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2022-10-09 20:52

#104 ヒーローズジャーニーで作るストーリー(サードドア解説)

人を共感させ、物語に引き込むための型であるヒーローズジャーニー。書籍サードドアにもしっかり使われていました。
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働き方ラジオはじまりも、このラジオは誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンゼリスト、田中健士郎が皆さんの眠る薄さをゆったりとしたトーンでお話しさせていただきます。いつもお聞きいただきありがとうございます。
はい、ということで今日は通常モードに戻っております。はい、ということで先週はですね、家族旅行ですね、佐賀の嬉し野、長崎の浅見、そして福岡ですね、この三苦天を回るという旅を現地からちょっとドライブ途中の音声という形でお届けいたしました。
はい、聞いていただいた方は何か伝わったかと思うんですけども、すごい良かったんですよね。すごい楽しかったんです。で、えっと、今回何か楽しかったんだろうなってちょっと振り返っていて、今までの自分たちの旅行とちょっと違うことがあったなと思っていて、今までって何だろうな、何をしに行くのかとか何を見に行くのかとか、そこで何をしたいのかとか、まあそういうなんかファットみたいなところですかね。
それを求めに、例えば沖縄だったら海に行きたいよね、だったりとか、あとはここでこういう体験ができるからいいよね、だったりとか、やっぱ海外に行くと本当にその国でしか味わえない体験ができる、だから行こうみたいな感じで、家族でも結構コロナ前はですね、旅行にいっぱい行ってたんですけど、なかなかこのコロナになっていけないってなった時に、ちょっとね、コロナも最近落ち着いてきたので、まあ旅行行こうって言った時に、
何で考えると意外とどこ行ったらいいかわからなかったですよね。結構国内だと今まで結構沖縄一択みたいになってたところもあって、でも国内ってもっといいところがたくさんあるんじゃないかみたいな時に、一番最初のきっかけは長崎のハサミ出身のクリエイティブプロデューサーの方がいて、その人が自分の地元が最近盛り上がってるらしいんだって言ってたってこと。
もう一つは、前回ラジオでも報告した、ウレシノの大村屋旅館、法人古典クルーの会員企業にもなっていて、リボンの羽渕さんが実際に泊まりに来てめちゃくちゃ良かったって言ってくれたんで、代表のケントさんにもお会いしたいなっていうところもあって、そのウレシノとハサミがちょうど隣にあったんですよね。
さらにライターゼミ、僕このラジオでもよく話してますけど、オンラインコミュニティのライターゼミの中で、九州のオフ会って今まで一度もやってなかったんで、九州のメンバーに会えたらいいなみたいなところもあって、そういった意味でハサミ、ウレシノ、そして九州の集まりやすいところっていうと博多っていう、この3拠点でそれぞれ誰に会いたいかっていうところで、この旅行を組み立てていったところなんですよね。
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誰に会うのか、誰に会いたいのかみたいなところから旅を企画するってあんまりなかったんですけれども、これがすごい良かったですね。
やっぱり誰に会いたいかから考えると、普段考えてもいないようなところに行けたりして、いろんな発見があって、そこの途中の魅力にも気づいたりするんだよな、こういう旅はまたやっていきたいなって感じました。
はい、ということで、旅の思い出はそこそこにですね、今日の話に行きたいと思いますが、最近読んでる本の話って言っても、これ3週間前ぐらいですかね、ご紹介したサードドアっていう本ですね、これすんごい分量あってですね、長いんですよ。
ラジオ放送するためにザーッと読んだんですけども、ちょっとこれちゃんと読みたいなと思って、改めて少しずつ詳細に読んでいってるんですけど、やっぱり面白いんですよね。
ラジオで面白いんでぜひ読んでくださいって言ったんですけど、何でこれが面白いのかっていうのをうまく説明できなかったなと思って、小説みたいだよみたいな話をしたと思うんですけど。
っていうふうなことを言ってるときに、最近ちょうど周りでいろんなところで聞くキーワードがあったんですね。
それが何かというと、ヒーローズジャーニーっていうものですね。このヒーローズジャーニーって何かっていうと、それこそ映画とか小説でもそうだと思うんですけども、物語とかあと神話を作るときにその後ろにある、ある意味フレームワークみたいなもんですね。
ストーリー展開の型みたいなもの。これをヒーローズジャーニーっていうふうに言うらしいんですけれども、何かこれに沿ったストーリーで有名なのがスターウォーズらしいんですよね。
このヒーローズジャーニーの特徴としては、日常の世界っていうところから非日常の世界に飛び出していって、冒険をして、また元の世界に帰ってきて、主人公が成長するっていう、この非日常の世界に行って成長するっていうこの過程に人は共感をしたり、自分と重ねたりすることによって、この物語に引き込まれる、その神話に引き込まれるんだっていうんですよね。
なんか結構、古典ラジオとかでも、人ってロジカルに説明されるよりもやっぱりストーリーで説明された方が理解できるというか、むしろストーリーでしか理解できないみたいなことも言ってたんですけれども、まさにそれをするときのフォーマットとしてこのヒーロージャーニーっていうのがあるっていうのを、最近ライターゼミでも話題に出てたし、リボンでも話題に出てて、これめちゃくちゃ面白いなと思って調べてたんですね。
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と思ったら、このこないだ読んでたサードドアも、まさにめちゃくちゃこのヒーロージャーニーに当てはまるなみたいなところで見つけたので、ちょっとこのサードドアも絡めてヒーロージャーニーについて説明しようかなと思います。
ヒーロージャーニーについては本を読むよりも全然ウェブとかで概念図みたいなのが出てくるので、それぜひ見ていただければいいと思うんですけれども、大きく分けるとですね、A、B、Cみたいな大きな構成要素になっていて、さっき言ったように日常と非日常の行ったり来たりなんですね。
まず日常から非日常へっていうのがA。で、Bが非日常の世界での訓練とか試練みたいなもの。で、Cは非日常からまた日常に戻っていくっていう、この3構成になってるっていうところですね。
で、サードドアは結構この特にA、Bの辺りが重くしっかり書かれてるものだなと思ったんですけども、そのA、B、Cの中でもですね、細かく分かれていて全部に分けると12個ぐらいあるんですよね。
物によって書いてる言葉は違うんですけど、大体12個で書いてて、まずAのブロックでは5つのパートに分かれていて、日常の世界が1、2、冒険への誘い。冒険へ行く誘いが起きたりとか、自分の行く動機が生まれたりとかするのが冒険への誘いみたいなところですね。
誰かに誘われたりとか、まさに。で、3、冒険への拒絶。1回、やっぱりこの冒険に出るべきじゃないんじゃないかって葛藤するんですよね。
で、4、賢者との出会いっていうので、キーパーソンになるような人と会うとか、あるいは何かの最終的に旅に出られるようなきっかけを得るものとかイベントがあるみたいなところが4番ですね。賢者との出会い。
で、5、第一関門突破ということで、この関門を突破することで一気に非日常の世界に行くんですね。で、B、Bの世界に入っていくと、非日常の世界への試練ということで6番ですね。この6番が試練、仲間、敵対者ということで、その中でいろんな仲間と新たに出会っていったりとか、
あるいは敵ですよね。敵と会ったりとか、あるいは裏切り者に会ったりとかするわけですね。で、7番、最も危険な場所に接近していく、このラスボスに行くよみたいなところですよね。
で、8番、最大の試練みたいなところで、ほんとラスボスみたいな、最後の段階みたいなところですね。で、9番というところで報酬ということで、何か剣を手に入れるみたいなね、武器を最後手に入れて、元の世界に戻っていくのがCというところで帰路。
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で、そこから10番が帰路で、11番が再生。ここはちょっとこう、ちょっとしたもう一試練みたいなものがあって、そこからまた再生していって、最後帰還できるっていう。復活して最後、普段の生活に戻っていくみたいな、こういうぐるっと一周、日常の世界から特別な非日常の世界に行って戻ってくるっていうのが、
ヒーロージャニー。これをですね、まさにこのサードドアはあの、体現しているというか、これに沿って作ってるなと思いました。
で、なんか、世の中のストーリーとか物語が全部これに沿って作られているって、全部じゃないと思いますね。全部じゃないと思うんですけども、結構多くがこれに沿って作られてるっていうのって、なんかすごい面白いですよね。
で、あの、じゃあみんな同じ構造ならなんかつまんないじゃんって結構思いがちなんですけども、こういうのってフレームワークっていうものなんだろうなと思っていて、なんかこれに当てはめる具体的な事例とかが全然違えば物語は全く違うものになっていく。
あくまでこのヒーロージャニーっていうのは、その型、本当にあの構造を定義してるだけなんで、ライティングとかやってる人だったら、あのね、序論本論、結論まとめとかってあると思うんですけども、まあそういうものと同じ感覚ですよね。アイドマとかあると思うんですけど。
まあ、あれのような感じで、映画とか物語、神話っていうのはこのヒーロージャニーが使われることが多いっていうふうに考えると、なんか全然むしろ活用していけばいいんじゃないか。まあ、自分で活用することないかもしれないですけども、例えば、なんか自分の過去の自分史を語ったりするとかね、もしかしたら面接とか、人に誰かと会うときにこれの話したらめちゃくちゃ共感されたりするかもしれないですよね。
ライティングでもおそらくこういう人の心を動かすような記事っていうので、こういったフォーマットを使うケースとかって全然今後増えていくんじゃないかなとは思うので、ぜひライターの方とかもですね、意識していただくといいのかなと思いました。
早速ですね、ここからサードドアの話に、ちょっとネタバレしない程度に、ちょっとネタバレするかもしれないですけど、なかなか長いので読むの大変だと思うので、やっていきたいなと思うんですけど、まず日常の世界ですよね。この日常の世界、主人公はアレックス・バナヤンさんですね。
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このアレックスさんは19歳の大学生なんですよね。本当にごく普通の、ちょっと学校にもやる気を出せていない大学生みたいな、ちょっとイケてない大学生活みたいな、ちょっと自分もモヤモヤしてるみたいな。
大体大学生ってそうなんじゃないかなと、僕勝手に思ってるんですけども、最近の大学生はインターンとかめちゃくちゃやってて、意識高い学長とか多いんですけど、僕はそんなことはなかった気がしていて、やっぱりそういうイケてない大学生活みたいなところから、冒険園の誘い2番目ですね。
これが、ビル・ゲイツの本をたまたま読んだっていうやつですね。ビル・ゲイツの本をたまたま読んだときに、何よりも気になったことが、このビル・ゲイツがもともと何でもない、それこそ同じような大学生だったような人が、企業をして、学生企業をして、マイクロソフトを作っていくっていう過程に行ったんですよね。
やっぱり何があったんだみたいなことにめちゃくちゃ気になって、どうやって最初の一歩踏み出したんだ。どうやったらこのビル・ゲイツみたいになれるんだろうか。これを知ることが自分のミッションだみたいな感じで、結構テンション上がっていくんですよね。これが冒険園の誘い。
ビル・ゲイツだけじゃなくて、スピルバーグとかレディーガガとかもみんなそうだと。そういう人たちのことを一人一人インタビューしていけば、なんか共通の勝ちパターンみたいな感じなんですかね。最初の一歩みたいなものが見つけられるんじゃないか。
これって世の中のイケてない多くの大学生とか若者にとってめちゃくちゃためになるヒントになるんじゃないか。じゃあそれを本にしたいとか。インタビューして本にするっていうのを自分のミッションにしようってここで思いついちゃうんですよね。これが冒険園の誘い。
この時点で結構すごいと思ったんですけど、そこから冒険への拒絶っていうのが3番目ですよね。ヒーロージャーニーだと。やっぱり拒絶あって、簡単なところで言うと期末試験があるっていうやつと、お金を得るためにテレビ番組に出場するっていう2つの選択肢にめちゃくちゃ迷ったりとか。
もっとでかいのは、その後にキーマンであるエリックさんっていう人と出会って、その人からいろいろこう一緒にやろうぜとかって言われるんですけれども、そこで家族っていうのが立ちはだかって、ある意味家族に反対されたりするんですよね。
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もちろん、アレックスも家族大事なので、無限に断ることもできないみたいな感じで揺れ動いていくんですよね。家族に本当に泣かせてしまうシーンとかっていうのがあるんですけれども、そんな中で1回もう僕は行かないみたいな瞬間もあるんです。これが冒険への拒絶。
で、次に賢者との出会いっていうのが4番目ですよね。賢者との出会いっていうのが、この冒険へ出発する切符みたいなものなんですけども、これが2つあるかなと思っていて、プライスイズライトっていうテレビ番組、これに出てですね、賞金を獲得するっていうものすごいエピソードがあるんですね。
この勝ち方がめちゃくちゃ面白いので、ぜひ読んでいただきたいんですけども、そこで賞金を獲得することによって、まず金セメのお金を手に入れるんですね。
さらにいろんな人にアタックしている中で、たまたまエリックっていう業界においては成功している方にメンターについてもらう。まさに賢者ですよね。その方と出会うっていうのがこのエリックとの出会いっていうところ。
これが賢者との出会いなんですよね。しっかりであって、第一関門が突破するっていう。まさにそこがプライスイズライトの賞金とメンターができるという、この2つによって関門突破して、そこから一気に非日常の世界に行くんですね。
この非日常の世界めちゃくちゃわかりやすくて、いきなりイギリスに飛ぶんですけれども、高級ホテルのラウンジみたいなところで、プールバーみたいなところでお金持ちの人がみんな飲んでるみたいな、綺麗なお姉さんがたくさんいて、本当にわかりやすい富豪の集まってる場みたいなところに行くんですね。
そこがなんかもう一気に非日常に入った感があるんですよ。で、「うわ、なんだここ?」みたいな感じでテンション上がっていって、調子に乗っていくっていうところから、また新たに有名な人と会っていこうと。やっぱりビルゲイツに最終的に会いたいという思いがあるんですけれども、いきなりビルゲイツ難しいから、この人にもこの人にも会いたいっていろいろやっていくんですけど、なかなかうまくいかない。
やっぱり重要なのが、本を書くにもインタビューをするにも、やっぱりエージェントっていう出版社と作家さんの間をつなぐエージェントっていう役割がアメリカとかだと一般的にあって、そことの契約結ばないと難しいというので、そのマイルストーンとしてエージェント契約っていうのがあるんですね。
ここをまず達成するために、めちゃくちゃ頑張るけど全然うまくいかなくて、またうまくいったりしてとかっていう感じでエージェント契約を結んでいくのと、あとは非日常の世界の訓練ということで、この6番のところで敵対者とか出てくるんですけれども、敵対者というよりもちょっと裏切り者みたいな方とかが出てくるんですね、しっかり。
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この辺もちゃんとヒーローズジャーニーにこそっていって、そこから7番、8番、最も危険な場所へ接近して最大の試練っていうのが、対ビルゲイツ戦みたいな感じになっていくわけですね。
ここから先を言い過ぎちゃうと、ちょっとネタバレになりすぎちゃう気もするので、ぜひ気になる方はまた読んでいただければと思うんですけれども、そこからこのビルゲイツ戦も必ずしもうまくいってはいないんですけれども、そこから確かな報酬を得てですね、この報酬っていうのは剣みたいなもの。
それがですね、サードドアっていう言葉だったっていうところに最終的には帰結していくわけなんですけれども、この本ですね、その結論がわかっている部分は全然あるんですけれども、やっぱりこの結論がわかっていても、やっぱりヒーローズジャーニーのようなフォーマットに載せることによってめちゃくちゃ引き込まれていくっていう。
だから面白いと思ったの。なんかいろんな人にこの本めっちゃ面白いですよって紹介してるんですけども、やっぱりヒーローズジャーニーに載せていたっていうこと。あとはビジネスをやっていきたい人にとって、結構この顧客開拓もそうだし、転職とか営業とかね、そういった時にアレックス並みの信念と諦めなさみたいなのを持つの難しいなと思いつつ、ここまでできたら勝てる。
ここまでできたら変わるんじゃないかなっていう、ちょっとした自分と重なる部分結構あったりするので、そこがより共感ポイントに乗って引き込まれたんじゃないかなと、改めて俯瞰をして認識したっていうのがここ数週間という感じになります。
2週続けてこの本面白いよって話になっちゃうんですけど、ただ今回アップデートしたヒーローズジャーニーって考え方ですね。このラジオライターさんで聞いてる方も多いと思うので、ぜひ気になる方は読んでいただいて、ライターゼミの方ではこのフォーマットに沿って自分の過去を棚下ろしするみたいなことをまさに今やっているので、そういったところも面白いんじゃないかなというふうに思います。
今日はこんな感じで終わりにできればと思います。ありがとうございました。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。
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