1. 目からウロコの理科ラジオ #めかラジ
  2. #69 日本の古代染料・紅花の科..
2025-08-09 35:26

#69 日本の古代染料・紅花の科学#科学系ポッドキャストの日

「科学系ポッドキャストの日」に参加しています。

8月の共通テーマは「色」。

ホスト役は「高橋クリスのFA_RADIO:工場自動化ポッドキャスト」さん

https://open.spotify.com/show/6lsWTSSeaOJCGriCS9O8O4?si=ea448384ae414d82

Spotifyプレイリストはこちら

https://open.spotify.com/playlist/3jmTsAGKP6ePNaKPEP0n95?si=wmaFz5SUQGeoOrBpJes5ug

他の番組も聴いてみましょう!


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<ハイライト>

水族館は夏休みに良いよね

べに花油見たことある?

べに花と言えば山形ですが

花弁からの色の抽出方法は化学を使う

口紅用には60貫の花弁が必要!

夏休みの自由研究に灰汁を作ってみないか?


<参照URL>

蒲郡の竹島水族館

https://www.takesuideepsea.com


岐阜県のとある淡水魚水族館

https://aquatotto.com


結晶美術館

https://sites.google.com/site/fluordoublet/ようこそ結晶美術館へ/色彩の博物誌/紅花の紅


京都光華大学短期大学部ライフデザイン科(紅餅を使った染色方法)

https://www.koka.ac.jp/lifedesign/news/8500/


東北メディカル・メガバンク機構(ベニバナの赤色色素カルタミンの生合成の研究)

https://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/45489


藍色の話は54回です

https://open.spotify.com/episode/6p7ylwmGE4ciH6WrtxUzL6?si=w-3lqkMBRyqHq3MyfjbMXw


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【HP】 https://carnelian-jellyfish-c1b.notion.site/e23df6041eaa4bc1bca0e8c497374bf4

【note】https://note.com/tokuo_no_oto

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待ってます〜


#科学系ポッドキャスト

#理系

#めかラジ

#科学系ポッドキャストの日

サマリー

このエピソードでは、紅花に関する科学的な話題が展開されています。紅花の特殊な性質や、日本における栽培の歴史、利用方法が取り上げられています。また、日本の古代染料である紅花の科学的特性や色素抽出の方法が詳しく解説されています。紅花から得られるカルタミンとサフールイエローの二つの色素の違いや、染色過程の複雑さにも触れています。さらに、藍の染色方法やその成長過程についても言及され、染料を作ることの難しさと楽しさが語られています。

水族館の魅力
目からウロコの理科ラジオ 。。。
めからめ!
こんにちは、目からウロコの理科ラジオ、通称めからじおをお送りします。
パーソナリティは、リアルイベント出演してきました、カリウムと
地元の友達と竹島生存館に遊びに行った日の美ひえと
住んでいる街に全米でも人気の生存館がある細胞です。
よろしくお願いします。
このラジオは、オンラインコミュニティ、理系とーくラボの話し好きの3人が
身近にある科学、科学のディジネータ、歴史上の出来事を
科学で読み解いたりする番組です。
ということで、水族館の話なんですね、お二人は。
そうですね。
竹島水族館って愛知県の?
愛知県の釜堀、釜堀でしたっけ、あったりにある小さな水族館ですね。
小さいんだけど、わりと工夫がすごく多くて、手作り感で。
手作り感はすごかったです。
ポップとか紹介文がすごく盛ってて、手作りなんです、完全に。
なんか手書きで書かれてて、すごい面白くて、
その性別、例えばあったのがうつぼに関して、
履歴書作ってみたりとか。
履歴書。
どこから来たのかとか、魚目線のユニークな紹介文じゃないですけど、
自己紹介みたいなの書いてたりとか。
飼育員目線で通知表、小学校の通知表みたいなの作ったりとか。
あとは、魚の名前のところにレア度も書いてあるんですよね、どれくらい珍しいか。
それはたぶんよくあることなんですよ。
もう一つあって、食べましたとすごく美味しいが書いてある。
食べたんだって。
食べたんだこれって、人で食べたって書いてあるの見て、人で食べるんだってなったりとか。
あんまり人で食べるイメージないけどな。
なんなら、どうやって食べたかっていうコーナーもありましたし、
焼いたとか煮たとか。
YouTubeもやってるっぽくて、面白いなって感じですね。
なるほど、そういう見方をするの、なかなか。
そういう見方をしてますし、一番笑ったのは、
ちゃんと思っていいんですよ、美味しそうっていうポップがいくつかあったことですね。
なんならこの後、海鮮系のお店に行きましょう、みたいな、誘導みたいなポップもあって。
すごい正直だなって思いました。
名古屋の水族館、いわしの大水槽があったから、あれ見るとうまそうって思っちゃったりするっていう話があるので。
そうですね。
それを素直に思っていいんだよって、全面に押し出されてました。
あれだよね、魚君っていう魚の解説をたくさんしてくれるタレントさんいらっしゃるじゃないですか、
あれも結構食べる話もするからね。
そうですね、基本的に魚君は全部食べるらしくて、
イセエビを食べきった時は殻を食べきってから口の中が痛かったっていうか、血だらけになったみたいな話を聞いたことがあります。
ソフトシェルとかじゃなくて、普通の。
普通のイセエビだと思います、その話なので。
なかなかイケてるんじゃね?
気も若干するけど。
愛し方としては一ついい方法かなってきます。
サイボーさんは全米で人気があるレベルの水族館があるって話ですね。
そうなんですよ。
なんかベストアクアリウムインアメリカみたいなんで、何回か賞を取ってるらしくて。
で、行くんですよ。年パスを買ったんで行くんですけど、
日本の水族館で、僕とカリウムさん地元が一緒じゃないですか、出身が一緒だからイメージがあると思うんですけど、
結構やっぱり海の生き物がワーっていっぱいいて、すごい優雅な感じの水族館を思い浮かべていただけるかと思うんですけど。
僕中西部なんで内陸なんでほぼ淡水魚なんですよ。
淡水魚の水族館って行ったことあるかないかお二人が分からないんですけど。
あるよ。
行っちゃ悪いんですけど、すごい人気で楽しいところなんですけど、淡水魚って地味じゃないですか。
大型はいないからね。
そうですね。
隠れることに特化してるのか、濁った水と同化しないと逃げられないから、捕食者から。
地味な色をしてるんで、それだけちょっとなんか。
淡水魚かーって思ってしまう。
でもやっぱすごい良いところで内装とかも凝ってて。
淡水魚だけじゃなくて海水魚もいて、そこを最後のスペースでエイに触れるんですよ。
エイに触るのってすごい初めて。
エイに餌やりとかもできるんですよ。
エイに餌あげるときに必ず持つときにグーにして、親指を内側に入れるグーを作ってそこに餌を持つんですよ。
これ何でかっていうと親指食われるからっていう。
あー、やっぱりそうなんだ。
コワッと持って餌やりやって、親指食われて普通に餌をあげることができました。
なるほど。
楽しく水族館行ってます。
うちね、車で10分くらいのところで淡水魚水族館あります。
紅花の特徴
神奈川県の江ノ島水族館、今新江ノ水っていう名前になってるけど、
あそこと同じ経営母体だったかな。
なんで弟分みたいな感じなんですけど。
世界の淡水魚もやってるし、あとは哺乳類系もいたと思う。
水辺で暮らす哺乳類っていう括りで。
あー、それ多分私知ってるところだと思うんですよね。
岐阜県です。
やっぱりそうですよね、岐阜県ですよね。
はい。
あそこいいですよね。
はい。なかなかあそこも綺麗で。
あと交通の便も、車で行くには交通の便がすごくいい。
電車の駅はない。近くにはないんですけど。
ないですね。車だと抜群に。
そう、あの高速道路の、あそこは出口はないよな、確か。
出口ではないですね、確か。
ハイウェイオアシスみたいなところだったかな。
そうですね。
観覧車も近くにあって、っていうのはそういうところにある。
すごい観光に良さそうな。
そうです。地元の人は別に高速道路に乗らなくてもそこには入れるんで、
駐車場が別にあるからね、高速道路用と。
あるんで、ひた道で遊びに行くこともできるし、高速道路を降りて入ることもできる。
そういうところですね。
ちなみに私の話は、これ69回で収録してるんですが、68回と一緒に撮っておりまして、
68回のネタと同じです。リアルイベントに行きましたという話でした。
一応10分くらいの枠もらって、うちの番組の宣伝っぽいのもしてきました。
のつもりですが、どっちかというとリアルイベントに出演した番組が全部で16あるんですけども、
半分くらいは雑談系だったりするんで、
科学系、ポッドキャスト系でいくとそんなに数多くなくて、
まだまだうちは弱小なんで、フォロワー増やしたいなって話をしたら、
フォロワー数そこまで気にしなくてもいいって言われて、
それ応援してるのかどうなんだろうって実感を持ち足して。
数字は数字で、それよりもやっぱりクオリティを上げることかなって思っています。
そこを置いておいて、お二人が水族館の話をされたんで、
夏休みこの時期、一応これ8月中には公開する予定のやつなんで、
予定のやつっていうかこれ一応8月の10日までには公開する予定なので、
皆さん水族館お近くにある方は夏休みの間に、
人多いと思いますけど夏休みなんで、
涼しいし涼しげなものが見れるので、ゆっくり遊びに行くにはちょうどいいところかなと思います。
よろしかったら皆さんも水族館に行ってみましょう。
ということで今回のメカラジもぜひ最後までお楽しみください。
今回は科学系ポッドキャストの日8月に参加する回です。
今回のテーマは色。ホスト役は高橋クリスのFAラジオさんです。
スポティファイにてこの科学系ポッドキャストの日企画に参加される番組のプレイリストが作成されています。
番組の詳細のところにリンクをつけておきますので、他のポッドキャスト番組も聞いてみてください。
面白かったらぜひツイッター、今はXなどでハッシュタグ科学系ポッドキャストの日をつけてご感想を投稿してください。
皆さんのコメントで科学系ポッドキャストを盛り上げていきましょう。
テーマは色ということで今回紅花を取り上げようと思います。
うち今色のシリーズを2回やっているんですけども、今回3回目ということになります。
今回は赤色の話に行くんですけど紅です。
紅花と聞いて思いつくところって言ったらまず紅花油じゃないかななんて思うんですけれども、食用油で。
日清とか味の素で紅花油っていうのを商品で出てます。
普通にお料理の油として使っていただいている場合もありますね。
油?
油。
紅花油っていうが油じゃなくてお湯のお湯に変換されて。
なんだろうみたいな。
食用の油です。
日回りの油とかごま油とかいろいろありますけれども、そのうちの一つで紅花油。
紅花の種を多分絞っているんだと思うんですけれども。
あとはですね布などを染める染料の原料っていうところが一応メインなんでと思うんですよ。
紅花っていうのは紅の花って書くんですね。
夏の風物詩である東北四大祭りの一つの山形花傘祭りっていうのがあるんですけれども、
そこで踊り手たちが持っている杉傘に赤い花飾りがついてまして、あれ山形県の県の花紅花をモチーフにしているそうです。
実際の紅花じゃないですよ。あれ普通に花飾りなんで紙で作ってんだなと思うんですけれども。
ちなみに花傘と紅花は直接関係ありません。
どういうこと?
モチーフは紅花なんだけれども、その花傘を持って踊るというのは別の由来がありまして、紅花の収穫とか紅花とは直接関係がないんですよ。
また別のものから出てきた踊りと歌に紅花のモチーフにした傘を被るっていうのが合体しているのが花傘祭りなんです。
なるほど、そういうことなんですね。
そういうことなんです。
結構じゃあ山形で栽培されていると、他にも栽培されているところとかってあるんですか?
実はあったんですけどもっていう話なんですが、紅花は千葉県、埼玉県、愛知県などで作られてたという記録はあるそうです。
ただ山形が有名になって、紅花といったら山形っていうのがあるんですよね。歴史的に言うと。
それなぜかというとですね、北前船っていう日本海側の港を経由して最終的に京都に物資を運ぶっていうのが江戸時代に流通もとしてありまして、それで山形さんの紅花が結構上方の方で売れたっていう経歴があるんで、山形の紅花だってすごく売れたそうです。
紅花の成長
なるほど。
それが今にも残っている。
はい。ちなみに紅花ってどんなお花かっていうのをご存知でしょうか?
いや、全然。
わかんない?
わかんないです。
紅花って言うんですけど、紅の花って言うんですけど、基本的にはですね、赤くないんです。
へー。
基本的にはあんまり赤くないんですよ、これが。
へー。
先始め真っ黄色なんですよ。で、しばらくするとちょっとずつ赤くなって、4日ぐらい経つと真っ赤になるらしいんです。
ほー。
はい。で、形はどんなのかっていうと、アザミの仲間なんです。アザミはご存知でしょうか?
いやー。
名前だけは姿がちょっとわからないです。
紅花の特徴と収穫
アザミはちょっとネットで調べてみたら、見た目だけはわかっていただけるかなと思うんですけども、花びらの根元のところにガクっていう部分がありますね。葉っぱがちょっと集まった根元の部分のところに。
あのガクの部分とか葉のところとかやたらトゲがあります。
ほー。
だから花びら積むとき、素手で積んだらむちゃくちゃ痛いです。
あーこれかー。この根元の、おーなるほどなるほど。この、何て言えばいいんだ。
花の下の部分のぽっこり膨らんでるところにトゲがあるんですね。
はい。そう、トゲがあるんです。で、葉っぱも先っぽのところすごいトゲがいっぱいあって。
なるほど、そうなんですね。
はい。で、これ先始めは真っ黄色でだんだん赤くなるんですけども、だんだん赤くなって最後赤くなる、めちゃくちゃ赤くなるんですけども、これ赤くなってから取るんじゃダメなんですって。
うーん。
えーと、それは多分ね、トゲがもっと固くなってむちゃくちゃ痛いからだと思います。
あー。
あと劣化も悪くなるっていう、劣化がもうひどくなるからってことらしくって、咲いてすぐぐらいのやつを採取しないといけないっていう。
ほー。
うーん、なかなかハードなお花だったりします。で、その花びらから色を取るという、まあそういう植物です。
色素の抽出方法
はい。で、紅花の色の抽出方法は実は酸性とアルカリ性を使っております。
うん。
というところが私はこれ面白いなと思って紅花の題材に選んだんですけど、紅花は赤くない、最初は。
で、まあ咲き始めから色をすると若干赤くなるぐらい。で、花びらを揉むと赤色に発色するそうです。黄色だったんですけど。
うん。
えー、で、この黄色と赤って二つの色を持っているお花なんですが、これそれぞれ成分が違いまして、黄色の色っていうのは水に溶けることができるサフールイエローという、
もしくはサフラワイエローというのも言ったりするらしいんですけども、そういう色相の名前だそうです。
で、赤色の方は弱アルカリの水じゃないと溶けないカルタミンという色相の名前だそうです。
カルタミン。
カルタミン、はい。
放射性物質の名前に似ているような。
クミンかな。
味の素。
クミン、クミンか。
味の素。
味の素、グルタミンさん。
グルタミンさんのグル。
グルタミンね、なるほどね。
ちなみにカルタミンっていうのは、ベニバナの学名から取った名前だそうです。
学名がカルタなんとかっていうのから来てるらしいんですけど。
ベニバナ特有の色相?
そっから多分、特有なのかもしくはそこから研究が始まっているのかもしれない。カルタミンの色について。
取っ掛かりの色だったのかな。
ちなみにサフール、イエローのサフールとかサフラワーっていうのは、これベニバナの英語読みだそうですね。
英語がサフラワーっていう。
はい。
ちなみにサフラワー油っていうふうに書くと、サンフラワー油と間違えられるからあんまりよろしくないっていう。
さっきの食用油のラベルの話になるんですけど。
サンフラワーだとヒマワリですね。
ああ、ヒマワリ、サンフラワー。
サンフラワー油とサフラワー油になっちゃうとちょっとめんどくさいんでっていうのがあるんで、だいたいベニバナ油っていうふうに書いてるようですね。
さっきその弱アルカリの水じゃないとカルタミンっていう赤い色が出ないという話だったんですけども。
弱アルカリの水、例えば昔だったらどういう弱アルカリの水を作りましたかっていうと。
藁とかを焼いた灰を水に溶かすとアクができますね。
こうやって、主成分が炭酸カリウムなんですけども、そうやって作った弱アルカリの水の中に溶かすという方法をやって、このカルタミンを抽出するという方法を使うそうです。
アルカリの成分を。
昔からアルカリは植物の灰を主に使われているので。
なんですけども、これあれなんですね。
ベニバナの中の90%以上は黄色の色素だそうです。
赤の色素少ししかないんですって。
なんでまずこの花びらを取ってきたら水でめちゃくちゃ洗って黄色をほとんど落とすという作業が必要。
その作業してる間は赤は落ちないんですよ、弱アルカリじゃないから。
赤だけは残る。
それで今度赤尾の色素を弱アルカリの水の方で溶かして。
ただそれで取ったやつっていうのはまだカルタミンがアルカリ性のままなんで、そうすると染色にはできない。
染色することはできないんです、アルカリ性のままだと。
なんでこれを酸性の水を加えることによって中和して、ようやく染色に回すことができるという。
まず弱アルカリで出してから酸性で中和して、今度はそれを染色にするという話をやって。
この酸性水っていうのは梅酢とか米酢などの昔はそういうので使って、今だったらクエン酸とか。
クエン酸は梅酢の主成分ですかね。
なんでそういうので中和します。
それで布を染めていくと。
綺麗な赤色とかピンク色ができるんですけど、この赤色ってすごく弱点が多くてですね。
熱とか洗剤とか光とかだと結構分解しちゃって、色があせちゃいますっていう。
光は致命的じゃないですか。
そう、そうじゃなくてもね、今もそうだけど別にカルタミンに限った話じゃないと思う。
赤色のものって結構光に弱いよねっていう。
標識、看板、道路標識みたいなやつとかって。
注射禁止って赤色と青色で書かれてるじゃないですか。
赤の部分だけなんかちょっと薄くなっちゃって青が残ってるっていうのができたりするんですよね。
赤って弱いんだよね。
他の赤色の成分なんかも知れないんですけれども。
光弱いし熱も弱いからあんまし、例えば洗濯して外干しとかそういうの無理よねっていう。
あとは洗剤も弱い。だって洗剤って基本アルカリじゃないですか。
溶け出しちゃうんでしょうね。
溶けちゃうんですよ。
悲しい。
なんでせっかくその紅花で染めた布って洗ったりすることがあんましできないっていう。
なかなかめんどくさい感じはしますね。
そうですね。紅花からそもそも10%しか取れないのに取って染めたら持ちやすいっていう。
10%もないんですよ。多分数パーセント。数パーセント。
なぜ紅花なのかって。なぜ木花じゃないのかっていう。
一応赤くなるからなんですかね。
蜜が立てば赤くなるから。
黄色いうちに取らないとダメだっていう風にどうしても紅花の紅を取りたかったっていう古代の人たちの苦労が分かりますよね。
この赤をなんとかして手に入れられないかっていう。
この赤をすごく集めて、たとえば口紅の紅とかもこれで作られてる。
ただし化粧に使うだけの量を取るのに紅花が60貫必要だったっていう話を呼びました。
60貫って何キロなんだろうっていう。
1貫何キロって。
1貫。
直感的に貫って聞くとお寿司の貫になっちゃうので絶対違うよなってなって何キロだろう。
調べましょう。
調べましょう。ちょっと重さまで調べられなかったんでその時は。でも感じ同じじゃないかな。
同じそうですよね。
1貫は3.75キログラムって書いてありますね。
キログラム?
計算できるところで計算したところ60貫の重さなんと225キログラム。
225キログラムの花びらか。
花びらって軽いからね、それで重さを稼ごうと思ったら本当に山ほど飛んだいとダメっていう感じがしますね。
どのくらいの花畑が必要なんでしょうね。
だからその紅葉の採取する人たちっていうのは普通の農家の娘さんだったりするんで、娘さんが一生懸命採ってもそこからできた紅を口に引くことは一生ないっていうような話とか。
紅葉の赤さは娘さんたちの摘んだ手の怪我の血であっていう話とかさ、あったりするそうですよ記録としては。
そのぐらい大変だったっていう意味だと思うんですけどもちろん言いたかったと思いますけどね。
これ最初に洗って取り出した黄色って使われてたりしないんですか?そのまま垂れ流し?
基本的にはそうなんだけど確か。一応何かね、ちょっと合成の過程を得ると色素として使えるようになるらしいんですけども。
基本的には洗って流すだけっていう。全部してるっていうことらしいですね。
水に溶け出しちゃうと何も染められないですもんね。
多分それも何かしらやるんだと思うんだけど過程を。
ちなみに今その染め方については、まず黄色は洗って赤を残して赤を今度はアクで取って酸性で戻してとか言ってたんだけど、これでもまだ黄色が若干残っているので
植物の繊維で一回そいつを染めてまた落として今度はシルク製のやつに染めるってやると赤が純粋に取れるっていう話が載ってました。
なんかね、植物製と動物製で染まり方が黄色と赤だと違うんですって。
だからその過程をやると純粋な赤が取れるようになるっていう話もあったりして、うわめんどくせーっていうところはちょっとありますね。
ケミストリーやってる人はきっと好きなんでしょうね。そういうのが。あれやこれやして目的のものを取ってくるとか好きそうですけどね。
そういう過程を変化をやっていくっていうのを見るのが面白いというのはもちろんありますね。色水の変化なんて言うとね、科学の第一歩って感じがするじゃないですか。
そうですね。それこそ色素、近代科学で一気に発展したところですからね、合成できるようになって花畑がどんどんなくなっていくっていうのが面白い歴史だったりしますね。
紅花の歴史と生産
じゃあ最後ちょびっとだけ歴史の話をしたいと思うんですけども、ベニマンの歴史、日本に伝わったのは3世紀頃という記述があるようです。結構古いですよね。
3世紀ってことは200何年ぐらいの話なんで。山形県の方に伝わったのは室町時代だということらしくて、ずいぶん時間が経ってる。
別に山形に伝わったのが山形の気候が良かったって話じゃなかったっていうのは最初の方にお話したんですけども、太平洋側でも作っているところはあったから。
江戸時代には先ほどその時に話しました、北米船という物流があったからずいぶん山形さんのベニマナはよく売れたんですけども、明治時代輸入が増えました、外国から。
今でも中国産のベニマナが結構やってて、日本のベニマナは採集した後に綿毛とか余分なものを全部取り払ってそれから作業するらしいんですけど、
中国産とかだとざっくりそういうところをあまり選別しないでやるらしいって話もちょっとありましたね。
で、輸入が増えたんで、ちょっとそれにだんだん押されるようになってきて、それであと致命的だったのが、太平洋戦争中は食料の優先政策のためにベニマナの生産というのが一旦途絶えてしまいましたということのようです。
これは前に愛の話をした時と同じ状況がベニマナでも起こってたっていう。
なので戦後、今また山形でも作っているんですけど、そこを一回止めちゃったやつをもう一回復活させるのはなかなか大変でしてね。
生産しなくなった畑をもう一回使えるようにするとか、あとは種からまた作るわけですけど、種も採集して何でも放っておくと発芽率って悪くなっちゃうから。
あと一番大事なのはやっぱり生成する過程を技術継承できるかっていう話が結構大変だったようで、
今本当に、あと一番大事なのは、そんだけ手間のかかって作ったものが売れるかっていう話ですよね。
ペイできなければやっぱり作れませんので。
っていうのがあって、今は本当に伝統産業として細々とやっているっていう感じのようです。
ただその山形さんの紅花から作った紅餅っていうのを使って実際に染めてみましたというのがネットで調べたら出てきました。
京都工科大学の短期大学部ライフデザイン科っていうところで紅花を使った染色方法を写真と文章で説明したページがありましたので、
よかったらリンクつけておきますのでご覧ください。
あと今回話した内容っていうのは結晶美術館っていうウェブ上のサイトで、
色の化学的な話とか構造も結構面白くてですね、説明できませんけれども。
今私も見てるんですけどこれ面白いっていうか、
サフィールイエローが2つ集まるとカルタミになるみたいな構造になってますね。
そう、だからそれ何とかやれば作れるんですけれども、ちょっとそこがなかなか大変だっていう話だったと思います。
最初は黄色でその後赤になるんだから黄色が何かしら変化して赤になるって考えるのが考え方ですよね。
なので研究者がいろいろカルタミンを研究して構造を決定したり、今度はカルタミンをどうやって合成しているのかっていうのを研究して解明したっていうような話もウェブ上には載ってたりして、東北大学だったかな。
なんかそういう話がちょっと出てきたんで、これ調べてみるとそれこそ自由研究のネタにならないかなって気は若干します。
なりますね、なりますけど小学生にはちょっと難しいところがありますね。
中学生いけるかな?
いやいや、小学生でいけるんじゃないですか。だってアルカリ性とかやったの小学生ですもんね。アルカリ性酸性とかやったのっていけんじゃないですか。
そんなに難しい材料は使ってないわけで、灰のアルカリ性の水作るとか梅酢とか米酢入れるって話自体はそんなに難しい、強い酸アルカリ使ってるわけでもないので。
ベイキングソーダと米酢でいけますもんね、きっと。
いやそうですね、構造を見てから構造に頭取られて、いやこれ無理だよなって思ってたんですけど、構造に手を突っ込まなければ全然小学生でもできますね。
もちろんもちろん。ただ6週間は集めなくてもいいけど相当大変な労働にはなるでしょうね、小学生にとってもね。
まあそれよりは多分藍の方がやりやすいかなって気がする。
藍の話は何回か前にやりましたけれども、藍は成長が早いので、夏は台風が来る前とかに収穫すればいいっていうのは植物だったらしいから、春のうちに植えて。
でそこから染めてくるのも多分、草をそのまま生で潰してその汁を絞れば染まるっていう話だったりするんで、そっちの方が楽かなって気は若干しますけども。
まあ、人にお勧めする前に自分でやってみろって気はするんですけど、まず灰を作ってそれを水に溶かしてちゃんとアルカリの水になったかっていうのをやるのをやってみたいっていうのはずっと思っている。
できればそれで石鹸作りたいと思っている。
アルカリと油を、アルカリの水と油で加熱してグリグリやると石鹸できるっていうのを前に、多分ここでも取り上げたような気がするんだけども。
やってみたいなと思ってるんですけど、多分その夏休みって時間はあるけれども、クソ暑いのでお外で火を使って灰を作るっていうのがもう苦痛。
しかも野焼きってダメなんじゃないでしたっけ?今灰を作るための。野焼きじゃなくてもいいのか、別に何か許可を取って焼けばいいのか。
トイレットペーパーの芯じゃないや。トイレットペーパーの芯ではちょっと少なすぎるんだけども、木の枝なり紙の芯、ラップとかアルミホイルとかの芯って結構硬いじゃないですか。
あとかまぼこの板とか、あの辺燃やしたらそれなりにアルカリの作れる灰が手に入るかなっていうのはずっと思ってます。思ってるばっかりです。一応道具は用意してあるんだけども。
この番組ではあなたのお便りを募集しています。
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番組の感想や日常についてのお便り、これどう思いますか?などの普通のお便りもお待ちしています。お気軽に投稿してください。
ということで、今回のメカラジはここまでです。お聴きくださりありがとうございました。
藍の染色と研究
お相手はリケートオークラボラジオ部、メカラジのひのえひえと、
サイボウと、
カリウムでした。
さよなら。
次回もお楽しみに。
35:26

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