違いを認める視点
まてぃ
こんにちは。このTFCチャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、みんなと違うから排除された、おテーマにお届けします。
根本Deacon雅子
はい、みなさんこんにちは。
みんなと違うから排除された、というようなご体験、あんまりしたくないけれども、そういう体験があっちゃったっていう方、いらっしゃいますか?
あるいは、周りでそういうことが起きてたかもっていうような方、いらっしゃいますか?
自分と違う、あるいはみんなと違うということは、実は本当に組織にとって、チームにとって、強力な強みになる可能性が高いんですよね。
違うものを持っているからこそ、今までにないバリューをその組織の中で出せる、そのチームの中で出せる。
そうすると、あえて自分とは違う点を、今目の前の人はどんなものを持っているんだろうか、というような視点で、ご自分と似ている人に対して見ても、接し始めてもいいかもしれませんよね。
極端に違う人というのは、あいつは違うから、みたいな感じでね、分かりやすいかもしれないけれども、
まず、自分と似ている人もご自分と何らかしら違う点を持っているはずなんですよね。
そうすると、何か違う点を持っているところに対して、あ、自分と似ているところがたくさんあったけども、この人はこの部分は違うんだな。
だからこうありがたいな。だからこそチームとしてこんな可能性があるな。
そんな視点を持っていただくと、ご自分と対して極端に違う人に対しても、同様にその違うといったところがあるからこそ、どんなふうにその違いを我々と一緒にこの組織の中で、チームの中で発揮してもらえるか、そんな視点が持てそうなんじゃないでしょうか。
違うといったところをあえて探してみて、そこの違ったところにありがたさ、感謝を持ってみると承認ができて、そしてそこからその違いをどんなふうにバリューとして発揮してもらえるかの対話に進めそうですよね。
根本Deacon雅子
とある組織でホテルだったんですけども、南半球ご出身の方だったので、とってもハッピーを表現するのが得意なんですよね。躊躇がないっていうのかしら、そのハッピーの表現の仕方が。
その方がアサインされたポジションがフロントが担当だったんですよ。そこで日本の大手のフロント、ホスピタル業界のフロントに行くと、マナー講師の先生のような方が多いと思うんですよね。
そういう方が多いから、日本人もフロントの人にはマナー講師のような人たちが並んで整然と立ってくださっているっていう、そんな期待がありますよね。
ところがその方は、2つのボールペンを右と左の手に持っていて、ドラムの中に叩いていたそうなんですよね。
彼としては、自分がそれでハッピーだし、それによってそのハッピーを目の前の人に届けたいっていう、そんな価値観だったそうなんですけれども、
その組織の長であるかとしては、断然それが許せなくて、絶対ダメ、ありえませんっていうようなところから動けなかったんですよね。
それがダメなんですっていうことを何度お伝えしても、全くその方には通じなかったそうなんですよ。
なぜならば、彼の視点、ドラムのように叩いていた、彼としては最大のホスピタリとして楽しませてあげるっていうようなところを起点に持ってたんですよね。
つまりその価値観が違う、マニアの読み方が違うわけなんですよ。
でもその組織の今日の方にしてみれば、こうだというもその価値観が揺るぎないも一つのものだったんです。
そうするとその価値観が融合することは最後までなかったんですね。最後まで平行線だったんです。
違いをバリューとして発揮する
根本Deacon雅子
ひょっとしたら、それこそその価値観を融合してみたら、その違いをドラムを叩くような素晴らしい発想がある、その彼を素晴らしいというふうに思える発想があったら、ひょっとしたらフロントじゃないポジションについていただく、そんなことも可能だったかもしれない。
違うって言ったところに対して何かありがたさ、承認って言ったものがあると本当にそのバリューとしてどんなふうに発揮できるか、そんな視点が持てそうですよね。
今のはちょっと極端な例だったんですけれども、他にもスタートアップの会社でスタートアップというのは往々にして小人数で始めることが多いんですね。
スタートしたときにはものすごい意気投合して勢いよく伸びていきます。勢いよく伸びていくとそれこそ人も増えてきて組織化していきます。
そうなってくると最初の意気投合して始めた3人あるいは2人の人たちの中に違いが生じてくるんですよね。
ある方はそれこそ強烈なゴールを設定して、そのゴールからブレイクダウンして、5年後こうだったら3年後にはこう、1年後にはこう、今月にはこうしなきゃというようなことをそういう発想で決めていく方だったんですよね。
もう1人の方は起きてくること、例えばコロナとか起きてしまうとせっかくこうプランしたこともプラン通りいけませんよね。
じゃあだとしたらこの変わってきてしまった環境状況に応じてアジャイルに動いていこうよっていうそういう視点だったんですよね。
そうすると物事の進め方の価値観が全く異なります。
その全く異なったことに対しても違う価値観だからこそ、その点相互にありがたいラッキーっていうふうに承認し合っていくと、その同じ業界の中で全く新しいバリューを作り出す可能性があるにもかかわらず、どちらかに揃えなければいけないっていう風になってしまうと、とっても残念な結果になってしまいますよね。
ですから自分と違うなっていうような方がいたら、それは実はそのチームにとって組織にとってラッキーチャンスなのかもしれない。
違うからこそすごいバリューをチームとしてイノベーションにトランスフォームできるかもしれない。
そんな視点を持っていただいたら何かワクワクが増しませんか。
解除って言ったところからちょっと違った可能性が出てきますよね。
そんなところから今日の問いに行きたいと思います。
皆さんご自分が今一緒にお仕事をしている人たち、チームあるいはコラボレーション、部内、その中でご自分と目の前にいる人たちはどんなところが違いますか。
AさんBさんCさんDさん絶対全員何かが違うはずです。
その違いをまず発見してみてください。
そしてその違いに対してどんな感謝を皆さんなさられますか。
そこをちょっと考えてみてください。
まてぃ
はい、ということでご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、スタンドFMのコメント欄かレター、ツイッターのハッシュタグ、TFCチャンネルか私金本さんのツイッター宛に送りいただければと思います。
本日もありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。