1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. #179-1 なぜ「センス」が重要..
2025-02-19 26:51

#179-1 なぜ「センス」が重要スキルになるのか?(書籍紹介:センスは知識からはじまる 水野学 著 前編)

意味のイノベーション入門講座の詳細はこちら

https://peatix.com/event/4303036/view


今回の聴きどころ

  • 意味のイノベーションとは?
  • ​ファンに愛される商品やサービスの事例「ほぼ日の手帳」「ちゃんみなNo No Girls」
  • ​意味のイノベーションのカギは「センス」
  • ​センスは知識を集積であるセンスとは数値化できない事象の良し悪しを判断し最適化する能力
  • ​技術力だけでイノベーションを起こす限界がきている時代
  • ​安土桃山・千利休はセンスの時代の象徴
  • ​ウィリアムモリスのアーツアンドクラクラフツ運動
  • 技術がピークに達したとき、センスの時代がやってくる​

サマリー

このエピソードでは、水野学著の「センスは知識から始まる」に基づき、意味のイノベーションの重要性について語られています。特に、ファン作りや心を動かす商品やサービスの提供における「意味」の役割が深掘りされています。また、現代社会における意味のイノベーションと、それを支えるセンスの役割について具体的な事例を通じて考察されています。水野学の書籍を通じて、AIの時代における「センス」の重要性とクリエイティブディレクターの役割が強調されています。

働き方ラジオの目的
田中健士郎
働き方ラジオ始まります。株式会社セッション・クルー代表 働き方エヴァンデリストの田中健士郎です。
田中健士郎
このラジオは、誰もが自己表現をするように、情熱を持って働く、そんな世界を目指す仲間作りをしていくポッドキャスト番組になります。
田中健士郎
みなさん、自己表現していますか?
はい、ということで、今日はですね、久しぶりの書籍紹介をやっていきたいと思います。
というのもですね、この働き方ラジオ、1年目、2年目は結構この書籍紹介がメインだった時もあったんですけれども、
最近はね、ゲストが増えてきているので、あんまりできてないなと思って、前回いつやったのかなと思ったら、
2024年の6月末でしたね。はい、かなり久しぶりの書籍紹介になるんですけれども、今日はですね、
センスは知識から始まる、水野学さんの書籍を紹介していきたいと思います。
この水野さんの本は、僕もいくつか読んだことがあるんですけれども、その中でもね、このセンスは知識から始まるこの書籍、
まず何で僕がこれを読もうと思ったのかっていう話をですね、してから、紹介を始めていければと思います。
この働き方ラジオをずっと聞いていただいている方はですね、意味のイノベーションという概念について、何回か聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんが、
田中健士郎
今、働き方ラジオとしてですね、これからの時代に非常に重要なイノベーションの考え方になるだろうというところで、この意味のイノベーションというテーマをですね、
田中健士郎
定期的に扱わせていただいて、意味のイノベーション入門講座というものも運営させていただいています。
意味の重要性
田中健士郎
イタリアに在住の安澤博之さんとも連携をしながらですね、この意味のイノベーションを日本に広げていく活動っていうのをですね、
田中健士郎
この働き方ラジオとしてやってたりするんですね。ちょうどまた2025年も3月からですね、新しい講座を始めていくので、また告知できればと思うんですけれども。
この意味のイノベーションという概念が何なのかっていうところで、今って世の中に役に立つものとか便利なものっていうのは結構溢れていて、
もうすでに十分便利な時代って言われてるわけですよね。さらにAIとかも出てくると、今ある問題を解決していくみたいなこと、
不便をなくすとかね、困ったものを解決する、こういったものっていうのはどんどんどんどんやりやすくなっていく。だからこそ、じゃあ今この時代に人の心をグッと掴んで、
それこそファンを生み出すようなサービスとか会社っていうのは、どんなものなのかっていうと、そこに意味があるものだっていう話なんですよね。
役に立つもの、便利なものではなくて、意味があるものに価値を感じてもらって、そこにファンが生まれ多くの方に愛されると。
この働き方ラジオでもファンベースって話をずっとよくしていたと思います。前回の書籍紹介もファンベースにちょっと関係するグレイトフルデッドっていう、
とあるバンドのお話を紹介したんですけれども、ファンベースっていうのは、いわゆる多くのファンに支えられて、そのファンの方々を大切にする企業、サービスっていうのが、これからの時代に強く生き残っていけるっていうような話なんですけれども、
ずっとこのファンベースを考えていった時にですね、まずそもそもどうやってファンを作るのかっていうところですよね。すでにできたファンを一人一人大切にしていって、それをコミュニティのような形にしていくって話はもちろんあるんですけれども、
田中健士郎
やっぱり多くの人を惹きつけるような魅力とか、愛されるようなポイントっていうのはどこにあるのか。めちゃくちゃこの商品便利だからファンになるってことももちろんあると思うんですけれども、やっぱりそこに特別な意味があるからこそファンが生まれるっていうところで、
田中健士郎
やっぱりこの働き方ラジオとしては、意味があるものを作る意味のイノベーションっていう考え方をですね、これからの時代の重要なテーマとして扱ってきたんですよね。よく言われる例だと、ロウソクの例なんかね、よく出されますね。
ロウソクっていうのは、周りを明るく照らすという利便性、機能性のあるものだと思うんですよね。ただ、周りを明るくするっていう機能は、ある時代にはすごく役に立っていたと思うんですけれども、今ってもうライトもあるし、さらにLEDとか、
田中健士郎
いろんなイノベーション、技術的なイノベーションによってロウソクってもう不要になってるはずなんですよね。なんですけれども、今実はロウソクっていうのは過去一番売上が伸びているらしいんですよ。2000年以降ですね。
田中健士郎
なんでかっていうと、ロウソクに安らぎとか、安心を与えるとか、そういった心地の良い価値みたいなものですよね。リラックスした気分になるとか、そういったある意味、それがこう意味ですよね。意味が見出されたからこそ、今またそこにロウソクの人気っていうのが2000年以降ね、高まってきて、
多くの国でロウソクっていうのが使われているし、日本でももちろん雑貨屋さんとか行くとロウソクが、いろんな香りのロウソクが売っていたりとか、ちょっといいレストランに行けばそこにロウソクがポンと置いてあって、その場の雰囲気を良くしていくっていう。
こういったところで、じゃあその意味をどう見出すのかっていうところが大切になってくるんだよって話。他の例だと、そうですね。皆さん、ほぼ日の手帳ってご存知ですか。僕あんまり使ったことないんですけど、
糸井重里さんのほぼ日っていう会社で、昔から大ヒットの商品っていうのが手帳っていうのがあるんですけれども、手帳っていわゆる機能性とか利便性っていうところで考えると、スケジュールを効率的に管理することですよね。
スケジュールを管理するっていう目的、それも意味だと思うんですけれども、そういった、よりスケジュールを管理しやすくするみたいなところだと、もう手帳なんていうのは完成されちゃってるわけなんですけれども、そこに自分のライフスタイルに合わせて使うことができる自由さっていうのがほぼ日の手帳にはあるらしくて、
そのこの自由さ、ライフスタイルに合わせられる手帳っていうものを、逆に軸に自分のライフスタイルがより豊かなっていくよみたいな意味を顧客と共有することで、多くのファンに愛された商品になっているっていう話があったりします。
これもですね、意味のイノベーションですよね。手帳とかロウソクって本当に昔からあるものだけれども、やっぱりそこに特別な意味を見出すことによってヒットに繋がったり、さらに言うとやっぱり多くの人に愛されるファンが生まれるっていうことですよね。
新しい試みと共感
田中健士郎
最近僕が注目している例で言うと、ちゃんみなさんってね、アーティストいて、僕の仲良い人はね、最近僕がちゃんみなちゃんみなって言ってるのをよく聞いてると思うんですけども、少し前から僕も興味持って色々と調べていたんですけれども、
最近特に特徴的なプロジェクトとしては、ノーノーガールズっていうですね、ガールズグループのプロデュースをちゃんみながやっていて、このノーノーガールズのオーディション番組がめちゃくちゃ人気で、もうデビュー前にもかかわらず最終選考を兼ねたライブがチケットを全く取れないぐらい大人気になるっていう。
田中健士郎
これもですね、意味のイノベーション的だなと思うんですよね。オーディション番組みたいなものっていうのは結構昔からあるし、もう一通りやり切ったよねみたいなところあると思うんですけれども、やっぱりなんかそのノーノーガールズで言ってたのが、まず特徴的なのは体重とか年齢とか身長、いわゆる外見的なものとかそういったものは不問ですと。
田中健士郎
やっぱりガールズグループとかアイドルって言ったら、まず見た目が重要ですよねみたいなところがあるんですけども、あえてそこは問いませんと。
で、大事なのは自分が今まで誰かとか社会の方々に何をノーと言われてきたのかっていうのを問い続けなさいみたいなね、すごい哲学的なんですよね。
このノーを突きつけられてきた人たちが、自分の内側にある美しさとか、こうやって生きていくんだっていう信念とか、あるいはそういったものを逆に力にして、ノーと言われていたことを力にして誰かを幸せにしていきたいみたいな、
そのノーと言われてきたことを社会に良い方向に変えていくみたいな、そこの強いコンセプトを持ったガールズグループのオーディション番組で、これがですね、
よくノーと言われてきた経験を何かしら持つ人たちとか、マイノリティだったりとか、女性、男性に関わらずですけれども、いわゆるルッキズムみたいな外見で誰かにノーを突きつけられてきた方とか、そこの共感が生まれて、
ある意味、ノーっていうキーワードが一つの大きな重要な意味となって、それがファンと共有されてですね、めちゃくちゃ人気、熱狂を生んでいるみたいなね、こんなことももしかしたら意味のイノベーション的なんじゃないかなというふうに思いました。
そんな感じでですね、意味のイノベーションについていろいろと広めて活動している中で、意味のイノベーション入門講座の中でも安西先生に出ていただいて、いろんな対話をする中で、どうしたらそういう意味みたいなものを見つけられるのかというかですね、意味を見出すことができるのかみたいな話をしたときに、
そこで一つ出てきたのが、センスを磨く、センスを高めていくことですねって話をしてたんですよね。で、安西さんはセンスを高める方法としては散歩をするといいですよって言ってたんですけど、ちょっとわかんないですよね。
これもしっかり説明すると意図はわかるんですけれども、やっぱりこのセンスっていうものは、これからの時代のキーワードになるんじゃないかなと、よりこういった誰かに強く愛されるようなサービスとか会社とかコンセプトを作っていくときに、その鍵になるのがセンスなんじゃないかなというところを思ったわけですね。
で、センスっていうのはイタリア語だとセンソっていうらしいんですけども、方向っていう意味らしいんですよね。なので自分なりの方向性を見つける力っていうふうにも言われていて、そういう意味でもまさに意味のイノベーションとほぼ近い意味になるっていうところですよね。
よくセンスメイキングっていう言葉を言うんですけど、意味形成ですよね。意味を作っていく。やっぱりその時のセンスっていうのは方向性という意味もあるし、いわゆるセンスがいいっていう意味のセンスでもあると。
ここまで話してですね、僕は思ったわけですね。意味のイノベーションを起こすためにはセンスが重要ですと。センスかーって感じじゃないですか。センス、僕あんまり自信ないんですよね。
やっぱり一緒に仕事してて、マーケティングのセンスがあるメンバーとか、答えがない時に、多分こっちだよねってセンスよく答え出せる人っているじゃないですか。僕なかなかそういうのできないなって思っていて、そこで意味のイノベーションもセンスって言われると、センスか自分には無理かって結構思っちゃうわけですよね。
確かに自分がちゃんみなのように、これから脳を突きつけられた人たちが、それを力にして自分を表現していくんだとかね。なんかやっぱりちゃんみなみたいに考えられるのかなーとかね。ほぼ日の糸井さんはやっぱりセンスありますよねーみたいな、なんかそういう、やっぱりこうちょっと諦めたくなるじゃないですか、センスって言われると。
なんですけれども、これが今日の本題にやっと入るんですけど、センスは知識から始まるっていう本を見つけたわけですよね。そこに書いてあるのは、センスは結論から言うと知識の集積であるっていうふうにこの水野さんは言ってるんですね。なのでセンスは自分の努力で磨くことができるっていうことです。
この言葉はですね、すごく勇気をくれるものだなと思ったし、意味のイノベーションを日本で広げていくためにも、このセンスっていうものをもう少し深く理解していくことが、いわゆる多くの方の助けにもなるんじゃないかなと思って、読んだっていうところですね。
数値化できない事象の最適化
田中健士郎
じゃあ早速ですね、ここから書籍の紹介に入っていきたいと思うんですけれども、センスとは何か。さっきね、センス方向性みたいなことを見ましたけれども、この本で書いてあったのは、数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力というふうに言われていました。
はい。ちょっと言われるとわかりづらいですけども、いわゆる世の中には結構数値化できる事象ってあって、その時に例えば、じゃあマーケティングの施策をしますと、ホームページを作りましたっていうことで、デザインが大きく2つありますみたいな、ここでAパターンのデザインとBパターンのデザインがあって、どっちがいいかっていうので、実際にABテストっていうね、よくマーケティングに使われる用語ですね。
AのサイトとBのサイトを半々ぐらいで表示されるようにしておいて、そのまま数週間放っておくと、Aの方がよりいわゆるコンバージョンっていう、例えば申し込みとか購入とか、そういった成果に繋がる率が、Aパターンだと見てくれた人の5%がコンバージョン、成果に繋がりましたと。
Bパターンの方は2%しか成果に繋がりませんでしたって、コンバージョンしませんでしたってなった時に、Aパターンの方がいいデザインですね。じゃあ今後はAをメインで使っていきましょう。こうやって数値化できるとですね、どっちをやるべきかっていうのは明確にわかるわけじゃないですか。
なんですけれども、数値化できない事象の良し悪しを判断して最適化するっていうところで言うと、やっぱり例えば、まさにさっきの話ですよね。どっちの方がファンの方に共感されるのかとか愛されるのかって、数値化するのは非常に難しいと思うんですよね。
よりこっちの方が愛されてますって。まあ購入数とかで比べることができるかもしれないけども、必ずしもたくさん購入されている商品のファンの熱狂度が高いかどうかってちょっとわからなかったりするじゃないですか。それを数値化する方法とかも色々あると思うんですけども、やっぱり仕事をしていると数値化なかなかできないことも出てくる。そういった時にどっちがいいのかっていうのは判断して、まさに方向性を決めて最適化していく能力。
答えが見つかりにくい中で方向性を決める力なんじゃないかなというふうに思うんですよね。
で、その方向性っていうのが意味のイノベーションの話で言うと、その方向性が従来みんなが見ていた方向と違う方向に、いやこっちだよねこれからの時代はっていう。
アイダルグループは外見じゃなくて、内側にある美しさだよねとか、誰かの心を動かせるかどうかだよねみたいな、別の方向に行くのが意味のイノベーション。
そういった答えが見つからない中で方向性を決められる力っていうのがセンスだということですね。
じゃあ次に、なぜこのセンスが必要になってきているのか。これね、結論で言うと、なぜ意味のイノベーションが必要になってくるのかって話とほぼ重なってたんですけれども、
これもめちゃくちゃこの本読んで、いやそう、まさにそうっていうふうに思ったんですけれども、やっぱりこの本にも書いてあったんですけど、やっぱり技術力だけでイノベーションを起こす限界が来ているんだと。
インターネット産業がどんどんどんどん発達していって、いろんなイノベーションが起こってきて、さらに今AIっていうのも使えるようになって、どんどん技術的な革新は起きてきてますけれども、
その技術力をひたすら高めていくっていうことでイノベーションを起こすのは、もちろんオープンAI社、チャットGPT作ってるオープンAI社とか、Googleとかだったら多額の資金を投入してAI開発できるかもしれないですけれども、
やっぱりその技術力っていうところでイノベーションを起こすっていうのは一般の企業だと結構難しくなってきていると。
で、そんな中で企業が存続するためにも、やっぱりこのセンスっていうものが必要になってくるというふうに著者は言っているんですね。
この技術の時代からセンスの時代に移り変わっていくっていうのは、あの、こう、螺旋的にですね、繰り返しているらしいんですよね。
で、日本でもその傾向があって、いわゆる戦国時代から安土桃山時代に入ったところっていうのは、まさにその転換期だったみたいな。
戦国時代でね、武士が戦っている時代に最後、鉄砲っていう強力なイノベーションが入ってきたわけですよね。
今で言うAIみたいな感じだと思うんですけど、戦国時代みんな刀で戦っているところにいきなり鉄砲でバーンって言って、
もう大田信長が世の中を統一していったわけですよね、日本を。
そこから、豊臣秀吉の時代に変わって、安土桃山時代の時代が始まるわけですけれども、
ここで、いわゆる武力的な技術のイノベーションっていうのは、一旦限界に来た時に、そこから戦争時代に入っていて、そこで出てきたのが千利休だっていう。
お茶の世界をですね、広めた方だと思うんですけれども、僕ちょっとあんまり千利休詳しくないので、ぜひぜひ詳しい方に聞きたいところではあるんですけれども、
やっぱりお茶の世界ってめちゃくちゃ深いし、まさにセンスのある世界だと思うんですよね。
場が作る価値をいかに高めていくかっていうところとか、お茶の場でお客様と共有する時間自体が一つのコミュニケーションになっているとか、
僕もそのお茶をやる方だったからちょっと聞いたことがあったりするんですけども、やっぱりすごくセンスあふれる時間だと思うんですよね。
技術力の話とはちょっと違う感じですよね。
田中健士郎
やっぱりこの安土桃山時代と同じような時代が今来てるんじゃないかみたいな、やっぱり技術力が一定ピークを迎えるとセンスの時代が次にやってくると。
もう一つはイギリスの話ですよね。19世紀、いわゆる産業革命後の中で工場の大量生産品、大量消費っていうのができるようになって、
田中健士郎
どんどん産業革命で製造の効率が上がっていった時に、ウィリアム・モリスっていう方がアーツ&クラフト運動っていうのを始めたんですよね。
田中健士郎
ウィリアム・モリスが言ったのは、工場の大量生産品を使うのを一度止めて、もう一度手仕事に戻ろうと。
暮らしの中にある美しいものを取り入れようっていうね。手仕事をもっと大事にしていこうと。
田中健士郎
これが日本にも映っていったのが民芸運動っていう感じで、世界的に広がっていったんですけども、この時もやっぱり産業革命で
田中健士郎
急に技術力が上がっていって、ピークを迎えた時に、もう一度センスの時代に戻ろうみたいなね、こういう流れがあったっていうんですよね。
センスの時代の到来
田中健士郎
このウィリアム・モリスのアーツ&クラフト運動の話とかは、意味のイノベーションとか、あと安西さんが書いている侵落時代の書籍でめちゃくちゃ出てくる話で、
田中健士郎
やっぱりこれかーみたいな、すごくテンション上がったポイントなんですけれども、そんな感じでですね、一定技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる。
で今、これ実は2014年の本なんですけれども、一定技術がピークを迎えた時にセンスの時代が来るって言って、まさに今AIで産業革命に匹敵するぐらいの大きな技術のピークが今来てるじゃないですか。
まだAI伸びると思うんですけれども、その中でその揺り戻しとしてのセンスの時代が来るんじゃないかというふうなことがこの書籍でも書いてあるんですね。
そんな中でクリエイティブディレクターっていう仕事がこのセンスの時代にはめちゃくちゃ重要になってくるんじゃないかって話を水野さんはされています。
水野さん自身もクリエイティブディレクターだと思いますし、有名なところだと佐藤嘉島さんですよね。ユニクロなどで活躍をされている非常に有名なクリエイティブディレクターの方だと思うんですけれども、こういった方の力、あるいは会社の経営者がクリエイティブディレクター的な役割を担っていったりとか、そういったより時代になってくるんじゃないかなという話をしてました。
つまり、数値化できない事象の良し悪しを判断して最適な方向性を見つけていくみたいな、答えの中で答えを出していけるような力っていうのを持っているクリエイティブディレクター、センスがある方がよりこれからの時代に求められるようになっていくというところですよね。
でも本当に広く見るとクリエイティブディレクター的な仕事っていうのは、より重要性を増してきているなというふうに僕も感じますし、まさに働き方ラジオから生まれた会社、セッションクルーという会社でも企業さんの価値向上をしていくためのPRの戦略とかをですね、結構考えたりするんですけれども、
いわゆる会社が周りからどういうふうに見てもらえるのかということを、音声とかテキストとかいろんな面から考えてですね、アウトプットしていくんですけれども、やっぱりその時にもすごくセンスが必要になってくる場面がありますし、やっぱりセンスのあるメンバーと一緒に仕事をするようになってきているんですけれども、
僕らは割とクリエイティブディレクターっていう言い方よりも、編集者みたいな言い方はしていて、編集っていう仕事もクリエイティブディレクターと非常に近いかなというふうに思っていたりします。
はい、でですね、ここまで聞いてですね、佐藤柏さんかーみたいな、やっぱセンスある人がこれから仕事たくさんあるんですね、いいですねってなるじゃないですか、もう自分には無理だなと思うところで、後半はですね、じゃあそのセンスをどうやって身につけるのかっていう、この本の本題に入っていくというところになります。
田中健士郎
今回もお聞きいただきありがとうございました。ちなみにこの番組は、読むポッドキャスト働き方ラジオとしてノートでのテキスト発信も行っております。
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