1. 子育てのラジオ「Teacher Teacher」
  2. 子どもの頃、親にされて嬉しか..
2025-06-24 32:50

子どもの頃、親にされて嬉しかったこと / 分かって欲しかったこと(前編) #89

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タイトルの通りでしてリスナーさんから集まった「親にされて嬉しかったこと 」と「分かって欲しかったこと」を紹介しながら、親としての振る舞い方を考察してみました!


【今回の内容】

今回の1冊「子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本」とは? / 親の“過去”が 子どもへの怒りを生むメカニズム / ジャングルジム事件で見えた母娘のすれ違い / 子どもを“謙遜”する文化、続ける?手放す? / 友だち優先か?家族優先か? / ハグ・添い寝が残す一生モノの安心感 / お父さんとのキャッチボールがくれた自己肯定感 / はるかの母は“愛のブルドーザー” / 褒め言葉は「資産運用」 / スマホ世代の親が知りたい最新SNS事情


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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組、子育てのラジオ「Teacher Teacher」。第5回 JAPAN PODCAST AWARDS 大賞&教養部門最優秀賞をW受賞。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠毎週火曜日朝に配信。Xで#ティーチャーティーチャーをつけて感想・コメントをお願いします!


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【ひとしの編集後記】

・自分の家族のことを思い出せるありがたい機会でした。本編のテーマが決まっているものを公開収録の形でやるの良い。人前で喋ってると思えないくらいリラックスしている雰囲気出てて自分でもびっくりです!


・今回は事前アンケートの公開を村内で行ったんですが、そこは公にしていきたい!ポッドキャストで「今から5日間募集します!」みたいな感じの単発音源を告知するのがいいのかな?けど短い告知回を配信しすぎるのも違和感ありで難しい。InstagramとXをうまく使っていけると良いのか?と書いていて、村のパブリックスペースで募集すればいいのか!と思いついた!

サマリー

このエピソードでは、子ども時代に親から受けた嬉しかったことや理解してほしかったことについて語られています。特に、過去の経験が子育てにどのように影響するのかを探求し、リスナーからのコメントを交えながら多様な視点が共有されます。また、親としての感情や自身の子ども時代の経験が現在の子育てにどのように影響を与えているかが考察されます。さらに、過去の感情と向き合うことで、子どもとの関係をより良くするための方法についても語られています。子ども時代の親からの愛情や大切な思い出が取り上げられ、特に家族との関わりや褒め言葉の重要性が強調されています。一方で、親との思い出や子ども時代の遊びを振り返り、家族のコミュニケーションの重要性についても話されています。

反響と振り返り
ひとし
やりますか?
はるか
特別編と講演会の回が、めっちゃ反響あったっていう。
そうよかったです。ありがとうございました。いっぱいコメントをもらって。
ひとし
ちょうど、ついさっきも村の自己紹介に、5分前に「特別編06を聞いて一歩踏み出すことができました」っていって、
村に入ってくれた方が。
はるか
ありがたい、それは。
皆さん本当、コメントでしか反応がわからないんで。僕、再生回数とかぜんぜん知らないから、コメントの量で、この原稿は良かったんだっていうのを判断してるんですよ。
だから、めちゃくちゃ準備して、コメントが1個もなかったら、「今回の良くなかったんやな」っていう判断になってたんですよ、これまで。
だから、反応ない時は、ちょっとこれあんまりみんなに刺さってないから、違うタイプの原稿を書かないけんなと思ってたんよ、ずっと。
ひとし
それが良かったのか、今回は。
はるか
今回、講演会の回あったやん。成澤さんといっしょにやった。あれは直接、「めっちゃ良かったです」って言ってくれたんよ。
ひとし
リアルであった時に。
はるか
リアルであったりとか、ボランティアの参加してくれた時に、めっちゃ言ってくれたよね。
ということは、コメントなくても響いてる回あるんやと思って。
ちょっとそれ、認識の偏りがならされました。おかげで。良かった良かった。コメント以外にも。
子育ての視点
はるか
やっていきましょうか、そしたら。
ひとし
始まりました。ティーチャーティーチャーやるか、そしたら。
はるか
はい、お願いします。
ひとし
めっちゃ久しぶりなんですよね、僕らも。
はるか
そう、なんかずっとね、特別編とかばっかりやったから。
ひとし
意外とやってなくて、タイトル言えるかな、説明。とりあえずいってみよう。
はるか
いってみよう、はい。
ひとし
始まりました。ティーチャーティーチャー。
はるか
違う違う違う、早い早い。
倍速かと思った。ティーチャーティーチャーやろ。
ひとし
あ、そのぐらいの。
始まりました。ティーチャーティーチャー。
ひとしです。
はるか
はるかです。
ひとし
この番組は、世界中を回った先生のはるかと、ポッドキャスト番組のプロデューサーのひとしの2人で、子育てのお悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
はるか
よろしくお願いします。
ひとし
よろしくお願いします。久しぶり。
はるか
初めてみんなの前でできた。緊張したね。
ひとし
そうだ、今これ、ポッドキャストで聞いてる方は伝わってなかったかもしれないんですけど、また公開収録をDiscordコミュニティ内でやってまして。
はるか
Teacher Teacher村でね。
ひとし
いつかね、公でもできたらと思うんですけど、もうちょっと心理的なハードルを乗り越えたらできると思います。
はるか
ちょっと探り探りですね。
ひとし
村内であればね、わりとリラックスしてるので、やっておりますという。
はるか
めっちゃスタンプ押してくれてるよ。「よっ!」っていうスタンプとか、「最高」とか。
ひとし
ピィーチャーピィーチャー。
はるか
「ピィーチャーピィーチャー」っていうスタンプ押してくれてますけど、嬉しい。
ひとし
ということで。
はるか
やっていきましょう。
ひとし
やっていきましょう。
はるか
今日も皆さんのコメント拾いながらできたらいいなと思うので、いっぱいコメントしてもらえたら嬉しいです。
ひとし
そうですね、どんどんチャットいただけたらそれも拾いながら、拾えなかったらすいませんという感じでやっていきたいと思っております。
はるか
そう、とくに今回は「子育て経験者の皆さんに学ぶ回」みたいなところがあるからね、今日は。
ひとし
そうやね。
はるか
今日、面白い回ですよ、今日は。
めっちゃいい回になりそう。
この本を紹介します。
早草さんが今来てくれたけど、早草さんがなんかね、読書の紹介をしてくれてたんですけど、自分の親に読んで欲しかった本っていう本を。
ひとし
その色めっちゃ見るわ。何色っていうの?青というか。
はるか
そう、これベストセラーなってて、青というかエメラルドグリーンというか。
ひとし
エメラルドグリーン、オレンジ。
はるか
めちゃくちゃ売れてて、もともとね、六本松の『蔦屋』にめっちゃ行くんやけど、蔦屋あるじゃないですか、蔦屋とスタバが合体したやつみたいな。
ひとし
伝わるんかな、あれ。
はるか
福岡だけ?
ひとし
普通なんかな、ああいう、蔦屋とスタバが合体してる。
はるか
なんかもうスタバで一杯コーヒー飲んだら、もう蔦屋の本、読み放題みたいな。
ひとし
そうなんよ。
はるか
ありがたすぎて。
ひとし
そうなんですよ。
はるか
めちゃくちゃいい時間過ごしたんやけど、そのなかでもこの本、今日の回の収録にむけて読んだんだけど、
なんかこのタイトルがさ、ちょっと自責を促す系の本って思わん?ネガティブ訴求というか。
ひとし
『自分の親に読んで欲しかった本』
はるか
なんかこうチクッとしてる感じがちょっとしたけん。
ひとし
確かに。
はるか
ずっと読まんかったんよ。
そう。だけど今回さ、自分が子どもの頃に親御さんにしてもらって嬉しかったこととか、
その時にわかって欲しかったこととかっていうテーマで話すから、
一冊本読んどこうと思って、これ読んでみたら、めっちゃ温かくて。
そう、めっちゃ温かくて相当いい本でした。
なのでこれをちらっと紹介しつつ、皆さんの回答を紹介して、
自分の子どもの時にやってもらって嬉しかったこととか、わかって欲しかったことっていうのを振り返りながら、
学びを深めていきましょうという回になっております。
めっちゃいい回になると思う。
じゃあ、きっかけとなるお悩みがあったもんね。
ひとし
そう、今日はお悩みの紹介からいかせていただきます。
『りつ』さんからですね。お悩みというかテーマを提供いただいたくらいの感じかもしれませんね。
「Teacher Teacherのおふたり、はじめまして。」
はるか
はじめまして。
ひとし
「いつも有益な情報を柔らかい言葉選びで伝えてくださり、毎回、聞くのが楽しみです。ありがとうございます。」
はるか
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます、こちらこそ。
「わたしは3歳、1歳、第3子妊娠中のママです。
親になると子どもの頃の感情や出来事が上書きされて、思い出せなくなるような感覚に陥ることがあります。
子どもの頃に感じてたことが親視点になっていくにつれて分かんなくなる、みたいな。」
はるか
へえ、それは経験したことないけど、そんな感じある?ひとし。
ひとし
俺はまだないけど、徐々になるかもしれない。
「例えば、食が進まないとき、親にどう対応してもらえたら嬉しかったかな?とか。
おふたりは話の中でよく、自分はこうだったなとおっしゃってますよね。」
はるか
確かに確かに。
ひとし
「わたし自身も子どもの頃の気持ちを忘れずに子育てをしたいと思っています。
おふたりの話に、わたしはこうだったなと考えながら勉強させていただいております。」
というお悩み、お悩みというか、というテーマをいただきまして。
はるか
コメントをいただいたんよね、お便りをいただいて。
ひとし
このあともいろんな話をお便りで書いてくれたんだけど、今回ここの冒頭部分を紹介させていただいて。
自分の子どもの頃の感覚を忘れていくんだとしたら、みんなで出し合っておくの大事じゃない?と思ったっていう。
はるか
そもそもひとしがこのテーマを持ってきてくれて、シンプルに面白そうやなと思って。
自分が子どもの頃にしてもらって嬉しかったことを思い出すと、それを自分の子にもしようと思えるんじゃないかとかさ。
逆もしかりで、あのとき嫌だったことをしないようにしようとかっていう振り返りの機会になったら面白いだろうなと思って。
で、今日を迎えたんだけど、その前になんかこう、ギブしたいなと思って一冊本読んだのが、さっき紹介したこの本です。
ひとし
そうなんよね。このテーマで子どもの頃にしてもらって嬉しかったことと、分かってほしかったこととかでアンケート取ろうっていったら、ちゃんと一冊本読んできたもんね。
はるか
読んだ方が深まるかなと思って。この機会のおかげでこの本を読めてめっちゃよかったんだけど。
おもしろくて、なにがおもしろかったかちょっとだけ話していい?5分くらい。3分くらい。この本の中で印象的だったのが、
あ、『hina』さんがいってくれてるけど。やっぱそうなんだって。hinaさんも「子育てするまで子どもの頃忘れていて、子育てとともにどんどん思い出してます。」
ひとし
逆にね。逆に思い出してる人もいるのか。
はるか
振り返る機会になる。この本の中でもあったよ。自分の親と同じことやっちゃってるわとか、言っちゃってるわとかっていう。
本の紹介と考察
ひとし
確かにそれはありそう。振り返る。
はるか
あ、わかるって。けっこうみんな共感してる。やっぱり。
ひとし
確かに。俺もね、今はでも「泣いたとき、おしゃぶりくわえさせられてたな」みたいな。
はるか
いやいや早すぎやろ。記憶の保持すごすぎるな。赤ちゃんの時からそんな覚えてんの。
ひとし
ということも。
はるか
ありながらですね。
ちょいちょい、コボケも挟みながらやっていきましょう。
この本の中でおもしろかったのが、この『フィリッパ・ペリー』さんの『子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本』っていう本なんですけど、
最初の1章目なんだけど、「過去はわたしたちと子どもたちを攻撃する」という考え方がある。
ひとし
過去が。自分の過去ってことだよね。親御さんの過去が。
はるか
そう、自分の過去が。自分も子どもたちも攻撃するという話があって。
これはぜんぜん、自分に出会ったことなかった考え方で、皆さんにも紹介したいなと思ったんやけど。
ひとし
その心を知りたいな。
はるか
自分が子どもたちへ、自分どんな子育てしたいかなって考えた時に、子どもに愛情を注ぎたいなとか、子どもの気持ちを受け止めたいなとか、
考えを理解してあげたいなとか、たぶん思う人が多いんじゃないかなと思うんやけど、だけど難しいと。それができたら苦労せんと。
なにがそれを邪魔するのかっていうと、自分の幼少期の思い出らしい。
ひとし
えー。なんで?
はるか
そう、自分が幼少期に感じた感情っていうのが、自分が親になってぶり返すらしい。簡単に言うと。
つまり「自分がどういうふうに育てられて、なにを受け継いできてるのかっていうのを理解しないと、過去が自分たちを攻撃してしまうんです」っていうことを最初にいってて、どういうこと?と思ったんよ。
ひとし
まだどういうこと?ってなってるけど。
はるか
分かってないと思うんやけど、それでエピソードがあって。お母さんと、もうすぐ7歳になるエミリーさんっていうお子さんがいて、
エミリーさんがジャングルジムに登ってて、ジャングルジムから降りるのが怖くなっちゃって、高いとこまで登ってね自分で。
降りるのが怖くなったから、そのお母さんに助けてって求めたんやって、助けを。で、お母さんは「いや、自分で降りなさい」って伝えたんだって。
そしたらエミリーは「できない」って言って断ったんだって。そしたら母は猛烈に腹が立ってきて。
エミリーとの感情のやり取り
はるか
「なんでできないの?」っていうふうに腹が立ってきて、「今すぐ降りなさい」って怒鳴ったらしい。で、怒鳴ったら結局エミリーは降りてきたんだ。
で、エミリーさんが手を繋ごうとしたんだけど、もう腹が立ったままだから拒絶しちゃったんだって、お母さんが。で、エミリーさんが大泣きしましたっていう1日目があった。
なぜかわからんけどエミリーができないって言った時に、なんかこうすごく腹が立ってきて、なんか拒絶してしまったっていう感情が襲ってきたんだって。
で、1週間後に同じようなことがあって、いっしょに公園行ったんだけど、またジャングルジム登って助けを求めてきたんだってエミリーが。
そしたら娘さんがね、エミリーがおそるおそる自分のことを見てるのに気づいて、このまえ怒ったからすごく今、恐れてるんだなってことに気づいて。
で、今度は前回よりも励ますように「足をそっちに乗せて、反対の足をそっちに乗せて」とかっていうふうに具体的に助言するっていうのをやってみたんだって。
そしたらエミリーはちゃんと降りることができた。そしたらエミリーさんが一言、「どうして前の時はそうやって助けてくれなかったの?」っていうふうに言ったんだって。なんで前はあんな怒ったの?って。
ひとし
フィードバックというか疑問。
はるか
そう、こんなふうに助けてくれたらよかったのにっていうふうにエミリーさんは言ったんだって。
で、お母さんは確かにと思って考えていったのが、ずっと考えて、わたしが小さい時おばあちゃんがわたしをお姫様みたいに扱って絶対に一人で歩かせなかったし、いつも気をつけてねってばかり言ってたんだって。
で、一人じゃなにもできないんだなと思って自信のない子になってた。それで自分がエミリーと同じ歳になった時に、自分で降りるのを許されなかったことを思い出して、
あん時に感じた虚しさとか怒りっていうのが今ぶり返してきたと。だから八つ当たりしてしまったんだって。で、「フェアじゃなかったらごめんね」っていうふうにエミリーさんに謝ったんだって。
過去との向き合い
ひとし
なるほどね。自分がそれじゃ許されなかったから。
はるか
そうそうそう。その時に感じた虚しさとか怒りとかっていうのが湧き出して思い返されて、怒りが湧いちゃったんだっていうふうにエミリーさんに伝えたら、
エミリーさんが、「そうなんだ。ママはわたしのことなんてどうでもいいのかと思った」って言ったらしいんよ。こういうすれ違いがあるんだろうなってことを提唱というか問題提起してくれてて、
どういうことかっていうと、子どもがしたことに対してなんかわからんけど怒りみたいな感じることがよくあるんだって、親御さんの心情として。なんかわからんけどこれなんか無性にイライラするみたいなことが。
これは子どもが悪いっていうよりは、自分が子どもと同じ年齢だった時に抱いた感情から自分を守る手段なのかもしれないっていってて。
子どもの行動が過去の自分の感情の引き金となることを無意識のうちに恐れているんですっていうような考え方を教えてくれた。
で、こういうことを振り返って思い出すことによって、自分が怒りとか湧き出した時にその感情の背後にある物語を知ることで、自分の子どものせいっていうよりは、
そういう過去があったからこそ、今こんな感じになってるんだっていうふうに思えると、その感情からちょっと距離を取ることができるんだってことをこのエピソードから教えてくれたよね。
ひとし
なるほど。
はるか
そう、これはそういう一つの考え方を教えてくれているんだけど、正直、自分にはまったくない考え方やったんよ。
ひとし
なるほどね。
はるか
そうそう。大人になって子どもに対して起きる怒りとかっていう感情が、まさか自分の過去の感情から湧き出してるなんていうのをまったく考えもしなかったんよね。
だけどここで一ついいなと思ったのが、一回、子どもに対して怒りの感情が湧き出した時に、そういうもしかしたら昔の感情と紐付いてるのかもしれないっていう振り返りができると、
ひとし
なるほどね。
はるか
これは子どもが悪いから怒ってるっていうよりは、そういう自分の感情のとらわれがあるのかもしれないって振り返る機会になると、よりフラットに見れるんじゃないかなと思って。
ひとし
なるほど。
はるか
そうそうそう。そこがけっこう自分の中で大きな発見やったんよ。
ひとし
めちゃくちゃ大事やね。
はるか
そうそうそう。
ひとし
いやー、俺もめっちゃその感覚わかるわ。
はるか
ああ、そうなの?わかる?
ひとし
これは子どもに対してとかじゃないよ、まだ。まだ4ヶ月とかやけね。
でも、例えば、なんやろうね、なんか例あるかな。
はるか
自分が過去に許されなかったことを許されてる、みたいな状況を見ると腹が立ったりするんだって。
ひとし
なるほどね。やけん、あれじゃない?年上にタメ口を使うとかが許されてる人を見ると、「え、それ大丈夫なん?」みたいな感情に一瞬なるみたいなのは、
はるか
あるのかもしれない。
ひとし
俺らがスポーツの部活動社会で上下関係めっちゃ厳しかったみたいな時の苛立ちというか、そういうのがあるんじゃないかなとか。
はるか
かもしれんね。そうね。俺も教員時代にさ、なんかめちゃくちゃ授業準備せんと「舐めてんの?」っていう叱るタイプの師匠がおったんよね。
あの上司がいて。だからめちゃくちゃ準備して授業に臨んどったよ。
ひとし
なるほど。
はるか
だからもう本当に細部までシミュレーションして授業準備、臨んどった自分がいたから、なんか後輩とかがさ、なんかそうじゃない、こうフラットに授業してるの見るとなんかこう感情が湧くんよ。揺れ動くんよ。
ひとし
なるほどね。
はるか
そうそうそう。
ひとし
それでいいんだっけ?みたいな。
はるか
そうそう、なっちゃうっていうのがある。
ひとし
わかる。
はるか
そう。たぶんそういう、なんか過去に自分が許されなかったことを自分より年下したというか、なんか別の人がやってるのを見ると感情が動くみたいなのがあるっていうのがわかって。
ひとし
ありそう。
はるか
で、それが子育ての文脈でいくと、自分が自分の親にされたことっていうのが、自分の子どもに接する時に感情の揺れ動きに出てくるみたいな。
っていうのを考えた時に、その子どもへの怒りの感情っていうのは子どもが悪いんじゃなくて、そういう過去との紐づきなんだと思ったら、一歩立ち止まって振り返れるのかなって思って。
ひとし
なるほど。
はるか
それが面白くて、今回はだからこそ皆さんに幼少期、嬉しかったこととか、あとはされて悲しかったことっていうのをいっしょに振り返って、この本の中では自分がされて嬉しかったことはやったらいいし、そうじゃなかったことはもうどんどんどんどん捨てていきましょうって。
これがさっき言った愛情を注ぐとか、受容する・理解するっていうことに繋がっていきますってことがあって、この視点はなかったなと思って。
ひとし
大事やね。
はるか
せっかくだから皆さんといっしょにやっていきたいなっていう。
ひとし
いやなんか、俺がお便り募集した時に「されて嫌だったこと、暗くなるし、いるかな?」みたいな感じで思ったら、はるかが「いや絶対そっちも大事なんよ」みたいな感じでいいよったのがわかったわ。
はるか
だからされて嫌だったことは一旦切り離していこうっていう。されて嫌だったのに自分もやっちゃうっていうシーンになるんだって。
ひとし
なるほどね。
はるか
「自分が子どもの頃されて嫌だったけど、いま子どもにやってるわ」みたいなことがやっぱあるから、ここで一回ちょっとみんなで俯瞰して、それが本当に子どもたちにとっていいことなのかっていうのを捉え直して。
いいことだったら残したらいいし、そうじゃなければいっしょに切り離していく断捨離みたいな作業ができればなっていうふうに思っているっていう感じですね。
ひとし
わー、早速『kaoru595』さんがチャットをくれてて、「子どもの頃に保育園のお迎えの時とかにお母さんたちが集まって話してる井戸端会議で、『〇〇ちゃんはすごいよね、うちの子なんて〇〇だから全然ダメだよ。』と
謙遜みたいなものを比較して否定してるのが子どもながらにすごく嫌だったので、自分が親になってからは絶対その輪に参加しないようにしてました。」
まあ確かに。
はるか
じゃあちゃんともうそれは反面教師というか、そこから学んで実践してるんだ、すごいなそれは。不思議な文化よね、子どもを謙遜する文化。うちもめちゃくちゃあった。
ひとし
謙遜したくなる、わかるわかる、なんかそういう文化ある。
はるか
「うちの子は全然なんですよ」みたいな。あるよねそういうの。あるんだろうけど、それを自分が大事にしたいのか、それともそれを切り捨てていいのかっていうのを考え直す機会にできたらめっちゃいい回やなって思っているっていう感じ。
ひとし
あ、「子ども目線からしても、されて嫌だったことを親が繰り返してるなぁとはなんとなく感じてました。」
はるか
えっ。
ひとし
逆に?『守山心結』さん。
はるか
子ども目線からしても、されて嫌だったことを親が繰り返してるなぁ。
ひとし
超メタ認知。
はるか
すごくね?
ひとし
メタ視点のある子どもや。
はるか
いやでも子どもってほんと鋭いからね。俺も思ってたもん。「あ、今お母さん意地張ってるわ」みたいな。
ひとし
へぇー。
はるか
「あ、お父さん、今これ一度振りかざした拳、これ下ろせんくなってるわ」とか。子どもながらに思ってたもん。
ひとし
うわぁすげぇ。思えたことなかった、俺そういうの。
はるか
めっちゃ思ってた。そうそう。でも言わんけどね。子どもの役割として立ち回ってたからね。子どもながらに。
ひとし
ということであのいただいたコメント読んでいきましょうか。事前にね、募集しているので。
はるか
そう、素敵な回答ありがとうございました。一つ一つ見ていきましょうか。
ひとし
で、あの回答、お名前も読むんですけどもし配信するときお名前を消してほしいとかあったら言ってください。
はるか
あ、お願いします。
ひとし
はい。じゃあまず『ちまちま』さんからですね。
はるか
これはさ、なんかもう先にアンケートの回答を見たんですけど、めちゃくちゃ良くて。自分が親になったらこれしたいなと思うことばっかりだったから。なんかその面でもなんか相当メリットある回やなって思いました。
ひとし
そうやね。はい。ちまちまさんですね。「旅行やキャンプ、いろんなところに連れてってもらえたのが、大人の今、してもらって嬉しかったなとなっています。」
はるか
うんうんうん。
ひとし
はいはいはい。
はるか
キャンプね。いいね。
ひとし
「忙しい中、時間やお金をたくさん使ってくれたんだなとわかるようになりました。」
はるか
なるほど。
ひとし
確かに。お金の感覚とかは当時わかんないですもんね。
はるか
ね。子どもの頃ってさ、大人はけっこう無限に金持ってると思ってなかった?
ひとし
そうやね。塾とかもね、習い事とか「やらせて」って言ったら通わせてくれると思っちゃってたね、俺も。
子ども時代の貴重な体験
はるか
そうね。俺もちっちゃい頃まだそうだったんだけど、兄ちゃんが塾行ったときにダブルで塾行くのけっこう今きついってなって。俺、塾行かんかった時期あったんよ。
ひとし
うんうん。
はるか
そん時に、大人もお金ない時あるやみたいな気づいたの、すごい覚えてて。
ひとし
確かにね。
はるか
そうそうそう。なんかその感覚って意外と大人は当たり前に節約とかするけん。わからんけど。
いやなんかあのキャンプとかさ、連れてってくれたのはやっぱずっと覚えてるよね。
ひとし
覚えてたな。
はるか
なんかいま、このちまちまさんも言ってくれてるけど、大人になって気づくみたいなことっていっぱいあるんだろうなって思うよね。
これはさ、もうけっこうあの、子どもといっぱい関わってるからさ、俺は。
「あん時のあの言葉が今でも忘れません」っていうことよく言われるんよ。卒業生とかに。
ひとし
はいはいはい。
はるか
もう最初の卒業生とかが今もう高2とかなんよね。
ひとし
うん。
はるか
で、たまに会ったりするんやけど、もう「ずっとあの言葉忘れません」とか。
ひとし
うん。
はるか
「あの時あんなことしてくれたの忘れません」とか言うんよね。
ひとし
うん。
はるか
でも子どもたちってその時ぜんぜん、そんな反応じゃなかったんよ。
ひとし
確かに。
はるか
全然なんか当たり前のようにそれを過ごしてて。
ひとし
うん。
はるか
でもなんかこんなに頑張ったけど嬉しくなかったんかなと思ったけど、5年後ふと開けたらめっちゃ思い出残ってますとか言うけんさ。
ひとし
うん。
はるか
でもこれ聞くと、子どものその場の反応を見て、反応がないから嬉しくないっていうことじゃないんだなっていうのは感じるね。
ひとし
そうやね。
はるか
とくにあの、褒め言葉とかそうでさ、褒め言葉ってけっこうあとからじわじわ来かん。
ひとし
ああ。
はるか
そんな経験ってない?あの人のあの褒め言葉なんか、あとからけっこう振り返ったら自信になってるみたいな。
ひとし
ああ嬉しいな、みたいなやつあるね。
はるか
ずっと残ってる。
ひとし
俺も高校の時の担任の先生から、「お前はスポンジのように吸収力がある」って言われて、いま嬉しいもん、それを思い出したら。
はるか
すごい。例えまで、スポンジまだ覚えてるんや。
ひとし
覚えてる。
はるか
そうやね。やけんよくコンプリメントの回の話とかすると、全然うちの子はそういうの興味ないですっていうかたけっこういるんだけど。
ひとし
はいはいはい。
はるか
やっぱ目の前の反応とか俺はあんまり気にしてなくて、これがこうどんどん蓄積されて、あとでいざという時にバッて力になるって思ってるから。
ひとし
確かに。
はるか
そう、だから俺はもう絶対に相手が全ぜんぜん反応なくても続けるっていう。
ひとし
なるほどね。その結果もう、ヨイ出しが習慣化していくんやね。
はるか
そう。
ひとし
どんどんやっていったらいい。
はるか
むしろなんかこう資産運用みたいなイメージなんよ。なんかこう。
あん時の褒め言葉がずっとでっかくなっていくみたいな。あん時の褒め言葉ってその時理解できないけど、なんかどんどん大きくなって大人になった時にめっちゃ自分の力になってるみたいな。なんかそんなイメージ。
ひとし
褒め言葉資産運用。コメント欄でもちょっと盛り上がりつつある。
はるか
そう、資産運用やと思ってます。マジで。
ひとし
なかなか言う人おらんわそれ。マジでちまちまさんのが進んでない。で、嫌だった。もっとこうしてほしかったっていうのをいただいてて。
親との思い出の重要性
ひとし
「中学の時、部活を休んで家族行事を優先させられたことがあり、その時は言えなかったけど、家族よりも友達関係の方を優先させてほしいという気持ちをわかってほしかったです。」
はるか
これはよくある葛藤だね。家族を優先して友達と会えない。そんなのあった?ひとしは。
ひとし
いや俺、家族行事が、やっぱあまり家族が盛り上がりが少なかったから。
はるか
盛り上がりっていう表現なんや? イベントとか日常をこう大切にするというかね。
ひとし
あれなんよ、ほんと俺、福岡に住んでて、大学生になるまでたぶん、修学旅行以外で隣の県しか行ったことないぐらいの感じやったから。
はるか
あんまりみんなで遠出するとかじゃなかったんや。
ひとし
遠出するはね、経験がほぼないね。
はるか
そう考えると家族優先で旅行、家族行事で部活休むとか経験なかったけん、いいなって思うけど。
ひとし
ね、なんか俺いいなって思う。それされたら嬉しい思い出になるのかなと思うけど。
はるか
思ったけど本人としては友達を優先したい時期、やっぱあるよね中学校の時って。
ひとし
確かにね。
はるか
なんやろうね、あの中学校の。
ひとし
時期にもよるか、確かに。
はるか
あのもう輪に絶対入りたいみたいな、やっぱ。
ひとし
うん。
はるか
やっぱ流れが早いやん、あの時のあの話題についていけんみたいなのはやっぱ。
ひとし
うんうん。
はるか
中学校特有よね、ずっとなんか最先端いってないと不安みたいなのはさ。
ひとし
なるほどね、そう。わからん俺そんな中学時代、生きてなかったけ。
はるか
あの、俺もぜんぜんなかったんやけど、あのうちの妹がもうマジそんな感じで。
ひとし
あーなるほどね。
はるか
ずっと流行りに乗ってて。
ひとし
確かに。
はるか
今さ『BeReal』って知ってる?ごめん余談すぎるけど。
ひとし
BeRealわかるよ、あのSNSよね。
はるか
これ一生収録終わらんね、これ。BeReal。
皆さんBeRealって知ってます?
SNSでそのもうピロンって音が鳴ったらその時の様子を上げんといけんみたいな。
なんかあんま詳しくわかんないですけど。
ひとし
うんうん。
はるか
SNSになってて。
ひとし
2年前ぐらいから。
はるか
あっそうなんや。
「通知来たから、今から撮るよ。はい写真、はいチーズ」みたいなことをずっとやってるんよ。
だから余計その時の瞬間を切り取って、なんか時間という、時間の流れに乗れんと置いていかれるみたいな世界になってるんだなと思って。
ひとし
そういうのも。
はるか
なんかそういうの一本撮りたいなと思ってます。
それとどう付き合うかってこの『スマホ時代の哲学』っていう本読んでちょっとまた学んだんで、これ一本撮ります。
ひとし
はい、じゃあ次、行きたいと思います。
はるか
はい次、行きましょう。
ひとし
『yumiko』さんですね。
はるか
はい、yumikoさん、どうぞ。
ひとし
「怖い夢を見て眠れない時に母の布団に入れてもらって朝までぐっすり眠れた。」
はるか
めっちゃいいエピソード。
ひとし
幼少期から中学ぐらいまで度々やってた。
はるか
えー。中学校までいっしょに寝るとかいいね、仲いいね。
ひとし
でも俺も、これを聞いてめっちゃ思い出すことはあるわ。
はるか
何何。
ひとし
俺の場合お父さんやけど、小学校中学年ぐらいまでお父さんのシングルベッドに入り込んで、こんなパソコンぐらいの大きさのテレビいっしょに見ながら寝てたんよ。
それはね、いま思い出したらけっこう嬉しい時間。
はるか
めっちゃいい時間。
ひとし
だいたい『ザ!世界仰天ニュース』とか『世界まる見え!テレビ特捜部』とか見ながら寝てたんやけど。
はるか
なんか忘れんよね、そういうの。
ひとし
ね。これこそ今になってくるやつ。
はるか
俺も寝とったらお父さん酔っ払って帰ってきて、俺の布団で寝てくるの。
あん時めっちゃ嫌やったけど。
ひとし
嫌やった。
はるか
めっちゃ嫌やった。めちゃくちゃもうやめてみたいな。ほんとイビキするし。
やめてとか言ったけど、なんかいまとなっては温もりというかね。
ひとし
なるほどね。
はるか
いい思い出になってる。
ひとし
俺も昔住んでた家で全員横に並んで寝てたときに、あんま昔の家の記憶ないんやけどこれだけあるっていうのが、お父さんがくしゃみしたときに上からくしゃみが降ってくるっていう思い出だけめっちゃある。
遊びの大切さ
ひとし
お父さんがくしゃみしたらみんなで「うわ、隠れろ」みたいな感じで、くしゃみ避けてた思い出があるわ。
はるか
おもしろすぎ。お父さん勘弁してよ。
ひとし
横向いたりしてやったらよかったのに。あれわざとなんかな。汚いよねけっこう。
はるか
確かに。もうそのときマジ嫌やけどね。マジ嫌やけどなんか。
ひとし
でも楽しんでもいるんやけどね。
はるか
楽しい。飛沫って飛沫。わらわらって。
ひとし
当時ね、コロナとかなかったんでね。
はるか
なかったけん笑い話やね。
ひとし
安全、安全な。別にあってもあんま関係ない。
はるか
抱きしめるみたいなのって、やっぱ覚えとるやん。お母さんに最後抱きしめられたみたいなの、覚えとるもんね。あのときやなみたいな。
自分が相当やらかして。
ひとし
俺、覚えてないかもな。
はるか
初めて学校さぼったときがあって。もう嫌なことありすぎて。
ひとし
うわ、感動的な話しそう。
はるか
そのとき先生、家に来たけどずっと出らんくて立てこもってて。で母ちゃん帰ってきて、なにも言わず抱きしめてくれたみたいなのを覚えてる。
ひとし
すげえ。
はるか
で、そこからばり泣いて、次の日から完全に復活したのを覚えてて。
なんか俺の母ちゃんはやっぱその、抱きしめるとかしないんだけど、なんかやらかしたときはそうしてくれた気がしてて。
で、でもその、なんか兄ちゃんとか、このあいだ事故が起きてけっこう大変やったんよね。
ひとし
うん。
はるか
で、兄ちゃんが事故起きて大変やったときに職場まで行って、もう兄ちゃん30過ぎてるのに職場みんなの前で抱きしめて。
ひとし
熱いね。
はるか
で、それ兄ちゃんも「やめてって」とか言いながら、なんかやってて。
さちえさんが一回なんかの回で「愛のブルドーザー」みたいな話しとって。
ひとし
うん。誰?はるかのお母さんのこと?
はるか
わからんけど「愛のブルドーザーでわたしは行きます」みたいな、なんかの文脈忘れたけど。
そのときどういうこと?って思ってたけど、なんかこういうことかなと思った。
ひとし
なるほどね。
はるか
なんか厚かましいぐらいでいいのかなと思ったりした。こういうの。なんかそのときマジ嫌やけど、なんか結局いい思い出として残ってるもんね。こういう。
ひとし
確かに。
はるか
まあでも、これはちょっとその関係性でしかわからんけんちょっと。これは全てに対してオッケーとはいえんけど。
ひとし
ちょっと今度また、はるかのお母さんもゲストに呼びたいね。
はるか
確かにね。ぜひぜひ。おもしろい母なんで。
ひとし
はい。続いて『もうたい⚽』さんですね。
はるか
もうたい⚽さん、ありがとうございます。
ひとし
「いっしょに体を動かして遊んでもらったこと。父がよく公園に遊びに連れて行ってくれたこと。滑り台とブランコとジャングルジムとシーソーがあってとっても楽しい思い出になっています。」
はるか
公園忘れられんよね。やっぱなんかずっと覚えてるわ。
ひとし
めっちゃあって。いやこういうのいい。いやこの回いいわ。思い出すわいろいろ。自分の記憶を。
はるか
確かに、なんかインスピレーションうけるわ。
ひとし
なんかね。お父さんといつも野球しよって。
はるか
ひとしソフトボールのあれだもんね。エースやったもんね。
家族との遊びの思い出
ひとし
そうソフトボールのね。ピッチャーやったりしとったけど。俺がピッチャーしてお父さんがキャッチャーするっていうのでもうずっと。時間あったら庭でもやるし。
あの中学校とか小学校のグランド行ってやるしみたいな感じしよって。こうさ、ストライクゾーンとボールゾーンってあるやん。
はるか
わかるわかる。
ひとし
キャッチャーしとったら顔周りがストライクでさ。で俺がボールに投げた時も、ボールのとこで取ってすぐストライクゾーンにグローブこうシュッてやることで。
はるか
あるね。
ひとし
ストライクに見せかけるみたいな。あれをやってたのが思い出に残ってる。
あのくしゃみを飛ばしてたことと、ボールゾーンからストライクゾーンに持ってきてくれてたこと。
はるか
おもしろい。
ひとし
それはお父さんの思い出。
はるか
なんで。なんでなん?それ。
ひとし
わからん。遊び?お父さんプロ野球、好きでけっこう見たりしとったけん。
はるか
お父さんも楽しんどったわけね。
ひとし
そうそう。
はるか
ひとしのためを思ったら、そのストライクゾーンはストライクで、ボールやったらボールってしたほうがいいやん。なんで誰もおらんのにボールからストライクにする。
ひとし
確かに。遊びでね。遊びでよ。
はるか
おもしろいよ。
ひとし
本気で俺のボールだけどストライクにしようと、自己肯定感あげようとしてきてるわけじゃないと思う。
別に「ひとしにとってこれはストライクにしたほうがいい」とか思ってキャッチャーやってないんじゃないか。
はるか
最高やん。おもしろい。
ひとし
あと速度85キロとか適当に計測して90キロとか言ってくれてたやつ。
はるか
おもしろい。バリ楽しんでるやん。家族、盛り上がってないとか言ったけどめっちゃ盛り上がってるやん。
ひとし
だから大事やね、うちの家族がそんな盛り上がってないんだって思う反面、こういうの聞くとやっぱ記憶、思い出してくるけ。
はるか
確かにな。
ひとし
大事っすね。
はるか
大人も子どもと遊ぶと運動不足解消になるし。
ひとし
そうやね。
はるか
なんかの記事で、子どもって1日400回笑うらしいん。400回ぐらい。
ひとし
へえ。
はるか
大人がほんとマジで10分の1ぐらいらしくて。
ひとし
うん。
はるか
人の笑顔、見たらめっちゃ幸せになるやん。
子どもと遊んでたら、そうとう幸せになるよなって思う。
ひとし
そうやね。
はるか
はいはい。行きましょう、次。
ひとし
えっと『つきつき』さんから。
「両親共働きだったので、保育園から戻って18時から寝る前の時間が親子のコミュニケーションを取れる時間帯でした。
母親が夕飯を食べたあと、いっしょに夜散歩してくれて近所をぶらぶらする時間が好きでした。
くっついて甘えたくておんぶしてもらったり、田舎で街灯もなくて真っ暗な中、外で寝っ転がって月や星を見たりもしました。」
(後半へ続く)
32:50

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