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2023-04-21 15:00

#351  25年ぶりの公演!舞台「笑の大学」観てきました。

沖縄では初!

公園としても25年ぶりとなる舞台「笑の大学」観てきました。


転換なし、2人の会話によって繰り広げられる物語は、2時間があっという間に感じられるほど素晴らしかったです。

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やっぱり、プロってすごいですね。今日ですね、三谷幸喜作演出の舞台、「笑いの大学」観てきました。
あの沖縄でですね、20…沖縄では20日。で、この「笑いの大学」自体も25年ぶり上演ということで、かなり話題になっていたんですけれども、
その、「笑いの大学」がね、しかも沖縄でやるということで、これはもうね、絶対見なきゃいけないと思って、
なんとか追加公演のチケットを取って見てきたんですけど、素晴らしかったですね。
約2時間、2人芝居なんですけれども、まあね、瀬戸孝治とうちの西洋、この2人の芝居、そしてプロの芝居っていうものを見るのは久々なので、
どういう感じなのかなと思って、ずっとワクワクしながら、今日を迎えたんですけれども、すごかった。
いやー、これをね、見られることの幸せと、また今の時代にやる意義っていうのをすごく感じた舞台ではありましたね。
いやー、贅沢な時間だったな。チケット代9000円したんですけど、これはそれだけ払う価値のある舞台でした。
というわけで、今日は舞台、「笑いの大学」についてお話しさせてください。
はい、というわけでどうも改めましてヨザッチです。さあ、「笑いの大学」、映画では見たことあったんですよね。
役所孝治さんと稲垣五郎さんが2人で芝居やっていくやつなんですけど、映画はね、どうしてもその描写っていうものを映像で見せれるわけだから、
回想シーンとかね、シーンが差し込まれたりするから、また舞台とは違うだろうなと思っていたんですけれども、個人的には舞台の方が好きでしたね。
まあ、あの、「笑いの大学」、知らない人のために簡単に説明すると、あれは戦時中なのかな。
こうやってどんどんどんどんいろんなものに献越というものが入っていって、その中で東京のとある劇団の作品っていうものが献越の対象になると。
で、献越感はこんな時期にこっけーな、面白い、そういう舞台なんてやるのは不謹慎だっていう、どんどんどんどん圧力かけて、規制をかけるわけですよ。
で、その規制に応えれば応えるほど、どういうわけかどんどん台本が面白くなっていく。
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で、その中で献越感も本当は型物で、こういったお芝居とかっていうの、興味なかったものが、その本によってどんどんどんどんお芝居の世界に引き込まれていくっていう、
まったく立場の違った、肩や抑圧する政府側の人間と肩や表現したいっていう、この舞台、俳優側の人間がやり取りしていく中で生まれていく、ちょっとした友情だったりとか、そういったドラマっていうのがすごく面白いんですけど。
すごかったですね。本当にセットチェンジとかもなくて、ひたすら2人の会話、もちろん動いたりとかそういう芝居のシーンはあるけれども、2時間2人の会話だけであんなに面白いんだね。あっという間だったよ、本当に。
もともと話のあらすじっていうのを知っているからっていうのはあるんですけれども、次が気になったりとか、また映画とは違ったストーリー、違った演出というか表現があったりするから、本当に次どういうことがあるんだろう。
一つ一つの仕草に笑わされて、一つ一つのセリフにまたクスッとしてしまう。手をたたいて笑うような、そういうね、ああいうのを見てしまうと、なんかね、本当に単純なんですけど、ああいう芝居、ああいう域にどうやったらいけるんだろうなっていう、昔芝居をかじっていた人間からすると思ってしまいますね。
本当にすごい。一瞬一瞬に嘘がない。本当に素晴らしい舞台でしたね。
もうさあ、そして沖縄の僕が見たのが本当にもう大戦集落というか一番最後の公演で64ステージって言ってましたかね、確か。8都道府県、8県回って64ステージだったかな。
まあかなりのステージ数をこなしてきて、なんか、まあねちょっと一瞬噛んだりとかっていうところはちょこっとあったりしたんですけども、そんなの気にならないぐらいもう、まあすごい。本当にこうなんて言うんだろう。
うちの西洋さんが演じる佐久坂、県営図館は、なんだろう、映画の役職王子さんってちょっと本当に傾物な感じ。傾物だけどちょっとこう滲み出る柔らかさっていうのがあるんですけど、またちょっと違った佐久坂さんと言いますか、なんだろうな。
この人結構ノリノリなんじゃないっていうちょっとこうユーモラスな空気感はあるんだけれども、ただ県営図館としてのこのピリッとした空気感を保ちつつ、でもふざけているように見える、ちょっとユーモラスに見えるんだけれども、キャラクターとしてはふざけている感じではないっていう、なんて言えばいいんだろう。
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そういう程度しか言いようがないんですけど、あの絶妙なバランス感ってどうやってやるんだろうなっていう。普通傾物ってやったらもう1から10まで傾物。もう真面目って感じじゃないですか。じゃなくて、なんだろう、喋り口調とかにすごくユーモアがちょっとあったりとかして面白くて、なんだろう、この人どちらかっていうと笑わせる側の人間なんじゃないかなと思うような立ち振る舞いだったり喋り方だったり、そういう言葉遊びだったり言葉選びなんですけど、
ちゃんと軸には本当に今までこの方、大声で思いっきり笑ったことなんかないっていうような人間、本当に堅い人間の芯があって、なんだろう、ただ真面目で堅いんだけれどもそれだけじゃない、なんて言うんだろう、この複雑な、これどうやって、今言葉で言ってるのは見てすごいなと思うから言ってるけれども、
これ実際にやるとなるとどういう役作りしたらこうなるんだろうなと思って、なんかね、すごいものを見ましたね。一方、椿はじめ、劇作家の方、検閲を受けて台本を直していく瀬戸孝司さんの方は、なんて言うんだ、ちょっと今風な感じ。
稲垣五郎さんがやっていた映画版はちょっとね、稲垣五郎が昭和感も溢れるような感じっていうのもあって、それはそれでマッチしたんです。今はどちらかっていうと、この瀬戸孝司さんのちょっと今っぽい感じの、ポップな感じではあるんだけど、ちょっと軽い感じではあるんだけれども、その中に秘めた、なんて言うんだろう、これは戦いっていうこの劇作家として、どんなに無理なんだ言われても絶対面白くしてやるっていうその劇作家としての
表現者としての戦い方、熱っていう芯を持っているっていうキャラクター作りをしててね、すごくこれが良かったですね。いやー、めちゃめちゃ良かったな、本当に。で、面白くて常にドッカンドッカン笑っているし、やっぱ会場もね、こういう演劇なかなか沖縄で見れないから、もちろん県内でのお芝居ってあるけれども、本当に日本を代表するというか、
活躍している俳優さんのこういった生のお芝居っていうの、なかなか見る機会っていうのは少ないので、やっぱりもう会場が待っている感じはあるんですよね。だからドッカンドッカン笑いが来る、面白い。
で、だんだんさきさかが話に入ってくる、警察官が、何て言うんだろう、無理やり役をねじ込まれるけれども、でもこれには登場してくる意義がないから、これなんか取ってつけたような役だなーって言って、そっから二人でだんだん実際に立ち稽古みたいなのをして、話を練り込んでいくっていうシーンが、それがすごく楽しいんですよ。
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なんか、やったことないけれども、警察官の気持ちに入り込んでいって、だんだん演劇、お芝居の楽しさっていうものを知り始める。本当に入っていく、このうちの西洋さん演じるさきさかっていう検閲官と、それに乗って椿はじめ、瀬戸浩二さん演じる椿はじめっていうキャラクターの、
本当にガッチリ、友情と言ってもいいような、二人でガチッとお芝居を面白くしていくみたいな、そういうのがはまったところから、後半、本当に最後の最後、一気に、僕は話を知っているからわかるんですけれども、でもこれでいけると思ったら、とある事情で決別してしまうわけですよ。
最後に出される無理難題が、台本を一回も一箇所も笑えるところを作るなと。全部削ってくれっていう、本当に決別した中で、でも最後、また本当に繋がっていたところ、お互いがお互いにいい影響を与えあっていて、本当に二人が無二の親友ではないけれども、深い絆で繋がれていく、あのシーンが最後の最後。
なんだろう、笑えるし、一つ一つ、もう今まで作ってきたこの空気感で、やっぱりなんかね、ちょっと真面目なセリフ言っても笑いができるんですよ。そういう空気感で、そういう役だから。
なんか肩ぶつがちょっとおかしなこと言ってるって笑えちゃうんだけれども、でも最後はやっぱり、その時代背景で戦争に巻き込まれていくんですよ、二人がね。
二人というか、主にこの椿はじめ、劇作家の方が巻き込まれて、離れ離れになってしまうんですけど、そのところでお互いの思いを発露して伝えあって、で、お肉の下り。
もう俺、映画で見てあれ泣いたんだけれども、あそこでもこう、なんだろう、笑えるんだけど泣けてくるっていう、この笑い泣きがもうね、本当にすごくて、笑っていいのか泣いていいのかわからない、このもう感情の、なんだろう、もう本当にこうしっちゃかめっちゃかな感じがね、もうすごかった。
なんだろう、笑えてるのに泣けてくるみたいな、もう本当に涙止まらなくて、鼻をすすりながら、でもなんか笑えてしまうっていう、あの感じがすごかったですね。
もちろん二人芝居で、そのお二人の演技力もたることながら、やっぱこう畳みかけるようなテンポの会話だったり、会話のやり取りだったりとか、そのお芝居の空気感っていうのももちろんね、この脚本がやっぱりすごいなと思ったりすると、いやぁ、まあ僕もね、あの規模とかまた種類は違うけれども、ちょこちょこ二人芝居っていうのをやっていたわけで、
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どうやったらこんなのが作れるんだろうなと思うと、なんかすごいですね、本当にすごいなぁと思って。で、それがものすごく果てしなく遠いものだっていうのはわかるんですけれども、やっぱりああいうの見たらちょっと、うわぁ、作りたいなぁ、やってみたいなぁっていうふうに思っちゃいましたね。
いやぁ、素晴らしい舞台でした。なんかもっといろいろとこう語りたいなぁと思うんですけれども、またどっかでちょっと機会があったらね、あの一つ一つのシーンについて語れたらなぁと思うんですけど、本当にね、大笑いして泣いて、で、笑いながら泣いても感情ももうしっちゃかめっちゃかだけれども、すごく満ち足りた、あの、こんな舞台はやっぱ久々でしたね、本当に素晴らしかったです。
で、今回舞台を見るのは初めてだったんですよ、笑いの大学。えーと、25年前に公演したものは僕はもう全然その頃お芝居のおの字もなかったので、おの字もなかったっていうことは変か、お芝居自体その世界すら知らなかったので、見たことないんですけれども、映画と舞台版はやっぱりちょっと終わり方が違うのかな。
確か映画版って、あのお肉のくだりが最後あって終わったと思うんですけど、あの役職おじさんの笑顔で大好きなんだっていう、あの噛みしめる感じが僕はすごく好きだったんですけど、あれで終わるかと思ったら舞台版はね、ちょっとその後もあって、
さきさかさんがこう、台本を見ながら大笑いして、だんだん照明が落ちていくっていう、あの感じがね、なんかすごくまた、大笑いしてるんだけど、その中にもちょっと悲しみもあったり、でもその悲しみも吹き飛ばすような、この笑いとかそういったお芝居とかっていう、なんかそういったものの大切さみたいなもの、いろんなものを含んでいて、
グッときましたね。どうやったらああいう見せ方とか、話を思いつくんだろうね。これは脚本にしてもお芝居にしても、本当に想像つかないなと思って、ものすごいものを感じましたね。いやー素晴らしかった。
まあ今回、こういう素晴らしい舞台を見るとやっぱりさ、なんか一人で机の前とかさ、あとなんか一人でネット見ながらモンモンとするんじゃなくて、外にダイレクトに舞台っていうものを見て、心を動かされると、やっぱすごい感じるものがありますね。なんかこれからまた仕事頑張ろうっていう気持ちになりました。
また僕もちょっと立場は違えど、また舞台を作っていくお仕事ではあるので、これからまた頑張っていきたいと思います。というわけで、最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました。夜勝でした。
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