと英語ではPeter2.0で、
この人の人生の物語なんですよ。
ある人の、人間の一人の男の生き様の。
だからあんまりロボットの未来とかそういうことを期待して読むんではなくて、
今そういう生き方をしているすごい人がいるっていう風に読むと、
すごい面白いという、そういう本なのであります。
だってね、そのPeter2.0の後についている英語のサブタイトルもThe Human Cyborgですもんね。
だから別にネオヒューマンではないですよね。
なんかニュアンスを変えられてる感じが。
Amazonレビュー見ると、なんかジデンを読みたいんじゃないんだとか。
タイトル詐欺だとか。
タイトル詐欺だって言われても現代と違うからね。
やっぱりPeter2.0にしとくべきだったんですよね。
何だかわからなくてもとりあえず。
っていうオチがある。
という感じで私の3冊が終わって、12冊紹介が終わりました。
それでは投票に移りたいと思います。
それでは紹介した順番で投票を進めていきたいんですけども、
1位と2位をそれぞれのめてください。
それでは石谷さんからどれを選びますか。
どうしよっかな。
そうですね。
まあでもしょうがないかな。
はい、大丈夫です。
僕は1位が非岸場永作島です。
これは単純に僕も読もうと思ってたので。
2位が数学者たちのラクエンザ・シンプソンズを作った天才たち。
この2冊です。
はい、ありがとうございました。
じゃあ達夫さんどうでしょう。
はい、僕も非岸場永1位ですね。
これちょっと読みたいので。
2位は社内システム全てでワンオーペン。
ラノベなので読んどこうかなと。
こっちはもうすでに買いましたけど。
この2冊です。
じゃあセイコーさんどうでしょう。
僕は1位が数学者たちのラクエンっていう。
サイモンシーン全部読んでるんで。
単純に思ったのと。
2位が非岸場永作島がやはり聞いてるとすごい面白そうだし。
海外の方とは思えない。
日本人でも多分難しいと思うんですけど。
36:02
男子女子っていうのがどういうふうに表現されてるのか読んでみたいなと思いました。
最後は私の投票ですね。
私は1番が魔術講座で。
こんなことでもなければ読むきっかけないし。
非常に内容的に興味があったので魔術講座が1位ですね。
2つ目は数学者たちのラクエンザ・シンプソンズを作った天才たちで。
やっぱりこれはサイモンシーンだから。
雑誌なぜか読んでなかったんで読まなければっていう。
サイモンシーンと翻訳者の青木さんの組み合わせはすごいですよね。
鉄板ですよね。
あとあれですよね。今見たら解説を竹内カオルさんが書いてるんですよね。
素晴らしいですね。
この3人揃ったらとりあえず読みますよって。
でもサイモンシーンにしては意外と話題にならなかったんですかね。
我々が誰も読んでいないというのが不思議な。
全然知らなかった。
そうですね。
って言いながら表だけで集めるとひがんばるんですかね。
ひがんばるのは短いですし、読みやすいと思います。
ストレートに決まってよかった。
サイモンシーンもこれも買うだろうな。
それでは皆さんお疲れ様でした。また次回。