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2024-08-18 25:29

第92回「ウェイワードの魔女たち」をレビュー

ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつを がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。


今月の課題図書集英社から出版されているエミリア・ハート著「ウェイワードの魔女たち」を書評していきます。

サマリー

ポッドキャスト第92回では、エミリア・ハートの小説「ウェイワードの魔女たち」に登場する多様な時代背景を持つ女性キャラクターたちの物語を深く掘り下げています。その構造やテーマについての議論が展開され、特に魔女として扱われた3人の女性の異なる視点とストーリーのつながりが重要な焦点となっています。このエピソードでは、ウェイワードの魔女たちに描かれる男女の関係やフェミニズム的要素について議論され、物語に登場する魔女の象徴的な意味や彼女たちの知的な側面が掘り下げられています。また、男性キャラクターの描かれ方についても多くの意見が交わされています。

物語の導入
ツイてるブッククラブです。 ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたに雅樹、聖幸、たつおがお送りする月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
今月の課題図書、終焉写から出版されているエミリアハート著、ウェイワードの魔女たちを書評していきます。
それでは早速ですけれども、これはイギリスで3人の異なる時代の女性たち。どれもどの女性も魔女的な扱いを、魔女としての扱いを受けている。
そういう3人の物語がつながっていくって話なんですが、たつおさん、いしたにさん、聖幸さん、そして最後はたくしっていう順でいきたいと思います。
では最初、たつおさんどうでしょう。
はい、たつおです。そうですね、これ3日くらいかけてゆっくり読もうかなと思ったんですけど、結構読み始めたら止まらなくなってしまって、
深夜までかけて5、6時間くらいだったかな。結局ノンストップで読んでしまいました。なかなか楽しい時間でした。
物語はそうですね、おっしゃったように3人の女性の3つの物語で、直接の重なり合いないんですけど、つながりは何かしらあって、
本としては少しずつ平行的に話が進んでいくっていう感じなんですけど、3人、アルサとバイオレットとケイトの3人なんですが、
バイオレットとケイトは関係者との関わりがあって、意外なつながりがあって感じなんですけど、
最初の1番古い1600年代の女性であるアルサっていうのはだいぶつながりが切れてて、そこももうちょっとつながりがあると良かったのかなと思うんだけど、
多分魔女裁判の伝説の魔女っていうことなので別格なのかなとちょっと思ったりしました。
というか、アルサから初代、この3人の1番古いアルサから真ん中のバイオレットまでの、結構300年くらい空いてるんですけど、
その中であんまり伝わってるものがないなと、結局出てくるのはアルサの時代の書類だけ、日記っていうか書いたものだけみたいな話で、
直近とか先代のは、これ後から思い返して、直近とか先代の記録とか手紙ってたまたま残ってただけで、多分この先もアルサの話だけがどんどん続いてくのかなとちょっと思ったりしました。
という感じでちょっと考えさせられるか、なるほどなって、そういうことなのかっていうのはちょっと一人で勝手に納得しています。
3つの並行ストーリー、どれも最後は良い感じで着地するので、バッドエンド嫌いな私としてはすごく安心してよかったです。
話もそれぞれ3つ、それぞれの時代にあったストーリー展開みたいな感じになっていて、一番古いのは中世ヨーロッパ的な、あれですよね。
僕らって何かナロッパっていうか、東高小説のなんちゃって中世みたいなのがイメージがしちゃったりとかはするんですけど、その魔法だなんだとかあったりするので。
で、バイオレットなのは、アウントン・ダビー的な世界であるし、ケイトは現代的なちょっとサスペンスみたいな感じになる。
で、やっぱり同じような緊張とか山場で展開しつつあるかなと思ったのに、なんかアルサの話だけスルッと終わってしまって、途中半分くらいで魔女裁判終わってしまって何なんだと思ったけど、こういう仕掛けなのねっていうようなちょっと面白さもありました。
で、やっぱりずっと同じパターンが繰り返されてるみたいな話とか、魔女だからっていうのもあるんですけど、魔法みたいなものがさりげな、当たり前的な感じで受け入れられてる、どの世代、どの段階でもっていうところを見ると、
なんか最近文庫版になった100年の孤独っていうのを読んでたんですけど、そういう感じで、同じような世代を越えても同じような歴史が繰り返されてて、あとマジックレアリズムっていうのが100年の孤独とか特徴らしいんですけど、
特許しもない魔法だったりとか、そのまか不思議な出来事みたいなのがさりげなく、もう普通に違和感なく話の中に出てくるみたいなところもあったので、そういうのとの共通点みたいなのもちょっと感じました。
たまたまその読書時期が重なってたってところがあったので、そういう意味でも面白みがありました。
大也さんが勧める小説には外れはないんですけど、最近この回で読んだやつだと、トゥモロー&トゥモロー&トゥモローとかあったんですけど、それよりも個人的には僕今回のウェイワードのマズイ達のほうが結構好みで、
読んでみてっていう感じで、ちょっと周りの人にもお勧めしやすい感じがあるので、すでに何人かにちょっと勧めたりはしています。
ただ残念なのは、Amazonのページとかにも全然レビューもないし、評価もされてなくて、何なんだこれはと。
本屋さんに行くとちゃんと平積みにされてて、ちゃんといい場所で売ってたりするんですけど、なんでここまでみんな気づかないというか評価されない感じになっちゃって、なんかもったいないなっていうのはちょっと思いました。
で、全体的には僕これ非常に引き込まれる話ですごく良かったので、普通に欲しごな感じです。
はい、私からは以上です。
物語の構造と評価
はい、ありがとうございました。
それでは次はいしたにさんはどんな感じでしょう。
はい、僕は最後ぐるぐるっと集約を物語が絡め取られていくんだろうということを予測して、最後20ページぐらいを残して、最後の20ページは昨日読んだっていう感じなんですけど。
えっとですね、個人的には非常に評価が難しいですね。
で、一つは、物語の構造として見たとき、小説の構造として見たときは実に巧みですよね。
思い出したのはあれです。
えっと、バック・トゥ・デ・フィーチャー。
バック・トゥ・デ・フィーチャーが、バック・トゥ・デ・フィーチャーって毎回そうなんだけど、最初にこれから起こることを模型で見せるんですよ。
で、模型で見せてからそれが現実に起きて、でも模型ではわからないことっていうのを現実では見せて、それが次の物語に続いていくっていう構造を取ってるんですね。
だから、これから起きることはなんとなくわかってんだけど、細かいところはわからない。
そして予定通りのことは起きるんだけども、起きてみないとわからないことがちゃんと入ってるっていう構造になっているんですよ。
それと同じことが起きていて、先にファクトが書かれて、古い時代の。
で、それが現代になったときに、そのファクトを読んだときに受け止めた人間がそれからどう行動するかみたいな感じで、二重の構造にちゃんとなっていて。
で、読者はそれを全部わかった状態で、登場人物のこれから起こるであろうこと、それから今起きたことっていうことを二重の構造で読んでいくっていうことができて、
非常に面白いっていうのがまず一点。
なので、物語はとりあえず置いておいて、小説の構造としては非常に面白いな。
ただ、気になる点がいくつかあって、それがですね、後書きにそういうことが出てくるんじゃないかなと思ったんですけど、
それが一切出てこなかったので、そこが気になってるんですけど、明らかに日本のコンテンツの影響を受けてるだろうなと思うんですよね。
で、それはループする構造であったりとか、それから女性が真ん中にいるところであったりとか、
で、僕ずっと気になってたのがイトトンボが出てくるじゃないですか。
要するに女性が出て、最初にその各世代の女性が出てくるときに、テオにイトトンボが止まったみたいな描写があるんですよ。
で、要は虫に好かれるっていう。で、イトトンボってそのまま翻訳するとカゲロウなんですよね。
で、虫に好かれる。で、これどう考えてもナウしか見てるんですよ。
普通に考えれば。日本のコンテンツを今時の若い世代のクリエイターで日本のコンテンツ全く見てないって考えるのはちょっと難しいので、
日本のコンテンツ結構見てるだろうな。そうすると日本のコンテンツでよく使われる構造とかを結構入ってるんですね。
で、別にそれは悪いことでもなんでもないんだけど、それが全然なかったものとして、
この物語の構造が素晴らしいって褒めるのは、僕的には若干片手落ち感があるっていうのが一点。
で、あと途中からですね、僕別にこの辺のダーク的なものは別に苦手ではないんですが、
グレアム以外の男があまりにも酷すぎてですね、男ってこんな酷かったっけっていう気持ちにやっぱりどうしてもなってしまって、
それは一応注意書きとして伝えておかないと、男の友達によっては下手すると気を悪くする可能性がちょっとあるかなと。
で、本当ね、グレアム以外が全員クズなんですよね。で、それちょっとあまりにも不平行ではないかなというのは、
まあこの物語なんで、それぞれの世代にそれぞれの問題があってっていうところを通帯していこうと。
で、当たり前だけど時代が違うで、同じ地筋の人間っていうと当然出産で地筋っていうものがなっていくので、
女が主人公になっていって、で、それに対抗する概念としては酷い男っていうのがあるのはいいんだけども、
ちょっとあまりにもあまりにもそこは不平行ではないかな、今時の物語としては。
で、あと一応これも気になったんで、グレアムとグレイス、この2人が結構重要人物として出てくると思うんですけど、
これやっぱり調べてみると、かなり古い時代からの、に由来を持っている名前なんですよね。
で、この2人だけがかなり、要するに大昔からあってもおかしくはないという名前をちゃんと使っていて、
その辺は結構、名前と時代性みたいなものはちゃんと調べてやってるだろうなっていうところもいいので、
僕はこれをどう評価すればいいんだろうっていうふうに非常に困りあぐねてるんですが、
そうだなあ、ちょっとやっぱり注意事項を一行入れなくてはいれないという意味で言うと、僕は星4かなというとこですね。
男だけじゃなくて、男に進めるだけじゃなくて、女の人に進めるにしても、やっぱり注意書きとして一行、
現実世界はここまでひどくはないと思いますよみたいなとか、男女はかなり不平行な状態なものですよっていう、
と書きは一行入れないとちょっと進めにくいかなというところで、星はマイナス1という。
ただ小説としてはめちゃくちゃ面白い、それは間違いないっていうところですね。はい、以上です。
異なる時代の描写
はい、それでは次は辰夫さんどうぞ。
あ、僕かな。
あ、成吾さんです。
あ、じゃあ成吾さん、戻ってしまうところでした。
戻ってしまう、ループしてる。
ループループ。
僕はこれ1ヶ月ぐらい前に張り切って読んだら、ちょっとだいぶ記憶は薄れてしまったんですけど、それぐらい逆に読み始めたら一気に、
皆さんもそうだと思いますけど、一気に読めてしまう小説でしたね。結構分量はあったんですけども。
ただ最初ですね、読み始めたら、1600年頃のケイトさんの話が始まったと思ったらすぐ終わって、次の違うバイオレットさんの話になって、
そういうのがですね、最初結構展開が鈍いっていうか、丁寧な描写のせいか進みが遅くて、
で、乗りてきたなと思ったら違う人の話になって、なんだかなとボヤボヤしてイライラしたんですけど、逆にそれが手のひらの上に乗せられてるっていうかね、そういうあれかもしれないけど、慣れてきたらだんだん、
ここで一旦CMですみたいな感じのとか、そういういろいろ挟まれるのも慣れてきたんですけども。
一番面白かったのは、僕、バイオレットさんの1942年ですね、第二次世界大戦ちょうど始まったあたりというか、もう終わる頃というかあたりの話が、ダウントンアビーっていうイギリスのドラマをよく見てたもんですから、
貴族の人たちも母国の名誉のためにちゃんと戦争を行ったり、その頃いろいろ経済の変革もあったりして、貴族なんだけども結構家を維持するためにすごい大変で、成金の人にお嫁さんに行かせなきゃなかったりとか、
いろいろ銀行からお金借りて、貴族で村の人には威張ってるけど、裏ではなりきり頭が上がらないとか、そういう話もあったり読んでたりしたので、結構その辺の話が面白いなと思いました。
で、ケイトさんって現代の話ですけども、DVの恋人から逃れて行く人も、あれとかもうちょっとこの人なんとかならないのかなと。小説だからね、その前提を覆すのはちょっとあれなんだけど、この人さえ普通にしてれば別にあれだったのに、わざわざカチューの栗を拾うっていうか、
そんなことして昔のあれをひっくり返してね、こう、なんかって思ったけど、まあそういうことにいちいち言っててもしょうがないとは思うんですけど。で、なんかやっぱりこう、一番僕興味深かったのは、でもあのアルサさんの時代が全然知らないというか、まあ嘘か本当かもよくわかんないんですけど、そのおまじないする人っていうか、まあ日本でも昔ね、医療とか発達してない頃っていうのはすごいいろんなそういうおまじないとか、
物語の背景とテーマ
薬草とかで治したりとかはあったんでしょうから、そんなに間違ってはいないんでしょうけど、それにしてもって感じもあったり、あと1940、1900、あのバイオレットさんの時代もね、本当にこう男尊女卑っていうか、そういうのがまだすごい濃いくて、これだけまだ100年も経って、100年も前じゃないのにひどいなとか思ったりしたんですけど、さっき下井さんもおっしゃってたんですけど、本当出てくる男がみんなクズでどうしようもないなというのは、
思ってなんか、ちょっとそんなね、いやまあ小説だから、いかようにも書けるから、作者次第ではあるんですけども、そこはね、そういうふうに書きたいというか、そういう表現だからしょうがないんですけど、同じ男としてこう読んでて胸が痛いというかこう、どうもすいませんみたいな話で。
話に入っちゃってあれですけど、医者ぐらいはまともなのかと思ったら、医者もかよ! 医者もひどいんですよね。あれね、いや結構あの24とかそういうドラマとか、ハリウッド映画でもそうだけど、やっと逃げてってやっと味方がいたと思ったら、そいつが一番悪いやつだったのかって。もう本当どうしようもないなと思ったんですよ。
でもなんだろう、この男がひどすぎるがゆえに、ちょっとこの小説面白いんだけど、私高校生の娘いるんですけど、これ女性の一生をいろんな方面、時代の女性が描かれてるから読んだ方がいいよっていうのを、なんかこう素直に進めづらい面もあったりして、ある程度の年齢って人じゃないとあれかなとか思ったりして、
分量的にもちょっと中学生に背伸びして読んでみたらとかっていうふうには進めづらい面もあるのかなとか思いました。
後半、ウェイワードの別荘っていうか、あそこに逃げてからが、さっきいしたにさんおっしゃってたけど、パタ見かける展開っていうのが非常に面白くて、
ただ、クライマックスっていうか、それ部分があれでいいのかなっていうか、海外の人はああいうあれで通じますかね。あんまりネタバレしたあれだと思うんで、はっきり言えない。
あれってどこの話ですか?
後半にDV男が追っかけてきて追い払うあたり。あれとかあれでいいのかなっていうか。
この物語的にはああするしかないですね。
ああするしかない。ちょっとね、僕はそうじゃないか、女性は強いんだぞっていうか、現代的なアプローチでやってほしかったなって感じも。
そういうのありだったら何でもありじゃないかなとか思ったりもしたっていうのがありますね。流れからすれば全然変じゃないんで。
そこは僕はまあまあそういう話だからいいかなとは思いましたけどね。
まあ確かにそうですよね。そういうタイトルでもあるからそうなんですけどね。
いろいろそういう雑多な感想を持ったんですけど、さっきの喋ってた人を勧めるときに人を選ぶっていう面があるんで、ちょっと原点して星は4.5ですね。
もうすごい丁寧な描写で構成もいろいろ引き込まれるんで、とっても面白かったと思います。
なんかすごいいろんな賞を取ってるって言ったんだけど、それもうなずけるもんでした。こういうのがすごいいいなと思いました。以上です。
魔女の象徴性
じゃあ最後私ですね。私が選んだんですけども、
最近賞を取るフェミニズム小説で魔女を主役にしたものってすごく増えてきていて、ザリガニの鳴くところっていうのもありますよね。
そこにもキルケイっていう、リリシャ神話のキルケイっていう神、魔女なんですけども。
あとこのウェイワードとか、あと最近出たメディアっていう、これもリリシャ神話のキルケイの名かな、にあたるんですけども。
やっぱり日本のコンテンツの影響を受けてるとしか思えないですね。とあるやつで、やっぱキルケイとメディアをね。
それはちょっと違う。むしろ回って影響を受けたのはジブリの方ではって思うんですが、糸とんぼとかっていうのは自然で儚い時間とかの象徴で文学にはよく出るものなので。
魔女に見えそうな糸とんぼが止まるのは普通の展開で日本は関係ないと思います。
だからどっちかっていうと日本のコンテンツが影響を受けてるように思いますけどね。イギリスの伝統の文化に。
それはもちろんもちろん。
だからそこはちょっと私は違うなと思うんですよね。自然な展開なので、自然との結びつき、魔女の。
魔女っていうのが非常にフェミニズムで女性の象徴として使いやすいんだなっていうのがすごく読んでて思うところで。
魔女って基本的には階層で下なんですよね。
ギリシャ神話とかでも神がいて半神がいてその下に魔女がいるので。
魔女っていうのは基本的に社会的地位が低いんですよ。
それで基本的には迫害されていて。
でもいい点としては知的なんですよね。みんな自分の知識で自然科学の知識でやってるので。
これらの小説に共通している魔女は基本的に科学者なんですよね。
この本もほぼそうですよね。霊的な何かをやってないっていうのがあって。
科学者で独立していて知的な人間っていうのを魔女にうまく代表させているっていうのがあるかなと思いました。
基本的にはこれはフェミニズム文学なので。
男性がそのように単純化されて描かれるっていうのは傾向として仕方がないところかなと思いますね。
読者が基本的には女性。フェミニズムを支持する人たち向けに描かれているので。
なのでそういうことなのかなと思いました。
これもだからグッドリーズで読者投票年間トップに選ばれていて。
たぶん女性票がものすごいわけですが。
やっぱ最近この魔女物っていうのは非常に増えてきているなというのが思うところです。
登場キャラクターの描写
あと私がこの本もさっきの今まで他の作品もそうなんですけども面白いなと思うのは
決して善人には描かないということなんですよね。
みんなしたたかな女性ですよね。
完全に善人というわけでもないっていうのが非常に面白いなと思っていて。
不適な笑みを浮かべて終わるみたいなものがとっても多くて。
だってこれもさっきちょっと言い損ねた部分で言うと、事実上の主役ってたぶんバイオレットですよね。
均等には描かれてはいるものと事実上の主役はバイオレットかなと思ったりもするんですけど。
なんかその、とどのつまりお前バイオレットのママが一番悪いんじゃねーの?みたいな。
バイオレットのママも確かに結構出てきますよね。
バイオレットのママ明らかに余計なことしすぎだよねとかいうツッコミの頃がやっぱ残ってるのは
なるほどねーというのはすごくありました。
なんかそこ、すごく綺麗な物語には決してしてない。
あ、理事だ理事。
え、それ理事今だいぶまずいことしませんでしたか?みたいなののツッコミのところがちゃんと残ってるっていうのは。
で、それがあると過去の出来事とかも、あ、なるほどねっていうのも当然あるので。
そこは、それがどっちに関わるんですか?今時のものなのか、それともフェミニズ的なものなのか、
こいつの人の個性なのかみたいなところはどうなんですか?
それは今時って感じなんですか?
綺麗に、要するに清廉潔白っていうふうには決して描かないっていう感じ。
なんか、あんまり女性は100%善人だって描くとあんまり面白みがないっていうのがあるんじゃないですかね。
なので、より女性をリアルに描いているというところがあるんじゃないですかね。
欲望とか弱いところもあってみたいなことだと思います。
なので、そういう感じで、今年はかなりこれ紹介していただきたいと思っています。
ということで、みなさんのレビューが揃いました。
久々に長い小説をみんなで読むという、
海外文学をまた面白い経験ができたなと思いました。
ありがとうございました。
それではまた次回。
どうもお疲れ様でした。
お疲れ様でした。
25:29

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