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2023-02-13 20:13

#117-1 AI時代の働く力(書籍紹介:能力を磨く 田坂広志著 前編)

Chat GPTなどの登場でAI時代の到来が現実的になってきました。新たな時代に働き方や働くために必要な能力はどのように変わっていくのでしょうか?
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎が、皆さんの眠れ寄せをゆったりとやったトーンでお話しさせていただきます。いつもお聞きいただきありがとうございます。
先週は、やっと2022年の振り返りということで、年間を通して、最も聞かれた6つのエピソードについてご紹介しました。
最近、働き方ラジオを聞けていなかったという方は、これを聞いていただければ、1年の中で一番重要だったエピソードは何なのかというところ、20分ぐらい、25分ぐらいでキャッチアップできますので、ぜひ聞いていただければと思います。
そんな中で、今日は何についてというところですが、AI時代、このテーマですね。
最近、皆さんの周りでもこのAI、ついに来るよという話を聞いているんじゃないでしょうか。
ずっとね、AI時代が来る、AIによって仕事がなくなるとかって言われてましたけど、ふーん、なんか大変な時代が来るんだなぐらいだったじゃないですか。
なんですけれども、今年に入って、一気にそれが現実味を帯びてきたというか、やっぱりその一つのきっかけとしては、もうみんなね、YouTubeでもどこでも言われているから知っている方も多いと思うんですけど、チャットGPTの登場ですよね。
マイクロソフト系の資本が入っている、オープンAIという会社が作っているサービスで、簡単に言うと、AIとチャットができますよというものになるんですけれども、これがすごいんですよね。
今までのチャットBotみたいなものとは全然クオリティが違うものがドーンと出てきて、英語対応だけじゃなく日本語もかなり正確に会話ができるチャットと。
チャットなんてカスタマーサポートとかが、今まで拙いLINEのBotだったやつが、より流暢な感じになるのかなって、それぐらいの感じがするじゃないですか。
それだけじゃなくて、いろんなことをお願いすることができるんですよね。
まず一つびっくりしたこととしては、前後の文脈をちゃんと読んでくれるみたいなところで、今までAlexaとかOK Googleとか言って、AIのスピーカーとかに声かけると、それについては答えてくれるけど、その前に話してた話とかを踏まえて答えてくれるってことはなかったじゃないですか。
だから、Alexaテレビをつけて、そういうことを言って、その後チャンネル変えてとか言っても、もうテレビのことを言ったっていうのを忘れて、チャンネルとは何でしょうかみたいな感じになったりするみたいなことあるじゃん。
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毎回テレビのチャンネルを全部言わなきゃいけないとか、そういうのがなくて、10個前ぐらいにチャットで話してたこととかも踏まえて、つまりこういうことですよねみたいな、文脈をちゃんと理解して答えてくれるとか。
あとそれだけじゃなくて、具体的にこういう商品がありますと、この商品についてのプレスリリースの文面を書いてみてくださいとか言うと、本当にプレスリリースに書けそうな文章を500文字ぐらいで一瞬で書いてくれたりとか、あとはこういうテーマで、こういう主人公で小説を書いてくださいとか言うと、いきなり小説書き始めるんですよ。
AIが、これは何とかの物語みたいな、ちょっといい感じの口調で小説始まるんですよね。
ちょっと怖さすら覚えるっていうんですかね。そんな時代が来てるんですよね。
コンサルとかもできそうなんですよね。
例えば、それこそ民家での売り上げを伸ばすための方法を考えてくださいとか言うと、3つほど考えられますとか言って。
1、無料のセミナーをやってうんぬんとかね。
2はSEOを強化しうんぬんとかね。
なんかもうコンサルですかみたいな回答出てきたりとかね。
コンサルっていう仕事もなくなっちゃうのかなとかね。
今僕もやってたりしますけど、ただ戦略を考えるみたいなものはもしかしたらなくなっちゃうかもとかね。
それぐらい、あとコード書いてくださいとか言ったらプログラミングのコード書けるかもしれないですよね。
みたいなこともあったりとか。
あと面白いのが、教えると育っていくんですよ。
例えば、みんなのカレッジっていう教育サービスについて、AI、ChatGPTは最初知らないんですよね。
でも、このサービスってこういうもので、こういうコースがあって、
だいたい値段はいくらぐらいで、主にこういう人が受講してるんだみたいなことを教えてあげると、
それをインプットして、次からそれを踏まえたアドバイスくれたりとか、
どんどん答えてくれる内容が解像度が高くなっていくみたいな。
育てるみたいな感じで、自分のチャットを育てていくみたいなことを、
クラウドワークスで一緒に働いているメンバーとかも言ってて、
最近育ってきましたよ、うちのAIみたいな。やばくないですか。
こういう世界観がですね、今、もうすぐそこに来ている。
それが無料で使えちゃうんですよね。
スマホでも使えちゃうんですよ、ChatGPTが。
とんでもない時代が来たなっていう感じはあり、
それはもちろんチャットだけじゃなくて、
今、こういうイメージで画像を作ってとか言うと、
すごいかっこいい画像とか絵を描いてくれるサービスもあるし、
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もしかしたら動画編集とかもできるようになるかもしれないですよね。
っていう感じでですね、どんどんこういったAIのサービスっていうのは、
多分今年来年、再来年と一気に出てくるだろうと言われてますね。
Googleも早速ChatGPT対抗のものを出しているみたいですけれども、
そんな世の中にはなってきているという中で、
僕たちはどうすべきか、これみんな考えてますよね。
なので、今日はちょっとこれについてですね、
ぜひ考えてみようかなと思います。
僕が働いているリボンっていう会社はですね、
こういうAI時代とか言われている前から、
やっぱりこれからの時代に何が大切になってくるのかみたいなところで、
例えば人の感情とか、そういうものにすごく向き合っていたりするんですけど、
僕もあそこでですね、やっぱり自分の感情みたいなものに
あんまりビジネスでは向き合ってこなかったんですけれども、
やっぱりそこに向き合うべきだなと。
そうすることによって周りの人を動かすこともできるかもしれないし、
誰かを救うこともできるかもしれないっていうので、
感情を大切にしてるんですけど、やっぱりAI時代になったら、
こういう人の感情を揺さぶったり、自分の感情に気づいたりっていうのも
大事になってくるのかなっていうふうに思ってます。
そんな混沌とした時代において、何をするべきかってなって、
僕はやっぱりヒントを得たいなと思ったのは、この方ですね。
田坂ひろしさんですね。
先週の総集編の中でも、2つの書籍紹介がランクインをして、
この働き方ラジオでも、やっぱり田坂さんの回よく聞かれるんですよね。
それだけ本質をついているのか、今の時代に皆さんが求めている答えっていうんですかね、
思っているような方なのかなと改めて思ったんですけれども、
じゃあちょっとこのAI時代についても聞いてみようということで、
書籍調べてみたら、2019年に書いてるんですよね。
その名もタイトル、能力を磨く、AI時代に活躍する人材の3つの能力というタイトルですね。
2019年ですよ。まだコロナすら来ていない、
あの時代にですね、このAI時代っていうものをドンとタイトルにした書籍を書いてるんですよね。
さすがですよね。ただ例によって、このAI時代の話っていうのですごく難しいのかなって思うんですけれども、
やっぱり読みやすい。文量もそんなに多いわけじゃないので、非常にコンパクトにまとめられているし、
かつ、構成もですね、非常にわかりやすくなっているし、具体例も入っているというと非常に読みやすい本なので、ぜひ気になる方は読んでいただければなと思います。
早速ですね、この書籍の紹介をしながら、このAI時代に何が必要なのかっていう話をしていきたいと思うんですけれども、
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まず、僕らは今どんな時代に生きているかっていうと、高度知識社会っていうみたいですね。
これについて詳しくは言わないんですけど、いわゆる知的労働って呼ばれるものですよね。
いわゆる体とかを動かして労働するところから、頭を使って働くように人はどんどんなってくる中で、
よりその中でも高度な知的労働の時代になってきている。そんな時に必要な能力っていうのが5つありますよ。
その5つっていうのが、基礎的能力、学歴的能力、職業的能力、対人的能力、組織的能力という5つですよって話をしています。
この5つを覚える必要はないんですけれども、まずこの本で言っていることは、その5つ大事だった能力のうち、
2つはAIによって重要性が下がってしまうんじゃないかと。その2つっていうのが前半の2つですね。
基礎的能力と学歴的能力。基礎的能力っていうのが何かっていうと、例えば集中力とか、あと知的なことの持続力。
何かをぐっと集中して考えたり、それを持続させたりすること。これに関しては、AIはわかりやすいですよね。
もう24時間深い思考をやり続けることができるわけですよね。これに人間が勝つのは難しい。
やっぱり夜中、今日も1時ですけれども、だんだん思考力が下がってきますよね。もう眠いなって。
だんだん考える力もなくなっていったりとか集中力もなくなってきますけど、AIはもう1時だろうが2時だろうが3時だろうがずっと考えることができるわけですよね。
もう1つは学歴的能力っていうところで、学歴的能力っていうのは簡単に言うと知識ですよね。
入学試験とかやったと思うんですけども、やっぱり基本的には知識になりますよね。歴史について覚えているのかとか。
理系的なものだとしても、ある程度知識を覚えるっていうことが前提になっていて、もう1つが論理的思考力ですね。
思考力っていうところになると、理系とかでもそうですし、文系でも思考力が一定必要になるものがある。
学歴的能力というものが2つ目ということですね。
ただこれに関しても圧倒的な知識量とかってもうAIでカバーできるのはイメージ湧くじゃないですか。
もう1つですよね。この論理的思考力っていうロジカルシンキングとかね。
社会人になってロジカルシンキングとかもずっと言われ続けてますけれども、これもAIには勝てないっていうんですよね。
これね、わかりますね。AIに文章を書かせたときにすごい論理的なんですよね。
プレスリリースの文章を書いてとか言われても、論理が破綻しているとかがすごく少ない。
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まだまだ完璧ではないんですけども、この感じで言ったら論理的思考力が負けるなみたいなのもなんとなく見えるみたいなね。
やっぱりこういう能力はもうAIに代替されていくというか、それが必要ないですよって言ってるわけじゃないと思うんですけれども、
そこにですね、AIがある意味カバーできるようになってくるっていうところですね。
この本で言っているのは、基礎的能力、学歴的能力の優先順位が下がって、今後はそれ以外の職業的能力、対人的能力、組織的能力、この3つを伸ばさないといけないと言ってるんですね。
今までだったら、じゃあこれから企業で必要となる能力はこっちだから、ここを伸ばすための教育を会社がしてくれるんじゃないかっていうふうに思うと思うんですけれども、相当は限らないよみたいな話をしてるんですよね。
企業の場合は、もちろんそういったところの能力を社員を高めるっていうのも大事だと思うんですけれども、収益の最大化をするときに、まずAIを導入するっていうことから始めるだろうと。
なので、社員の教育をするコストよりもAIを導入して、どんどん人じゃなくてもできることに置き換えていくっていうのを、資本主義の中だとどうしても優先せざるを得ないと。
なったときに、教育をできるっていうのは会社じゃないよねと、自分でやるしかないっていうふうに書いてあるんですよね。
だから自分で能力を高めるしかないんですよっていうのを田坂さんは強調してますね。
なので、必要な能力が変わってきたからこそ、それを会社に求めてもなかなかそこにはお金を払ってくれるというか、その機会を与えてくれるってことはないので、自分でやるしかないというようなことが言われてました。
そんな中で、じゃあその残りの3つの能力ですね。それぞれがこれからより重要になってくるんじゃないかっていう話をしてたので、一つずつ説明していきます。
まず職業的能力。これは何かっていうと、仕事をする中で得たような能力ですよと。
わかりやすく言うとそうですね。なので、さっきの学歴的能力みたいな知識みたいなものじゃなくて、仕事をしたからこそ得られた、わかりやすく言うと知識とかノウハウとかそういったものなんですけれども、
AI 時代において知識みたいなところはやっぱり AI に置き換わっていくと。
なってくると何が重要になってくるかっていうと知恵だっていうふうに言ってるんですよね。
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知恵って何っていうと、暗黙地とかとも言われるんですけれども、なかなか言葉では表せないようなこと。
言葉で説明できるようなものっていうのは知識としていろんなところに共有されたり、本に載ってたりすると思うんですけども、
やっぱり何かを実際に自分で経験した時に得た体験とか経験っていうものって、なかなか言葉では説明しづらいものだったりすると思うんですよね。
例えば、組織の中でこういうふうな問題が起きた時に、何とかみんなで対話をたくさんして組織が一つになっていったとか、そういうストーリーってそれぞれみんな持っていったりすると思うんですけれども、
それをじゃあこうやればうまくいきますみたいな公式にしても、当てはまらないみたいなことってあるじゃないですか。
でもその中に重要なポイントっていうのはいくつかあるよねみたいな、でもこれってやっぱり経験してないとわからないみたいなことってあると思うんですけれども、まさにそういうものが知恵みたいなものですね。
で、やっぱり言語化できるようなものよりも非言語のもの、それっていうのは経験から学ぶ、それをそういったものをただ経験するだけじゃなくて経験から学ぶ力、そしてその経験を誰かに伝える力が大事だっていうふうに言ってましたね。
それどうやって身につければいいのっていうところですけれども、ポイントは反省だって言うんですよね。
皆さん反省してますか。僕も最近反省することはよく多いですけれども、これも失敗とかでもそうですよね。
失敗すると反省するじゃないですか。反省って何かっていうと、ポジティブな言い方で言うと振り返りですよね。
失敗して、何でうまくいかなかったんだろうっていうのを反省して振り返ると、こうすべきだったんだ、これが学びだったな、こうやって経験から知恵を学んでいくわけですよね。
なので反省がめちゃくちゃ大事、毎日少しでも振り返りっていう言い方でもいいと思うんですけども、自分がやったことについて反省をしてですね。
例えば、プレゼンを今日はしました。プレゼンの資料を作ることとかは本で調べてきれいに作れるようになったんだけども、実際プレゼンをしたときに、何か相手の心を動かせたんだろうかとかね。
聞いてる人はちょっと退屈そうにしてなかったかとかね、そういうものを振り返って、何で退屈そうにしてたんだろうなとか。
もしかしたら、相手の理解度を全く考えずに説明してたのかもしれないとか、逆に相手がよっぽど分かっていることをわざわざ10分も20分も使って説明してたかもしれないとか。
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こんな感じでですね、振り返りをして反省をしていくと、こういった知恵みたいなものがついていくってところですね。
これ難しいと思うんですけど、言語化しにくいものを人に伝えるっていうなかなか難しいことを言ってるんですけど、こういうラジオとかもそうかもしれないですけどね。
それを人に伝えていくっていうことをやっていくことで職業的能力が上がっていきますよ。
あともう一つ職業的能力で重要なのは直感的判断力。
この辺もですね、もうちょっとわかりやすく言うとクリエイティビティとかだと思うんですけども、やっぱりこういったものもやっぱりAIに大体されにくいというふうに言われているものではあります。
ただこのクリエイティビティって言っても、ただ手先を使って絵を描いたりとかデザインを作るっていうものがずっとAIに負けないかっていうとそうでもないかもしれないっていうところ。
直感的判断力と呼ばれるものもやっぱりAIが成長してくるとですね、そこに侵食してくる可能性はあるっていうんですよね。
で、そんな中でじゃあクリエイティブで何が大事かっていうと、そのアイデア自体の価値っていうのは下がっていって、アイデアをちゃんと実行する力、実行力までやる。
実行力っていうのはイコール対人、他の人を巻き込んで組織として成果を出すみたいなところまでセットになってくるんで、後の2つの能力にもちょっと重なってくるんですけれども、クリエイティビティに関しても実行力とセットでより価値が出てくるっていうね。
田坂さんの企画力って本でもこの話は結構書いてあったと思うんですけれども、やっぱりこのクリエイティビティプラス実行力っていうところも職業的能力の一つというところになります。
じゃあそのまま2つ目も言っていきたいと思います。
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