マルチタスクによる集中力の低下
まてぃ
こんにちは。このTFCチャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、マルチタスクは生産性が低い!?をテーマにお届けします。ということで、根本さん、こんにちは。
根本Deacon雅子
こんにちは。
まてぃ
はい、今日はマルチタスクの話なんですけれども、マルチタスク全開の私にはとても気になる話題なんですが、どういうお話になりますでしょうか?
根本Deacon雅子
マルチタスクだと、いろんなことが段取りよくできていいっていう、そういう考え方ももちろんあるんですけれども、実はマルチタスクというのは、今ご自分がなさっていることに対して集中していない可能性もあるっていうところなんですよね。
ですから、いろんなところの引き出しが同時に空いていることによって、あれ?今自分は何やってたんだっけ?っていうふうにして、見失ってしまうことも起きかねる。
そうすると、じゃあ自分が今何をそもそもしていたんだっけ?っていうふうに戻る思考になりますよね。
その戻る思考っていうのは、ひょっとしたら自分自身を失ってしまうロストになったり、具体的な時間のロストっていうことにもなってくるかもしれない。
ところが、マルチタスクではなくて、シングルタスク、一つのことにフォーカスをして完了させて、一つのことにフォーカスさせて完了させてっていうふうにしていくことによって、実は生産性が高くなっていく。
実はスピードが速くなっていく。実は自分の中で達成感っていうのも起きてきているっていう可能性がある。
そういうところなんですけども、牧井さんご自身はマルチタスクだなっていう認識があるんですか?
まてぃ
あります。常にマルチタスクです。シングルタスクでやってきたことってほとんどないと思います。
業務上待たぬことが多かったので、1個の部署の1つの仕事をだけするっていうことが許されなかったっていうのもあったんですけども、状況的に。
まてぃ
それを続けているうちに、同時進行で全部やるみたいなことが日常になりすぎて、シングルタスクってなんだっけみたいになってます。
根本Deacon雅子
すごいですね。それぐらいだから、マルチタスクが日常か通常か、ディフォルトがマルチタスクっていうことですよね。
そうするとご自分の中で、ディフォルトがマルチタスクだと、それが果たしてパフォーマンスが良いか悪いかっていう判断って多分できないぐらいディフォルトになっていると思うんですけども、その状態だとご自分の中で心の平穏ってどれぐらいあるかなってイメージですか?
まてぃ
私、毎朝その日のタスクを確認するのと同時に、そのタスクをやるにあたっての昨日の振り返りみたいなことをしてるんです。
その振り返りの時間をだいたい30分から長いときは45分ぐらい取るんです。
その時間を取ることで整理してるんですよね。
本当の優先順位ってこれでいいんだっけとか、誰かに急いでるって言われたからこれ急いでやってるけど本当に急がなきゃいけないんだっけとか、今やらなきゃいけないことって緊急性はこっちが高いけど従業度はこっちの方が高いからこの順にやって、必ずどんなに遅くてもいいから1分でもいいからこれやるみたいに分けて考えるっていうのをしてるんですね。
その時間が取れれば、頭の中がぐちゃぐちゃになったり、パフォーマンスが良い悪いみたいなことも考えなくてもできるんですけど、切羽詰まるとその時間がすっとぶことがあるんですね。
シングルタスクの適用
まてぃ
そうなるとマルチタスクが端から崩壊していくみたいなことがちょっとあります。
根本Deacon雅子
素晴らしいということはマティさんのそのマルチタスクというのはその振り返りがあるからこそうまく機能しているっていうふうにも言えますよね。
逆にその振り返りがないと、今おっしゃられたように文字通りマルチタスクが崩壊していっちゃうっていうことになっちゃいますよね。
これもしもシングルタスクという形で一つずつにフォーカスをしていくということを取り入れてみたら、どんな変化が起きそうでしょうか。
まてぃ
マルチタスクはあまりにも長いことをしているのでシングルタスクの状態がよくわからないんですけど、ちょっとご説明いただいてもよろしいでしょうか。
根本Deacon雅子
はい素晴らしい。もうシングルタスクというのは文字通り、例えば今Aという案件の何か文章を書くだとしたらそれだけをやる。
それが終わったらじゃあ今度Bという案件のプレゼンを作る。
そしてBのプレゼンを作りながら、このプレゼンを作るのにあの本を読んだ方がいいなとか、あの資料を見交えした方がいいというふうであったら、それはあくまでもそのBのプレゼンを作るのに連携していますよね。
Bのプレゼンを作っていて、じゃああの文献を読もうと思って、その文献を読み出して、そして必要なところだけじゃなくて、どんどんどんどんそれこそウェブ検索をし始めて、どんどんどんどん違う方向に行ってしまうというのがシングルタスクとは逆の方向に行っているという現象にもなりますよね。
シングルタスクというのはあくまでもじゃあ今このBの案件のプレゼンを作っているんだとしたら、それに対して必要なことをやって入れて完了させる。
完了させたらじゃあその次、じゃあ自分はこのCのプロジェクトに関してこの部分を今はやる。
一つずつ終えていく、一つずつ必ず完了を作っていくというのがシングルタスクというところになります。
ありがとうございます。
まてぃ
多分私、頭が混乱しているときはその振り返りができないとき、でも急いでやらなきゃみたいになっているときは、先ほどの根本さんがお話しくださったBのプレゼンの仕事をしながら、資料を作りながら文献を読もうといって検索して、あれいつの間にかどっか違うところに行ってるっていうのが起こりがちです。
でも頭がすっきりしているときは、この順にこれをやるとか、あと時間を決めてやってるんですね。
なので、時間を決めてこの時間をこれだけやる。その時間になったら終わってなくても完了する。
続きは明日この時間にやるっていう風にタスクを分けて時間を決めてやっているので、頭がすっきりしているときはシングルタスクで多分やれてると思います。
素晴らしい。
根本Deacon雅子
これは大きな違いですね。その時間を決めてやっていることによって、自分を失わない。それから自分が検索をしていて、とんでもないところに迷子になっていかないっていうところですよね。
そうすることによって、自分が完了しなければいけないことがきちんと完了できていく。
マルチタスクというのは、完了ができていない可能性が高いんですよね。
それによって充足感というのも生まれないし、結果的にトータル的に時間が非常に長くかかってしまっているという可能性も高いんですよね。
まてぃ
となるとですね、今日そろそろ問いの方に行きたいんですけれども、マルチタスクは生産性が低いっていうのが今日のテーマなんですけれども、どんな問いになりますでしょうか。
根本Deacon雅子
今日の1日の中にシングルタスクで1日を過ごされるとしたら、何から始められますか。どこから始められますか。そこを問いにしていただきたいと思います。
そうすると、今日1日をまずどこから始めて、どの1つのタスクで終わらせられるのか。
1つから始まったら必ずそれは完了しないと次にいけませんから、完了のセンスというのも体感していただけます。
ありがとうございます。その完了自体は、完全にその仕事が終わりました、今日で手離れですっていう風にならなくてもいいんですよね。
根本Deacon雅子
そうです。この1つの、例えばAというプロジェクターのうちのこのB章というところが、のうちのA説っていったところまでが、今日やる予定だとしたら、そこが終わればいいわけであって、あるいはこのCダッシュの調べ物をするというタスクで、そのCダッシュの調べ物をしたといっただけでも十分な完了になりますよね。
まてぃ
ありがとうございます。すごくわかりやすかったです。
ということでお知らせがあります。7月25日火曜日21時から根本さんのウェビナーがあります。ワークショップで忙しさから自分を解放しよう、自分の内側を整えるワークです。
本来どんな自分でありたいかを引き出すワークショップですので、ぜひご参加ください。
今日のテーマともちょっとつながるところがありますよね。
根本Deacon雅子
まさにそうです。ぜひ皆さんお越しください。
まてぃ
ということでご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、スタンドFMのコメント欄かTwitterのハッシュタグ、TFCチャンネルか私金本さんのTwitter宛てにお送りいただければと思います。本日もありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。