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2025-09-25 17:04

#95 「モヤを取り除く」地域コミュニティのつくり方|ゲスト: 河原あずささん

【今月のゲスト】

コミュニティ・アクセラレーター 河原あずささん

【今回のトークテーマ】

・「タコツボ化」が進む都市部の地域コミュニティ

・「モヤを取り除く」地域コミュニティのつくり方


東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。

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サマリー

北区における地域コミュニティの重要性が示され、河原あずささんがその現状と課題について語っています。特に、災害時の互助関係の重要性や地域間の繋がりの欠如が問題視されています。また、多様な住民の受け入れや子育てコミュニティの形成が地域活性化の鍵であることも強調されています。このように地域コミュニティの重要性が高まる中、外国人との交流や子育て支援が課題として浮かび上がっています。河原あずささんは教育を通じてコミュニケーションを深める方法について語り、地域振興における主体的なアプローチの必要性も強調しています。

地域コミュニティの現状
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT
東京都北区飛鳥山
暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。
さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
今月のゲストは、コミュニティアクセラレーターの河原あずささんです。
いやあ、もうあっという間にラストの回になってしまいましたけれども、
コミュニティづくりのプロにぜひ伺いたいこと。
北区での地域コミュニティづくりについてですね、お話をいただきたいと思います。
河原さんね、冒頭ちょっとお話ししました。北区在住なんですね。
そうなんですよ。
いやいやいや、もう北区の人はですね、北区在住の人がいると異常に喜ぶっていうのがあるんですけれども。
さてお話を伺っていきたいと思いますけれども、
実際、河原さんがお住まいの近辺の地域コミュニティはどんな状況ですか。
なんか、滝野川のね、とある商店街のところに住んでるんですけど、
なんか人と人の距離感が適度だなっていうところをすごく感じていて、
近所の商店、僕4歳、3歳の子供いるんですけど、連れて行ったら子供に挨拶してくれたりとか、
なんとなく顔なじみの犬の散歩をしているおばあちゃんがいたりとか、
ちょうどあの浄土試験場公園っていうところが近くにあるんですけど、
そこでいろいろな人たちが関わり合っている様子だったりとか、
本当になんていうかな、都会過ぎず、
けど、街の良さみたいなところも、行きながらもすごくですね、
いろいろな意味でほどよい、本当にそういう環境だなというふうに思って見てますね。
いいですね。
じゃあ、お子さんたちにそういう声を掛けられて、どんな感じですか、反応。
なんか嬉しそうですよね、やっぱりね。
やっぱり地域の人に目を掛けられているっていった感覚っていうのは、
やっぱり僕はすごくその後に大きな影響を与えるなというふうに思ってますし、
なんかこうドライすぎない関わり合い、かといってベタベタしすぎないっていうのも結構大事な気もするんですけど、
その辺のところがやっぱりなんか子育て環境としてもすごくいいなと思っているところはあります。
まあ我々、僕も大人になってから本格的に帰宅に住み始めました。
生まれたのはここなんですけど、ちょっと間抜けててなんですけど、
ずっと考えたり、いろいろ皆さんとコミュニケーションしてきて、
まさに下町っていうのではちょっとくくれないような、
少し寛容さというかというのを持ちながら、あんまり立ち入らないみたいな。
なんかそういう感覚って今の時代にマッチしている町じゃないかという、
そういう感じをしているんですけどね。
地域コミュニティの課題
さて、そういう非常に地域コミュニティの中でも、
いい形で生活を送ってもらえるようですけれども、
その全体から見た重要性、地域コミュニティの重要性というのは、
川田さんどういうふうにお考えですか。
そうですね、これやっぱりますます問われてきているというふうに、
コミュニティの専門家目線でも思っていますし、
例えばやっぱりちょっとした災害みたいなものが多発しているじゃないですか。
地震もそうだし、北区の場合は川も近いのでやっぱり水が溢れるみたいなこともそうですし、
やっぱりちょっとしたそういうアクシデント的なことが起きる。
そうなった時に一定の互助関係みたいなところが生まれる地域づくりみたいなところは、
すごく大事だなというふうに思っていて、
もちろんインフラの整備も大事なんですけれども、
そういう人のネットワークみたいなものをいかに作っていくのか、
これはいろんな都市共通している課題ではあるんですが、
より近年問われてきているそういった一つの要素なんじゃないかなというふうに思っていますね。
そういう今までいい形で進めてきた灰物の結構幹の部分に懲戒というのがあるんですけど、
懲戒が少し高齢化しているとか、
それからコミュニティにそこに入れないみたいな人がいたりとか、
その辺はどんなふうにお考えですか。
そうですね。前回の放送でタコツボ化という表現をしたんですけど、
実はこれって都市部において共通して起きている事象だなというふうに思っているんですね。
これはソーシャルキャピタルというアメリカから生まれた概念があって、
これパトナムという学者さんが提唱したんですけど、
社会関係資本といって、難しい言葉を置いておいて、
要するにコミュニティの中で人の繋がりというものがしっかりとある種規範付けられて、
ネットワークがしっかり余れている地域ほど安全に暮らせる。
そういう概念なんですよ。
ソーシャルキャピタルというのを培っていく中で必要な要素というのが2つあるというふうに言われているんです。
それがボンディングとブリッジング。
ボンディングってボンドのくっつけるやつ。
だからそこのいわゆるコミュニティの中で、
人同士の濃い繋がりみたいなものが起きている状態。
多様性の受け入れ
これがボンディングなんですよ。
ボンディングというのは日本人は結構得意なんですよね。
いわゆる村的なコミュニティ作りというか。
そういうものが得意だからそれができているんだけれども、
あんまり得意じゃないのがブリッジングだと言われています。
これがボンディングされたコミュニティ同士に橋をかけて緩く繋げていく機能なんです。
この2つが備わっていないと、ボンディングだけのコミュニティというのは、
やっぱり同質化が激しくなってしまって新しい知見が入ってこなくなったりとか、
人の入れ替わりもない分、衰退しやすいという特徴を持っているわけですね。
例えば大きい道路が通ることによって商店街が分断されてしまって、
お互いの商店街が廃れるみたいな現象ってあるあるですけど、
これもボンディングとブリッジングの機能で説明できて、
そこのブリッジングの部分が遮断されてしまって、
人の行き来、情報の行き来がなくなってしまって、
結局のところお互いに顔が知り合う状態みたいなところが徐々に気迫化していくみたいな。
そういう状態が生まれがちです。
だから大事なのはブリッジングというところを、
いかにコミュニティの中で間に入っていく存在が作っていけるのか。
そこがいろいろな都市において問われている課題なんじゃないかなというふうに思っています。
北区に絞って考えると、
一つはですね、やっぱりこのところ北区に非常に土地の価値というものが見出されてきて、
大きなマンションがたくさん出てきて、
そこに結構お値段がお高くもなっているので、
それなりの富裕層というとちょっと違うかもしれないけれども、
そういう方たちが入られてきているという、
今までの地域の皆さんとはちょっと色合いの近い人が、
お勤め先も含めて入ってきているというのが一つある。
それからもう一つはやっぱり北区人口がどんどん増えているんですけれども、
1万人ちょっとぐらい増えているんですけれども、
実はそのうちの9割が外国の人なんですよ。
なるほど。
外国人の方がお住まいになるようになって、
人口が増えてきているということがあって、
やっぱりこの人たちも今まで住んでいる、
日本に長く住んでいる人たちとはちょっと違う。
こういうことですよね。
この辺どうですか。
北区に絞って考えたときにどういうふうに地域コミュニティの中に受け入れていく、
入ってきてもらう。
例えばそういう人たちが混ざる場所をいかに作れるかというのは、
すごい重要なポイントだと思っていて、
行政がそういう場所を作っているみたいな事例も多数ありますけれども、
そういう場所が存在していて、
そこにコミュニティが存在していると、
ある共通関心テーマみたいなものを軸にして、
緩くいろんな人たちが集まり出す状態が生まれると。
僕はまずそこを構築することがすごく大事だと思っていて、
一番わかりやすいのは例えば子育てですよね。
子育てのコミュニティって帰宅の中でも盛り上がりを見せている場所があって、
例えば議員さんたちが立ち上げたLINEのオープンチャットというのがあるんですよ。
そこは帰宅内のいろいろな子育てされている方が入って、
情報交換を活発にしているんですね。
そこにはいろんな属性のお父さんお母さんが集まってきている。
それはバーチャルな場ではあるけれども、
そういう関心テーマみたいなものって皆さん生活する中であるから、
まずそこでいろいろな属性の人が混ざり合う状態を作っていくというのが
すごく大事なんじゃないかなというふうに思っています。
コンテンツの力みたいなものも大事。
例えばお祭りっていろんな属性の人たちが集まるじゃないですか。
地域コミュニティにおけるお祭りの価値ってブリッジングを促すという価値があるので、
そういうところでいろいろな属性の方々がそこで出し物をするみたいな状態を作るとか、
どこかで実現しているかもしれないし、まだ実現できていないかもしれないけれども、
必然的に人が混ざる状態をデザインしていくという発想が
そこをミックスしていく上ですごく重要なんじゃないかなというふうに思います。
ベーシックな考え方は同じだと思うんですけど、
外国の方に対してはどうでしょう?
外国の方に関してはやっぱり同様ですよね。
そこの文化を紹介していくみたいなところもそうですし、
やっぱり人ってよくわからない存在に対して燃やつくという共通点があるんですよ。
よくわからないものに対して燃やついて解像度を上げないまんま
そこの距離を取ろうとするみたいなことがやっぱり分断を生んでしまうんですよね。
だからこそ重要なのはその人たちがどういう存在でどういうライフスタイルで生きているのか
みたいなところをしっかりと見える状態にするということだと思うんですよ。
だからなんかもやもやしている時ってやっぱりもやがかかって見えづらいからみんなもやっているのであって、
そのもやみたいなものをみんなで解像度を上げていくプロセスみたいなところをやっていくとか
綺麗事かもしれないけれども僕はすっごいそういうあり方みたいなところが
地域コミュニティの重要性
地域コミュニティの中でより問われてきているんじゃないかなというふうに思いますね。
私実はJET日本語学校という160人ぐらいの留学生が来る学校を経営しているんですけれども
それは教育のプロセスの中でも日本語を学ぶということはすなわち日本語でコミュニケーションするということなので
どんどん地域のいろんなことに出ていく。
ですから花火会の手伝いをしてもらったりとか
僕の趣旨を仲間が分かってくれていろいろ声をかけてくれているので
そこへ参加していくということをやっているんですよね。
やっぱりそういう中で学生が学ぶことというのはまさに川原さんがおっしゃられたように
実は彼らもこちら側のことを分かっていないからもやもやしているわけですよね。
だからそれをもちろん日本語がある程度できるというアドバンテージはあるんだけれども
それでずいぶん学生としての日本語のレベルも上がるし
何よりもここでどういう日本語を使っていけばいいのかということも分かっていく。
こういうことが我々の学校という一つのものに属している中で
そういう決まったところに属していない人も
できるだけ外国の人も参加してもらうというのは大事かもしれないですよね。
そうですね。
教育機関とかもそうですし
僕は逆にサンフランシスコにある種移民的に行った経験があるので
やっぱりそういうところで中に混ざっていくためにやったことといったら
いろんな似た関心テーマを持っている
企業とかビジネスとかそういったところに興味ある人たちが
集まるような場に出て行って
一緒にビール飲んでピザ食べて
そこに混ざり合うことだったんですよね。
プラズアルファは僕がやってよかったなと思うのは
幸いにして僕はイベント作りのスキル・ノウハウがあったので
それで現地の人たちに対してお酒を振る舞うイベントを企画したりとか
日本のビジネスを紹介するイベントみたいなのを作って
楽しんでもらうことができたんですよ。
だから自分なりの武器を持って
そこで楽しんでもらうみたいな経験があると
お前日本から来たのか面白いなみたいな感じになって
一気に距離が近づく。
こういう経験みたいなところが
ちょっとしたところでもいいから積み重なるだけで
混ざり合いみたいなところは
徐々に起きてくるんじゃないかなというふうには思います。
東京商工会所北支部に新入会員が毎月入ってくるんですけども
10社に2、3社多いときは2、3社
少なくとも1社はですね
外国の方が経営している企業ですよ。
もはや。
だからそういう方たちに集まっていただいて
どういうコミュニケーションをしたらいいかっていう
僕が出て幹部団人が出てみたいなのをやってるんですけども
もっともっとフラットにいろいろやっぱりそういうところに
お声掛けしていくっていうのは大事なことかもしれない。
いやだと思いますね。
あとやっぱり先ほど子育てに着目する
地域コミュニティっていうものの中で子育てに着目していく
それから外国人のそういう内容もある。
これね実は役所の中で地域振興部地域振興課っていうのは
基本的には懲戒相手なんですよ。
なるほど。
それでママさんっていう話は子ども家庭部なんです。
外国人はもしかしたら総務部の強制化みたい多文化強制化
だからその役所が何も主体的である
役所だけが主体的である必要はないんだけれども
でもやっぱり役所の主体的に何かやっていくと
すごい大事な中で役所の中のその辺のブリッジみたいなものが
ものすごい大事ですよ。
これめちゃくちゃ重要で地域とかでうまくいっているところで
地域おこし協力隊で入った方とかが
ある種の外から来た人なのでその辺を駆けずり回って
それこそブリッジングみたいなことをしていたりとか
公務員の中にもだいたい1割により代わり者公務員いるんで
そういう人たちがその庁舎内を駆けずり回って
走りかけてたりするんですよね。
やっぱりそういう存在みたいなところってすっごく大事で
せっかくローテーションの文化とかあるから
人のつながりみたいなのがあるはずじゃないですか。
だからこそ例えばこういう話だったら
コミュニケーションの深化
こういう人に相談した方がいいよみたいなところが
役所の中でもちゃんと共有されていたりとか
するといいなと思いますし
あとは外から何か役所とか行政を動かしたいときに
やっぱり議員さんを上手に活用していくみたいな
方法論もあるかもしれない。
議員さんそのものだって地域コミュニティの一員ですから
むしろそれこそフラットな形で議員さんにも
入ってきてもらいたいよね。
さてお時間もだいぶ迫ってきたんですけれども
ここまでお話を伺ってきて
コミュニティづくりに興味を持たれた方も
いらっしゃるんじゃないかと思いますので
最後にそんな方の背中を押す
アクセリングする一言をいただきたいと思います。
アクセラレーターなんですね。
ブレーキできるわけにはいかないですね。
ありがとうございます。
本当に今は人のつながりが大事な時代になっている
っていうところは聞いている皆さんも実感として
湧いているんじゃないかなというふうに思うんですよね。
世の中のあり方みたいなところもだいぶ変わってきていて
今まで権威的なものだったものがひっくり返っちゃったりとか
逆にそのボトムアップで生まれる
さまざまな動きが生まれてきたりとか
それが社会にプラスの影響もマイナスの影響も
いるかもしれないけれども
やっぱり根本やっぱり大事なのって
自分が何かを形にしたいという時に
誰かと一緒になしていくっていう
行動様式を身につけることだと思うんです。
僕は自己中心的リターという言葉でよく表現するんですけど
自分がやりたいことをやる、自己中心的にやる
けどそのやったことがリター的に周りの人に役立つ
こういう状態を連鎖させていくと
自分が社会に対して与える影響というものは
より良くなっていくし
結果的に自己中心的リターが積み重なる人って
幸せに切れてると思うんですよ。
やっぱりそういう生き方みたいなところを獲得していく
っていうのはこれからの世の中すごく大事だと思いますし
コミュニティ作りではそれを獲得する
すごく大事な武器になってくると思いますので
よかったら3人からでいいので
3人集めて飲み会でもパーティーで
じゃあ誰かまた1人誘って
キンキンやりましょう
今日はありがとうございました
どうもありがとうございました
17:04

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