信頼の意味と重要性
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こんにちは。このTFCチャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、チームのメンバーをどのくらい信頼していますか?をテーマにお届けします。
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皆さん、チームのメンバーに対してどれくらい信頼をしていますか?
改めて、メンバーに対して、あるいは一緒にやっている上司の方に対しても、
その信頼を自分がどれくらいしているか考えたことがないかもしれませんよね。
特にチームの中の長の方にとってみれば、メンバーの人をどう信頼するか考えたことは皆さんありますか?
ひょっとしたら、人事だからこのチームの中で何とかやらなければいけないというふうに思い込んでしまって、
自分がその目の前にいる人に対してどれくらい今信頼をしているかということを考えたことがないかもしれないですよね。
ここのスタンダードFMでも以前お話しさせていただいたことがありますけれども、
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チームビルディングには信頼がベースになっているということをお話しさせていただきました。
ベースになっているということは、達成のピラミッドというのがあるんですね。
三角形の頂点が達成になります。
その一番下のベースにあるのが、人間関係をいかに作るか、信頼関係がいかに作るか、そこがあるからこそ達成になれるんですよね。
ですからこの信頼といったところを考えてみてあげないと、
ベースなくして何かを築き上げようとしているということになってしまうのかもしれない。
実はそれって非常に不安定で危険かもしれないですよね。
ベースがちゃんとできているか、ならされているかということ、
コンクリートがちゃんと敷き詰められているか確認せずに建物を建てている、そんな状態にも似ています。
ご自分自身が何か少しモヤモヤ感があったり、ストレスを感じる時っていうのは、
この信頼度というものが急降下している可能性があるんですよね。
このような時、ご自分のチームに対して、一緒に仕事をしているアライアンスを組んでいる方々に対して、
信頼度を数値化してみると良いかもしれません。
先日、とある方とお話しさせていただいている時に、その方は組織の中で一番上のポジションの方だったんですけれども、
その方が次ぐらいのポジションになるところが数ヶ月空いていたんですよね。
というか、前任者の方が辞められたので、後任を探していて、ようやく後任が見つかった。
面接した感じもいいし、経歴もいいし、この方にお願いしようというふうに、お願いという感じで採用して、
その方に任せていたんですよね。
任せていたんですけれども、組織がさらによろしくない状況になってきて、
数値化された信頼度の認識
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その方に任せたはずのチームの方々、メンバーの方々から、
たくさん不平不満が、その長の方に届くようになってしまったんです。
これは何とかしなければいけないというふうに、その長の方も思いました。
仮に、その長の方をAさんだとします。
そして、お願いとして入っていただいた方をBさんだとします。
そして、その下にいらっしゃるメンバーの人たち、不平不満を直接言っている人たちを、
Cチームというふうにします。
この長であるAさんにお伺いしたいんですよね。
どれくらい皆さんを信頼していますか?
信頼?信頼は、それはしているとは思うけれども、
そんな信頼をしているかどうか自体を考えたことがなかった。
もうこの人たちでやっていくんだからというのが前提なんだから、
改めてそうか、信頼かというふうにして考えたんです。
その考えるときに、資格化するのに一番やりやすい方法としては、
数値化していただくことなんですよね。
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ですから思い切って、じゃあAさん、その新しく入られた、
その任せようと思っているBさんに対して、
今どれくらい信頼していますか?ってお伺いしたところ、
うーんって言ってちょっと詰まっちゃって、
でこう考えられて、20くらいかな。
100点満点で20なんですか?
どうしよう、20っていう数字でした、頭の中で。
本人も初めて数値化をして、ちょっと戸惑われたんですね。
そうですか。
じゃあその下のメンバーの人たち、Cチームの人たちに対しては、
Aさん、100点満点でどれくらい信頼していますか?
うーん、この人たちには、75くらいかな。
あっ、そうなんですね。
今、何を思ってますか?Aさん。
こんな信頼度っていうことすら、今まで考えたことがなかった。
そしてBさんに対して、今、僕の信頼度が20っていうことに対して、
ちょっと戸惑ってます。
どうしよう、どうしたらいいんでしょうか。
じゃあ、Aさんはどうしたいですか?
うーん。
僕としても、Bさんは素晴らしい経歴もあるから、頑張ってもらいたいと思ってる。
でも、僕が今、Bさんに対して、20っていうこの信頼度をどうしよう。
どうやったら上げられるかな。
ちょっとまずBさんと僕とで、この信頼関係の再構築するために、
ちょっと話す必要がありそうだよね。
どう思いますか。
Aさんがそう思われるんだったら、ちょっとじっくり話されてみたらどうですか。
信頼度の再構築に向けたアクション
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どんな点について話されたいですか。
僕がイメージしているその理想の組織像に対して、
このBさんがどんなふうに考えてくださっているのか、ちょっと聞いてみます。
多分、僕が考えているその理想像って、
多分、今まで話したことがなかったような気がしてきました。
いろんなことが、このセッションの中で、Aさんの中で見えてきました。
やはり、それは数値化したことによって見えてきたっていうことだったんですけれども、
どうでしょう、マティさん。
信頼関係、ポイントになりますよね。
なりますよね。
ちょっと話は違うかもしれないんですけれども、
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私も専門職の方を何度も話したことがあって、
そのときに専門職の派遣会社の方に紹介をしていただいたんですね。
だいたいそこの会社との関係も長かったですし、
変な人が来たことってほとんどなかったので、
来た方とマティさんの会社との関係も長かったんですけれども、
その時に専門職の派遣会社の方に紹介をしていただいたんですね。
変な人が来たことってほとんどなかったので、
来た方と何人かと毎回お話をして、
スキルだったりとか私たちがやりたいことと合う方、
あとはその方のやりたいことと私たちがやってほしいことが一致したときには
お願いするっていう形をとってたんですけれども、
あるとき経歴がすごいピカピカで、スキルもこんなにスキルたくさん持ってて、
うちにはちょっとスキルオーバーではっていうぐらいの方が
来てくださって、でもぜひうちの仕事をしたいということで来てくださったので、
次の月から来ていただくことにしたんですよね。
私はその方と何度かお話をしていたので、
その方とこれからもしっかりお仕事をしていきたいと思って、
皆さんとお話をしながらお仕事をお願いするに至ったんですが、
なんと3日で分かったんですが、
実はそのスキル全部嘘だったというのが分かったことがあります。
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そんなことってあるんですか?
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はい、私もすごくびっくりして、
スキルが全部嘘だった上に何もできなかったっていうのにまず驚いて、
でもさっきねもさんのお話にもありましたけど、
この人とやっていくんだって決めたら、
その人とどうやって信頼関係を作っていったり、
どうしたらみんなで次に進めるかっていうことを
いつも考えるようにしてるんですけれども、
その時はさすがに全部嘘だったっていうところから、
ここからどうやって信頼関係を作ればいいんだろうっていうので、
先が見えなくなってしまって、
結果的にはお引き取りいただいたんですよね。
そのことで私たちのチームは一瞬気落ちしたんですけれども、
このショックが起こったことで、
残っているチームの人たちとの私たちがやりたいこと、
やるべきこと、これから目指しているものっていうことに対する
コミットがすごく強くなって、
なんかより仲良しになったんですよね。
すごい不思議ですけど、
こういうこともあるんだなっていうのを思い出しました。
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素晴らしいです。
やっぱり自分が無理だ、
信頼関係を構築するのが無理だというふうに思われたら、
次に何をすべきかっていうご自分自身のアクションが見えますよね。
そこを曖昧にしてしまうと、
もやもやがどんどん山のようになるだけでなくて、
ご自分自身がストレスでおかしくなってしまいますよね。
ですから、今日の問いは、
ぜひ皆さん、ご自分が一緒に仕事をしている方たちに対して、
どれくらい信頼度があるか、数値化してみてください。
そうすると、ご自分自身が何をすべきか、何をしたいか、
見えてくるかもしれません。
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はい。ということで、ご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、
スタンドFMのコメント欄かレター、
ツイッターのハッシュタグ、
TOCチャンネルか私金本さんのツイッター宛に送りいただければと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。