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2024-06-14 17:46

EP012 『ピープルウェア』Part4

今回は『ピープルウェア』の第5部「肥沃な土壌」を読んだ感想を話しました。


## 取り上げた本

⁠『ピープルウェア』⁠ トム・デマルコ、ティモシー・リスター 日経BP 2013年


## shownote

https://gennei.notion.site/EP012-PART4-08cd593b0b2f40c7876af8a2b95ece24?pvs=4

サマリー

第5部は企業文化をテーマにした章であり、機動文化や会議のオープンスペースについても触れられています。ミーティングの目的を確認し、事前に準備をすることが重要です。ゴールに早くたどり着くためには、時間を有効に使うことが必要です。

企業文化の重要性
きんじょうひでき
第5部はどんな部でした?
げんえい
これは、プロジェクトとかチームは、もっと大きい組織が大体コンテキストの中に存在するので、このコンテキストを企業文化と言いますよと。
そういう企業文化が良くないと、各々のチームやプロジェクトっていうことは、うまくいかない可能性があるよと。
というふうな章を読みました。タイトルがそういうことを言おうとしているのかなと思いました。
自分は企業文化みたいな話になった時に、パッと最初に思い浮かんだのが、企業文化をデザインするっていう本があって、さっきの卓球台を置く話じゃないですけど。
会社の財務指標とかに出てくるもの以外にも、どういうカルチャーを持っている会社で、どういう人たちがそのカルチャーを享受しながらなのか、
享受するって言い方がいいのかわからないですけど、どういう土壌の中にいて会社が大きくなっていってるのかみたいなのを教えてくれるような本で、
ARBのオフィスに行って、世界中を旅して泊まるようなことを会社の、そもそもオフィスとしてそういうようなデザインをしてたりとかしますよ、みたいな話があったりとか。
この本はすごく現代的だなって思いながら、たぶん現代において会社を大きくした時に、一貫性というか、全員のミッションビジョンバリューみたいなものとか、
そのミッションビジョンバリューの限界に含まれているようなものっていうものをどうやって設計するんですか、みたいなことをしゃべってる本だったりとかしますね。
きんじょうひでき
僕今この本を見てみてびっくりしたのが、2023年6月に購入って書いてあったんで、持ってますね、たぶん。
げんえい
発売してすぐですね、しかも。
きんじょうひでき
たぶん予約で買ったんでしょうね。
そうですね、あと機動文化の方はいろいろ出続けてますよね、どの時代も。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
原点になっているのが江戸川社員の機動文化かなと思っていて、それももちろん積んであるんですけど、ずっと手を変え品を変えじゃないですけど、
いろんな人が言語化を試みてるけどやっぱり難しいし、それがどんなものなのかっていうのを語るのも難しければ、それがどういう影響を与えるのか、どんなパワーを持つのかっていうのも難しいし、
まさにそれを意図的に作り出しましょう、実装しましょうっていう方法論みたいなのはマジでもう答えがありませんみたいな話なんだろうなっていう、
なんか非常に難しそうだけど間違いなく魅力は感じる単語ですよね。
そうですね。
で、今ゲインさんの話聞きながら、第5部確かに全体的にそういう話なんだろうな。
価値を生み出す活動とか仕組みとかっていうのが枝とか幹の部分だとしたら、それの根っこにあるのが機動文化とかそういう話なんだろうなっていう気が。
げんえい
そうだと思いますね、まさに。
きんじょうひでき
第5部はそんな部だなっていうのを今ちょっと聞きながら思いましたけど、冒頭何回前の話になってるかわかんないですけど、
ゲインさんが言ってたような、終盤に向かっていくにつれてこの本がだんだんと大きい話になっていく、資座の高い話になっていってますよね。
げんえい
そうですね。
一つのいいチームを生んだだけじゃやっぱダメだし、企業としてはそういうチームがいっぱいできるなのか、プロジェクトがうまくいくなのかわかんないですけど、
そういうためには1個のチームにフルペットしてもダメだから、会社としてどうしますかみたいなところをどうしても話しとかないと、ちょっとうまくいっただけにしかならないっていうことなのかなって思ったりとか。
きんじょうひでき
そうですね。僕がこの部で言うと、第30章リスクとダンスをっていう中、どっかで聞き覚えのある響きを感じながら読んでみると、
げんえい
リスクマネジメントなしでリスクを引き受けることと野心的なことは何もできなくなるようなリスク嫌いであるみたいな。
機動文化とその意義
きんじょうひでき
そうですね。
そういうのを問題視している、批判しているのが熊本ワルツオっていう本ですよっていう。
著者本人にまとめさせるとこんなにすっきり簡潔に要約されるんだって思って、なんか別の感動を覚えたんですけど。
みたいなそういう小ネタもありつつですけど、一番面白いなーって思ったのが、ゲインさんもメモってくれてますけど、31章の会議のところですかね。
げんえい
会議一人ごと対話って書いてありますね、31章。
きんじょうひでき
会議一人ごと対話。健全な会議とか意味のある会議、意味のない会議みたいな話が書かれていて。
げんえい
会議ってのはね、今でも我々は会議やってますからね。昔からあり今もやってるもので変わらず。
ちょっと面白いなと思ったのが、217ページとか3半なのでちゃんとアップデートされていて、つまんない会議はインボックスに溜まったメールの構図を処理したり、
Facebookのページをちょっと覗き見したりって書いてあって、なんかすごいこのどうでもよさそうなところがアップデートされてるのちょっと笑っちゃいました。
きんじょうひでき
ちゃんとね、SNSとかFacebookとか書かれてるんですよね。
げんえい
そこは別にメールでボックスでよかったんじゃない?みたいな。
きんじょうひでき
全体的に組織をいかに生き生きさせるか、そこにいる人をどうやってモチベーションを持って仕事、ビジネスに取り組んでもらうかみたいなテーマを扱った本がこのPeople Airっていう1冊だと思っていて、
そこの中で会議どうします?みたいなことに触れてる章が31章だと。
オープンスペースのネットワーキングみたいな書いてあって、これはオープンスペーステクノロジー的なニュアンスのオープンスペース、
要するにアジェンダが決まって参加者、アテンディも決まっていて、そこに集まった人が事前投与されたゴールの決まった話をしましょうみたいな話じゃなくて、
なんか話そうぜって言って集められたり、もしくはそれすらなく集まってきたカンファレンス廊下みたいな表現とかもありますけど、
なんとなく集まってきた人たちがこういうのに興味があっていいみたいな指を切って、
それ僕も話したいっすみたいな感じでバーっと1個の話題で盛り上がっていくみたいなそういうクリエイティブなミーティングっていうニュアンスで、
これオープンスペースっていう風に書いてあると思うんですけど、これをフレームワーク化したというかワークショップ形式にしたのがオープンスペーステクノロジーっていう風になってると思うんですが、
そうですね。
OSTとかって呼ばれたり。
げんえい
RSGTに行くと3日間ある中の3日目とかはまさにOSTでテーブルが10卓とか15卓できて、そこに話したいとこに行ってみんなで話し合うっていう。
きんじょうひでき
あれ面白いですよね。会議室というかホールで収まらなくなって気づいたらロッカーにも出現してたりとか。
げんえい
そういうここは自由に使っていい場所なんだって人たちが、みんなが認識すると結構やっぱり生き生きとしますよね。
ここは自分たちで工夫をして楽しい場所にしていいんだみたいな。
主催者がいて絶対誰かはこのテーブルに行ってここで話をしてくださいではないっていうところがやっぱり結構キーだなって思ったりとかしますね。
しかもね、RSGTに来る人たちはファシリテーション上手だったりとかね。
そういう場の設計が上手な人たちが多いから。
会議のオープンスペース化
きんじょうひでき
ファシリテーション上手な人が参加者側にもいるから、なんか非常に。
RSGTのDay3が毎回OSTですけど、あれはめちゃくちゃいいですね。
あれだけでチケットを丸々。
チケット代高いんですけど、あの3日目。
イノートとOSTがある1日だけでも十分にペイするなっていう気が。
会社でOSTやりたいなって結構思ってて。
昔ですけど、今は別にそんなにデカい会社じゃないんで。
会社でオープンスペースでやりたいなって思ったことあります?
げんえい
なんともうやってるんですよね、OST。
素晴らしいな、さすが。
社内のスクラムマスターが協力をしてくれて。
業務扱いにはできないので、
喋りたい人で会社のスペースを借りて
19時くらいにわーっと集まってきて。
最初にこうみんなでご飯食べたり、ワイワイ喋って。
じゃあ今日はみんな喋りたいテーマ書いてって言って
まさにRSGTでやってるようなOSTをやって。
で、テーブル、そんなに参加人数がたくさんいるわけじゃないんで。
15から20人くらいだったりするんですけど。
で、だんだん話、興味ないなってなると
隣でボートゲーム持ってきたんで誰かボートゲームやらないとかって
ボートゲームやり始めたりとか。
結構割とそこは自由度。
まあ業務じゃないっていうのはあったりするからっていうのはあるんですけど。
そういうような取り組みっていうのはこの半年くらい。
半年もいってないか。
月に1回くらいやるように。
そういうような取り組みっていうのは
いいな、面白いですね。
きんじょうひでき
OSTだとね、一回覗いてみてちょっと違うかもって思ったりとか。
覗いてるところじゃなくてがっつり参加しても
ちょっとまあ落ち着いたかなって思ったら
このグループから抜けて自由に歩いていっていいみたいなのが
一個のルールとしてあったりして。
なるほどなあ。
盛り上がりますか。
盛り上がりますね。
リモートワークだとなかなか難しいんで
げんえい
普段喋んない人と同じあるテーマについて喋るってやった時に
あなたはそう考えてるんですか。みたいな発見がめちゃくちゃあったりするんで
そこが結構大きいんじゃないかなって思うんですよ。
でも今までは
あなたがそのクリエイターのクリエイターとシステムを
それを経験しているときに
あったりするんで そこが結構大きいんじゃないかなって 個人的には思ってますね
きんじょうひでき
なるほど そう 普通にやってるミーティングとか 業務時間の何かコミュニケーションとかと
どういう違いが出るのかなって思って 聞いてみたいなと思って
盛り上がりますかって今質問したんですけど そういう違いがあるのか
ミーティングのゴールの重要性
げんえい
私 今は割と決める もうちょっと狭い範囲で決めてしゃべるみたいな場合もあるし
本当にオープンにキャリアについて 周りの先輩に相談したいですっていう場合もあるし
一応 仕事の延長線上っぽいものもありつつ もうちょっと本当に朝起きれないんですけど
どうしようって悩んでます みたいなことが
きんじょうひでき
めちゃくちゃ大事 それ 僕もね
げんえい
やると分かるのは この人はこういうことやってるんだ みたいなことを知ると
その後 業務で リモートでも話しかけやすいとか
この間話したしな みたいなことがあったりとかして
割とそこが生き生きとするきっかけになってる ふうに思ってますね
一応なんかそのOSTの もともとやり始めた意図としては
やっぱチームを超えたコミュニケーションを するっていうところがきっかけの一つだったりするんで
結構成功してるなって思ってますね
きんじょうひでき
そう チーム超えたところだとね なんか
うちのチームもそれまさに悩んでたんですよ みたいな仲間が見つかったりとか
げんえい
おそらくそう
きんじょうひでき
それ実は前まで悩んでたんですけど これやったらハマりましたよ みたいな
先輩を見つけたりとかね
げんえい
そう
きんじょうひでき
ありますよね
げんえい
まさにそういうふうに活用してほしい っていう話をしながら
宣伝してまわってますね
きんじょうひでき
前に行った会社でプロジェクトリーダー同士が 集まって情報進捗共有をするみたいな
で あれは何なんだろうな
主にマネージャーに向けて報告しますみたいな 回として始まったのかなっていう気がしてるんですけど
いやなんかつまんねえなと思って
そうじゃなくてプロジェクトリーダー同士で 悩んでることとか自慢したいことを
バーってこういう話題を提供します こういうテーマで話したいですっていうのを
バーって出してみてもらって
で 興味のあるところ 自由に話してみたらえんちゃうみたいな
ちょっとOSTのすごい縮小版みたいなやつを やったりしたんですけど
なんかね意外と話題を出すって結構難しいんだなっていう感じが
したりして
で 楽に言うとレトロスペクティブとかでも 同じだと思ってて
これは自分の話でしかなくて周りの人には 興味が持たれないか価値がないかみたいな
リミッターを外してバーって出せるっていうのが 組織としてすごい
エネルギーを生み出すいい空気だなみたいな
気がするのでそういうのを作りたいな
げんえい
そういうのが組織文化なんだろうなみたいな 気がしますよね
マネージャーとか もっとこの本に寄せて言うと
中間管理職みたいな人を集めて話してって言っても
本当に報告の場にすると進捗問題なしですね みたいなことしか喋んないと
そこにはあんまり価値がなくなってしまうし
きんじょうひでき
そうなんですよ
少なくともその形式的な進捗報告とかは
君らはテキストベースでもできるぐらい なんとかないと困るでしょみたいな気もして
なんで時間取ってみんなブロックして
わざわざ朗読みたいなことしてるのって思って
げんえい
裏ではFacebookの進捗をチェックするみたいなことが 実際行われるわけですよね
やっぱり抱えてる問題を共有したりとか
うまくいってることを共有するみたいな メリットがないと
その会議っていうのはきっとうまくいかないよね
何を思ってうまくいったとするかどうか いろいろありますけど
そこで少なくとも会社でプロジェクトが 以前よりもうまく回りやすくなったとか
準備をしてゴールにたどり着く
げんえい
失敗が減るとかすごく雑ですけどね
今言ってるのはこの失敗が減るとか 雑ですけど
そういうメリットがないとそのミーティングを 続ける意味は
どうしてもやっぱりみんないらないんじゃね けど
どっかで報告はしないといけないしなみたいなので
ずっと改善されないまま残っちゃいますよね そういうミーティングって
きんじょうひでき
なんかね それでもっと攻めたことでいうと
失敗を共有するのが一番褒めたたえられる みたいな状態になってくると
多分非常に学習の墓取る組織になっていきそうだな とか思ったり
げんえい
そうですね めちゃくちゃいい話ですね
きんじょうひでき
そうですね 第5部は他に何かありますか
げんえい
あとは これからこの記事を紹介したいっていうのがだけでもあるんですけど
やっぱ会議ってこの31章 会議でみんな退屈してたりとかするわけなので
ちゃんと会議は目的を確認しましょうと
で 光柏さんっていう人が
資料の準備がない会議 滅びろ委員会という
ちょっと言葉が強い記事を書いてるんですけど
ミーティングっていうのは大体こういうパターンがあって
事前にちゃんと準備をしていきましょうという話をしたりとかしていて
まさにここの話だなと思いながら31章を読んでたっていう感じで
本当に今周りにもミーティングをする時っていうのは
最初にゴールを決めましょうと これ決めたら30分枠取ってるけど
15分で決まったら15分で解散していいんだから
そうすると作業時間増やせるじゃん みたいなことを伝えたりとかして
とにかくゴールに早くたどり着くためにみんな
ここの場では協力しようね みたいな話をしたりとか
10分で終わるためには じゃあここから今日は何を決めましょうかね
とかって言ったら終わんないよね だから準備してこようね
みたいな話をしたりとか そういうことをしたりしてますね 自分は
きんじょうひでき
僕は似たような話で言うと
資料に書かれてることを読むのをやめてくださいって
なんか30回ぐらい 1年で30回ぐらい言った気がします
読めばいいじゃん みたいな
進捗報告とか数字的な話 定量的な話
マイルストン的な話は別に書いていただければそれで十分なので
あなたの所感を話してくださいとか
フィードバックをクリアーバーにしましょうよみたいな話を
言ったんですけど 変わらない人は変わらないというか
言い方が難しいんですけど
書いてあることをしっかりコートで読み上げて伝えるっていうことが
誠実で責任のあるアクションだという考え方もあるんだな
っていうことは途中から気づいたりとか
でも気づいてしまったから
そういう考え方と僕の言ってるこういう考え方どっちがいいですかっていうのを
テーブルにバンって出してみんなで選ぶみたいなことができるので
げんえい
それはもう次の勝負に行ったほうがいいぐらいの時間なのかな
きんじょうひでき
そうですね
17:46

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