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2025-05-14 10:44

トム・クルーズ来日で再び注目される、日本で洋画が苦戦する背景 #943

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NHKのトム・クルーズさん来日のニュースで、再び「国内外のエンタメ業界に詳しい人」としてコメントを使っていただきました|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/n7c9f51d56798
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サマリー

トム・クルーズの来日が、日本における洋画の厳しい状況を改めて浮き彫りにしています。特に最近の数年間では、コロナ禍やハリウッドのストライキの影響で、邦画に比べて洋画のシェアが減少しています。そのため、彼は今後の展望についても考察しています。

トム・クルーズの来日と日本の映画業界
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと手前味噌で恐縮なんですが、NHKニュースさんにトム・クルーズさん来日のニュースでコメントを使っていただきましたので、ちょっとそこで
細くしきれてなかったことをご紹介しておきたいと思います。これね、本当はNHKニュースさんに記事でまとめていただいているので、興味がある方は是非そちらを見ていただければと思いますけど、
ちょっとね、なんかすいませんっていう感じですけど、トム・クルーズさんが来日したんで、来日してミッション・インポッシブルのプロモーションされてるんですけど、やっぱり洋画がここ数年かなり調子が悪いんですよね、で、それがどうなるのかっていうのをテーマに
取り上げているので、コメントをくれっていうことで、ちょっと僕にコメントを提供したんですけど、僕でいいのかっていうのはちょっとすいません。本当ね、コメントでもちょっと何で徳力なんだみたいなコメントいただきましたけど、すいません、はい、あの
まあでもちょっとありがたいオファーだったんで、思わず受けてしまいましたけれども
まさかね、自分の名前がトム・クルーズさんの映像と共に表示される日が来るとは全く思ってなかったですけど、ブログを長く続けてるとね、不思議なこともあるもんだなと思ったりしますけど、
ちょっと映像の中でのコメントは一部使っていただいただけなので、ちょっと一応補足をしておきたいなと思っています。
NHKニュースさんの切り口はやっぱりその洋画が、特にこの数年はコロナ禍とかハリウッドのストライキの影響で、やっぱり
日本における公開される映画も少なくなったし、当然その分、あの興行収入も下がってるよっていう分析をされているメディアは多いんですけど、それだけじゃないんじゃないかというのが僕の主張ですね。
これ業界では有名な話なんですけど、洋画と邦画の視野ってこの20年ぐらいずっとやっぱり邦画有利が続いてきた歴史があるんですよね。
1960年、昔邦画がやっぱり日本でも人気だった時代があって、この頃は1960年ぐらいは邦画のシェアが75%ぐらいあるんですけど、その後やっぱりハリウッド映画がだんだん日本でも人気になってくるにしたがって、
2000年にかけて逆転するんですよね。洋画のシェアが75%ぐらいまで、2002年ぐらいかなピークまで上がっていきます。
この過程はやっぱりハリウッド映画も、僕も映画見始めたらこの世代なんで、映画館に行くならハリウッドの大作映画だろうっていう、
失礼な言い方ですけど、邦画は映画館で見なくてもテレビで見ればいいじゃんみたいな、なんかこの頃だったと思いますけど、
2000年ごろに明確にやっぱりここの方向が逆転するんですよね。僕のきっかけは踊る大操作戦だったと思いますけども、
踊る大操作戦がテレビドラマを映画化すると大ヒットが生み出せるんだっていうのを編み出した、ある意味発明だったと思うんですよね。
製作会社のロボットさんにもインタビューさせていただいたことがありますけれども、
これによってやっぱり日本のテレビ局が自分たちが映画を作ったりプロモーションすることによってヒットを生み出せるというのを学んだっていうのは非常に大きかったと思ってですね。
特にやっぱり日本のその邦画に対する投資っていうのはやっぱり改めて増えていった印象があるんですよね。
で、一番重要なのはその、まあ洋画と邦画のクオリティについては多分人によっていろんな議論があると思うんですけど、
やっぱりね、邦画の方が明らかにPR上有利なんですよね。当然日本国内で撮った作品なんで、日本の俳優さんがたくさん出ていて、その俳優さんが日本のテレビ番組に出ると当然宣伝できるんですよね。
逆にあの、番宣をしてもらうっていうのは当然映画のプロモーションに組み込まれてますけれども、そうするといろんなテレビで映画の話題に触れることになるんですよね。
で、相対的にやっぱりその洋画が紹介される番組っていうのはやっぱりどんどん減っていってるのも並行してあると思うんですね。
で余せてやっぱりその配信サービスなんかが増えてきたことによって、映画自体をテレビ局がどんどんやらなくなってるのも非常に大きいと思うんですよね。
僕が若い頃はもうテレビ局で洋画、映画の番組がいっぱいありましたからね、その金曜ロードショー以外にも。
そうするとやっぱスターウォーズとか、それこそジョアレツェ・ネッカーの映画とかスタローンの映画とか、ハリウッドスターの映画を普通にテレビつけてたら見るみたいなことが起こる接点がすごく多かったんで、自然とやっぱり見ることが増えてたと思うんですけど、
今やっぱり金曜ロードショーでも洋画あんまりやらなくなってますよね、そのディズニーの映画が公開される前にその前のシーズンやったりみたいな、多分プロモーションとセットのやつはありますけど、
今後の洋画の展望
昔ほどなんかテレビつけてたら洋画が流れてた。昔はね、深夜とかもなんか寝れねえなーと思ってテレビつけてたら謎のB級映画とかやってて、なんかついつい見ちゃって。
やっぱり面白くなかったんだけど、なんか睡眠時間開始くるみたいなこともよくありましたね。今もそういうのもすごい減りましたよね。
当然配信で見ればいいじゃんって話なんですけど、やっぱりたまたまテレビつけてて見て流れるのと、やっぱり積極的に見るっていうのはやっぱり大きく違うと思ってですね。
その結果、ネットフリックスのような、本来であれば海外ドラマがいっぱい見れるはずの配信プラットフォームでも、トップ10は日本のアニメだったりドラマだったりが占めているっていう構造になってるんだと思います。
これによってやっぱり当然、見ないから余計見ないっていう。見ないから役者も知らないし、見るきっかけどんどんなくなっているっていうみたいなこの洋画のシェアがやっぱりどんどん下がってるんですよね。
これも違うパターンのグラフで見ても、明確に2002年、違うな、えっと2067年ぐらいですかね、に逆転してその後どんどん離れる一方みたいな。
直近数年は確かにコロナ禍とアリウッドのストライキーの影響があったかもしれないんですけど、コロナ禍はもう明けてますからね。
明けてもあんまり戻ってきてる感じがしないっていうのは、やっぱり明らかに見る習慣とかテレビで洋画の話題に触れることが減っているっていうのは非常に大きいと思うんですよね。
なので、多分コロナ禍が明けてストライキーが終われば洋画のシェアが戻ると思ってるんだったら、そういうことは起きないと思うっていう話をしてました。
ただ一方で、じゃあ洋画は見られないかと、そのことはなくて、ちゃんと日本人にとってもこの映画は関係あるなって、できれば流行るんですよね。
だから直近だとわかりやすいのはトップワンマーベリックで、あれはこぞって日本人が見に行きましたし、ボヘミアンラプソディーとか日本でバズった結果、日本のシェアは大きかったと思いますけど、
一方でバービーとかは全く見られてませんし、アベンジャーズシリーズとかも、世界の売り上げに比べると日本ってほとんど伸びないですよね。
それは当然ね、アベンジャーズのマイネーズを見てる人が少ないし、アメコミもファンが少ないからって話だと思うんですけど。
で、やはり注目なのは今回のミッション・インポッシブルですね。ミッション・インポッシブル、いよいよ今回がやっぱり
総集編的な空気めちゃめちゃ出してますからね。 今回ミッション・インポッシブルのタートルがあるのは、これやっぱりその
前作の続きっていう位置づけなんで、前作も公衆応援が高まったんですけど、そんなに100億応援のない人とかにはなってないですから、
今回がそれを上回ろうと思って、その前作をちゃんと履修してもらわないといけないんですよね。この辺がどうなんだ、金曜ロードショーとかでやるんですかね。
その辺の事はやっぱり事前のプロモーション、ミッション・インポッシブルの視聴マラソンみたいなのを地上波がやってくれるとかがあると、
それをきっかけに若い世代とかも見に行こうかなってなる可能性はあるんですけど、今回どうですかね。ちょっとわかんないですよね。
クルーズが来日して紙に対応してくれてたのはすごいメディアで取り上げられたんで、そろそろミッション・インポッシブル公開なんだなっていうのが
共有されるという意味ではこの話題化はすごい大きかったと思うんですけど、一方でこれはフェイスブックでもコメントいただいたんですけど、ちょっと早かったよねって、公開まで間が空いちゃうよねっていう。
これはしょうがないですよね。トム・クルーズ、今ソウルとか順番に回ってるんで、世界中を多分プロモーションして回るんだと思うんですけど、
それの最初に多分日本に来てくれたってことだと思う。それありがたいんだけど間が空いちゃうっていう。
今すぐ見に行きたいと思っても、再来週には忘れてる可能性があるみたいな話ですからね。
で、面白いのは、今回多分それで日本の配給側も、本来はこれ映画の公開が2週間後、23日全世界公開、日米同時のはずだったのに、
日本だけなんですかね。17日土曜日から先行上映するらしいですよね。それぐらい日本側も気合が入っているって、日本のそのトム・クルーズも特別扱いしてくれたっていう。
ここまでトム・クルーズが紙対応してくれたんだから、当然工業収入でお返ししないといけないと思うんですけど、
どうなんですかね。僕も本当にミッション・インポジションが大好きなんで、これはもうできるだけ国外収入日見に行きたいと思ってますけど、
その頃にはどうなったらな。コナンもちょっと落ち着いているのかな。ちょっと映画館ね、たくさん撮れるかどうかとか、
ちゃんと初集で話題になって観客回し運ぶかとかがちょっとまだわかんないですけど、
どうなんだろうな。ちょっと楽しみだなっていうご紹介です。 やっぱりシネコンも、すぐやっぱり鬼滅の刃とかコナンとか流行ると、それで映画館埋めちゃうんですけど、
ちゃんと動画も見れるように、ぜひIMAXとかで見れるようにしてほしいなと思ったりしております。
ということで、こちらのチャンネルは日本のアンタメの明るい未来を応援すべく、アンタメのSNS活用を仕方ずの進化を感じるニュースを紹介していきたいと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
10:44

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