00:04
はい、ということで、続編いっていきたいと思います。今からですね、高速に乗るので、若干音がうるさくなるかもしれないです。ご了承ください。
はい、ここからですね、コミュニティの中にある会社組織って話をしたいんですけれども、最近ですね、結構そういう形の会社が増えてきているっていう。
会社っていうもの自体が、僕はある意味、また街の話しちゃうんですけど、街を作っているものに近いんじゃないかなと。
それこそね、僕が働いているクラウドワークスっていう会社でも、代表が、僕たちはこの時代、個人の時代のインフラを作っているんだっていう。
それこそ、このためのインフラになるっていうことを会社のミッションとして定めたっていうのが、ちょうど最近の変異法ではあるんですけど、
インフラを作っているっていうのは、ある意味、街づくりと非常に近いと。
そもそも街っていうこと自体がインフラで、だからこそ結構いろんな課題も起きるし、街に対しての厳しい意見とかいうのもあるけれども、
そんな中で、個人の人が少しでも生きる喜びとかね、あるいは報酬的なものを最大化するために僕らはあるんだよっていう話を結構している中で、
最近、僕はクラウドワークスを核にしたコミュニティづくりみたいなものをやっているんですけれども、
そんな街づくりの中でいうと、僕と一緒にいろいろ活動してくださっているコミュニティのメンバーって、
単純にユーザーみたいな話ではなくて、でも別に社員じゃないわけじゃないですか。社員ではないけれども、ある意味ユーザー的に学びの場に来てくださるっていう側面もあれば、
僕らからお仕事をお願いすることもあるし、イベントになったら一緒にそのイベントを盛り上げてくれたりとか、
こないだ10周年のイベントがあって、僕が登壇して黒田祐輔さんにトークセッションのお相手として来ていただいて話したんですけれども、
03:09
その時にライターゼミを中心とした学びの場のコミュニティのメンバーにチャットに入ってもらって、
それがスラックの特別のイベント専用のチャットで、その画面をトークセッションの画面上に映して、ライブ配信っぽくそのコミュニティメンバーと僕と黒田さんが一緒に対話するような感じでやってみたんですけれども、
それがすごい好評で、社内のメンバーからもあの回良かったねって言われたんですけど、やっぱりその一つとしてはトークセッションで登壇者が2人ただ話してるだけじゃなくて、
そのコミュニティのメンバーも反応して、なるほど、やっぱり睡眠時間削るの良くないよねとか、いろんなコメントが出たりとか、その観点はなかったとか、
あるいはこういう面はどうなんですかっていう質問をくれたりとか、それによってイベントが作られてすごく価値のあるイベントになったりとかっていう、それは一つの例だと思うんですけども、
サービスとか会社を街として捉えた時に、コミュニティっていうのは、ある意味、街の中でいうと、ちょっと街づくりとか、街を活性化することに積極的に関わってくれる人みたいな存在なのかなと、
イメージ的にはお祭りとかね、町内会のお祭りに参加して街盛り上げるっていう人たちって別に公務員がやってるわけじゃないじゃないですか、役所の人がそういう企画をして全部自分たちでやってっていうよりも、町民とか市民が自分たちで企画してどうやったら祭りが盛り上がるのかっていうのを結構考えたりすると思うんですけど、
その感覚に近い。むしろ街って、サービスの提供者が自治体さんで、市民がユーザーでっていうパキッと分かれたものではないと思うんですよね。
その中には結構グラデーションみたいなものがあって、もちろん住んでるけど、とりあえず住んでるだけとかね、あと場合によっては批判的なクレームを役場とかに出す人とかっていうのもいると思うんですけれども、
一方で街をもっと良くしていこうということで活動したりとか、あるいは選挙っていう形でそういう活動に参加したりとか、いろんな方がいると思うんですけれども、会社っていうのはあくまでその中心にある自治体なのかわからないですけども、
06:01
そういうサービスのインフラを提供している役所だったりとか水道局とか電力会社なのかわからないですけども、そういうインフラ的な存在なんじゃないかなっていうふうに考えると、やっぱり街っていうのはグラデーションの中でユーザーとか市民からコミュニティっていうのがその円の少し中心にあって、
さらにその中心の中に会社の社員とか、もしかしたらどこかに株主っていうのもいると思うんですけども、いわゆるステークホルダー。ステークホルダーが一番外側にいて、さらに中にコミュニティがあって、その中に社員とかがあって中心に社長がいるみたいな、結構こういう円のイメージを僕は持ってるんですね。
で、なんでこういう考え方を最近してるかっていうと、そういう形で成功してきている企業がすごく増えているからですね。
物、このラジオでもよく言いますけれども、物が今溢れている時代とか言われて、利便性とか純粋に便利で買いやすいとかね、そういった観点だけだと物は選ばれない時代になっていると。
アマゾンがあれば何でも買えるし、でも買うことに対してそんなワクワクもしないような、なんかかつて僕も全然知らないんですけども、テレビっていうものが世の中に出てきた時にテレビ買うことってめちゃくちゃワクワクしたりとか、
家電製品一つ、炊飯器買うみたいなことがすごく特別な体験だったことがあるわけじゃないですか。
僕らの時代もやっぱりiPhoneっていうものが2006年くらいに出てきたのかな、出てきた時にやっぱり初めてiPhoneを自分で手にした時、僕はiPhone4なんちゃらとかっていう感じだったと思うんですけど、
すごい嬉しい、ワクワクするみたいな感覚だったと思うんですけど、今アマゾンで炊飯器をポチった時の感動とかって別にないし、あとはどれが一番安いかとかで探したり、アマゾンのおすすめで買うだけって、
それってそんなにワクワクしないんで、結構消費者ってそういうことに飽きてきてるんじゃないかなってなった時に、やっぱり自分の心が動く商品とか、何かストーリーがあるサービスっていうものを使いたいと思うようになってくると。
09:04
てなった時に、やっぱり自分が愛着を持てるかとか、そのストーリーに共感するかっていうのはすごく大事になってくる。
てなった時に、やっぱりコミュニティっていうのは一つのそのサービスを確保した価値になっていて、やっぱりそうだな、例えば、この間、ローズラボっていう食べられるバラを作っている会社さんのジャムを買ったりしたんですけれども、
まずSNSで結構話題になったりしたので、ちょっと買ってみると思って、買ってみたら、バラのジャムとアルコールスプレー買ったんですけど、
その届いた箱を開けた瞬間に、ふわっとバラのいい香りがするんですよね。その時点で結構テンション上がるんですけど、匂いってすごく人の感情を動かしたりするっていうのはあるらしくて、やっぱりすごく豊かな気持ちになったりとか、ちょっとリッチな気分になったりするっていうのがあって、
その箱を開けた瞬間にそれがあったりとか、早速それをすぐにツイッターに写真撮って、匂いがふわっとしたんだみたいなことを言ったら、周りのメンバー、ツイッターでつながってるメンバーがそれ気になるっていうので、私も買ってみたいっていうので、買ってくれて、それをまたシェアしたりとか、
そうこうしてるうちに、一緒に農場行ってみたいよねみたいな話になってるとか、あとは公式のツイッターとか代表からもいいねとかコメントがあったりとか、そういった形で気づいたらファンとかそういう存在になっていく。
コミュニティに入ったまでは言えないかもしれないけど、ただ一回買うっていうところからちょっと踏み込んだ園の中に入っている感覚があって、自分はこれからどういうサービスの園の中に近づいていきたいのかみたいなところはすごく面白い問いで、
なんか一個一個何か物を買うときに、自分はここのコミュニティに入りたいかとかを考えてみるのもすごい面白いんじゃないかなと思ったりします。
最近農業とかを、農業法人とかに関わっているんで、農家とかそういう系の、さっきのバラの生産者さん、ローズラボの話もそうだし、結構僕自身が今農業に興味を持っているところはあるんですけれども、
安いファームっていう会社さんがあって、ブロッコリーをめちゃくちゃ大量に作っている、日本一の生産者さんになるんですけれども、そこがやっていることでめちゃくちゃすごいなと思ったら、
12:07
ツイッターですね。めちゃくちゃツイッター頑張っていて、フォロワーがもう8万くらいいるんですかね。7万8万とかいるんですよ。農業法人でそんだけのフォロワーを集めていること自体すごく珍しいことだしすごいんですけれども、
でもツイッターをやることで、自分たちの商品を直接買ってくれる人を増やすことはできないはずなんですよ。それは何でかというと、市場流通というものをメインにしているので、いわゆるスーパーとか、あるいは業者経由で契約でブロッコリーを買ってもらっていたりとか、そういうことをメインにしている会社なので、
その消費者に直接いわゆる最近流行りのT2Cみたいな感じで野菜を売ることはできないはずなんですよね。なので自分たちがPRしても、SNS上で安いファームの野菜買いたいですって言ってきたとしても、自分で頑張ってありそうなスーパー探してくださいとか、このスーパーに置いているからぜひ食べてねとか言えるかもしれないですけれども、
そういった形で市場流通なんて直接買うことはできないにもかかわらず、自分たちコミュニティを作っているんですよね。
でもやっぱりそういうコミュニティを作っておくと、そんなバズってる農業法人なんてないから、めっちゃ目立つし特別視されるから、消費者から安いファームのことをすごく好きなんですって声がスーパーに届いて、安いファーム専用のコーナーを作ってくれるってこともあるかもしれないし、
発信している内容も、毎回ラジオで話した気がするんですけど、安いファーム素晴らしいですっていうことをPRしているんじゃなくて、どうやって美味しくブロッコリーを食べるかとか、何と合わせるといいかとか、どんな感じで茹でるといいかとか、そういうことをとにかく消費者目線に立って発信しているっていうところがあって、それによってファンが増えていく。
安いファンになった人たちがコアのコミュニティになってくれたりしたときに、もしかしたらその数万人のファンの中にスーパーとか卸の担当者がいるかもしれない。
そしたらやっぱり安いファームのものだったらちょっと高くても買えますよとかっていうふうになるかもしれないっていうところで、いわゆるB2Bの会社だったりとか、あるいは直接消費者に流通はしていないような業界であっても自分たちのコミュニティを作っていくっていうのはすごく大事なんじゃないかなと。
15:06
だからこそやっぱり安井さんのブロッコリー食べたいとか、ちょっと農場に行ってみたいとか、そういう気持ちになるから実際現地に足を運ぶ人も出てくるかもしれないしとか、こういう話はこれからいろんな会社で言われるようになるんじゃないかなと思う。
B2Bの会社でも結構最近スタートアップ界隈とかで、SaaSの企業で自分たちのサービスを使っている人とかこれから使いたい人をコミュニティ化してやっていくっていうケースとか、
AmazonのAWSっていうサーバー、オンラインで情報とかを処理したりとか可能するサービスがあるんですけども、
それの営業手法というか、顧客獲得手法もやっぱりコミュニティで、そのAWSっていうサーバーを使いこなすための勉強会とか、そういうものを定期的にずっとやっているとかね、そういう話があったりします。
っていう感じで、やっぱり会社の中心には社長がいて、その周りに役員がいて、社員がいてっていうところは認識通りだと思うんですけど、そのすぐ近くの外側にコミュニティっていうものがあって、
その周りにステイクホルダーっていうパートナー企業とか、投資家さんとかもしかしたらいて、その周りにユーザーがいるみたいな、こういう生態系の作り方っていうのがこれからの企業の、もしかしたら主流になっていくんじゃないかなっていう。
僕の大好きなコテンラジオとかもめちゃくちゃファンが多いと思うんですけど、コテンラジオのファンって経営者が多かったりとかするから、そのコテンラジオが作っているものとか、ラジオ自体もそうですけれども、なんかすごいそれを使ったら便利とかっていうことじゃないと思うんですけど、
ファンがついていて、そこから実際にコテングルーという形で出資というかお金を払ってくれるメンバーとかもいたりとか、本当に利便性とか何かサービスを売っていないんだけれどもお金が集まるみたいな新しい資本主義の形を今作ろうとして、
その集まったお金でデータベースを作るっていう、世の中に役に立つある意味インフラみたいなものを作ろうとしているんですけど、まさにコテンとかもそういう例なのかなと思っていて、僕も大好きで。
18:01
そうそう、昨日農業法人のマーグレスで飲み会してたら、そのメンバーの一人がコテンめっちゃ好きなんですよっていう、しかも結構昔から聞いているメンバーで、そのメンバーとはすごく意気投合してですね、意気投合というか、やっぱりコテン聞いている人で、
話が合わなかったことがないというか、独特の思想とか認知を持っている人たちなんですよね、コテン好きな人って。めっちゃ話盛り上がるし、持っている思想とか哲学とかも近かったり。
子育ての話すごく聞いたんですけど、それもすごい共感するところがあって、やっぱりコミュニティに属するとか、何かのユーザーのファンになっていくことで、自分とすごく気が合う人とか、価値観とか思想が近い人に出会えるとか、同じ問いを持っている人に出会えるとか、そういうところもコミュニティのすごい良さだなと思うし。
実際に彼とは今後一緒にいろいろプロジェクトをやっていこうと思うんですけれども、やっぱりそういうところにつながるのはすごい嬉しかったなと、まさに今回の出張の話ですけれども、一つ収穫としてあったかなと思います。
ということで今日はですね、コミュニティの中にある組織・会社という話をしてみました。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。
ありがとうございました。