ツイてるブッククラブです。ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつおがお送りする、月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
8月になりましたので、今月も課題図書を選んでいきます。今回は、また2冊ずつ候補本を推薦していただくんですが、順番は、たつおさん、いしたにさん、私、橋本、そして聖幸さんの順番でいきます。
それでは最初のたつおさん、どうぞ。
わたくしの1冊目はですね、ブルーバックスの図解古代中世の超技術38、神殿の自動ドアから聖水の自動販売機までという本ですね。
これ、ちょっと古いブルーバックスで、1999年に出た本です。
これ、たぶん僕、読んだことありますね。
図書館によくあったり。
著者は小峰たつおさん、この方もたつおさんなんですけれども、機械工学の入門書とかをよく書いていらっしゃる方で、図解入門、よくわかる最新機械工学の基本とか、図解わかるメカトロニクスとか、そういうような入門書を書いたりしている方です。
これはですね、200ページほどの軽い読み物というか、そういうポピュラーサイエンスの本なんですけど、タイトルに図解とあるように、図がメインなんですね。
昔の仕掛けの、これがこうなってるっていうわかりやすい図が書いてあると、古代ギリシャ、ローマとか、中世ヨーロッパとか、日本とか中国なんですね。
こういう昔の技術すごいだろう系統の本というのがいろいろあるんですけれども、この本は何かというと、文化とか発明の経緯とか、これすげえとかそういうんじゃなくて、単に仕掛け。
ピタゴラス一致的なそういう仕掛けの説明だけと言ってもいいかもしれないですけども、それがメインなんですよ。
なので、だから本当に、これがこういう空気圧でこれがこうされてこういうふうになるっていう仕組みなんだみたいな、そういう純粋なものとしての面白さみたいなのに没頭できるっていうところが非常にシンプルさがあっていいかなと思います。
で、学研の秘密シリーズって昔あったじゃないですか。それで、何だったかな、発明発見の秘密とか古代文明の秘密とか、そういうの何だか忘れちゃったんですけど、それに結構古代ギリシャの発明家ヘロンが出てきて、
木を焚くと勝手にドアが開く自動ドアを作ったみたいな話があってワクワクしたんですけれども、そういうののネタの結構もうちょっとわかりやすいものが載ってるっていうことなので、なんかちょっと僕の子供の原体験からこういうところに流れてきて感銘を受けたみたいなところはあるんですけれども、
そういう自然の力を使った不思議、魔法に見えるような、当時はそういう見えるような仕掛けっていうのがヘロ紹介されていると。今ちょっとちらっと言ったように、かがり火を焚くと勝手にドアが開くみたいな、これも別に仕掛けって言っちゃ別に火が焚かれると空気が膨張して、それで水をぎゅっと押して、
押された水がバケツか何かにバーっと入って、バケツがかっしゃり紐か何かに繋がっていてその紐を引っ張られるとドアが開くみたいな、そんな単純なものなんですけれども、火を焚くと開くみたいな、すごい神秘的じゃないですか。それがこんな簡単な仕組みでっていうのの面白さっていうのがあったりします。
あと圧縮空気で出てくる噴水みたいなのも、前回の血圧で血が飛び出るみたいなのもあったんですけれども、圧縮空気で飛び出る噴水っていうのがあって、これもヘロの書いた本に出てくるようなやつですね。
それも仕掛けもいろいろ説明してあるんですけど、それって今あるスプレーでシューってやるゴキジェット的なやつの仕組みと全く同じなんですね。それの輪切りにした図とかもあって説明あるんですけれども、そういう感じでもう次から次へとそういうのが出てきて、古代ギリシャのコンプレッサーを使った空気銃であるとか、歯車でタクシーメーターみたいなのがもうその紀元前にあったんです。
歯車につける歯車を複数やってカチャカチャカチャって回って、複数歯車大きさ違うやつを作れば一番大きい歯車はゆっくりゆっくり回ったりするから、それでどれくらい距離走ったかっていうのがわかるみたいなやつとか。
あともちろんアルキメデスの話の用水ポンプ、これも水の話の本の時に出てきたと思うんですけど、話とかあと有名な太陽の光一点に集めて船の方を燃やす熱線砲だったりとか、そういうののいろいろびっくりどっきり道具じゃないですけど、いろいろ出てくるっていうのがちょっとワクワクして面白いですね。
古代の話はそんな感じなんですが、中世だと機械式の時計だとかカラクリ時計だったり、日本のカラクリ時計の話だったりとか、ラチェットの話だったりとかそういうのも出てきたりします。
口でワーワー言っても図を見て楽しむものであるので、ちょっと絵本的な感じで楽しむのもありかなと思います。
あと身近な材料で再現工作を、牛乳パックで風車みたいなのを作ってこういう仕掛けとか、時々そういうコーナーもあったりして、自由研究的なものにも楽しめるのかなと思いました。
という感じで個人的な趣味で走ってるんですけど、こういう本を1冊目です。
2冊目はですね、日本語の大疑問、眠れなくなるほど面白い言葉の世界という、源頭写真書から出ている本ですね。
これはですね、著者というか編集が国立国語研究所という国のちゃんとした言語学の研究所のやっています。
これ何かというとですね、国立国語研究所に寄せられる日本語に関する疑問とか来るんですね。
メールとかで来るのに国語研の研究者が回答して、ホームページで紹介したりとかしてるんですけど、
研究所のQ&Aコーナーみたいなやつがあるんですね。
それからいくつかピックアップしてまとめたものですという感じの本になっています。
タイトルは日本語の大疑問、副題は眠れなくなるほど面白い言葉の世界なんですけど、
日本語の大疑問というタイトルの本というのは、いろんなところから何冊も出てるんですね。
いろんな本出てるんですけれども、たぶんこの言答写真社の本が一番権威があるというか、一番正確であろうと、
もちろん現役の日本語の研究者がそれぞれの質問のテーマによって、それぞれの専門家にね、
音韻学な人だとか日本語の歴史な人だとかコミュニケーションについての人とか、
質問を割り振って、その人がノルマがあったのかわからないですけど回答していったので、
本当に最先端の研究者に聞いて、その方に答えてもらっていると。
それが答えも全然専門的になってなくて、やっぱり一般の人から受けた質問だから、
それにわかりやすくというところもちゃんときっちり答えてあるので、意外と読み応えがある。
だからこの手のこういううんちくぼんとはちょっと違う。
予想は似てるんですけれども、中身がちゃんとした、
そういうポピュラーサイエンス的な感じのちゃんとしたまとまった、
信頼できる中身というところが非常に面白い上に、
ちゃんと信頼できるというところが良いかなと思っています。
いくつかちょっとネタを話すと、役割語の話とかも面白いです。
ちびまる子ちゃんのおじいちゃんのような話し方をする人は本当にいるんでしょうか。
要するにそうじゃのーみたいな、そういうおじいさん的な言葉っていうのは、
役割語と呼ばれている言語学だとよく出てくるテーマなんですけれども、
面白かったのは江戸時代の後期の江戸とかで書かれている小説的なもので、
おじいちゃんが話すときのおじいちゃん言葉っていうのは関西弁だったっていうのがあって、
それはやっぱりそうじゃのーみたいなのが江戸だけれども、
おじいちゃんだと多分、県医じゃないけど昔からの人だから多分、
大阪とか京都から来た感じな人だっていうイメージがどっかで、
多分江戸時代の初期か何かにあって、それが延々と続いて江戸時代後期になって、
おじいちゃんといえば関西弁みたいな感じになったのかなとか、
そういう話があったりとして、
やっぱり役割語って今おじいちゃんだからじゃのーっていうのではなくて、
それもやっぱり時代によって違うんだっていうところの話とかも面白いなと思いました。
あと、日本語は難しい言語ですかみたいなシンプルな質問があって、
難しいと言っても、もちろん相対的な難しさっていうのはいろいろな、
元の例えばトルコ語とか韓国語とかの人が日本語を学ぶのはそんな難しくないけどとかそういうのあるじゃないですか、
そうじゃなくて、実はその絶対的な言語の難しさっていうものの尺度みたいなものありますよっていうところを専門家の方が説明してて、
4つあって、音声と文法と語彙と表記の4つのカテゴリーで、
それぞれの難しい難しくないっていうのを見ていくみたいな話があって、
日本語は実はその音声と文法というのは非常に簡単であると。
確かに発音は名目上はあいうえおの母音があいうえおしかない、本当はいろいろあるんですけど、
だし、文法も語順変わっちゃっても大丈夫だったりするじゃないですか、
あと男性名詞があって、それ用の漢詞があってみたいな話もないしってことで非常にシンプル。
ただ、まず語彙はいろんな外来語があって、中国語からもあるし、西洋からの言葉もあって、
結構ボリュームがあって大変だと。
ただ、これは語彙に関しては難しいとは言えるんだけど、
ただこれは他の言語でもいろんな語彙が混じってくる。
ヨーロッパとかだとあちこちから語彙が混じってきたりするので、
これは難しいんだけど普通な難しさ。
で、一番やっぱり日本語の難しさは何かというと表記であると。
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字とかいろんな表記があるんだけど、
適切な時に適切な表記を使わなきゃいけない。
ここカタカナおかしいだろうみたいな話があったりするとか、
その使い分けっていうのは結構かなり難易度が高いと。
そういう観点で見ると、日本語は難しい言語かというと、
簡単なポイントもあるんだけど結構難しいところもあるし、
ものすごい難しいところもあるんだみたいな感じで、
ああなるほど、これ一番日本語が難しいかどうか議論みたいな話の時に
一番納得する説明でした。
そういう感じで質問は一般的な素人質問ですがみたいな感じで、
ライトな感じなんですけれども、中身の回答が結構専門的な割にすごく分かりやすいっていう感じなので、
こういう系の本では是非とも読む価値がある本かなと思っています。
日本語の大疑問2も出てて、そっちも結構面白いので、
シリーズ化どんどんしていってもらえるといいかなと思っています。
仏科書を受信なくということで。
それから2冊目なんですけれども、
これも小説でイギリスですね、
ウェイワードの魔女たちっていう本で、
これは私の感覚グッと最近出た本なんですけど、
よくこのスピードで翻訳が出せたなっていうぐらい早い翻訳だと思います。
3人の女性が別々の時代に出てくるんですけど、
一番重要なのは1619年、イギリスの田舎の村で、
魔女の疑いをかけられて、
牢屋で裁判を待っているアルサっていう女がいるんですけど、
このアルサは呪いをかけて家畜を暴れさせて、
村人を踏み殺させたと言われている。
それで今捕まっているんですね。
だけど本当はいい女なんですね、心は優しい。
次、1619年からいきなり2人目のキャラクターは、
1642年に飛んでいて、アルサの子孫なんですね。
バイオレットって言うんですけど、
これは神僧の霊場として育てられていて、
今父親が男を見つけてきていい男、
それでバイオレットを無理やり結婚させようとしていたり、
そういうシーンがあります。
最後が2019年だからつい最近なんですけど、
これはロンドンに住む主婦のケイトっていうのが、
夫の暴力に耐えかねて家でしているシーンなんですね。
死んだ大おばっていうのがいて、
郊外のウェーワード邸を相続したっていうところから始まるんですね、
この第3部は。
ウェーワードって最初に出てきたところのはずなんですよ。
なのでこの物語どうやらこの3人の女は繋がってんだなっていうことが、
最初うすうす分かるんですけど、
その3つの時代が交互に展開していって、
この家計の女たちの物語、
代々受け継ぐ不思議な力が実はあるんですが、
それが明らかになっていくっていうものなんですけどね。
あんまり喋るとネタバレになってしまうんですが、
結構これはすごい小説です。
最初は単に弱い女たちがいじめられたり、
魔女を疑いをかけられてやられていくだけの話かなと思ったら、
結構そうではなくて最後大逆転するようなシーンがあってですね。
私が読んだ限りではこれはこの前大ベストセラーで映画にもなった
ザリガニの鳴くところっていう、
これも魔女みたいなある意味女性の話でしたけど、
そういう結構大逆転を描く女性の痛快な話でした。
そんな2冊ですね。
それでは最後が聖幸さんですね。
僕が紹介する1冊目は、
A4一枚で全ての仕事を可視化する爆速ノート術っていう本ですね。
著者はお父さんの秘密基地っていうYouTubeをやられている
ケイジさんっていう方が書いた本です。
こういうノート術とか知的生産の本って、
書店行くと結構常にいろんな本が出てて、
時々すごいベストセラーになるようなのも多いんですけども、
2019年にはパレットジャーナル、人生を変えるノート術っていうのが出て、
それ用のノートもいっぱい出るぐらいちょっと人気になったり、
あとテイクノーツっていう本で、メモであなただけのアウトプットが自然にできるようになるっていう、
これドイツ人の方が著者だったと思いますけど、
小さい粒子というか、細かいことでも一つの紙にまとめて書こうっていう、
兄弟式ノート術とかみたいに近いやつですね。
あとセカンドブレインっていうのも最近で、去年かな、出て流行ったりしましたけども、
こういうふうにノート術っていうのは定期的にヒットするジャンルですけども、
この方、やられてるYouTubeって見られた方も多いかもしれないですけど、
デジタルグッズとかそういうもの紹介してんですね、机周りのやつとか、
例えばどういうタイトルがあるかっていうと、
1000円以下で買えるコスパ最高仕事道具5000とかね、
300円ショップで買える手帳がやばいとか、
あと生産性が上がる社会人のカバンの中身はとかっていう、
いかにもちょっと見たいなって、僕基準ですけども、
疲れたときYouTubeとか見たいけど、かといって娯楽とか見てると遊んでる感じもするし、
こういう知的生産系の動画見てると、夜でも見てても意識高い系な気分になれるっていうか、
そういうのにちょうどいい感じのやつなんですけども、
本の中身の話をすると、タイトル通りA4の紙1枚でタスク管理とかスケジュール管理しようっていうものなんですけども、
そのテンプレートがあって、それにタスクを書き出して、
スケジュールの期限があるものとかないものに分けて書くとか、
あと異人、誰かから頼まれたやつとか、自分で手を挙げたやつとか、
あと誰にも言ってない心の中で決めたやつとか、そういうのに分類して書くっていうもので、
心の中にあるものを全部書き出すみたいな感じなんですけど、
そういうのはGTDメソッドとかにも近いものがあるのかなとか思ったり、
あとそのタスク書き出すときにも25分の塊で仕事を考えるっていうことも書いてあって、
そういうのはポモドーロテクニックに近いのかなとか思ったりしながら読んで、
そういうふうに思われながら読むと嫌だろうなとかって考えながら読んだりしてました。
A4一枚の紙にタスクとかスケジュールだけじゃなく朝の気持ちとか、
1日の終わりの自分の感情とかも書くといいよみたいに書いてあって、
そういうのは女性にも受けたりしそうだなとか思ったりしました。
あと他に1週間とか1ヶ月とか1年とか、そういう区切りの単位もA4の紙でスケジューリングしたり、
中長期の目標もA4の紙で書いたりとか、とにかくA4の紙で簡単にできるよっていうのがポイントなんですけども。
前半部分というか3分の2ぐらいはA4の紙なんですけど、後半になるとだんだんA4の紙だけじゃちょっときつくなってきたのか、
会議のノートの取り方のときには持ち運びしやすいから英語のノートのほうがいいとか、
あと持ち歩きしているメモ帳は縦長の折りたてみ形態みたいな形っていうんですかね。
縦長でくるくる回る。前、辰夫さんブログでずっと前紹介してた第5のノートがいいとかメモ帳がいいとかそういう感じのやつ。
2冊持って歩いて、メモ用だと書いてて後から見てわかんないからアウトプット用も持つとかって書いてあって、
なかなかそれ面白いなとか思ったんですけど。
書いてることはA4の紙でやるっていうから今更すごい目新しいことが書いてあるわけでもないんですけども、
ただ面白いのが章ごとにQRコードで参考になる動画、自分の動画がYouTubeに行けてさらに詳しく見れるようになってたり、
逆にYouTubeから書籍の宣伝したりとかいろいろなんかヒットする要素があるなって感じがしました。
調査の方ね、なんか面白い経歴でミュージシャンだった時代もあったり、あとお土産の開発とか企画をやったりとか、
あといろんなイベントのMCなんかもやられたりしてる方で、ちょっとなんかパッケージとかそういうのがいい。
きちっとこう、何て言うんでしょうね、人への見せ方っていうものがすごいきっちりしてるのか、本の想定なんかもすごいデザインもいいし、
本を開けた時にメモ帳とかバインダー開いて読んでるような感じになるとかやったり、
あと元々の本のテーマであるA4の紙のテンプレなんかもすごいデザインセンスが良かったりして、
本の企画から約1年かけて作られたらしいんですけど、すごいそういうこだわりとか随所に見られて、すごいセンスも良いので、
きっとこれは今年のヒット作になるんではないだろうかと、この分野での大今年の目玉になるんじゃないかなと思って紹介させていただきました。
もう1冊はですね、プロレスラーラーメン屋経営で地獄を見るっていう本なんですけども、
これ私プロレスが好きで、ラーメンも好きで、経営の本も好きなんで、
3拍子揃ってプロレスラーメン経営という、私にとってすごい楽しい本なんですけども、
皆さんがどのぐらいプロレス好きかわかんないですけど、おそらく東根三重市とか四天王プロレスぐらいは何となく聞いたことあるかなって気がするんですけど、
全日本プロレスの四天王プロレスっていうものがあったうちの四天王の一人が川田俊明さんっていう方で、
3冠ヘビー級タイトルっていうのを、有名なタイトル何回も取ったことがあるし、
プロレスが社用になってからは、格闘技ブームの中でプロレスが社用になってきたときには、
ハッスルっていうのに出て、秋本とか高田信彦さんとか、ちょっとふざけたようなプロレスっていうかエンターティメント性の強いのも出たりもしてたことがあります。
そのプロレスラーの川田さんがこのラーメン店を開いてやった話なんですけど、
とにかくんでこれ、地獄、本当にラーメン屋経営で地獄を見るって書いてるんですけど、本当に地獄みたいな話で、
とにかく流行んない、流行んないっていうか経営が苦しい、14年間経営してるそうなんですけど、1回も黒字になったことがないみたいな感じで。
とにかくつらいんですよね、見ててね。なんでそんなにつらいかって言うと、まず立地が悪いって言って、
青城学園駅の近く、近くって言っても駅前じゃなくてちょっと離れた方で、人通りがあまりなく車で通り過ぎるようなところってやって、
まずなんで立地が悪いとこ借りたんだっていうと、
いぬきで借りれたから初期費用が抑えられるからと思って借りたら、前ラーメン屋だったところいぬきで借りたら、
すっぽり真っさらな状態になってて、厨房機器とかエアコンとかそういうの全くなくて、冷蔵庫とかも。
いぬきで入った意味が全くなくて、初期費用で1000万ぐらいかかっちゃったって。
それちょっと最初だったんで、あまり契約条件なんかもちょっと大雑把に、いいよいいよみたいな感じできっと大雑把にやったんだと思うんですけども、
そこで初期費用がかさんで、なんで立地が悪くてもいいかと思うと、川田さん的には2,3年経って軌道に乗ったら、
より家賃が高くてもいい立地のとこ借りればいいやと思って、立地が悪くても最初ラーメン店とか飲食店ってオープンから2,3年はちょっと早えるもんだから、それでいいと思ったけども、
結局その軌道に乗ることはなく立地が悪いまま今に至るんですけども。
お、店の名前メンジャラスケイっていう名前なんですけど、川田さんがプロレス時代のニックネームとかキャッチフレーズがデンジャラスケイだったんで、
それを文字入ってメンジャラスケイっていうあれなんですけど、ちょっとタベログとかで外観写真見ると半分地下みたいな感じでついたてがあるような店で、
すごい入りにくいんですよね。もうその時点でかなり厳しいなって感じもするんですけど。
でも立地が悪くても味がいいとか有名人の店だと流行ってもおかしくないと思うんですけど、
これがまず味で勝負だと思って頑張ったんですね。
そうするとお金も手間もかかるので、まず経費倒れになって、手間もかかるとワンオペでやってるから体はボロボロになるし、
味で勝負だって一度クオリティを上げたらもう下げるのが許されなくなって、下げると味が落ちたって言われて、
今すぐSNS時代だから味が落ちたり、そうするとすぐかかれて炎上っていうかするから、一度上げたクオリティは落とせなくなったと。
昼のラーメンだけじゃちょっと大変だっていうので、今度夜居酒屋もやってメニューを下げたら、今度そっちも手間もお金もかかるわけですよね。
そうするとすごい大変だっていうことで、結局朝から夜までスッと仕込みしてて働きつめで、
休日も一応定休日はあるんだけど、定休日の日は食材の買い出しとか備品の買い出しとか、
あともろもろ雑用ありますよね。銀行に貴重に行ったりとか、あと病院行ったりとか、そういうの埋まってしまうと。
実際だから全然休みっていうものはなくて、近所に当然ライバル店なんかも多いんですけど、
ライバル店も次々潰れてしまうようなリッチの悪さ。
ちょっと離れたほうにはチェーン店、おいしいチェーン店もいっぱいあって、
チェーン店のほうも流行らないときもあるけど、チェーン店のほうは流行らないと一回閉めて、
全く新しいお店のように出すっていうんですよね。
実は経営者は同じなのに、とんこつラーメンで評判悪かったら、
じゃあ今ちょっと自流に乗った今度はつけ麺にして出してみようみたいな感じで、
何食わぬ顔で出すらしいんですけど、そうするとお客さんは全部そっちに流れていっちゃうと。
ただ川田さん有名人ですから、そうは言ってもお客さんは来るんじゃないかと思ったら、
有名人の店ならではの悩みもあって、まずそもそも遠いのに行ったらそんなに来ないっていうのもあるんですけど、
公楽園ホールとか日本武道館とか両国国技館とか、
格闘技やってる会場の近くで開いたなら来ることもあるだろうけど、そんなに来るわけではない。
来る人って結構バニアとか好きな人が多いから、来たら来たで今度川田さんと喋りたくて、
ワンオペでやってる忙しいのに、なんとかの武道館の試合すごかったですよねとか、ずっと応援してたんですよとか言って、
すごい忙しいのにそんなことされても困るけど、ただ相手しないとまたSNSに書かれたり、態度悪いとか言われたり。
ひどい人になって、パフェを10人で来て、パフェ1個でずっと座って、すごいサイン書かされたり写真撮られたりして、
不安のほうが逆に営業妨害的な行為をする人もいるみたいで、
みんながみんなそういうわけじゃないと思うんですけど、私も気持ちわかる。
例えばせっかく行ったらサイン書いてもらったり写真撮ってもらったりしたいなって気持ちはわかるんですけど、
でもそしたらワンオペでやってるからすごい大変で、それで今度他の普通にラーメン食べに来た人に迷惑がかかるようになっちゃったりとか、
今度そういうのはよくないなと思って、Tシャツ買った人にはサインしますみたいにしたら、
ちょっとそういうのが抑制されるんじゃないかと思ってやったら、ラーメンが流行らないから金にがめつくなったとか、
ちょっと人気が出たから調子に乗り上がってとか、すごいいろいろ書かれるようになったとかで、
こういうのもいろんな、張り紙がすごく多いらしいんですよ。
居酒屋営業してる時にも先にラーメン頼んでくださいとか、1人1品必ずラーメンとかって張り紙がすごい多いみたいなんですけど、
やっぱなんか入った瞬間そういう店ってちょっと息苦しいなって感じもするし、
そういうのうまくやれる人、対応できる人なら対応できるんでしょうけど、長年やってる人とか。
川端さんがもともとプロレスラーで、そんなに接客業長いわけじゃないからうまく対応できなくて、
ちょっとそういういろいろ接客のまずさもなったりとか。
クソ真面目タイプの人ですからね。
さらにこのコロナ禍もあって、客足が遠くなって、さらにコロナが戻っても今度、
ライフスタイルがもう変わっちゃってるから、あんまり出会わなくなって歩かなくなったとか。
折り悪くいろいろインフレで燃料費も高くなってるし、材料費も高くなってるし、
1.5倍ぐらい固定費もかかるようになったと。
本の帯とかにベンツ3台をスープに溶かしたって書かれてるんですけど、
すごい資材をつぎ込んでやられてるんですね。
たぶんこれ、川端さんじゃなかったらもうとっくに諦めて、
お金もないから払えないからやめてると思うんですけど、
川端さん生地ちょっとお金があったもんだから、
たぶんおそらく3,000万4,000万ぐらいはもうつぎ込んでるんじゃないかなと思うんですよね。
で、これで元取れるかっていうと、
いっぱい売って何百円で。
自分一人でやってるから、逆に今度、
次の日3倍お客さん来られても対応できないし、
返す望みってほとんどないだろうなって読みながら思って。
で、こういうビジネスを読んでると、最後はね、
ハッピーエンドで終わって、若い頃は苦労したけど、
なんかいい人に恵まれて、最後うまくいきましたみたいな話があって、
これそういうのがないんですよね。
僕ならうまくやれるかなとか、例えば、
僕だったらこうするのになーっていう要素も多少あるかなと思ったんですけど、
全くないんですよね。
全然すごい厳しいなーっていう。
ラーメン店とか飲食店って1年後に残ってるのが半分で、
3年後に残ってるのが1割とか2割とかよく言われますけど、
ほんとこれがよくわかる。
飲食業の厳しさがよくわかる本でした。