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2025-09-18 17:08

#94 5つの「KPI」が、コミュニティの客観的な評価方法|ゲスト: 河原あずささん

【今月のゲスト】

コミュニティ・アクセラレーター 河原あずささん

【今回のトークテーマ】

・5つの「KPI」が、コミュニティの客観的な評価方法

・「7:2:1」の法則が、上司に求められる部下との対話のカギ


東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。

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サマリー

河原あずささんをゲストに迎え、コミュニティの本質や立ち上げ時のポイント、KPIの重要性について深掘りするエピソードです。特に、コミュニティの相互作用や成長のための具体的なKPI設定方法についての洞察が紹介されます。また、コミュニティづくりにおいては、心理的安全性とエモーショナルインテリジェンス(EQ)の重要性が語られています。さらに、部下と上司の効果的なコミュニケーション方法や、相互理解を深めるためのアプローチについても触れられています。

コミュニティの本質
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT-東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。今月のゲストは、コミュニティアクセラレーターの河原あずささんです。今回は、河原さんの教長、コミュニティづくりの教科書に沿ってお話を伺っていこうと思います。河原さん、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
さて、コミュニティづくりって言うんですけど、そもそもコミュニティというもの、それを河原さんどういう風に捉えておられるんでしょうか。
はい、本の中でも書いてあるんですけど、コミュニティってなんとなく人の集まりっていうイメージを皆さん共通して持たれると思うんです。
けど、ただ人が集まっているだけでコミュニティかというと、そうではないということを皆さん理解されていると思います。
ただの集まりとコミュニティの違いって何なのかというと、例えばコンサート会場とか、あと、小篠さんの好きな野球とかスタジアムのイメージで捉えると分かりやすいんですけど、
人が集まっているという点では東京ドームもコミュニティも一緒なんですけど、東京ドーム、例えば巨人戦とかやってます。試合やってます。
で、そこにコンテンツがある。で、それを応援する人たちがいる。コンテンツを発信する側と受信する側が分かれている状態になっている。
これはある種の興行的な状態ですよね。そういう状態になります。
で、ファンのコミュニティとかは中細かく見るとあったりはするけれども、基本的には東京ドームでの試合をコミュニティとは捉えないと思うんです。
これはコミュニティとの違いを捉えるので分かりやすくて、コミュニティってどういう状態かって言ったら、全員一人一人が相互に送信し受信し合っている状態というところがまず言えます。
つまり相互作用が起きている状態で、学校の教室とかに例えると全員が生徒であり全員が先生になっている状態とも言えるわけです。
だから興行的な教室とかだと先生がいて生徒がいてはっきり分かれて発信と受信が分担している状態。
けれどもコミュニティというのは全員が受信するときもあれば発信するときもある。
そこが相互に起きながらお互いに学び合っている状態だったりお互いに価値を作り合っている状態。
こういった状態が起きている集団のことをコミュニティというふうに定義しています。
KPIの重要性
そうすると今お話を伺っても結構立ち上げって考えると大変かなって思っちゃう人もいるかもしれないんですが
どうですか?最初まずこうやっていくポイントとなる考え方ってありますか?
難しいと思う感覚もすっごい分かるんですが、ただですね難しすぎずやる方法というのがあって
何かというと人数が少なくていいんですよ。
だから3人とかで極論いいんです。それぐらいの人数を集めてまずお話しするところから始める。
これも立派な実はコミュニティの立ち上げなんですよね。
こういうことについて取り上げたいみたいな共通の関心テーマがあるときに
その関心テーマに沿って3人以上の人たちが話し合うみたいな状態が生まれると
そこにいわゆるネットワークと呼ばれる情報の行き来というのが生まれていきます。
それがだんだんちょっとずつ大きくなってくるとコミュニティとして成長していくということになるわけですね。
最初は3人でもそこでお友達を呼んでくれば倍の6人になって
もうちょっとお友達呼んだら20人になってみたいな感じでちょっとずつ大きくなってくるので
まずちっちゃいところから始める。
3人で特定テーマについてランチするとか飲み会するだったら誰でもできるじゃないですか。
そういうところから始めましょうって話してますね。
なるほどね。それと本の中にあるコミュニティの客観的な方法でKPIを使って
KPIってなかなか厄介というか
そうですよね。
役所なんかでやるとそんなKPIしょうがないだろうみたいなことがあるんですけど
これを有効に使っていこうということなんですね。ちょっと教えていただけますか。
実はコミュニティ作りの教科書という本は企業の中でコミュニティを作る人向けに書かれた本なんです。
そんな中で実はこのKPIの章一番評判良くて
なぜなら皆さん中の会社の上司とかに対してコミュニティ活動の価値を伝えるということにめちゃくちゃ苦労してたんですよ。
そういう中で初めて言語化してくれたという声がたくさん集まりました。
どういうことを本の中で言ってるかって言ったら
まず言ってたのが売り上げとかといわゆるつなげるようなKPI設計
これ本の中で営業KPIと呼んでるんですけど
そこをいきなり設定しないようにしてくださいっていうのを言ってるんです。
なるほど何等を売りましょうとか
そうそう売り上げに貢献するとか
何億円の売り上げに立てましょうとか
それやろうとするとまず売り上げを立てるっていろんな不確定要素でやっぱり成立しているから
そこの業績の上下みたいなものに煽りを食いやすいっていうのがまずあると
あとはそういう目に見えやすい数字みたいなところを打ち立てると
例えばイベントの集客人数とかイベントの回数とか
そういう目先の数字を作ることにコミュニティ作りの方向性向きやすくなっちゃうんで
これをやめましょうっていう話をまずしてます。
自分たちを首絞めるよって話してて
そうじゃなくてじゃあどういうことをKPIにしたらいいかって言ったら
こういういいことがちょっとずつ起きてるんですっていう証拠としての数字を積み上げていきましょうっていう話を端的に言うとしてるんですね。
例えばSNSでいっぱい言及してくれる人が増えてきましたっていうパターン
これブランディングKPIって言うんですけどこういう感じで
例えばポタージュって会社ですけど
ポタージュっていう会社の存在を自分から話してくれる人たちが100人いますよみたいな
そういう伝え方をしていくんですね。
そうすると100っていう数字は小さいかもしれないけれども
自分から発信してくれるっていうことの価値はでかいから
まずそういう感じで0から100を作りましたって報告していきましょうとか
あとは自分たちの活動を支援してくれる人たちの数
例えば今回コシノさんと仲良くなって
コシノさんがポタージュのことをすごく応援してくれるようになりましたって言ったら
社内にキタクの商工会の会長が応援してくれるって言ってるんですっていう風に言えるじゃないですか
そうするとインパクトが出てくる
こんな感じでこんなにいい兆しが生まれてきてるんですよっていうのを
ある程度の根拠を持ってレポートしていきましょうっていうことを本の中で言ってるんですね
あとは中にいる人たちがこんなに自分たちのこと好きだって言ってくれますよ
おいお茶のコミュニティやってましたけどおいお茶のことこんなに好きだって言ってくれますよ
でもこの活動の外の人たちはこれぐらいのパーセンテージしかいないです
ここの活動してる人たちはこんなに高いです
どうですか効果あるでしょ
そんな感じで手を返してなおかゆコミュニティの価値を伝えていきましょうっていうことを
本の中で伝えてるんですよね
新しい企画の創造
かなり感性的というか
そういうものをどこまで言語化したり
どこまでそれに数値をくっつけるかっていう風にする
往々にしてこれ機能でも役所でもそうなんだけど
数字の出やすいものを拾ってきてそれに理屈をつけちゃうみたいな
そういう偽KPIが多いんだけど
そうじゃなくてあくまでも大切な部分を絞り込んでやっていこうということを
それを組み合わせていくということを提案されているということなんですね
なるほど
さらに面白い企画を生み出すときに重要な方程式があるということなんですが
ちょっとそれを教えていただけます
もしイベントとか場作りやってる方いたらとっておきの方程式がありますので
お話ししたいと思うんですが
3つあるんですよ
掛け算 足し算 組む この3つ
まず掛け算から言うと
違うジャンルのものを掛け算するということですね
例えば僕がやったコミュニティイベントだと
プレゼンテーションバトルというイベントをやったんです
企業のプレゼンテーションですね
あるお題をその場でプレゼンテーション得意な人に与えて
その場で即興でプレゼンテーション作ってもらって
1対1でバトルして投票で勝者決めるんです
フリースタイルバトルというラップのバトルの文化があって
プレゼンテーションとラップのフリースタイルバトルの掛け合わせで作った
そういったたてつきなんですけど
これがかなり反響ありました
こんな感じでやっぱり違うジャンルの要素を掛け合わせることによって
新しい企画を生み出すと
それぞれのキーワードってなんとなくみんな知ってるんですよね
プレゼンテーションはあのプレゼンテーションだと
フリースタイルラップって見たことある人がいたら
フリースタイルダンジョンって番組に行ったらあの感じかと
それが掛け合わさったイメージどんなだろうって
みんな興味湧きますよね
そういう感じで企画を立てていくとすごく引きが強くなる
カツカレーだね
カツカレーまさに
カツとカレー僕混ぜて食べるの大好きなんですけど
これね実はその発想って僕受け売りなんですけど
渋沢栄一さんの
ヤシャ語の渋沢健さんっていう人が
渋沢栄一さんの功績を語るときにね
そういう違うものを組み合わせたので
つまり論語とソロ版
つまり論語かソロ版じゃなくて
とという&またはwithで結びつけたっていうのが
渋沢栄一の偉いところなんだということをおっしゃってて
実はそれって
しゅんぺーたーなんかが言ってる新結合っていうね
ああいうことにもつながっていく話だし
これって本当に新しい企画とか面白い企画を作っていく
もしくは新商品を作っていくときにすごく大事な要素
それをまさにここで語られているということですかね
渋沢さんもねもう公認のアイディア作り
もうたくまずしてやっぱり心理を追求していくとそうなる
心理的安全性とEQの重要性
渋沢さんがっていうよりも
河原さんと渋沢さんが並列するという感じがしますよね
さてさらに印象に残った言葉でですね
これやっぱり時代だなと思うんだけど
心理的安全性のある組織づくりという言葉があるんですけども
これはどういうことでしょうか
最近僕が取り組んでいるテーマで
感情知性EQというものがあるんです
EQって2000年代ぐらいに一回ブームになって
一旦ちょっと沈下してまた最近ブームになってみたいな感じなんですけど
いわゆる知能指数がIQ
それに対して心の知能指数とかというふうに呼ばれるんですね
要するに自分や他者の感情の捉え方 捉える力
そして捉えた結果行動を実践する力
あとは他者との関係を結ぶ力
それを総合的に合わせてEQというふうに呼んでいるんです
EQというものを組織の中で大事にしていくことによって
お互いがお互いのことを尊重し合える組織を作りましょう
というのに今取り組んでいるんです
それがまさに心理的安全性のある組織づくりということで
平たく言うと自分勝手に動かないというか
相手のこともちゃんと尊重する
さっき自立ってキーワードありましたけど
自立して自分の武器を発揮するのも大事
それでも大事なのは武器を活かし合うことだから
お互いのことをより知りお互いの価値を認め
組織と共通のゴールに向かって
活発に議論などもしながら前に進んでいきましょう
そういった組織づくりというのを
コミュニティづくりのエッセンスとかEQにまつわる
そういったさまざまなエッセンスみたいなところを投入して
今まさに伴奏しているというそんな感じなんです
効果的なコミュニケーション方法
バックボーンとしての仕組みとしての
実際に振る舞いとか
そういうこともすごく
例えば僕が若い人と話をするといったときに
普通に話していても
もしかしたら心理的安全性を阻害されるように
思うかもしれない
例えばどういう話し方をしたらいいとか
そういうことも多分あると思います
それはどうですか
とにかく特に上司部下の関係性とかで
7対2対1の法則を伝えています
7は聞く
2は質問する
1はフィードバック
ほぼほぼの上司の方が
1聞いて9フィードバックしてるんですよ
これを直しましょうって話してます
要するに話聞いてほしいんですよ
自分が何を考えててどういうことを大事にしていて
それを聞いてほしいのに
上司の方が遮断をして
自分ばっか喋ってしまう状態が生まれがちなんですよね
結局それが昭和な価値観のままの話とかだと
みんなうんざりしちゃってやめてしまうとか
エンゲージメントと呼ばれる組織に対する
忠誠心みたいなものが落ちていく
そんな状態が生まれるわけです
とにかく聞いてください
そして相手の本音を引き出すような質問を
全力で考えて相手に提供してください
そこをまずお伝えしている感じです
なるほどね
この放送を通じて
10数名の私どもの社員に
心からお詫びをしたいというふうに思います
ただそうは言ってもすぐ反応しちゃうと
逆に部下の側も結果を求めてくる
もちろん悩んだりすれば聞いてもらいたい
ということはあると思うんだけど
早く決めてくださいよみたいな
結論だけを求めてくるみたいなことは結構あるじゃない
今上司の側にそういうアドバイス
一方でもって部下という立場
もしくは現場に近い人たちの立場に対して
どういうアドバイスがありますか
まずはそこの場に対して求めるゴールは何なのか
というのを最初に提示することが大事だと思っていて
結論が欲しいのか話を聞いて欲しいのか
そこはお互いに定義した上で臨みましょう
みたいな話がよくします
簡単に言うとアジェンダ決めましょうということでもあるんですけど
それを握らないままやってしまうと
アドバイス求めてないのにアドバイスされる状態とか
ただ話を聞いて欲しいだけなのにとか
その逆にちゃんともっともっと対話の時間が欲しいのに
そうならないみたいな状態が生まれたりとか
そういうミスマッチみたいなものが起きてくるわけですよね
お互いにSバーじゃないからそこをちゃんと伝えましょう
って話してるんですよね
そうするとまずミスマッチって減るし
なおかつ最近結論を急ぐみたいな傾向って
世の中全体増してると思うんです
最近チャットGPT僕よく使うんですけど
GPT-5って出て
GPT-5さんめっちゃ頭いいからすぐに結論出してくるんですよね
けど僕それ見た時にすごい違和感で
その前のモデルのGPT-4ってやつはじっくり答え返してくれたんですよ
で僕の個人の感覚ではGPT-5の方が
より確からしい答えは確かに出してる
ちょっと正論ぶっさしてくるみたいな感じ
なるほどね
考えてねえだろお前あんまりみたいな
でもGPT-4は一緒に考えてくれる感が
もったりしてる分出てくるし
そこから出てきた答えがGPT-5よりも
ちょっと流度落ちるものかもしれないけど
納得感が全然違うんです
だからこそ一緒に考える姿勢みたいなところを
お互いに出していくっていうことをやらないと
腹落ちある結論っていうのは結局見出せないんじゃないかって僕思って
そう思いますよ
それから例えば社長室に入ってくるときに
こちらは彼らが今言ったどういうミッションで来てるのか
わからないわけです
そうすると例えばパンパンと事実関係で確認して
いいんじゃないって言えるのか
話を聞いてもらいたいんだとしたら
こちらも悪いけど準備があるし
そうなんですよ
っていうのがあるからやっぱりその辺
ちゃんとはっきりしないとなかなかコミュニケーションがうまくいかないですよね
だからやっぱり夫婦間とかもそうなんですけど
お互いの求めているものをちゃんとシェアした上で
コミュニケーションを取らないと
それは掛け違えますよねっていう話で
ちゃんとそこは握った上で
コミュニケーションを取っていくっていうところが
すごく大事だというふうに思います
この話は伺ってて尽きないんですけれども
そろそろ時間が参りましたので
また次回よろしくお願いいたします
よろしくお願いいたします
17:08

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