1. 子育てのラジオ「Teacher Teacher」
  2. 「子どもが学校へ行かない・・..

今回は「子どもが不登校になったとき」のお話。

来週は別のアプローチをご紹介します。


【お悩み】

息子がとうとう学校へ行かなくなってしまいました。どうすればよいでしょうか。(by 小学4年生の息子さんを持つお母さん)


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【今回の内容】

「子どものやる気が出るまで待つ」は正義? / 4日以上休んじゃいけないわけ / 心のケアよりも大事なもの


【今回の参考研究・書籍はこちら】

奥田健次 『メリットの法則 行動分析学・実践編』


【お便りはこちらから】

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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組「Teacher Teacher」


はるかの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠に届いたお悩みをテーマに語り尽くします。


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不登校対策の考え方1:行動分析学
じゃあ、やるか。
オッケー、オッケー。
よっ!
よっ!
ほっ!
ほっ!
よろしく。
いくよ。
はい。
始まりました。
Teacher Teacher。
よっ!
ひとしです。
はるかです。
この番組は、世界中を回る先生のはるかと、
ラジオ番組のプロデューサーをやっているひとしが、
2人で子育ての悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
よし、今日も納得するまで考えていきましょう。
よっしゃー。
今回のお悩みはこちら。
はい。
小学4年生の息子さんを持つお母さんからです。
息子がとうとう学校へ行かなくなってしまいました。
どうすればよいでしょうか?
うー、これはね、かなり難しいです。
かなり難しいですか。
うん。
ちょっとこの最初の悩みを聞いたときに、
どう回答するかがかなり迷ったよね。
どういうこと?
まず先生って実際に不登校の子と触れ合うことがあっても、
専門家ではないわけよ。
だからとにかくひたすら不登校について勉強をして、
いっぱい本を読んだよね。
そしたら大きく分けて、2種類の考え方があったよ。
不登校の子と関わる上での考え方ってこと?
そうそうそうそう。
でね、これは1回では語り尽くせんと思うけん、
ちょっと2回に分けてガッツリ話してもいいかな。
2回に分けて話すか、じゃあ。
お願いします。
いいんじゃない?
で、これは不登校の問題を通して、
不登校じゃなくても子どもの問題行動とか、
適切じゃない行動に対しての対応も一緒と思うけん、
不登校対策の考え方2:やる気を待つ戦略
ぜひ皆さんに聞いてほしいなって思います。
おー、いいね。
ちょっと一緒に悩んで考えていきましょう。
まず大前提として、これは2つとも共通することなんやけど、
不登校をやる気が出るまで待ちましょうみたいなスタンスは、
これはね、待つだけじゃ解決せんと思う。
世の中に結構最近はね、
不登校はやる気が出るまで待ってあげましょうみたいな、
回復させてあげましょうみたいな、
耳障りのいい言葉が広まってるんよ。
で、やっぱそれを聞くと、
保護者はある種の安心感みたいなのを得て、
少し楽になるわけやん。
そうよね。
ずっと待ちましょうって。
俺もね、今その考えが割と自分の中で正義というかさ、
子どものやる気が出るまで待ってあげましょうっていうのが、
割と普通なのかなって思ったけど、そうではない。
今回は2種類のパターンの考えをあえて、
批判を恐れずに言いたいなと思って。
不登校対策の戦略的対応
あえて今回話す内容は、
ちょっともしかしたら耳の痛いというか、
疑問が多く感じる意見かもしれんけど、
俺の中では効果はあるだろうなっていう風に考えたけん。
ぜひちょっと聞いてほしいなと思います。
SNSとかでは言うとちょっと炎上しちゃうような耳の痛い、
トゲのあることを言うかもしれないってこと?
少しね。
なるほど。
その前提でお聞きしましょう。
聞きたい。
ちょっと極端な考えね。
何の考え方かっていうと、
行動分析学っていう考え方だよ。
なんだそれは。
簡単に言うと、子どもの心なんて考えても見えないから、
子どもの行動の変化だけを見て、
子どもの行動が変わることを目的としましょうねっていうような考え方だよね。
なるほどね。
だからなんで学校行きたくないのとか、
どうしたのって悩みを掘り出そうとしたって解決に向かいにくいから、
行動を変わるようにアプローチしましょうねっていう考え方。
無理やり行動を変えましょうみたいな感じにやっぱり聞こえるよね。
だからちょっとどうなのっていう意見が多いと思う。
なるほど。
俺もどうなのと思いながらも、
思いつつね。
思いつつちょっと話すけん。
ひとしも素直な感想を言ってほしい。
OK。
まず、学校の行きしぶりっていうのは、
心の風邪って言われたりもするので、
1日2日休ませてあげるっていうのはわかると。
うん、わかる。
ただ、不登校の研究をしている方の方には、
4日の壁っていう表現があって、
4日以上経つとかなり足がむきにくくなるらしい。
行けなくなるにはもう。
1日2日だったらまだ3日目は行ける可能性は高いけど、
4日以上経ってしまうと、
もう1週間の半分以上休んでるわけやん。
だからもう次の金曜日で土日になって、
もう1週間まるまる休むと、
もう理由もつけづらいし、
言い訳もできないから、
どんどんどんどん学校に行けなくなっていくんよね。
みんなどう思ってるんだろうって漠然とした不安が、
もう異常に大きくくる。
なるほど。
どんどん行きづらくなっていくみたいな感じなのか。
行きづらくなる。本当に。
大きなきっかけがないと。
なるほどね。
ただ、3日目までなら風邪ひいてたっていう風に言いやすいから、
なるほど。
だから4日以上休むと長く休むことになるっていうのが、
これデータとして出ると思うんやって。
へー、なるほどね。
そうそう。で、もしかしたらもう、
かなり今から無茶目なこと言うけど、
無茶目なこと?
うん。
一旦受け入れるね、じゃあ何を言われても。
一旦聞いてね。
うん。
生活習慣の整え方
まず、行動分析学の奥田先生っていう人の意見なんやけど、
子供が学校に行かないって言った時に、
2つやるべきことがあって、
うん、なんだ?
1つが、絶対に生活習慣を崩さない。
おー、はいはいはい。
だから学校に休んだからと言って、遅くまで起きて、
遅くまで寝たりしてはいけないと。
なるほど。
お母さんが本当に頑張ってやってくださいってこと。
で、ここまでわかるよね。
生活習慣整えるのがこれから難しくなって、
昼夜逆転してしまうと本当取り返しのつかんことになってくんね。
うーん、あともう1つ?
うん、これね。
学校でできないことは、家でもさせないっていう。
ゲームを禁止する理由
おー。
じゃあゲームとかをさせちゃいけないってこと?
させちゃいけないってこと。
へー、なるほど。
それがね、大きく違うんよ。
他のいわゆる巷で言われてる不登校支援と。
なるほど、え、巷で言われてる不登校支援はさ、
ゲームとか自由にやらせて待ちましょうみたいな感じってこと?
えっとね、ゲームは心の回復とか、そこで夢中になることによって、
自分の心をケアしてるんだよとかっていう考え方が結構出てる。
俺もそう思ったけど、回復させてあげてって思ったけど、今。
まずなんでゲームとかさせちゃいけないのかっていうと、
これね、行動分析的に言うと、
学校を休んだら、ゲームができたっていう1つのメリットがあるわけよ。
はいはいはいはい。
だからつまり、学校を休まなかったらゲームができない。
でも学校を休むことによってゲームができましたっていう、
このメリットが生じるわけ。
生じるね、確かに。
そしたらどうなるかっていうと、原因はどんなことがあったか分かんないけど、
学校を休むっていう行動自体が強化されちゃう。
なぜなら、学校に行かなかったらゲームができるから。
今のとこ分かるよ。
で、他も一緒。
学校を休んで、例えばじゃあデザートを食べましたとか。
学校を休んだら、お母さんと長く一緒にいることができましたとか。
学校に行ったらできないメリットがあると、
これは休むことを強化させちゃうことになるわけよ。
なるほどね。
学校に出向く
シンプルよね。
そうやね、今言われたらシンプルやね。
そう、シンプルなんよ。
で、シンプルなんだけど、やっぱり真逆の思想としては、
子供の心をしっかりケアしなきゃとか。
そういう考え方によって、子供を一生懸命癒さそうとするわけよね。
でもこの行動分析学的に言うと、癒せば癒さそうほど、
やっぱり学校に行かないメリットが大きくなるわけ。
うーん。
だから、学校でできないことはさせないってことを徹底的にやる必要があるっていうね。
なるほど。
何回か不登校になった子を経験したんやけど、
うん。
やっぱもうね、本当に来れんくなったらもうずっと来れんくなったりするよね。
うーん。
で、やっぱ話聞くと、もう昼夜が逆転してしまって、
もうお母さんもどうしようもできません。
で、ゲームをもう一日中やっちゃってるから、
もちろんゲーム依存みたいになって、
ゲームってドーパミンいっぱい出るから、眠れんくなったりもするわけやん。
はいはい。
で、やっぱ昼夜が逆転して、日光も浴びんと精神的にもやっぱり病んできて、
うん。
本当にもう引きこもり状態になってしまうと。
うん。
でね、こうなったらよ、こうなったらもうどうしようもできんのよ。
うーん。
なるほど。
やっぱ癒さないかんとか、心のケアとかが大事ってのはわかるけど、
うん。
こうなってしまったらもうどうしようもないからこそ、
ちょっと強制的に、
うん。
子供の家でのメリットをなくすっていうような、結構無理やりな方法を、
最初はちょっとお話ししようかなと思ったよ。
なるほど。
じゃあもう一つの方法はそれとは違う方法ってことか。
これはまた心に向けた話。
なんだ?
だから心に目を向けるんじゃなくて、
もう本当行動に目を向けましょうっていうのが今回の話だよね。
うん。
で、多分今一番お母さんたち疑問に思っとうとか、
なんで大丈夫だと思っとうのが、
学校に例えばいじめられとったりとかあったらどうするん?って。
確かに。
これが多分一番腹立った部分はそこと思うよ。
俺の話を聞いて。
このラジオを聞きながら腹が立っている部分よね、確かに。
いや戻せんって言ってるじゃん。
そうそうそうそう。
先生がめちゃくちゃ嫌な先生だったりとか、
うん。
あとはすっごい嫌な友達がいて、
学校休んでるのになんでそんなこと言えるの?って言う人もおると思うよね。
いやもうほんとそうよ。
ちょっと人たちも怒ってきたんだよ、だんだん。
今なんか険しいよね、この二人の空気感。
うん、険しい。
険しいよ。
でね、その奥田賢治さんが言うには、
学校に問題があるんだったら家で休むんじゃなくて、
学校に出向けようと。親が。
あー親が。
そう。で、学校の問題を家に持って帰るんじゃなくて、
うん。
学校への復帰について
学校を学校で解決させろよっていうのが意見。
なるほど。
だから学校が嫌なとこだからだ。だから家をいいとこにしましょう。
だったらそれはいかんくなるよね。
確かに。
だから家にメリットを持ってくるんじゃなくて、
学校のマイナスをなくしに行きましょうっていう話。
なるほど。
で、それと同時に子供には家で過ごしていいよ。
うん。
安心だからね。
だけど家でのメリットは味合わせない。
なぜならそのメリットの沼にはまって、もう復帰ができなくなるから。
はー、なるほどね。
学校の問題を解決したところで。
家にいるメリットの方が大きくなっちゃうよね。
そう。ここまで聞いて初めて俺はちょっと納得したい。
なるほどねと。
そういうことか。
家におってそれでもいいよと。復帰せんでもいいんだよっていう覚悟があるなら、
それはそういう考え方だと思うんだけど、
でもやっぱり俺が見てきた中でね、
もう本当に部屋に引きこもって中央に逆転して、
学校に戻ってこれないみたいなことを見たときに、
こうなったらもうどうしようもできないっていうのが自分の中であって。
なるほど。
そう。で、こうなる前に一つ特効役的な話をさせてもらった。
なるほど。
じゃあ前半の話をまとめると、
小学4年生の息子さんが学校に行かなくなってしまったという解決策は、
登校になって1週間とか1ヶ月とか経っちゃうとかなり復帰が難しいから、
無理やりにでも学校に戻すっていうことをまず良しとした場合のアドバイス。
そして今日は2つ話した感じをね。
まず規則正しい生活習慣を維持しようっていうのと、
学校ではできないことを家でさせてはいけないというこの2つかな。
そうそうそうそう。
学校に行かない家にいるメリットを作りすぎると、
なかなかそこから復帰が難しくなるという。
まさにそう。
話し合ったね。
なるほど。
学校と家庭のメリット・デメリット
理解はできるだろう。
うん。
面白い。
次回もこの同じお悩みに対しての解決策を話すよね。
今回は行動にアプローチしたけど、
次は子供の心にアプローチする。
俺の中ではこの2つを同時にできたら最強かなと思った。
なるほど。
それはちょっと聞きたいね。
ぜひ話したい。
いいね。
次回それを聞きましょう。
はい。
今回も最後までお聞きいただきありがとうございました。
ハッシュタグカタカナでティーチャーティーチャーとつけて、
ツイッターで感想や質問などを送りいただけるとすべて見ますのでぜひお願いします。
お願いします。
そしてハルカ先生のインスタのDMでもお便りOKですし、
このポッドキャストの概要欄にお便りフォームを載せておくので、
そこから番組へメッセージを送っていただいても大丈夫です。
待ってます。
ではみなさんさようなら。
さようなら。ありがとうございました。
13:38

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