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2024-09-15 14:58

第94回「1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊」をレビュー

ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつを がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。 今月の課題図書、日経BPから出版されているマイケル・ルイス(著), 小林啓倫(翻訳)「1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊」をレビューしていきます。

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ツイてるブッククラブです。 ツイてるブッククラブは橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつをがお送りする
月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。 今月の課題図書は日経bpから出版されているマイケルルイス長
小林昭人本役の1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊をレビューしていきます。
この1兆円を盗んだ男の本は、仮想通貨の 会社であるFTXが崩壊し
破産していくことを描いた本ですけれども、著者はマネーボールや正規のカラオリフラッシュボイズで有名な
マイケルルイスさんです。この本の読みどころとしては、基本的に実話なんですけども、登場人物の人たちがみんな魅力的だっていうことで、非常に優秀な人たちがすごいたくさん出てきます。
暗号通貨業界のことが知ることができるんですけど、全般的にいかがわしい会社が多いです。
こんな適当でいいんだってびっくりします。あと、効果的利多主義という、日本ではまだそんなに馴染みがない謎の思想に被れた人たちがたくさん出てきて、それもまたちょっと面白いところです。
あと少しだけラブロマンス的要素もあります。そこは意外性があるところで、それもちょっと面白い。
あと、犯罪に至る道もあるんですけど、そこがちょっとわからないっていうか、ある日唐突になって、最初から狙ってたのかどうかはちょっと私はよくわからなかったっていうところがあるんですけど、
こういういろんな読みどころがある本でした。皆さんの感想を聞いていきたいと思います。最初、いしたにさん、よろしくお願いします。
はい、いつもであればここからこの本はですね、お話をするところなんですが、私、台風もろもろで、いわゆる気象病ってやつですね、気圧によって体調がクソみそになるっていうやつを、特大版を10年ぶりくらいに喰らいまして、
ほぼ1週間くらい、人として役に立たない状態になってしまいまして、このイッチョイを盗んだ男、実はページ数が結構ある関係もあり、たぶん一部の2位ぐらいで力尽きました。
ただ、僕が読んでたところは、サムの彼女が登場して、元々の職業に嫌気がさして、こんなところがあるのね、みたいなところで、非常に楽しそうな、でも崩壊がわかっている、この先ひどいことになるんだろうなというあたりで、
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私が力尽きたというご報告で終わりたいと思いますが、読んでたところは非常に楽しかったです。
ありがとうございます。
お大事にということで。
じゃあ続いて大也さんどうでしょうか。
はいはいはい。非常に面白かったですね。
当時、サム主人公のバンクマンフリードは、ルーク・スカイウォーカー、スターウォーズでいうと、効率的な利己主義を掲げていて、良いことをするということで、
逆にライバル企業のバイナンスのCEOのチャンポン・ジャオっていうのが、金持てばかり考える悪の皇帝、ダンスシリアスみたいな風に見られてたわけなんですけども、
それから数年でどちらも没落してしまったっていう、栄光精髄だなみたいな強者どもが夢の後状態になってますね。
この本の中にもライバルのチャンポン・ジャオ出てきますけれども、彼もその後失脚してしまい、不祥事を起こして、だからどちらも上手くはいかなかったわけですけども、
でもサム・バンクマンフリードはピーク時の個人資産が3兆9千億円っていう巨額の資産を持っていたそうで、すごいですよね。
さっき言ってた、私、サム・バンクマンフリードに注目したのはむしろキャロライン・エリソン、彼の彼女にあたる。
サムはこのキャロラインの恋人をアルメダリサーチっていう重要な子会社、今回サディの舞台になる重要な子会社の社長に任命しちゃうんですよね。
このキャロラインの写真を見るとすごい子供みたいで、10代みたいな印象の非常に幼い女子で、スーパーエリートみたいですけどね、実際は。
こんなちっちゃい女の子が何兆円も動かしてサディをやっていたのかみたいな驚きがありました。
実際、この人たち10人ぐらいで経営幹部たちはバハマに100億円の豪邸を購入して一緒に暮らしてたんですよね。
非常にずさんというか、嘘みたいな何千億円とかの決済をチャットだけでやっちゃうから、後に資料残らないみたいなことをやっていて、すごいずさんさがすごいですね。
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サムっていうのがいわゆる自閉症なんでしょうね。
人とのコミュニケーションがほぼできないから、この本の中でもマイケル・ルイスと話すときにゲームしてるんですよね、スマホで。
非常に得意な空間が暴いていてすごい面白いなと思いました。
私は星肌4.5かな。
0.5引いてるのは、マイケル・ルイスはものすごいジャーナリストなんですけれども、今回に限っては運が良かったんで、たまたま事件を起こす1年ぐらい前からべったり取材をしていたんですが、
意外にスクープは取れず、このマイケル・ルイスしかわからないことは書いてないような気がしました。
なので意外にサムが自閉症傾向であるために聞き出せないんですね、本音を。
本音があるのかどうかわからないんですが。
だからマイケル・ルイスにしては深く入れなかったなっていうのが0.5引く理由。
でも非常に面白い本だなと思いました。
以上です。
ありがとうございます。
じゃあたつをさんいかがでしょうか。
はいたつをです。
そうですね、やっぱり初めのうちに最初に入ったJNストリートキャピタルっていう会社ですよね。
本当に頭の良い人たちの楽天みたいな感じで、ちょっと面白そうです。
ワクワクしますよね。
そういう天才たちを集めてなんかやらせるみたいな場としてすごく面白いし、
ケイロアチカキのマンハッタン計画とかも多分そういう感じで、
すごい天才たちが集まっていろいろと面白いことをやってるみたいなのはすごく興味引かれました。
あとその入社試験も面白いですよね。
ゲームをいろいろルールを途中でどんどん変わるんだけれどもどうするかみたいな話とか。
ただそこの中でしれっと勝ち上がっていくみたいなのもすごいです。
オレツエ系っていうか、オレなんかやっちゃいましたか系みたいなところもその辺なかなか痛快な感じはありました。
そこで入って、やってるのは結局その市場の歪みを検知して、
うまいことサイヤ撮りとか背撮りみたいなことをやるとか、
なんかアルゴリズムの穴を突くとか、
なんかこれ昔前読んだフラッシュクラッシュみたいなのに通じるところはあるんですけど、
Botのバグっていうやつをやったりとか、
あとなんか面白かったのはドイツ人トレーダーの話とかがあって、
毎回なんか韓国で取引して同じような取引を今度は日本でやるんだけれども、
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その間にタイムラグが毎回あるからそこを狙ってやるんだみたいな話とか、
そういう頭使ってスイルしてうまいこと稼ぐんだっていうのがやっぱワクワクして楽しいかなと思うんですけれども、
ただなんかこの業界がっていうかなんかわかんないですけど、
その天才集めてやることはそれかよ的なのはちょっと思いましたね。
金を増やすことだけに特化した会社だし、
そもそもサムの効果的リーター主義者でしたっけ、
効果的リーター主義者か、
というのも結局なんかそれをちゃんと効率的にやろうというと、
金稼ぐだけに特化する就勤マシーンみたいになるのが一番効率的みたいな話で、
その稼いだ金をなんか世の中にいいところにばらまいて、
なんか世の中良くするんだみたいな思想があるんだろうけれども、
多分それ以前にもうなんか就勤マシーンと化して天才たちがバリバリ進むおかげで、
世の中混乱しちゃって、
なんか本当は良くないんじゃないかみたいなのはちょっと思いました。
ただそういう人たちがいて、
ある程度グループとして影響力を持っているってことを知らなかったので、
そういう人たちもちゃんといるんだなっていうのはちょっとためになったというか、
ありましたね。
そんな感じで前半は面白いんですよね。
結構生き生きとして、
さっきのジェーンストリートキャプチャーの話とかも生き生きとして面白いんですけど、
なんか起業してからはなんかちょっとワクワク感がだいぶ減ってしまったなとかあります。
そのFTX最後ダメになるとかもあるとかも、
もっといろいろと工房があるのかなと思ったんだけど、
特になんか流れるままであっさりなっちゃって、
結局社会性的なのが苦手な、
変人に見られる天才っていうのが最後はダメになるだけでした、
みたいな感じのストーリーになっちゃって、
ビジネス的に深く考えずに流されて、
当然の結果で終わったみたいな感じで、
特にザマー感もないし、
なんかかわいそうだなとかいう気持ちもちょっと持てなくて、
ちょっともやもやしますね。
さっきも話した、前読んだフラッシュクラッシュの場合は、
犯人の人かわいそうかなっていう気持ちはあったんですけど、
サムに関してはなかなか感情がすっきりもしないし、
かわいそうでもない中立な感じになってしまって、
その辺は入れ込めないっていうところはあるのかなとは思いました。
そんな感じでIT犯罪系としてはちょっと物足りなさがあって、
多分速報的な出版だったのかなっていう気はします。
時期を見てパッと出してみたところで、
その著者のマイケル・ルイスさん現場にいたんだけど、
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あんまり、さっきも大也さんもおっしゃったんですけど、
そんなにアドバンテージ的なものあるようなんだけれども、
だからといって何かしら深いところまで行ってる感じはなくて、
現場を取材しただけみたいな感じで、
長く入り込んでるならではの何かっていうのがちょっとないかったのも、
ちょっと物足りなさかなと思いました。
多分だから数年経ってからまとめたほうが、
あと何か2,3,4,5,6年くらいしてからまとめたほうが、
多分いろいろ裁判とかでいろいろ分かったこともあるので、
何か深みがあったのかなと思いました。
ということで、ちょっとスクープ的に出しちゃって、
時期が早すぎちゃった分薄くなったような気がするので、
僕としては星は4ですね。
面白いことは面白いんですけれども、
やはりちょっと物足りなさのほうがやっぱり前に出ちゃうかなと思いました。
あとそれと関係ないんですけど、
ETFっていうかインデックスに連動するファンドの株式上場するやつなんですけど、
結構インデックスファンド的なものの裏側みたいなのの話を、
とりあえずジェイントストリートキャピタルのところかな、
こういう仕事してたみたいなところで、
実際のインデックス日経平均とかいろいろあるんですけど、
それと連動してある程度の、それに連動するようにいろんな株を細かく分割して持ってなきゃいけないんだけれども、
それの売買っていうのは結構シビアな世界だな、
そこにやっぱり頭を使わないといけないんだなっていうことが分かって、
今その流行りじゃないですか、ニーサーとかでインデックスファンドだってところが、
それのなんかその仕組みみたいのがチラッと垣間見えて、
そこは結構自分的にはプラスになりました。
すみません、以上です。
はい、ということでいしたにさんがこれから、星はこれからということで、
谷川さんが4とたつをさんが4です。
私は5ですね。
やっぱり詐欺のところがあんまりよくわからない、
地面紙とかこぎって詐欺とかいろんな詐欺だと、
緻密に計画して詐欺とかやると思うんですけど、
この人たちそういう詐欺とはまたちょっと経路が違って、
ただただ図算だったんじゃないかなという疑問が、
3つなのかどうかもよくわからないですよね。
その辺、これから明らかになっていく部分もあるし、
もしかしたらあんまり詳しくやるとまた真似する人とかなんかいるから、
あんまり公表できないとか事情があるのかもしれないですけど、
そこはもとで確かに。
それはあるのかもしれないですよね。
掘り下げていってもいいかなとは思いました。
ということで今回の本は、
一丁目を盗んだ加荘通貨帝国FTXの崩壊でした。
皆さんも読んでみてくださいね。
ではどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
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