インサイド・ヘッド2の興行成功
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、映画「インサイド・ヘッド2」がなかなかすごいことになっているので、ちょっとYahoo!ニュースに記事としてまとめてみました。
タイトルは、アニメ映画歴代最高の世界8位、インサイド・ヘッド2の大ヒットの秘訣となっているタイトルにしてみたんですけど、
まあね、興行収入がすごいんですよね。 そもそも、インサイド・ヘッド2が公開されて、
もう1ヶ月ぐらいで、7という記の字を抜いて、アニメーション映画史上最大のヒットになる。 日本で公開される前ですね。日本の公開は8月1日とかだったので。
それでいきなりもう、アニメの過去最高になっちゃったんですけど、その勢いは、まあ多分国によっては公開タイミングが日本みたいに遅かったでしょうね。
8月9月に入っても、その勢いが衰えずに、なんと9月8日の時点で、
興行収入が2393億円。 今まで8位がジェラシック・ワールド、9位がライオン・キング実写版だったんですけど、その2つとも抜いて、
歴代8位になっちゃったっていう。 日本も興行収入46億円で、2024年の洋画作品としては最高記録になってるんですね。
いや、意外ですよねってちょっと失礼な言い方になるかもしれないですけど、インサイドヘッド1も実はグローバルではかなりのヒットだったんですよね。
日本ではそんなに話題になってた印象なかったんですけど、2でさらに大ヒットっていうことになってます。
ちょっとその背景が何なのかっていうのは、先日の招待いただいたディズニーのファンイベントの時の記憶も繋げてちょっと書いてみました。
もうね、今インサイドヘッド2の上にいる映画の歴代興行収入の作品って、アバターでしょ?その続編でしょ?
アベンジャーズのエンドゲームとインフィニティウォー、タイタニック、スターウォーズフォースの覚醒、スパイダーマン・ノーウェーフォームなんですよ。
いわゆるキャラクター見たら大体わかるよねっていう。 アバターは比較的2009年とかだったと思うんで、比較的最近ですけど、
もう本当大作ですよね。 インサイドヘッド2が大作なのかって言われたら、そこまでの印象はなかったんですけど、
そこの仲間入りをしたっていう、ジェラシックワールドも越え、ライオンキングも越えっていう状態ですからね。
で、なんでここまでの大ヒットになったのかっていうのが、そのディズニーのファンイベントのD23の時にも、
ピクサーのチーフクリエイティブオークさんだったかな、ピートドクターっていうインサイドヘッド1の監督をして、2は
チーフプロデューサーとかでしたね。で、関わっている方がコメントされてたのがちょっと印象的だったので、記事にまとめてみました。
カレガエチさんはまずはその1作目が大ヒットだったので、ファンのベースがあったっていうのは大きかったって話をされてましたね。
なんだかんだインサイドヘッドの1も8億ドル超えの大ヒットなんですよね。だから、もともとトップ50とか歴代入ってる作品なのかな、なんかちょっとそこまでの
ヒットだったとは実は知らなかったんですけど、日本でもそれなりにヒットしたのかな、なんか
あんまりね、大ヒット作品という印象はなかったんですけど、それでも8億ドルなんで、今回16億ドル、倍になってるんですけど、
ベースとしてそもそもヒットしてましたっていう話ですね。この感情はやっぱり取り上げるっていうのが多くの人に刺さりやすかったかもしれないですけど、やっぱり今回何といっても
心配ですね、アングザエティ。 心配っていう感情にフォーカスしたことによって、やっぱそのすごい共感
されたっていうのがピートドクターさんの分析でしたね。 実際、ドリーグまだ見てない方もおられるかもしれないんで、あんまりネタバレはしないですけど、
新しく出てきた感情の中の一人で、めちゃめちゃ重要な役所なんですよね。 日本だとどっちかっていうとタビミカコさんが吹き替えをしたことによって
かなり話題になった感じがありますけれども、今回ね、この日本の舞台挨拶でも
これは自分の物語だ、みたいに思う人がすごい多かった。 1作目が
子供を対象にしてたのに対して、2作目は思春期だったので、比較的大人にも子供にも刺さりやすい。 大人に刺さったのはやっぱり大ヒットの背景にあるんじゃないかみたいな分析がありましたけど、
ディズニーグループの戦略
そういうやっぱりフェン的な物語で共感をされる対象が広いっていうのがやっぱり 大ヒットのポイントなんじゃないかな、みたいなのが基本的なビートドクターさんの見た目ですね。
個人的にT23に参加させてもらって、 俺も大きいよなと思ったのが、この会見が象徴してるんですけど、
今ディズニー、ウォルトディズニーカンパニーなのかな、の参加って7つもスタジオがあるんですよね。
ディズニーのメインのところとウォルトディズニーアニメーションスタジオと、 ピクサースタジオ、マーベルスタジオ、ルーカスフィルム、サーチライトピクチャーズがあり、
20thセンチュリーフォックスも買収。 ピクサー、マーベル以降は全部買収してきたスタジオですけども、
1個1個がね、日本の制作会社からしたらそれだけでも大手なのが、 ディズニーの下に7つも並んでる。
今回印象的だったのは、実は毎回全員ってわけじゃないんでしょうけど、 実はこのスタジオのトップが毎週のように月曜日の朝10時に集まって、
興行収入の成績とか、各作品の状況とか課題とかを話し合ってるって言うんですよね。
もうね、一人一人レジェンドなんで、 日本人の方はあんまりご存じないかもしれないですけど、
マーベルのケビンファイギとかね、もうマーベル好きからしたらもう神ですから。 ちょっと僕はもうこの同じ部屋に入れただけでめちゃめちゃ嬉しかったんですけど、
ワンチャン写真撮ってもらえるかなと思った時は無理でしたけどね。 そういうチャンスすらなくて裏の方に引っ込んじゃった。ちょっと無理でしたけど。
そういうレジェンドがずらっと並んで結構仲良さそうに喋ってるんですよね。 実際はライバルだったり、ジョーシーからの数字の圧力とか色々あるんだと思うんですけど、
でもね、見た感じすごいフラットに議論できてる感じでしたね。 実際そのケビンファイギさんもマーベルで単独でやってた時にやっぱり映画も上手くいったりいかなかったりで、
なんかうちばっかり失敗して、ピクサーとかはもう毎回成功してて羨ましいなみたいなのを持ってたらしいんですけど、ピクサーは金の卵が頭から次々に飛び出すパーフェクトなパターンを持っていたみたいな。
でもこういう会議に参加するようになって、実はピクサーも失敗をしているし悩んでいるみたいなのを知って、自分たちだけじゃないんだって安心したみたいな
くだりとかあるんですよね。 ルーカスフィルムのトップの人とかディズニーアニメーションのトップの人とかは
ピクサーで実施されたブレイントラストっていう会議メソッドみたいな話ですけど、それが自分たちにとっても重要だったみたいな話してましたし、
一方ピクサーのピートドクターさんもやっぱりピクサーはCGアニメっていうテクノロジーの会社だと思われがちなんだけど、ディズニーと一緒に仕事をしたことでやっぱりストーリーの大事さをやっぱり
通過していて、それを中心にしているからうまくいくんだみたいな話をされていて、
もうね、このなんか、 世界7大スタジオって言うと言い過ぎですけど、その
でかい7つのスタジオのトップが毎週のように情報交換してた。そりゃもうね、 ノウハウの塊になりますよねっていう、その
ちょっと正直聞いてて羨ましいなって思う感じのセッションだったんですよね。 この場には4つのスタジオのトップが集まってたんですけど、もう一人一人レジェンドですからね。
こういうの聞いちゃうとやっぱり ノウハウ絶対あると思うんですよね。今年の夏の映画って実はインサイドヘッド2はこの
歴代8位の大ヒットになってますし、 デッドプール3はマーベル作品ですね。デッドプール&ウルバリンも
これ今成人向け映画で R指定になるのかな。R指定映画の興行収入は歴代1位になっちゃってるんですよね。
もともと20th Century Fox側のやつをマーベル MCUに入ってきたっていう記念すべき作品なんですけど、
エイリアン・ロムルスもシリーズ2位の興行収入を叩き出してますし、
ディズニーグループの映画が今回一人勝ち状態だったらしいですよね。 夏シーズンだけで去年の倍らしいです。去年が失敗したっていうのも大きいみたいですけどね。
でもなんかこの辺はやっぱりそのスタジオのトップの、情報共有の毎週月曜日のミーティングがいつからされているのかわからなかったですけど、
まあそりゃね、このレベルの人たちがこの情報共有を中断にしてたら、そりゃレベル上がるわな。
実はこの冬に公開されるモアナ2も予告編の再生回数が、花と雪の女王とかインサイドヘッド2の記録を塗り替えて史上最多を更新してるんですよね。
これなんとなくそのディズニーグループの中でやっぱりその映画のシリーズ化のノウハウとか、そのシリーズ化した映画を前のファンの人たちに思い出してもらって見に行ってもらうとかっていう。
インサイドヘッドが2015年作られて2024年に数ができたんですけど、モアナも2016年だったかな。
この作品が今回2024年、2作目とかですよね。これはね、いろいろと、多分ストリーミングとかも組み合わせてみたいな話だと思うんですけど、
そういうノウハウがディズニーグループの中に作られてるんじゃないかなっていう、こういうのを考えるとやっぱ日本も
国内での競争に救急としてるんじゃなくて、ほんと、せめて海外展開のノウハウとか、日本の映像会社同士で横でちょっと共有し合うとかして、
やっぱりスピードアップしていかないと、なかなかこういうグローバルなデカいところに並ぶようなコンテンツ作るのはちょっと難しいかなと思っちゃったシーンではありましたね。
一方で、こういう大きいところがやれないところを狙うっていうのも一つの戦略としてはあると思うんですけど、
やっぱりこういうレベルのトップの記者でも横の情報交換を重要視してるっていうのはちょっとすごい刺激になったので、ご紹介でした。
こちらのチャンネルでは、日本のエンタメの未来や、星活を応援すべくエンタメのデジタルとか星活の進化みたいなのを紹介していきたいなと思っていますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。