運動の脳への影響
ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたに雅樹、聖幸、たつおがお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
10月になりましたので、今月も課題図書を選んでいきます。それでは、1人2冊ずつ押していただいて、1冊をみんなの投票で選ぶ。
たつおさん、いしたにさん、聖幸さん、私、橋本隼です。それでは、トップバッター、たつおさん、お願いします。
たつおです。1冊目は、「運動脳」という本で、著者はアンデシュ・ハンセンさん。
スマホ脳という、すごくベストセラーになっていた本があって、このポッドキャストは何年か前に聖幸さんが紹介していましたけれども、
それの著者が書いた本です。運動のどういう本かというと、タイトルのままなんですけれども、運動することと脳内の活動的なものの関係、運動による脳へのポジティブな影響みたいなのをまとめている本です。
運動が創造性とか集中力とか、ストレスの抵抗とか、知能とか、認知能力に具体的にどんなふうな影響を与えるかなみたいなことを、今現在のあちこちの研究成果を引用しながら、それをベースに説明するというポピュラーサイエンスな本になります。
運動はいよいよとか、リフレッシュされるよとかよく言われてるんですけれども、じゃあ実際に運動してどのように脳に影響があるかっていうところを、いろんなテーマで個別にちゃんと解説してくれてます。
各章のテーマとか見てみると、2章は運動とストレス、3章は運動と集中力とか、あと運動と記憶力、運動とアイデア、運動と学力の関係とか、そういう感じで章ごとにテーマでやっています。
結局運動して脳がプラスになるのはどういうことかというと、全体的にざっくり言っちゃうと、運動することによって脳がウォーミングアップされて、それぞれの能力にプラスな能力を与えるというだけの話ではあるんですけれども、
運動に関する脳の部分です。運動すると、会話とかその辺が活発なんです。そこが他の記憶力とか学力とかそういうところに影響を及ぼしていくんですけど、
それはさっき言った集中力とかストレスとか、そのテーマごとによって内部の仕組みはそれぞれ違って、集中力だったらドーパミンの分泌量が違いますとか、
ストレスに対抗するんだったら会話の中の分泌量がみたいな感じでそれぞれ違うんですけど、
その辺がわかりやすく丁寧に記されています。これ、運動すれば脳に良いよみたいな話、あちこちで聞くんですけど、
その話の集大成みたいな感じで、運動すれば脳に良いよ大全みたいな、そんな感じのイメージで読んでいただければと思います。
読んだらそれなりにネタ的なノウハウもいろいろプラスになるし、自分の生活にもプラスになるかなと。
例えば集中力を高めるためには運動は朝にやると良いですよとか、軽い運動しながら記憶すると定着率が高くなるよとか、
これよく言われてる話なんですけれども。
運動する小学生、アメリカの研究だと運動する小学生は運動する子ほど学力が高いみたいなのがちゃんと統計的に出ているとか、
立って勉強するとテストの点数が10パーセント上がりますとか、そんな話がいろいろあるあるネタというか健康ネタみたいな感じの知識も得られつつ、
ちゃんとその奥の裏の機条っていうか仕組みみたいなのもきっちりと科学的に説明されてるっていう感じで非常に良い本だと思います。
書斎のスマホ脳とかも僕も読んだんですけど、どっちかというとネガティブというか話なんですけど、
自分の脳は運動すると良いよみたいな感じで結構ポジティブな内容なので、読むと自分の中でポジティブになれるってところも良いかなと思っています。
2冊目ですが、2冊目は初めての統計的因果推論っていう本で、これ専門書なんですけれども、
2024年2月最近出た本なんですけれども、これちょっと感銘を受けたっていうか、なかなか入門として良い本だなと思ったので、
ちょっとこの場で紹介させてもらおうかなと思って持ってきました。
因果推論なんだみたいな話があったりするんですけど、基本的にデータ分析とかして何かの要因で何かが生じたみたいなのを明らかにしたいってことはあるわけじゃないですか。
みかんを食べたら身長が伸びたみたいなそんなやつですね。ただそういうのって因果関係にない場合がありますよっていうのが、
この辺は統計面白本とかそういうのよく出てくる話で、疑似相関って言って、関係があるようなんだけど実は違う。
例えば工学歴の人ほど高収入になるみたいな、工学歴って要因で高収入になるんだみたいなことは、
実は工学歴以前にそもそも実家が太いから高収入になるんだよみたいな話であったりとか、あと健康な人ほど運動しているみたいな話。
いやそれは運動するから健康になるから時間順序が逆だみたいなね。
そういうデータだけ見ると、実は健康する人は運動してるんだみたいな結論に結びつきそうなんだけど、いやそうじゃないだろうみたいな。
落ち着いて考えたらそうじゃないだろうっていうようなのがあるんですね。
そういうのを見つけ出して除去して、ちゃんとした何々をしたら何々が起こりましたっていうのをクリアにするっていうのが因果推論的なものです。
要するに分析するときの邪魔者ですね。余計なバイアスみたいなのを消毒したりとか排除したりするっていうのが因果推論の基本的な話になっています。
この本自体はブルーバックスみたいな感じで、ブルーバックスのちょっと難しめな数学的な話題の本があったりするんですね。
あれくらいのレベルで気軽に読めるんですよ。
数式やることはあるんですけど、雰囲気でスルーしてもそれほど問題ない感じ。
プログラミング的な知識みたいなのも全然いらないっていう感じです。
こういう因果推論の入門テキストって読んでも漠然とした感じで終わっちゃうんですけど、
本書は結構冗長ながらも結構細かい事例とか具体的な事例で説明を突き通していて、
かなりわかりやすい、リンゴ10個とか犬3匹とかそういう話とか、
あとは具体的な薬の新しい新薬の効果が効くか効かないかをどう見るとかプラセボの話とかあったりとか、
大卒プレミアムみたいな話とかもあったりとかして、わかりやすい事例で結構読み切れるかなと思っています。
あと読み物的な側面もあって、こういう因果推論で何か結論が出るとそれはエビデンスとして確固としたものなんですけど、
そういう出てるものは万能ではない、コンボではないんだみたいな話で、
エビデンスとして結構医学的な話とかも結構エビデンスがどうとかっていってネットでいろいろあったりするんですけど、
そもそもが実は怪しいみたいなのも意外とあったりするので、
エビデンス自体もいつでも覆されるものだみたいな意識を持つといいですね、
そういう読み物的なものもいくつかあって結構勉強になるかなと思っています。
ちょっと通常に話すと、因果推論のハイライトの一つっていうのが因果ダイアグラムっていうのがあってですね、
疑似相関の原因を追求してその穴を塞ぐっていう作業をするためにマインドマップみたいな丸と矢印みたいな図を書いて、
このデータとこのデータはこういうパターンでつながっているから疑似相関を起こすから、
これはこのデータは使わないようにしようみたいな、そういう手続きみたいなのがあるんですよ。
そういうバックドア基準が同等とかルールみたいなのがあるんですけど、
だから丸と矢印でデータを分析、紙とかでデータを分析するみたいなのが一つの因果推論があるんですけれども、
そういうのってどっちかというと数学だとかプログラミングというよりかはコンサルの分析手法みたいなものだったりするとかもあったりするので、
意外と専門じゃない人でもとっつきやすいジャンルかなと思いました。
ということで、2冊目初めての統計的因果推論というのをちょっと紹介させていただきました。
はい、私からは以上です。
因果推論の重要性
はい、どうもありがとうございました。
それでは2人目、いしたにさんお願いします。
はい、私はですね、ちょっと前置きの話をすると、何年だ、4年ぐらいかな。
ずっと私はFGOという座社芸のゲームをやっておりまして、
これが基本的にはシナリオを読ませるタイプのゲームなんですけども、
それの最新章がですね、結構生成アイの話が入ってきていて、
かなりいろいろ考えさせられる内容になっていて、
そういえば生成アイももう出てきて、一般的に知られるようになっても特に1年以上は経過しているので、
そういえばノンフィクションで生成アイを扱ったやつなんかないかなというので調べていたらですね、
なるほどなという、炎上灯がムーンシャインという短編集なんですけど、
この中にですね、ローラのオリジナルというタイトルの短編が入っていて、
ちょっとこれ読んでないんですけど、なんで読みたいなと思ったのかというと、
このローラというのが要は生成アイのローラ、ローランクアダプテーションか、
ファインチューニングで使う技術、そのローラから取っているやつらしくて、
完全に生成アイに全振りしたお話になっているらしくて、
やっとそういう、SFの作家さんなので当然扱ってておかしくはないんですが、
そういう物語もついに出てきたなと。
ローラのオリジナルというぐらいなんで、要は生成アイというオリジナルから一番遠いところにあるものというところと
SFを交えて、要はそこに人がいないところでも何かが作り出されてしまう時代においてのオリジナルとはどういうものかみたいなことを
考えているという短編ということで、こういうものがやっと出てきたねということで、
これはぜひ読んでみたいなというところでの一つです。
短編集なので他にもいくつか物語が入っているんですが、私が読みたいのはこのローラのオリジナルというやつですね。
もう一冊がですね、個人的に知っている作家さんではあるんですけど、漫画家の梅先生、ご夫婦でやっている梅先生。
愛称作は東京トイボックスになるのかな。
ゲームとか、最近は生成アイをいかに漫画で使うのかみたいなところでも非常に発言が多い先生ではありますけれども、
その先生の最新作で出たばっかりなんですけれども、
舞台になっているのが戦後10年後の日本で初めての南極観測隊を巡る物語なんですけど、
物語の舞台装置として大きな嘘がまず一個あって、戦後日本は戦勝国に分割装置されているということになっていて、
なので北海道はソ連が占領しているということになっているということと、
有名なところでは731部隊とかいろいろあるんですけど、
要は戦争中に日本軍がよくわからない研究をやっていたという、よく物語で使われるモチーフがあるんですが、
それを使って人間そのものが犬という言い方をしているんですけども、犬と呼ばれる存在の改造された人間がいたという2つの嘘が入っているんですけども、
まだ一家なんですが、さすがだなというのがこの犬の名前が判明するところですね、
ウワーという声が出るという形にちゃんとなっていて、僕の周辺では結構みんな読んでいるという感じではあるんですけども、
割とゲームとかそっちの印象の強かった有名先生が、架空ではありますけども、
昔の時代を舞台にしてなおかつSF的なモチーフを入れた作品ということで、相当良かったです。
この作品が非常に楽しみになる一環ということで、どんな嘘が作品の中に入れられているかというのをぜひ読んでほしいなということで紹介しました。
はい、この2冊です。
生成AIと文学
はい、ありがとうございました。
それでは、聖幸さんお願いします。
はい、僕が紹介する1冊目は、一生お金に困らない島投資の始め方、長野翔一さんという方が書いたんですね。
著者の長野翔一さんというのは、若くしてたくさんの不動産を持っている方なんですけども、
山林とかもいっぱい持っていて、山王とも言われています。
テレビなんかにも時々出ているんで、もしかしたら見たことがある方もいらっしゃるかもしれないですけど、
すごい山王、ただ同然で、全く価値のなさそうな山を手に入れて、
でも、それで何で儲けが出るのかというと、電柱とか鉄塔とかのレンタル料で儲けるっていうのを裏技みたいなことをやっている人だったり、
いろんなそういう不動産の裏技みたいなのを知っている人なんですけど、
今回、この方の本というのは島投資なんですね。
島への投資っていうか、その島っていうものに対する憧れって皆さん漠然とあるような気がするんですね。
よく日常会話でも、無人島に一個持ってくったら何持ってくるのかって、
全然そんなことありえもしないのに、そういう話題って時々出るぐらい、
人間って島への憧れっていうか、なんか漠然としたものってあると思うんですけど、
今回のこの島投資っていうのも、タイトルだけで僕すごい魅力を感じて、
ちょっとこういうの、自分が買う予定は全くないけど、ちょっと読んでみたいなと思って読んでみました。
島投資って、もしかしたら、無人島を買ってそれが出上がりするのを待つみたいな感じ、
思う方いるかもしれないですけど、今回は無人島は残念ながら対象ではないですね。
投資として旨みは無人島はなくて、
まずですね、なんでダメかっていうと、基本的に住めないからダメっていうこと。
もし住めるようにするためにはインフラ投資にものすごいお金がかかるんで、
航路とかアクセスも普通ないわけですから、相当なお金がなきゃできないし、
あと銀行からの融資っていうのが無人島って降りにくいみたいですよね。
それはそうですよね、再三取れるか取れないかわかんないから。
普通の人は無理なんで今回は対象としないっていうことなんですね。
今なんで島投資になるかっていうと、コロナ禍以降、テレワークの環境は充実してたり、
二拠点生活がブームっていうか考える人が多くなったりして、
そういう島への行く人が増えてると。
二拠点生活だけど、軽井沢とか那須高原とか熱海とかでもいいんじゃないかって思うけど、
そういうところっていうのは生地、ちょっとアクセスがいいもんだから、
戻ろうと思うとすぐ戻れちゃったり、呼び出し食らうと戻らなきゃいけないっていうのがあって、
その点島だと、今なんとか島にいるんですとかいうと、そういうの防御できるからいいっていうのがあるみたいですね。
かといって海外に拠点持つっていうのは、それはまた敷居がすごい高いんで、
その設置案としてやっぱり島がいいっていうことですね。
島っていうのがやっぱり独特なあれがあって、
例えば宮古島なんかだと急に大きなリゾート地ができるとか、
そういうので500倍ぐらい値上がりした事例があるそうなんですね。
一般の土地で急に2倍になるっていうことすらあんまりないのに、
まして500倍なんて全然ないことだから、
確かに目利きの人にとってはすごい、先見の明がある人にとってはすごい旨味があるっていうことですね。
どういうところが狙い目かっていうと、やっぱりある程度の人口が集まっているところの近くの島。
ロマン的にはすごい離島なんかがロマンがあるんですけど、そうじゃなくて、
例えば里ヶ島は新潟から基本行きますよね。
そうすると新潟の人口とか経済圏がちょっとそんな大きくないんで、里ヶ島は旨味がないと。
伊豆大島とかは東京が控えてるからすごい旨味があると。
青梓島とかは関西から期待できると。
そういうので狙い目がですね、そういう離島なんだけど、
道路があるところ、道路で通じてる島がいいとかって言って、
その辺、微妙に面白みがないって言ったらあれだけど、やっぱりそういうことなのかと思って。
投資ですからね、やっぱりシビアに行かなきゃないんですけど。
この方すごいのが、そういううまい物件を探すのに、
もともと今不動産投資やられてるから、ネットワークがあって、
すごい、ただでもらってくれませんかみたいな話もいっぱい来るんですけども、
さらなるうまみのある物件を求めるために、
全国の不動産屋さん、1000件とかに電話するんですよね。
で、その後どうですかって、また1000件電話するとか、そういうのをできる人なんですよね。
で、島だと、よそ者に土地を売らないケースもあるんで、
島に視察っていうか、下見に行った時には必ず現地の商工会議所とかに挨拶に行ったり、
観光協会とかに挨拶に行って、今後あったら何かイベントとか、
新たな開発の予定はありませんかとか聞いたり、
地元のコミュニティとかにも入り込んで、すごい地元のことを褒めちぎったり。
沖縄とか行った時に、ヤギ汁っていうすごい癖があって、
普通の人は食べないような料理をおいしいおいしいって言って食べたら、
すごい気に入られてそこから投資が進んだみたいな話もあったりとかですね。
非常に島投資独特のそういうノウハウもすでに身に付けると。
後半に沖縄の軍用地のレンタルっていうか、軍用地を貸し出すっていうのの投資の方法も書いてあって、
その後ことは、値段がいくらとかっていうのはちょっと詳しくは軍事機密に当たるというか、公表されてないんで書いてないけど、
アメリカの軍用地も倍々できるんだなと思って、ちょっとそれは面白いなと思いました。
全般すごいそういうふうにですね、自分が知らない話がいっぱい出てくるんで、
非常に楽しいしワクワクする部分もあるんですけど、
ちょっと実践は厳しいなという感じがして、
ただこのタイトルだけで興味を持つ方も多いかなと思ってちょっと今回紹介させていただきました。
潜入取材のノウハウ
2冊目がですね、潜入取材全手法調査記録ファクトチェック執筆から訴訟対策までという横田さんっていう方が書いた本ですね。
横田さんってAmazonに潜入取材したり、ユニクロに潜入取材したり、
ヤマトの宅急便に潜入取材して、いろんなところに選挙のトランプ陣営のも潜入取材したこともありましたね。
そういう潜入取材を得意とされている方なんですけども、そういう潜入取材のノウハウがいろいろ書かれた本です。
これも自分で実際やるのは厳しい面もあるんですけど、
結構その裏側ってなかなか知る機会がないんで楽しく読ませてもらいましたけど、
まず潜入取材やって本格にあたって一番大事なのが、
これからやる人に対して、とにかく本を出すときはペンネームで書けっていうことをまず言ってまして、
この人本名でやったばっかりに次から潜入取材ができなくなったっていう。
すでに。最初からそれ考えなかったのかなって。
もう次から行くと、横田さんですね、あなたの本読んでますよとか、潜入ですかみたいに言われて、
もうどこでも働けなくなっちゃって、つらい人生があるんですけど。
横田さん、ただでもすごいのが、一回今度奥さんと別れて、
次奥さんの、もう一回結婚し直して奥さんの苗字を名乗って、今実の名前は奥さんの苗字だそうなんですよ。
だからそこまでしてやらなきゃいけないのかと思って、
そういうことを皆さんにはさせたくないから、とりあえずペンネームで書いてくださいっていうふうに書いてて、
これは私も声を大にして言いたいというか、これは大事だなと思ったんですけど。
潜入書材、この方、もともと物流業界の編集長だった方なんですけど、
Amazonの物流倉庫で6ヶ月働いて、それをもとにいろいろ本を書いたりしたんですけど、
潜入書材で大事なのは、バックグラウンドの知識をある程度持ってないと、
なかなか表層的に楽しかったとかよかったとか、そんなことしか書かれてないんで、
私が例えばAmazonの倉庫に働いたとしても、今日は疲れたとか、
なんか働かせやがって、あの上司気に入らないなぐらいしか書けないと思うんですけど、
この方物流業界の出身だから、電票とか見てとかそういうのから、
物流業者が変わったから、これは今新しい動きが何かあるなとか、
本来物流業界って何時間しか働けないはずなのに、この人何時間働かせてるから、
これちょっと労働違反なんじゃないとかっていうのがちゃんとわかる。
そういうのもあるから、やっぱり潜入するのは、あの会社気に入らないってバーって入るんじゃなくて、
しばらくはちゃんと周辺取材なり、その業界のことをちゃんとした調べからしてからいいっていうことですね。
潜入書材申し込むっていうか、潜入するときに、ちゃんとその近所に住んでなきゃだめだっていうのがあって、
羽田の、例えば倉庫に勤めるのに千葉から通うとか埼玉から通うとかっていうのいきなり申し込むのはありえないから、
まずしばらくはその羽田の近くに住まなきゃないとかね、事前準備がすごいいろいろ大事だとかあってですね、
あと働くことに手を抜かないっていう、どうせ潜入だからって投げやりにやらないで真面目にやると、
相手のところに入り込めるかなって。
で、潜入取材がやりやすかった職場がユニクロだったそうで、ユニクロってなんかすごい厳しくて、
すぐにメモを取れとかメモ常識だろうとか言われるそうなんですよ。
だからメモとにかく取るのに都合が良くて、もう潜入取材をしやすいやり放題だったっていうことも入ってて、
なるほど、そういう大あつらいなあれもあるんだなとか、いろいろ思わぬあれがありますよね。
で、潜入取材の一番いいところは、給料がもらえながら仕事ができるって当たり前のことなんですけど、
普通フリーライターって単行本なり雑誌の連載決まるまで無給で働かなきゃないし、
企業の案件だから家内ではちょっととかって言われる可能性も高いわけなんですけど、
その間の生活が保証されるったら変ですけど、その間給料をもらいながらできるからものすごくいいですよって書いてた。
そんな考え方もあるのかと思って、すごい恩をあだで返すようなことにもなるかと思って、その辺どうなんだろうとか思ったけど、
でもその潜入取材やってて気になるのはやっぱりそういうことをやると法律に違反するんじゃないかとか、
内部の情報を公開したり録音とかしてたりするとダメなんじゃないかっていうのが気になると思うんですけど、
人の話って基本的に相手に無断で録音しても別に違法ではないそうなんですよね。
それを勝手に輸出したりとか他人にそのまま渡したりするとダメだけど、
その録音自体はこっそり録音しててもいいみたいなんですね。
内部情報もそのデータを持って他人の会社に売ったりとかすると問題あるって、
そっちに利益渡したりするので会社に損失与えたりするとあれだけど、
残業多くさせてるのを告発するために労働データを持って、
個人情報とかにもちろん配慮した範囲でやるとかっていうのは別に違法ではないっていうことで、
潜入取材の価値
そのためにはきちんと普段から嘘をつかないで生活すること、
自分が態度悪かったりとか捨てるのに持ち出せばいろいろ不利になる面もあるので真面目に働いて、
公益性とか公共性とか真実性とかいろいろやってやるといい。
そうじゃないとガーシーって言いますよね。
あの人の告発ってのは公共性もないし公益性もないし、
真実性はあるのかもしれないけど、
とにかく自分の恨みを晴らすためだけとかにやるっていうことらしいです。
そういういろいろね、
潜入取材という言葉だけでもワクワクするんですけど、
それの裏側がいろいろ書かれてる本で。
実際この人ユニクロの裁判勝ってますからね。
そうですね。
この人がユニクロ潜入取材するきっかけが、ユニクロの社長矢内さんが雑誌とかの記事で、
ユニクロのことをブラック企業だなんだってごちゃごちゃ言う人がいるけど、
その人は本当のユニクロを知らないって言って、
文句がある人は1年ぐらいユニクロに勤めてから言ってほしいですねみたいなことを雑誌で言ってたみたいですね。
それを聞いて、これは潜入取材OKなんだと思ってこうやったっていうことで、
実際この方それ株主総会でもちゃんと株主にもなって、
株主としてダメなんじゃないですかみたいなことも言ったりとか。
株主の質問は遮ることはできないんで、ある種オーナーなわけだからっていうことをやったりして、
いろいろこの方なりの正義を貫いたみたいなこともあったんですね。
そういうなかなかいろんなジャーナリズム裏側みたいのもあって。
この方からの見方ですけど、
潜入取材はもっと日本でどんどんどんどん増えてったほうがいいっていう話で。
監視社会みたいになるのも嫌ですけど、
確かに今のどっかの県のどっかの知事みたいな話とかね、
こんな長引いてあれですから、やっぱりちゃんとした社会になってほしいって言ったら漠然としてますけど、
その手法が潜入取材でいいのかっていうのもありますけど、
今より悪くなることはないんじゃないかと、それによって思いました。
ちょっとそういうなかなか知ることがない本だったので。
島東誌もそうですけど、潜入取材も自分が普段知ることがない本だったので紹介させてもらいました。
パワーポイントのデザイン
今回この2冊です。
どうもありがとうございました。
最後、私橋本ですが、1冊目が
デンツーアートディレクターが本気で考えた楽しすぎるパワポっていう本です。
この本は本当は教えたくないんですね。
この本実は読む必要はなくてダウンロードする。
デンツーのアートディレクターたちが、10人のデザイナーが本気でパワーポイントをデザインして、
10種類、いろんなテンプレがあるんですけども、
そのテンプレの見本の本なんですね。
そのテンプレ自体はこの本に書いてあるURLにアクセスすると全部ダウンロードできます。
このテンプレートがすごくて、これ使うと誰でもものすごい綺麗なパワーポイント資料が作れてしまうっていう代物で、
私も特にこれを使ってるって言わなくていいみたいなんで、
自分で作ったふりして、すげえかっこいいプレゼンをしたりとかしております。
なのでそういう本で、別に読む本じゃないんですけど、買って眺めてこれ使おうって思ったらそれダウンロードして使うっていう本なんですよ。
すごい私この本いいなと思うのは2420円なんですけど、
要は10種類のテンプレートを使えるので、1個240円でその資料が手に入ってしまう。
すごいお買い得じゃないですか。
みんなが使い始めたらちょっとダメなんですけど、
あんまり人に教えたくないっていうのだからそういう意味なんですけどね。
そういうワードのテンプレート集です。
非常によく考えられていると思います。
あと実際にプロのデザイナーというかプロのアートディレクターがどんなパワーポップを使っているのかっていうのをすごくよく分かる。
勉強になる、そういう意味でもですね。
こうやって文字入れるのねというか、あと構成とかもですね。
一つのスライドにつきあらゆるパターンが入っているので、かなり使いやすい、実用的なスライド資料になっています。
なのでプレゼンする人はぜひ、密かに使った方がいいんですけど。
文学作品の深掘り
これからまぐってますだってなんかかっこ悪いんで。
何も言わずにスッと出すとですね。
すごいな、この人デザインセンスあるなみたいに絶対思われる。
そういうすごい本です。
2冊目はですね。
久々に古典をご紹介いたしますが。
告白っていう本です。
これは町田幸が書いた本で。
私、日本語で書かれた小説でこの本が一番好きですね。
だから人になんか小説面白いの教えてと言われたら間違いなくこれをお勧めするっていうような本で告白。
町田幸は明治時代の実話に基づく作品なんですけども。
川地音との元になった川地十人斬りっていう殺人事件が明治20年頃にあって。
村八部にあった木戸熊太郎っていう青年が最後ぶち切れて村人を夜に皆殺しにするっていう本当の殺人事件なんですけども。
猟奇殺人ですね。
その木戸熊太郎を老いたちから綴った独白なんですね。
全部心の声。心の声しかない。
ひたすら木戸熊太郎が子供の頃から大人になるまでの独り語りが続くんですけども。
町田幸ってパンクロックのアーティストでもあって文章がパンクしてるんですね。
明らかにシャウトしてるというか。
圧倒的なリズムの文章でまた日本語が素晴らしい。
これこそ日本語じゃないかっていう日本語を書くんですねこの人は。
美しいっていうか生々しい日本語。
強烈なドライブ感がある人で。
あと長編なんですけど章とか見出しが一切ないっていうとんでもない個性になっていて。
ただただひたすら独り言なのですね。
この本は何なのかっていうと、
この熊太郎っていう主人公は決して悪いやつじゃなかったんですよ。
子供の頃は。
ただちょっと平らだったりちょっと虚栄心があったりして、
誰にでもあると思うんですけれども。
それが元になって社会とボタンを掛け違えていってですね。
最終的に猟奇殺人の大量殺人者になっていくんですけれども。
なんかねこれずっと読んでいくと最初から読んでいくとしょうがないなと思うでしょ。
その熊太郎が人を殺すのもそういうふうに追い込まれたら仕方ないよねって思ってしまう。
だから最後だから熊太郎は殺人者でどう考えても悪人なんだけれども。
なんか感情移入してしまってですね。
もうやっちゃい熊太郎って思う。
なんで人は人を殺すのかとかいう話ありますけれども。
こういう状況になったらそれは殺すかねみたいなふうに思ってしまうっていうですね。
なんかそういう人間の心の内面をものすごく深く描いていて。
一見そのパンクのシャウトでちょっとコミカルなところのある文体なんですけれども。
ずっと読んでいくと人間ってこうだねって思わせる。
ものすごいまさに文学なのだと。
いうふうに思いました。
熊太郎がちょっとしたダメ人間だったわけですけれども。
誰しもダメ人間じゃないですか。
誰でも読めば共感できると思います。
そういう本です。
というのが2冊目ですね。
そんな感じで本が出揃いましたので早速では投票に入っていきたいと思います。
まず聖幸さんどれが良いですか。
順番的に誰ですか。
僕あの。
トップは。
タツオさん。
タツオさんだ。
間違えました順番が。
トップはタツオさん。
僕いしたにさん、聖幸さん、大也さん。
僕でもいいですけど。
じゃあタツオさんで。
ではタツオさんお願いします。
いろいろと悩むところが多いのですが。
1冊目は潜入取材かな。
潜入取材全手法。
現代のスパイブックみたいな感じもするので。
ちょっと読んでみたい。
潜入しませんけれどもちょっと読んでみたいなと思いました。
2冊目はですねちょっと悩みどころなんですが。
いしたにさんならウメさんの漫画家。
告白家かな。
昔ホットキャストで大也さんが今年のおすすめみたいな話で出てきたような気がするんですよ。
2005年か6年か7年かその辺。
その時。
その記憶はある確かに。
読もうかなと思ったんだけどなんかやたら分厚くて。
これはちょっと無理だなと思った記憶が当時ある。
最近はちょっと長い小説にもチャレンジしようって記憶がちょっと少しずつ湧いてきたので。
良いかなと思って2冊目は告白です。
はい。
以上です。
じゃあいしたにさんどうぞ。
僕は1冊目は大也さんの漫画家。
2冊目はホットキャストの漫画家。
2冊目は大也さんの漫画家。
2冊目はホットキャストの漫画家。
僕は1冊目はですね、
潜入取材全司法。
横田さんは元々気になっている人ではあって、
今Amazonの方でですね、
前書きをちょっとサラサラと読んだらですね、
日本でも女性が書いた潜入モノがたくさんあるみたいなことが書いてあって、
日本だと甲田彩が原写の置き屋に女中として働き、
ナガレルを書いたって書いていて、
甲田彩のナガレルを潜入モノだと僕は思ったことがなかったんですが、
甲田彩のナガレルは多分僕女性が書いた小説では一番好きな本の1冊ではあるので、
甲田彩の名前を出されてしまってはちょっと山ざろう得ないなというぐらいに
ナガレルは好きなので、
プラス横田さんの手法も元々興味はあったので、
1冊目はこの潜入取材ですね。
2冊目がですね、
これはもう本当に私の欲求そのまんまでいくんですけど、
デンツアートディレクターが本気で考えた美しすぎるパーポで、
理由は簡単で僕もパーポはそこそこ作るんですが、
多分10年ぐらい前に自分で作ったテンプレートをずっと
うなぎのタレのようにですね、
ちょっとずつ直し直し使い続けているので、
どっかでちょっとそのテンプレートを見直ししたいなと
ここ数年実は思ってもいた。
でもなんかいい本ないかなみたいな。
しかもすでに大也さんが使っているっていう
これ以上ない根拠があるので、
しかも安いっていうのはもうこれもしょうがないっていう感じですね。
はい、この2冊です。
はい、ありがとうございました。
それでは聖幸さんどうでしょう。
1冊目がですね、運動脳ですね。
僕この方の本割とアンデッシュハンセンさん
なんとか脳っていうのはベストセラーになってて
いろいろ見る機会も多いんで、
これは読んでなかったなと思って一応読んどこうかなぐらいの
軽い理由で1位であれなんですけど、これが1位ですね運動脳。
2位が私も実はデンツーアートディレクターが本気で考えた美しすぎるパワーポで
会議の進行
これがテンプ、僕そんな使う機会多いわけじゃないんですけど
ちょっといろいろ勉強させてもらおうかなと思って
最近作る機会もないけど
昔年賀状ソフトなんかのテンプレッシュみたいのよく売ってて
買ったこともあるんだけど
あれで自分の住所とかメッセージ入れただけで
途端に俺が作るとダサくなるっていうか
すごいものすごく崩れるので入れられないんだけど
今回も同じような現象になるのかどうかちょっと試してみたいなと思って
本当に同じテイストを守ってられるんだろうかっていうのがちょっと興味あるんで
これにしました。
以上です。
ありがとうございました。
選定された課題図書
それでは最後私橋本ですが
1位はですね
いしたにさんの紹介している
なぎ60度線の約束ですかね
なんかまあこのもう一つの日本史みたいなものですけど
なんか
結構深そうな内容かなと思いまして
まだ一巻なんですかね
まだそこまでわからないのかもしれないんですが
設定がすごく面白そうなのと
結構深いテーマを覆いそうっていう
人はなぜ人を謝るのかとかそういうので
始まったばっかりだったら読んでみたいなというふうに思いました
それが1位ですね
そしてですね2位が
2位がですね
これ私そこまで
なんか説明があまりにも面白かったために
成功さんですけど潜入取材
説明がうまいっていうのがあるような気がするんですけど
非常に興味を持ってしまったので
なんか潜入取材するってどうもあまり共感しない事柄なんですけども
成功さんの説明が面白そうなのでこれにします
ということでこれですね
ということで集定していきますと
もう2人圧倒的に1位に入れてるんで
潜入取材全手法調査記録ファクトチェック執筆に訴訟対策までを
次の本といたします
そういうことで今回も
だいぶね成功さんのプレゼンにやられてる感じはしない
面白いじゃないですかタイトルからして
知らない世界だからね確かに
ブロガーとしてちょっと役に立つこともあるのかみたいな
あるのかないのか
メモの取り方とか
臭いとかBGMまで書くといいとか
そういうのはありそうですね
それが後の訴訟対策にもなるみたいに書いてたんで
なるほど
ということで面白そうなので皆さん読んでみましょう
はいではではまた今週もお疲れ様でした
また次回
ありがとうございました