1. てみたーずの #だれかに言いたい
  2. #213 2人以上の人にお芝居を褒..
2021-03-30 15:00

#213 2人以上の人にお芝居を褒められたから、信じてみることにする。

「2人以上が同じことを褒めてくれたなら、それは間違いなく、おまえの真実だ。信じていいんだ」(漫画『宇宙兄弟』)
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いやー、嬉しいですね。 今日ですね。
3月の頭にやった、自動演劇の講演のアンケートっていうのを見てきたんですよ。感想文ですよね。
まあ僕らは、学校講演っていう形でやってるんですけれども、小学校からすると芸術鑑賞会になるので、ああいうのって見たら学校側で感想を書くじゃないですか。
たぶんみんな、小学校とかで、一度はね、そういう学校の何か見たものに対して、なんか原稿用紙1枚とかさ、感想文書きなさいみたいな、なんかそういうのがあってね。
当時書くのめんどくせーなーと思ってたけれども、逆にね、こうやった側からすると、その生の声っていうのがしっかり聞けるっていうのはすごく嬉しくてですね。
で、まあ、毎回こう、講演終わって3週間後ぐらいに、この感想文っていうのが見られるんですよ。
今回僕が出た3月1日、2日の講演の感想文がですね、やっと来て、借りてた衣装を返しがてら、その劇団の方の事務所に行って、そのアンケートっていうのを見たらさ、やっぱすごい嬉しいこといっぱい書いてあるのよ。
もちろん小学生だから、どうしても拙いというか、1年生、2年生とかさ、なんかこう、楽しかったですとか、感動しましたとか、そういうシンプルなね、本当にシンプルな感想なんだけれども。
だんだん高学年になってくると、あのシーンはこういう、人と人が仲良くする、そういったことの大切さを表しているように感じました。
すごく心に当たりましたとかさ、なんか、今回はこの人に優しくすることの大切さを学びましたとか、もうなんかすごいしっかりしたこと書いてるのよ。
うわー、最近の小学生すげーなーと思って、俺が小学校の時ってそんな文章書けたかなーと思って、いや多分書けてないだろうなーとか思いながらさ、最近の小学生すげーなーなんて思いながらアンケートをペラペラめくってですね。
小学校1年生から6年生まで、まあ6学年あるわけじゃないですか。
で、幅がものすごい広いからこう、なんていうんだろう、それぞれ感じ方はやっぱり変わってくるじゃないですか。
小学校1年生、2年生、3学年は本当にもう、うわ怖いとか、うわ面白い、うわー、なんかドキドキしたとか、そういう感じから、
だんだん高学年になるにつれて、そこに込められた意味っていうものに対してちょっと思いを巡らせるようになるっていう、この幅の広さが面白かったり。
もちろん高学年の人たちにはそういった、なんていうんだろう、作品に込められたとか、このシーンに込められた意図っていうのを感じ取ってくれてたんだなーっていう嬉しさもあるし。
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で、低学年の子たちからしたら、普通にあのシーンが怖くて泣きそうでしたっていうと、あ、それぐらいしっかり演技できてたんだと、届けられたんだっていうちょっと嬉しさがあるんですよ。
特に子供なんて、子供なんてっていう言葉のチョイスがちょっと良くないね。小学生っていうのは本当に素直なんですよね。
だから、嘘ができないんですよ。楽しいものは楽しいって公演中に言うし、つまんないものに関してはつまんないって言うんですよ、あれ。自動演劇って。だから本当に大変なんですよ。
で、それで言って、ずっとちゃっちー子供向けの、こういうなんかもうね、うんこちんちんとか子供にウケるのやっておけばいいんでしょって言ったらそういうわけではなくて、やっぱ高学年になってくると、私たちこんな子供っぽいものでは楽しみませんよ的な感じが出てくるのよ。
小学生の高学年になってくると。ってなると、そこはそこでまた難しい。ちゃんとした作品の、まあ低学年に向けてでちゃんとしてないっていうわけではないんだけれども、ちょっと年齢を重ねた子に対するお芝居っていうものをしなきゃいけないわけですよ。
そこは僕は一応意識はしてたんだけれども、やっぱり久しぶりの舞台ですから、それがうまくできてるのかなっていう不安はあったんですけれども、アンケートを見る限りしっかり届いていたようで、なんかすごく嬉しいなっていう気分になりました。
こういうのを見てるとさ、もちろん本番中とか、公演期間中っていうのはずっとドキドキしてますから、今回ここあれだったからちょっと修正しないとなーとかっていうプレッシャーの中やってるけど、もう今シーズン全部終わって、全く今自分から切り離されたものの中でフィードバックをもらえるっていうのはすごくシンプルに嬉しいですね。
でさ、また今回嬉しかったのが、劇団の事務所に行ったら、その代表からめちゃくちゃお褒めの言葉をいただいたのよ。この人すごく優しい方で、稽古期間中とかも、あなたのお芝居に関しては私全然心配してないから、のびのびやっちゃっていいですよ、本当にいいから、お芝居に関しては言うことなしとか言われてたんですけど、そんなことないじゃない。絶対言うことなしなんてないじゃない、絶対に。
だから、こういうふうに言って緊張をほぐしてくれてるんだなって思ってたのよ。ただ蓋を開けてみると、やっぱり本当にずっとそう思っていてくれたらしくて、本音らしくてね、すごくよかったと。
で、ぜひ次年度も、もしよろしければうちでやってほしいという言葉をいただいてですね、すごく嬉しいなと。さらに加えて、もしうちでやらないにしても、あなたには演劇を続けていてほしいっていう言葉もいただいたんですよ。
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これめちゃくちゃ嬉しいなと思って、これだけは伝えなきゃいけないなと思っていた。で、伝えられてよかったっていうことをおっしゃってくれてですね。もちろんあなたなりの判断があって決断したんだろうけれども、でも今までそうやって積み重ねてきたものを、じゃあ違う道に進んだからって捨てるにはもったいないくらい、あなたはいい芝居をするよっていうことを言ってくれたんですよ。
これもうめちゃくちゃ嬉しいじゃないですか。でも僕としては嬉しいけれども、その言葉を話半分ぐらいに聞いているわけですよ。
まあおっしゃこれで俺は芝居うまいんだってうぬぼれるほど若くはないし、それなりに見てきたので、今この場ではそういう評価かもしれないけれども、もちろん上には上がいるし、なりわいとしていくことの難しさも知ってるしっていう中で、どうしても褒め言葉は素直に受け止められないというか。
まあ嬉しいは嬉しいんだけれども、ありがとうございますぐらいな感じで。自分の自信っていうものにつながるかと言われたらちょっと難しいところだったんですけど。
そしたらそれを指したのが、いろんな人の意見というか感想というのを僕に伝えてきてくれたんですね。
今回撮影が入ったんですよ、映像の。それは別にどっかテレビに流すとかじゃなくて、映像化してこれからの資料として使うためのしっかりとした音響スタッフ、映像撮影スタッフを入れての講演の撮影があって、それが僕の回だったんですよ。
そこに来た方が元々劇団の代表の知り合いで、僕じゃないもう一人のキャストの方がやっていたものを事前に見ていて、言葉は悪いですけど言い方はね、ちょっとご本人の言い方で言うと、
こういう楽しい子供向けのお芝居ねと思っていたのが、すごくいい芝居してると。馬もいいし声もいいし。彼はどっから見つけてきたんだいみたいな、そういう話もあったんだよ。それぐらい褒めてたよっていう話とかもあったりとか、
あと、共演者の方にもすごく刺激になっていた。なんか僕のお芝居を見て、なんかテンポ生まれてくるテンポがあったとか、あとはなんか同じ役の人は危機感を覚えて、ちょっとさらに励めになったみたいな、そういう話もいろいろ聞いたりすると。
僕はもう自分のことでただただ一杯一杯だったんですけど、何かしらこの組織というか、この携わった中で何かいい影響を与えられてたんだなと思うと、すごく参加してよかったなという嬉しい気分になりました。
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もうね、本当にしんどかったのよ。それは5年ぶりにこういうセリフのあるお芝居をするっていうのプラス、本職じゃないんですよ、演者の方々が。もともとはダンス畑の人なんですよね、踊り畑の。
で、またあとはジャンルが違うお芝居をやっていた方とかなので、こういう普通の会話劇になるとちょっと違うんですよね。ただ一番新山もので、かつもうゼロから積み上げてきたこの作品に対してっていう方に意見はやっぱしづらいと。
で、やっぱこういう方自信もあるし、俺は自信ないから、これ何か違うんだけどなーって言うと言えなかったのよ。言えなくて、でも例えば俺がセリフ、これ間なのにプロンプ入れてきたりとか、セリフの台本、セリフ飛んだのかなと思って前から声をかけてくれること、プロンプって言うんですけど、入れてきたりとか。
いや違うんだよ、これ間なんだよ、って言いづらいし。あとはこっちがやってるプランを、もともと違う、自分のやりやすい形に変えたものをこっちに持ってこられたりすると、こっちとしては本はこうだよねって、本には意味があってこうしてるんだから自分の解釈で勝手に変えちゃダメだよねって思ったりとか、っていうのも言えないとかっていうのがあったから、
そういった中で自分はじゃあ、なんかこう、くどくどは言わず、結果出して黙らせるというか、納得させてもらうしかないなと思って、黙ってはい、はいと思ってやってたんですよ。ただ自分の中ではルールは決めて、絶対にここはこうする、ここはこうする、この間はプロンプ入れられても無視して自分の間でやるとかっていうのがちゃんと届いてたと。
それは内々の中ではなくて、ちゃんと見てるお客さんに届いてた。で、全く今までこう触れてなくて、フラットな気持ちでお芝居を見てくれた人に届いてたっていうのはすごく嬉しくてですね。
いやー、頑張ってよかったなーっていう、久々になんかやりがいを感じた瞬間でした。思わず、あれもう一回お芝居やってみようかなって思ってしまうぐらい嬉しい言葉、体験でしたね、本当に。
結構苦労したんですよ。自動演劇って結構難しいんですよね。しっかり台本がしてて、演出もそういう舞台装置とかもしっかりしてるから、ベースやっぱ受けるんですけど、この本当に1学年から6学年、1年生から6年生のこの6学年で本当にもう全然受け取り方が違うのよ。
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だからそれに対して微妙な具でっていうのを修正していきながら工夫しなきゃいけないっていうのが本当に難しくて。ただこの自分が感じてるのは、できない歯がゆさなのか、それともそうは言っても俺は役者やってきたんだぜっていうちっちゃい見栄なのか、本当に自分が感じてる演技に対しての違和感なのかっていうのがわからなくて、
そういういろんなものを抱えながら、とりあえずでも自分で決めたこの部分だけは絶対守りきって、いい芝居して納得してもらうぞ、黙らせるぞと思ってやってきたものがちゃんと伝わっていて、結果ね、当人たちには言ってないですけどそんなことは。
ちゃんと伝わったんだなぁ、結果としてっていうのはすごく嬉しいですね。
でなんだっけ、宇宙兄弟で2人以上に言われたら、それはお前真実だと誇っていいっていう言葉がなんかあったと思うんですけど、今回に関してはもう俺めちゃくちゃいろんな人に言われてですね、
いやー、このなんていうんだろう、俺のお芝居、上手い下手っていうわけではなくて、拙いと思うけどそれでも俺の芝居は人に何かをちゃんと届けられるっていうことを証明された、そんな気がして、ちょっと思わず、誰かにこんな話をすることはなかなかないのでね、この場でお話しさせてもらいました。
2人以上が同じことを褒めてくれたなら、それは間違いなくお前の真実だ、信じていいんだっていうマンガ宇宙兄弟からの言葉ですよね。
今回に限っては2人どころかもう5人ぐらいね、いろんなことを言葉をいただいて本当に嬉しいと同時に、この部分に関しては自分を信じてもいいのかなと、今まで積み重ねてきた、これは一つの武器になるのかなとちょっと思ったりしてですね。
まあ、社会人経験も演劇経験も、どちらも言ってしまえばちょっと、今役者をやり続けている仲間で、それをせずに大学卒業して普通に就職した友達とも、どちらともつかない自分からしても、一つ誇っていい武器なのかななんてことを思ったりしました。
はい。まあ、つらつら喋っちゃいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ヨザッチで会えた。
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