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今日も一日、お疲れ様でした。どうも、よざっちです。
さあ今日は、2022年3月6日日曜日。ただいまの時刻は23時25分。夜の11時25分でございます。
いやー、よかったねー、LOOSER2022。
いやー、見ましたか?
もうね、ほんとによかったなと思って。
LOOSER、もともと僕、ちょうどそのLOOSER、コンポーザー、オナー、しもあらい兄弟とか、
あそこらへんのナックスの作品めちゃめちゃ好きで、
映像、DVDとか友達に借りて見まくって、
それじゃ飽きたらず買ったりとかしてですね、
持ってたぐらい好きなんですけど、
そのLOOSERが再構築して、18年の時を経て、
現代で映像作品としてよみがえるっていうので、
どういうものなのかなと、楽しみにしてたんですけど、
いやー、よかったねー、ほんとにこう、なんだろう、
エヴァンゲリオンの新劇場版に近いんですかね。
前半は上演時の作品のベースっていうものをずっと追いながら、
後半にだんだん物語が今までの過去作とは違ってくるっていう感じでね。
ちょっと後半からは、え、これどうなんの?って新しい気持ちで見えたというか、
あのね、すごく見ていて、久々に演劇を見ていたあの時のワクワクっていうものがね、
なんか蘇ってきた、あのね、2時間弱でしたね。
いやー、幸せだったなー。
で、今回このLOOSERっていう作品の肝として、
二面性というか、この羽織を裏返すと新選組派にもなるし、長州派の人間にもなるしっていう入れ替わりみたいなところが1つテーマとしてあると思うんですけど、
あの仕組みも早々に気づいたりとか、坂本龍馬の下りとかも割と早く明かされた中で、
物語どう展開していくのかなと思ったら、
そっちの方に行くんだっていうのがね、すごく新しい発見としてあったりとか。
あとね、舞台セット、あれが本当に見せ方として新しいというか、
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舞台の配信ではないかといって映画でもないっていう前振りというか予告があって、
どういう風な見せ方するんだろうなと思ったら、
舞台セット、スタジオに舞台セットを組んで、そこを舞台にしているんですけど、
ステージの中に、スタジオの中に舞台セットがあるっていう見せ方をしてるんだけれども、
それがメタ的な視点、要は引きの神の視点、スタジオの中にセットがあるじゃんっていう視点と、
その中にグッと入って、本当に江戸の幕末の、その時代のその世界のその場所っていう風の物語の中の視点っていう、
この引きと寄りの視点っていうものが2つ用意されて、
それが物語のストーリーの構成にうまく絡めていったり来たりしてるんで、
これは新しいと思ってね、すごくワクワクしましたね、見てて。
めちゃめちゃ面白かったなぁ。
でね、またそれをうまーく黒子がいて、
それは主人公の現代人の方から見えてるんだけれども、その時代を生きている幕末の志士、
侍たちには見えてないっていう、
見えてるものを、でも見えてるじゃんっていうツッコミも入れつつ、
でもその世界は別なんだよっていうことで、
登場人物には見えてない。
でも逆に言えば、その登場人物、その幕末の時代を生きている人間からは見えてるものが、
現代の主人公には見えてないみたいな、茂には見えてないみたいな、
うまい切り分けっていうのが、見えてないんだけど見えてくるし、
逆に見えてるんだけど見えてないように感じてくるし、
本当に舞台の自らの想像力を使わせる舞台の手法っていうのもありながら、
でも映像作品としてものすごく人にアップしてよったりとか、
見せたい部分をカメラワークで見せて、見せたくないところを見せないとかっていう、
あれも良かったですよね。めちゃめちゃすごかったなと思って。
さらに言うと、ルーザーって、
ナックスのそれまでの公演ってずっと5人でやって、
それ以外にも5人じゃない公演とかもありますけど、
ルーザーは特に5人でやって、1人何役もやるっていうのが大変みたいな、
そういうのをメタ的なネタとしてあったりしたわけじゃないですか、舞台の時に。
っていうのをあんまり触れないんだけれども、
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そこもちょっと笑いはちょっと抑え目で、
だけどネタとしてはしっかり放り込んできてるから、
真面目にやってるんだけど笑えてくるみたいな、ちょっと種類の違う面白さがありましたよね。
ただストーリー展開としては結構真面目な中で行くので、
なんともすごく面白かったんですけど、
ちょっと見たいシーン、これ来るかなっていうシーンもちょっとね、
かつら小五郎のビチビチとかやったりとかすんのかなとかさ、
あと私は弱いっていうこのセリー沢とかつらのやりとりとかさ、
そういうのもあったりとか、そういう逆シーンっていうのも少なかったりしたんですけれども、
ただその分ね、やっぱり映像でグッと寄りができたりする。
その時に表情っていうのが明確に見えてくると、
やっぱこう、舞台でズームするっていうのと違った、
この役者の芝居の細かいところまで見れるっていうのは映像ならではだなと。
本当に舞台の見せ方と映像での見せ方っていうのが、
本当に入り混じった素敵な作品でしたよね。
あれはすごいなと思いながら見たんですけど。
それでいて、そういって新しい手法でストーリーとかもちょっと変わったりとかしてですね。
変わったと思いきや、やるけんのね、
例えばセリー沢局長とか弟さんの起きた掃除とかさ、
ああいうなんだろうな。
この2004年にルーザーが上映されてからの18年を経て、
ものすごい芝居に深みが出てきて、ものすごい危機迫ったりとかする、
ぐわーっていうこのね、深みがあって、
うわーこの18年の重みを感じるみたいな、
よりすごい芝居が深いとか思ったりするんだけれども、
その一方でなんかあの変わらない感じ?なんだろう。
芝居は上手くなって深みはあるんだけれども、
なんかでもあの時のセリー沢局長だみたいな、
あのちょっと狂気を払うんだ、
豪儀な人間性だったりとか、
あとお父さんがやる起きたの、
ちょっとこう、なんだろう、
柔らかい中にも信念がある声の通り方とかさ、
変わってないとか思うと、
なんかねグッとくるものがあってね、
変わっていくものと変わらないものっていうものも見れてね、
なんかすごい。
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そしてこう扱っているテーマとして、
どちらともこう正義があって何が正しいのかみたいな、
どちらが一方でどちらが悪みたいな、
そういう本当に単純な話ではなく、
どちらも国を良くしたいっていう思いがある中で、
一方はこの日本っていうこの幕府の在り方っていうものを問うと。
逆に今の国の在り方を変えようとする反逆者を打つことが、
自分たちの日本という国を守ることになるんだっていう、
どちらとも正義の反対は悪ではなくて別の正義だみたいな、
あの言葉通りのことが起こるわけで。
そういった中に今回また別の視点の新しい軸の正義っていうのが一つ現れてきて、
より当時とはまたちょっと違った見え方がしてですね。
すごくグッとくるものがあったな。
でね、またこう、作品の解釈とか物語が若干変わったっていうのはあるにせよ。
それでも当時僕大学生で演劇をやっていて、
さらに演劇を志してその後役所を目指すわけなんですけど、
その当時見ていた作品と今演劇を辞めて、
会社員として働いている自分が見る同じ作品っていうのはものすごく見え方が変わってね。
セリフの一個一個がこう、全然違う聞こえ方がすると。
っていうところにもなんかね、
自分の中での月日の流れ、
なんか年取ったなーって感じがしましたね。
ただまあ、それがなんかこう、進化であればいいんですけど、
なんか僕の場合、今の自分を振り返ってみるとなんか老化だなっていうところになんかちょっと、
グサッときて、うっ。
もっと一生懸命生きなければ、みたいなことをちょっと思ったりもしましたね。
当時のルーザー、もちろん当時のお芝居もすごくかっこよくて、面白くて、上手いんですけど、
この18年を経たチームナックスのメンバーの皆さんのお芝居っていうより深みを増していて、
面白くて、でも変わらないシーンっていうものはあって、っていうのを見るとなんかね、
月日が経って、もちろんまあね、
年は取ってるんですよ、皆さん。
俳優っていうことで、見た目もそんなに老けてないし、老けてるように感じないし、
年齢と比べるとめちゃめちゃ若々しいんですけど、
まあ皆さん、歳を取って、でもそれが老いていくではなくて、
より18年前よりも上手くなって進化して進んでいっているっていうのがすごくて、
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なんか自分のこの、ちょうど大学生で演劇始めて1,2年目ぐらいだったんで、
まあ12年前なんですよ、ちょうどぐらいの自分と今の自分を比較してこう、
進化できているだろうかみたいな、なんかそういうところも感じてなんかね、凹んだりもしながら、
でもあの、なんか当時の自分の熱みたいなものをちょっと呼び起こされたような気がしてですね、
なんかまた明日から頑張ろうみたいな、そんなエネルギーをもらったりしましたね。
まあ自分にとってもすごくこう、なんていうんだろう、印象的な作品だったので、
なんかまあ今月、3月、僕としては結構いろいろと変化がある中で、
このタイミングでこういう作品を見られたのはすごく良かったななんてことを思ったりしました。
演劇って良いですね。
まあね、ちょっと今月、自動演劇あって、
本当はね、公演があるはずだったんですけど、コロナの影響で中止になっちゃったので、
まあ今年度の舞台っていうのはもう出演なくてですね、
まあ最後に出たのが、結局去年の2ヶ月前の12月半ばに出たお芝居が最後だったかと思うと、
なんかね、ちょっと今すごくこうムクムクと、演劇熱だったり、
そういうなんか表現したいっていう欲がなんか出てきているので、
なんかね、どっかでなんか上手いこと形にできたらななんてことも思ったりしています。
そんな感じで、
ルーザー2022見てない方は是非見てみてほしいですし、
見た方もね、これ何回見ても多分見方変わって、
いろいろ感じるものが変わる作品だと思うんですよね。
なので是非また見て、
いろいろと新しい見方を楽しんで、
最後なんかこう、
インタビューとかでも言ってた通り、
演劇活動っていうのは、
僕らの見てる人の協力があって成り立つものですから、
貢献とかできたらいいですよね。
そんな感じで今日は終わりたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ヨザッチでした。
それではまた。