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2025-05-13 11:43

3年連続100億突破。「名探偵コナン」が確立したヒットの方程式 #942

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なぜ3年連続100億突破ができたのか。「名探偵コナン」が確立したヒットの方程式(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/db32ddb60928d0145a8a08d17a2a83c4020c8dae
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サマリー

名探偵コナンは、劇場版で3年連続100億円を突破した背景について考察しています。この成功は、テレビ放送と映画の連携、さらに大人のファン層の増加に起因しており、長寿コンテンツとして新たなブームを築いています。

名探偵コナンの成功
はい、こんにちは、徳力です。昨日ですね、名探偵コナン、劇場版名探偵コナンが3年連続100億突破ということで、
本当すごいことだと思って、ちょっとYahoo!ニュースに記事としてまとめてみたので、ご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、なぜ3年連続100億突破ができたのか?名探偵コナンが確立したヒットの方程式、というタイトルにしてみたんですけど、
これね、100億ってキリがいい数字なんで、よく使われる数字ですけど、
3年連続ですからね。しかも今回の関岸のフラッシュバックというのが見えますかね、残像。
これ、104億円、公開19日で叩き出していて、去年より3日早い記録なんですね。
公開した時にも歴代ナンバーワンの大ヒットスタートを決めてたんですけれども、
その後20日間経っても勢いは衰えておらず、2週目はちょっと1回凹んだのかな。ただでもゴールデンウィークでまた巻き返し、19日で100億達成しちゃいました。
この記事、来週書こうかなと思ったんですけど、100億突破が思ったより早かったんで、慌てて書いた感じですね。
で、なんなら去年の100万ドルの予定、これ何だっけ、値が違うんですけど、何か158億円で、これは去年の1位なんですね。
おととしの黒金のサブマリン、黒金の行営も3位ですから、日本映画のトップの興行収入を3年連続で、
トップクラスの興行収入を3年連続叩き出している。
その背景にはやっぱり、どうしても日本でこうやって映画がヒットすると一時的なものって思われやすいんですけど、
これ完全に積み上げでここまで来たっていう感じなんですよね。
そのポイント一応3つほど、いろいろ教えてもらったものを組み合わせてピックアップしてみました。
まず分かりやすいのは、やっぱり日本における、これはもう典型的な日本ですよね、テレビ放送プラス映画っていうの。
テレビ放送で認知度を上げたものが映画化されるっていうのがまず日本の映画の基本ですね。
これがまずコナンも成功のベースにあると思います。
もともとドラえもんが多分最初ですね、79年にテレビアサヒさんがテレビアニメシリーズを2作目として開始したときに、
1980年翌年からも映画を作って毎年映画をやるっていう。
それによってドラえもんはもう毎年の風物詩になりましたけど、
コナンも読売テレビが96年にテレビアニメの放送を開始して、翌年の97年から毎年ようにゴールデンウィークで映画を公開している。
96年ですかね、もうアニメもほぼ30年、漫画の連載もっと長く続いている、本当に長寿コンテンツですけれども、それがまずベースですね。
ただテレビと映画を組み合わせれば誰がヒットするかというと、そんなことは当然ないので、まずこれはベースですね。
コナンの一つのアニメ映画としての特徴は、子供向け映画と押し勝つ映画、大人の女性も見ているというのがやっぱり大きな分岐点だったと思いますね。
通常は子供向けのテレビ放送アニメの映画家というと、ドラえもんとかポケモンが、お子さんがいる家庭なら多分みんな見に行きたがる映画として典型だったと思いますけど、
実はこの子供向けの映画って100億超えたことないんですよね。ないって言い切っちゃうとワンピースとかあるだろうみたいな話はあるんですけど、いわゆるこの
ドラえもんとかポケモンのような子供映画の代表作みたいなものっていうのは、ドラえもんはスタンドバイミーにドラえもんが83.8億円、アニメ映画としてはのび太の宝島が53.7億円で、今年それが抜けるかどうかみたいな世界物語が40億超えて通じ詰められているみたいですけど、
ポケットモンスターも実は一作目のミュウツーの逆襲が72.4億円でトップで、それをその後超えられてないんですよね。やっぱり日本では子供向け映画だと、それでも数十億円毎年安定して稼ぎ出すという意味ではすごいことだと思うんですけど、
ただ100億を超えようと思うと子供向け、子供だけでは、親の動員だけではいかないっていうのが多分象徴だったんですね。これが名探偵コナンは数字をずっとこの30年の間積み上げて超えるようになってきて、大人が明確に見るようになってきたっていうのがメディアで書かれ始めてたのは2016年あたりですかね。
大人のファン層の増加
赤井さんとアムロさんの声優さん、ファンみたいなのを増えることによってコナンのファン層が広がってみたいなのが2016年公開の純国の悪夢って呼んでいいですかね。
これが63億円で、それまでの50億円なかなか超えないっていうのを超えた、20年経って超えるようになった。ここら辺からだんだん63億円から100億円まで数字が積み上がっていくんですね。2019年にオリコンさんの記事でアンケートが、データが掲載されてました。
その時点ですでに女性ファンが7割で、20年以上の子さんファンが3割っていうデータが載ってます。女性が75%で、30代以上で6割を占めている。ある意味お金がある大人の女性も見るようになった結果、リピートも視聴もされるようになって、数字がどんどん積み上がるようになったって話かなと思いますね。
ただコナンファンによるとそれだけじゃないんだっていうののポイントが、やっぱりアニメと映画のストーリーの組み方ですね。一番簡潔型と長編ストーリー型っていうのはテレビアニメにおいて大きく分かれると思ってるんですけど、ドラえもんとかクレヨンシーちゃんとか、1話、何なら30分じゃなくて15分ぐらいで1話終わって、途中から見ても、毎週見てなくてもその週見ても分かるっていうのが1話簡潔型ですね。
テレビアニメはこれが強いですよね。たまたま見ても見て面白いっていう。一方で長編ストーリー型はワンピースとかドラゴンボールみたいなストーリーがずっと展開しているもので、これは途中で見てないとちょっと分かんなくなっちゃうから、どうしても全部見ないとなかなかついていけなくなるみたいなことになりがちで、
日本のアニメ作品の映画化においてはほとんどが映画だけで1話簡潔型で分かりやすくするっていうのは、1話簡潔型でも長編ストーリー型でも基本だったんですよね。長編ストーリー型も映画だけ見に来ても分かるように本編とは違うストーリーを演じる。
そうするとやっぱりコアファンからすると別に映画は見に行かなくてもいいよねってなりがちだったのを、変える挑戦をしたのが鬼滅の刃だったと思いますね。本編のストーリー自体を映画でやってしまう。
これはこれで、やっぱり今年無限上編ありますけど、途中までのストーリーをしてないと途中から乗っかりにくいっていうデメリットはあると思うんですよね。
で、コナンの面白いのは、1話簡潔型の構造なんだけど長編のストーリーが紡がれているっていうこの組み合わせになっているところだと思うんですよね。
原作は着々と、最近は話の進行が遅くなっているっていうファンの方がいらっしゃるんですけど、このままだとコナンは永遠に戻れないんじゃないかっていう、ちょっとランがかわいそうみたいなのがあるんですけど、
去年の100万ドルのご了承、なんかカタカナが振ってありましたね、すいません、ちょっと忘れてましたけど、これも映画の最後で人気キャラクターの怪盗キットとコナンのシーン位置が実はこういう関係にあるんだよみたいな、ちょっとチラッと明かされるみたいなシーンがあって、
僕も息子が見てるので一緒に見てて、へーと思ったんですけど、これ原作よりも早く映画でネタバレするらしいんですよね。これもファンからすると2014年ぐらいから行われるようになったらしいんですけど、今まで漫画原作のアニメで、漫画のストーリーを普通のテレビアニメとか映画でも踏襲するのが基本だったと思うんですけど、
コナンに関しては原作者の青山さんがコミットしていることもあって、先に映画でその原作のネタバレがされるらしいんですよね。これはすごいことだなと思いました。それはやっぱりある意味ね、このファンが映画を見に来てくれるからこそ、その映画を見に来てくれたお礼としてという感じなのかな、面白いですよね。
漫画原作があるもので映画の方が先に漫画原作よりも先にネタバレするってあんま聞いたことないですけど、それぐらいやっぱり映画を見に来てくれるファンをやっぱり原作者も関係者も大事にしてくれているっていう、それによってやっぱりこうやって100億まで積み上がるのも当たり前のように毎年行われる、もうお祭り的になってきているっていうこのようなことなのかなと思いますね。
そう考えるとやっぱりこのコナンブームっていうのは、ブームっていうと一般的には一時的なもので終わるっていうイメージを持つかもしれないですけど、これはやっぱりファン層が積み上がってきているんで、普通に考えると毎年100億いく日本の映画界の風物詩として確立されつつあるんじゃないかなっていう感じがすごいしますね。
毎回毎回そのサイドキャラクターで重要な人物を立てて、そのファンを中心に何度も足を運ぶみたいなことが行われているらしいですけども、これはね、いやすごいな、本当にこういろんな試行錯誤とか組み合わせの模索の上でこれは成り立っているんだと思うんですよね。
この記事会でフォアファンの方からもっと他にも戦略とかプロモーションのポイントがあるから語りたいみたいなコメントをいくつもいただきましたけれども、それぐらいやっぱり大人も胸を張って応援できる深いコンテンツになっているっていうことだったと思いますね。
こうなるとね、個人的にはこの魅力が海外にどう広がっていくのかみたいなポイントになってくる気はしますね。日本で100億は安定して出せるとして、じゃあさらにその上行くとしたら海外はどうなのかっていう。
今のところ東南アジア周辺では結構人気が上がってきているみたいで、1回シンガポールを舞台にアリーナベーサンズを取り入れたりしていますから、そういう海外バージョンが今後増えてくるのかどうかですね。
それによってその海外、シンガポールとかコナンの駅側みたいな観光スポットもできていますから、そういうふうにちょっと人気が広がっていくのかどうかもちょっと注目したいなと思っております。
はい、こちらのチャンネルでは、日本の明るい、日本のための明るい未来を応援すべく、NためのSNS活用や押し勝つの進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよという方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
11:43

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