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2025-05-15 15:38

「大沢たかお祭り」の大ブームの背景にある、日本のSNSの小さな変化 #944

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「大沢たかお祭り」の大ブームの背景にある、日本のSNSで始まっている小さな変化(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0a487e7305029f160aed20c71987cfea14fc8ce2
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サマリー

大沢たかお祭りは、SNS上で急速に広がっています。スレッツがきっかけとなり、ゴールデンウィークにはXでトレンド入りしました。このお祭りは主にシングルマザーや家事をこなすママたちによって運営され、彼らの苦労をコミカルに表現することで盛り上がっています。最近のSNSでは、ポジティブな話題が強調される中、「大沢たかお祭り」が注目を集めています。この現象は、日本のSNS環境の変化や、特にスレッツの影響によるものです。

大沢たかお祭りの発端
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、大沢たかお祭りについて、Yahoo!ニュースに記事を寄稿しましたので、ちょっとご紹介したいと思います。
これはね、知らない人は全然知らない、知ってる人はめちゃめちゃ知ってるみたいな、SNS上のお祭りなんですけれども、
記事のタイトルは、「大沢たかお祭りの大ブームの背景にある、日本のSNSで始まっている小さな変化」というタイトルにしていました。
大沢たかおさんといえばね、我々の世代の人間はメンズノンドのイケメンモデルで、めちゃめちゃメンズノンドめちゃめちゃ買ってましたからね、ちょっと懐かしいなっていう。
その後ね、俳優としても大成されて、このキングダムという会社員にとっても出続書と言われている映画で、大木という非常に重要なキャラクターを演じられているんですけれども、
この大木を演じた時の大沢たかおさんのね、写真の一枚一枚の絵力がめちゃめちゃ強いんですよね。
これが結構ネットミーム的に使われるみたいなことはXでもよく行われてたんですけども、今回ゴールデンウィーク中に大沢たかお祭りっていうお祭りがX上でも大きな話題になってトレンド入りする。
ネット上のそういうお祭りで終わるのかなと思いきや、なんと大沢たかおさん本人が多分これに対してリアクションしたんだろうと思われる投稿をインスタグラムするっていう。
ストーリーズに上がった投稿は3枚ある写真のうちの1枚のパソコンなのかな、iPadっぽいですけどね。
見ながら笑っているっていう写真の横から撮ったやつの写真にストーリーズに上げた時には赤い文字で祭りってもう一気に入ってたみたいで、
祭りを見ているよっていうのをテキストで一切書いてないんですけど、どうもリアクションしてくれたんじゃないかということで、これがまたメディアで取り上げられたり。
SNSでも大きな話題になってお祭りの盛り上がりにさらに拍手がかかったみたいなことが起こったみたいですね。
だから大沢拓夫さんがリアクションしたのが8日ですね。7、8あたりが一番山だったかな。
逆に今の終了の流れがあったりするんですけど、それは別の話で取り上げたいと思いますけど、まずはそこの祭りがどう始まったかっていうのが非常に面白かったんで、
ちょっとそれをヤフーニュースに記事でまとめました。
というのは、これお祭りが始まったのはスレッツなんですよね。
盛り上がる投稿と反響
そのXが起点ではなかったっていうのが結構象徴的だなと思ってですね。
僕もスレッツ、記事の投稿はしてるんで、ログインする時になんかね、やっぱたまに見るなと思ってたんですよね。
で、なんでこれがそんなにお祭りになったのかっていうのを、藤原さんが実際にその投稿をずっと続けていて、日本。
日本ってちょっとネガティブに聞こえるかもしれませんが、お祭りのエネルギー票の一人になった紀子さんという方にインタビューをされています。
ここにね、いろいろ詳細が書いてあった。なるほどなと思ったんですけど、紀子さんはシングルマザーの方だったかな。
ニジを育てるシングルマザーで個人事業者の方、個人事業の人の方。
で、実はこの大沢高祭り自体は年始ぐらいに別の方がどうも始めたみたいですね、このハッシュタグ自体。
で、それをもとに、投稿を紀子さんもするようになって、なんとなく楽しくなってきて、3月4月あたりからもう日記のように投稿するようになったってね。
その投稿している半径がすごい面白くて、育てと家事、世の中から当たり前だとされていることを一人で働きながらやっているシングルマザーですからね、大変だったんですけど。
ものすごく好かれることもあるのですが、自分に優しくて強くて怖い大木将軍をインストールする感覚で言うと無敵に思えてくるんですよ。
自分ってなかなかイーズよくやってるぞっていう。
そういう意味でその大木将軍の大沢高さんの写真を使ってちょっと面白投稿をするっていうのをされてたらしいんですよね。
これが3月後半から表示回数が1投稿あたり数万回に伸びて、4月上旬から1投稿あたり十数万回表示されるようになりました。
これスレッツの中ではもう1月から始まっていて、3月4月にかけて大きく盛り上がったムーブメントだったっていう話なんですよね。
それがXに伝播したのが実はゴールデンウィークだったっていう。
Yahoo!リアルタイム検索で遡ってみたんですけど、実際X側は本当にこのハッシュタグの投稿全然なくて、29日に4件だったぐらいでした。
29日の投稿はスレッツで盛り上がってるこの大沢高祭って何?なんでこんなに盛り上がってるの?みたいなのが、X民にスレッツ側の盛り上がりが発見された状態ですかね。
それを元にX側にも大沢高祭って投稿する人が出てきて、5月7日にトレンド入りするっていう。
日本におけるSNSの変化
このトレンド入りの仕方もね、大沢高っていうのがトレンド入りするっていう。
これ分析した人によると大沢高とお祭りっていう風にAIが区切ったんじゃないかっていう。
だから大沢高お祭りじゃなくて大沢高お祭りってそのAIが区切った結果、
最初は大沢高だけがXのトレンド入りするって謎現象が起きて、それが余計ネタになって盛り上がったみたいですけど、
その後7、8と一気にゴールデンウィークのメイン、ゴールデンウィーク終わってますけどね、メインになった感じですね。
金太郎さんが大沢高お祭りに参加したいのに他のママさんみたいな秀逸なママあるあるの、何も思いつかなくて参加できない時の私っていう写真を投稿されて、
これ5月なのかなので、5月なのかなトレンド入りしたのがよくわかる。芸能界にも届いた感じですね。
ここのコメントにあるようにこの大沢高お祭りっていうのはこの実はママあるあるがベースなんですよね。
だからその頑張っているママが何か苦労した時に大沢高さんの写真をつけて大喜利的に投稿するっていう。
主婦、シングルマザーも含めてママ界隈が中心だったようです。
これ本当ちょっと面白いなと思うんですよね。だからスレッツって結構日本のネットメディアの一部はオアコン扱いしているネットメディアがあるんですよね。
本当に失礼な話だったと思うんですけど。どうしてもスレッツって2023年の7月、2年前ですね。
リリースして5日で1億人のユーザー集めてめちゃめちゃ大きな話題にネット界隈になったんですけど、
その後やっぱブームが収束したように見えちゃうんですよね。使ってない人からすると。
なんか最近スレッツって聞かなくなりましたよねみたいな感じになってオアコン扱いしているメディア。
使ってない人からするとSNSってそう見えるんですよね。
Twitterも2009年、10年ぐらいに1回ブームになったとオアコン扱いされましたんで、これよくある話なんですけど。
でもスレッツって実は世界のアクティブユーザー数って今もう3.5億人を超えてですね。
2年足らずで3.5億人ってすごいことなんですよね。
インスタのユーザーが使うからって話があるんですけど、インスタのアクティブユーザー数20億とか言われてますからね。
Xの月間アクティブユーザー数で実は世界で6億しかいないんですね。
グローバルSNSの中では実はTwitterはそもそも負け組みだと言われていたので。
なので実はスレッツはもうひたひたと2年で半分今日まで来ちゃって。
世界的には実はもうスレッツかなり影響力上がってきてるんですよね。
ただ日本ではアクティブユーザー数、調査で1000万というデータがあるぐらいなんですよ。
1000万って多いんですけど、Xのアクティブユーザー数日本では6700万という数字がありますから6分の1以下なんですよね。
だから世界だと半分今日を超えてきてるんだけど、日本では6分の1以下っていう意味で日本のメディア化するとオワコに見えちゃうっていう構造があるんですよね。
ただでも今回はスレッツからこの大沢拓夫祭りがやってきたっていうことですね。
これはちょっと僕のポジショントークにもなるんですけど、やっぱりエクサはマスクさんがTwitterを買収してエクスイメーションを変更して、
明確に対戦型SNSっていうふうに標榜してるので、アルゴリズムはもう明らかにコメントが盛り上がるところ。
単純に言うと議論が分かれてコメント欄で喧嘩をするような投稿がアルゴリズム上評価されやすくなったんですよね。
それを逆転とったスパーマーが、しかも投稿で今収益が上がりますからね。
スパーマーがもうそのスレッド形式でバズ系の動画とかアダルト系のコンテンツとか、最近は投資に誘導する下げアカウントが増えましたけれども、
そういう対戦型ならではの構造になって、日本の人の中でも治安が悪くなったという人が増えてきましたし、
やっぱりなんて言っても個人的に問題してるのはレイジベイティングっていう。
要はその解立している話題に関して片方が腹が立つように投稿すると、
ポジティブな投稿の増加
アンチはアンチでやれやれ持ってやれっていうし、そっち側の人たちは反論して投稿がまた上がりやすくなるんですよね、おすすめに。
そうすると表示が増えるからお金を稼げるっていうのを狙って、政治的な左右の喧嘩になりやすい話題とか、
フェイクニュースみたいなのを投稿する手法っていうのが明らかに日本では今増えててですね。
そういう意味でやっぱりX、最近ポジティブな話題減ったなみたいなのをちょっと僕も感じてたんですよね。
それが今回やっぱりこの大沢高祭ってちょっとめっちゃ著作権上の問題がある面はありますし、やっぱりやりすぎている投稿もやっぱり散見はされるんですけど、
でもここまでほのほのした投稿がやっぱりSNSで話題になるの。
特にネット発の話題でここまで大きな話題になるのは結構久しぶりだと思うんですよね。
で、面白いのがやっぱりさっきご紹介したようにこの日本の一人とされる紀子さんがポジティブな話題を投稿するっていうのを意識してされてるんですよね。
要はその大切りですよね。まあるあるを投稿するっていう。
すごい興味深かったのがインタビューで紀子さんがおっしゃってるのが、現在のスレッツは楽しい投稿をすればタイムラインに楽しい投稿が乗りやすい。
愚痴を吐くと愚痴が乗りやすい傾向にあると感じているって話ですね。
実際それがどうかわかんないですけど、実際Xもそうなんですよね。
推し活をしている人にはより推し活の関連投稿が表示されるようになるので、
タイムラインの仕組み上当然その人に興味があるものがメインで出てくるので、
実はポジティブな話題ばかり投稿したらポジティブになりやすいっていう。
スレッツは特にやっぱりそれが強く出ていたからこそ、
SNSプラットフォームの影響
この大沢拓子祭りがこの数ヶ月スレッツで育まれて、
Xに伝播して大きくなる背景にあったのかなって思っちゃうんですよね。
当然スレッツも今実は収益費プログラム実験しててですね、
これが実際に導入されるとXと同じになっちゃうリスク全然あるんですよね。
サッカーバーグさんもトランプ大統領が就任して一気に方針転換して、
芸能の自由を重視するみたいな、マースクさんと同じようなこと言い出してますから、
スレッツも同じような状況になる可能性ありますし、
これは私もお手伝いしているデジタルクライシス研究所の小林さんが、
実はスレッツ起点の炎上事例ってもう出てきてるっていうのをコラムで書かれてるんですよね。
なので今スレッツの視野がよく見えるのは単純にツイッターの例明記と同じで、
ユーザー数が少ないからかもしれないという仮説はあるんですけど、
ちょっと個人的に一つ期待を装ているのが、
実はスレッツの運営責任者、開発責任者のもせりさんという方が、
インスタの責任者でもあるんですけども、
この方がスレッツをリリースしたときによく発言されていた発言が非常に興味深くてですね、
スレッツは怒りの感情が少ない会話に興味がある人のための公共の場なんだ、
みたいなことをおっしゃってるんですよね。
当然これはツイッター、特にマスクさんのツイッターがどちらかと対戦型SNSで、
怒りウェルカム、喧嘩ウェルカムみたいな姿勢を取ってるからこその多分ポジショントークだと思われるんですけど、
アルゴリズム上そういう運営方針が反映されてるんだとしたら、
今回の大阪大祭りがスレッツから始まったのは偶然じゃないんじゃないか、
Xからだったらここまで大きくなる前に潰れてたんじゃないかなってちょっと個人的に思うんですよね。
それがその著作権絡みの指摘が今、やっぱりX側で話題になった結果結構大きな議論を呼んでいて、
一部ではもう終了の流れみたいになってるんですけど、
やっぱり個人的にせっかくこういうポジティブなことが起こり、
大阪高さんのように、たぶんご本人も別に擁入してるよってテキストで明記してるわけじゃないんですけど、
微笑む投稿でお祭りを見守っているっていう姿勢を出したっていうのは結構大きいことだと思ってまして、
こういうやっぱりSNS起点のどうでもいいようなことをした話題が取り上げられるっていうのがやっぱり個人的にはSNSのいいところだなと思ってるんで、
最近そういえばこういうのなかったなっていうのをちょっと思いつつ、
やっぱりそれがそのプラットフォームの特性によってこういう違いが生まれてくるのかもしれないなと思うと、
やっぱりXXで当然日本では影響力非常に高いですから、
これでXとスレッツの順位が入れ替わるとは全く思わないんですけど、
やっぱりXのような喧嘩上等でやるのが当然のプラットフォームと、
そうじゃない人でもほのぼのとした投稿を一人でやれるって場所が、
選択肢があるっていうのは改めて大事なことだなっていうのをちょっと感じたので、記事にまとめてみました。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、
エンタメのSNS活用や推し活の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
15:38

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