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はるか
嬉しいって思った。 まあちょっと具体的な話から行くか。
ひとし
そうだね。具体的に。
はるか
具体的に中学生の探究学習の発表を見たんだよね。そのときに探究学習として、子供たちは具体的に自分の興味分野っていうものを深掘っていて、
自分の興味分野✖️社会の課題、社会課題っていうのをこの融合する部分に課題を設定して、自分たちで探究して、自分たちでアクションを起こして、その振り返りをしているという発表だったんですよね。
そのときの具体的な例として、児童虐待っていうものを取り上げている子供たちがいて、どうだった?ひとし。
ひとし
そうね。協力したいってなった。
はるか
そうだよね。もうすでに。
ひとし
プロジェクトの概要をちょっと皆さんにお伝えして。ぜひ。
はるか
あのときの、もう記憶でしか語れないんだけど、まず実態として児童の虐待数が増えているんだというデータを提示してくれて、
そのときになぜこんな実態になっているのかっていうのを彼らなりに考えを持っていて、そのときに一番必要なものは何なのかっていう問い設定をして、
その問いの設定として、どうやったらこの児童虐待を受けたときの相談先をみんなに広く知ってもらえるか、たくさんの人に知ってもらえるかという問いを設定してたわけなんですよ。
この問いの時点でまずすごいと思って、実証できる問いであって、さらにはその認知が広がることによって助かる子どもたちとか親御さんが増えるのではないかという仮説のもとに立った問いなんだろうなってことが想像できて。
そのためにどうするのかっていうアクションプランまで考えていてね。
で、アクションプランとしては簡単に言うとチラシをみんなが見える場所に貼っていこうっていうことだったんだけど、
このチラシのデザインからデザインのプロの方にメールを送って、このプロの方にメールを送って聞くみたいなところもさ、メールの文章の作り方みたいなものもきちんとマナーとして持っていてさ。
ひとし
あるんよね。自分が何者で何をしたくて何をしてほしいかをちゃんと説明するんよね、メールで。
はるか
そうそうそう。感動したね。わからないんで教えてくださいじゃなくて、どういうふうなメールしたのって聞いたら、まず自分たちが知っている範囲をまとめて、
そのまとめた上でわからないというところをピンポイントで尋ねるようにしましたみたいな。そういうのもきちんと指導を受けてマナーとして持っているんだなっていうのがあって。
で、その専門家の方とかプロの方に添削してもらったりとかしてチラシができていたり。あとはそのチラシだけじゃ子供興味ひかないよねっていうことで、
保育の幼児教育のプロの方に話を聞いたんだっていう話があったけど、幼児教育のプロの方に「どうやったら子供の目を引けますか」っていう話を聞いて。
で、なんか「目に見えないものを引っ張って出すみたいな構造を、おもちゃみたいな構造を作ることによって子供が見たくなります」みたいな話もあってさ。
ひとし
それをポスターに反映してたの
はるか
反映して。
ひとし
なんかね、触りたくなるようなポスターというかあれはもう製作物なのかな。
はるか
製作物をね。
ひとし
作って、それを神戸に実際貼って。
はるか
貼るという行動まで起こしている。そこが素晴らしかった。で、本当に真っ直ぐな目で認知拡大に協力してくださいっていうことを言ってくれていて、
その時に俺が質問させてもらって、「そもそもなんで児童の虐待数っていうのは増えてると思いますか」って問いかけたら、もうね、社会構造の話からしてくれてさ。
資本主義的な話からしてくれて。
ひとし
そうなんよね。
はるか
真っ直ぐな意見を言ってくれて、その考えを持った上だからこんなに情熱的にアクションを起こせるんだなっていうことを感じて、
なんていうかな、こんな安い言葉で片付けるのもあれだけど、いきいきしてたね。
ひとし
そうね。で、「いち早く」で189の番号を押すと、その児童相談所に電話がつながる。
はるか
無料です。
ひとし
ぜひ皆さんも、もし機会があれば啓蒙をお願いいたします。
はるか
はい、お願いします。子供たちが使うっていうのもあるし、親御さんが使うっていうのもあるので、「大変なんです」って相談もできるということだったので。
ひとし
だってもうあの学生さんたちのプレゼンで、もう俺とはるかは共感して心を打たれて、今ポッドキャストでもインスタでもストーリーにも挙げさせてもらったし。
はるか
手伝っているわけですね。
ひとし
もうその力あるってすごくない?
はるか
そう、人を動かす、人の心と行動を変える力があるっていうのにびっくりして。
なんでこんなにできるんじゃと思ったら、やっぱ小学校の頃からずっとこういう探求学習みたいなものはしていて、さらには一番いいなと思ったのが、自分たちの探求学習について振り返る時間をとっていた。
ひとし
そうね、進め方についてのね。
はるか
そう、リフレクションの質も良くて、今回僕たちのこの探求学習を通して、この部分でソーシャルスキルがこういうふうに身についたと思いますとか、スキルレベルで振り返りをしていて。
さらには、もっと課題として認知拡大が広がらない部分もあったので、こういうふうにしていきたいですみたいなこの探求学習についての振り返りをしていたのがかなり衝撃的で、こんなふうにメタ認知しながらずっと何回も何回も繰り返していくと、やっぱり子供は育っていくんだなっていうのは本当に実感したところでしたね。
ひとし
いや、ほんととんでもないと思ったよ。だってそういう人が会社からしても欲しい人やしね。
はるか
本当に。話飛ぶけど。無知って自由じゃないなと思ってて。逆に知識スキルがあったりとか思考スキルがあったりとかあると自由だなと思うよ。
よく教えたら自由じゃなくなるとかっていう話があるんだけど、こういう汎用的なスキル、問いを見出す力とか表現する力とか、あとは対話して葛藤を乗り越える力みたいな、こういう汎用的な力っていうのはつけばつくほど自由になっていくと思ってるんよ。
だからこそ学ぶんだと俺は思っていて、自由になるために。自由であるという実感を持つために学んでいくんだと思ってるんだけど、そのスキルが国際バカロレアIBっていうのではしっかりと議論された上でまとめられていて、
今日お話ししたかったのは、この国際バカロレアっていうのは目指しているものとか、そのカリキュラムについてはネットで検索できるので、そういうスキル、こういうのが今国際社会では求められているんだなっていうのに触れるだけで子供との接し方変わるなって思った。
確かに。番外編超有意義やん。すご。 そうと思ったのよね。簡単に国際バカロレアちょっと説明しとくか。
ひとし
そうだね。俺もね、今回初めて聞いたのよ。言葉としては確かにはるかから聞いたことあったけど、初めてちゃんと知ったけん。言葉自体初めての人もいると思う。
はるか
そう、国際バカロレアっていうのはもう世界基準の教育プログラムで、目指しているものとしてはチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解してそのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対して未来へ責任ある行動を取るための態度とスキルを身につけさせるとともに、
国際的に通用する大学入学資格を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。ということで、言ったら世界共通のカリキュラムを持っていて、世界共通でその入学資格持ってるんだねっていうh箔がつくということなんだよね。
これちょっと詳しくは本当に調べていただければと思うんですけども、で、その時にどんな学習者像なのかっていうのを明確に明記してあって、例えば探求する人であったりとか、考える人、コミュニケーションできる人、振り返りができる人とか、オープンマインド、心を開く人とかっていう風な学習者像っていうのが明確にあって、それに対してカリキュラムを展開していく。
この姿を目指すためにどんな試行スキルが必要で、どんなアクティビティが必要なのかっていうのを各学校がカリキュラムを組んでいくと思うんだけど、関西国際学園さんの入ってすぐの廊下にポンって貼ってあったじゃん、それが。
その標がね。 標が貼ってあって。 どんなスキルを1年生か6年生までつけていくのかっていう標があって、もうあの標だけで結構何時間か楽しめそうやったね。 それにひとしがずっと感動してさ。
そう、あれどの会社も社員さんの教育プログラムに基準として入れた方がいいって思った。 ね。まずWho are you?から始まるっていう。あなたは何者なのかっていうところをね。 それを1年生からずっと。 幼児教育からだね。 ああ幼児教育からか。 そうそうそう。 スモールステップでさ身につけていくのよね。
その具体的なアクティビティを紹介してもらってさ、これぜひティーチャーティーチャー村でもしたいと思ったんですけど、自分を画像で表すみたいな活動があって。 あったね。 だから自分の趣味とか好きなこととか得意なことをぶわーって画像で貼っていって、この画像を一目見れば自分がどんなものに興味があって、どんなことを得意として、どんなことをしているのかっていうのを一目でわかる表みたいなものを作っていて。
あれをさぶら下げて交流会したら面白そうじゃない? 面白そう。話題付きなそう。「あ、猫好きなんすか?」とかってことやもん。 ああそう。「わあ、猫めっちゃ好きなんですよ。」 「あ、その種類の猫ですね」みたいな。「わかる?」とか言ってね。 いいね。
「サウナ好きなんですね」とか。なんか振り返ってみてもさ、それを一回だけだったらその一時的な趣味とかだと思うんだけど、それを何年間も比較してみたらさ、自分の傾向が見えてきたりとか、自己分析するためにもめちゃくちゃ重要な資料になるじゃん。
それプラスね、ソーシャルスキルの部分では感情との付き合い方とか、感情と身体の感覚を色で表す活動をしてたりとかして、こういうことをしてたら感情をコントロールできるようになっていくんだとかっていうのがアクティビティベースであったのがすごくて。
すごいね。 そしてなんと英語で議論してたね。 そうやね、小学校1年生とかだったかな。 1年生が英語で議論してて、でもこれで理事長の中村先生が大事にしていた考え方としては、オールイングリッシュはしないと。日本語も大事にしますっていうところを言っていたのがもうぐっときて。
ひとし
なんか自分で学んでいくみたいなことと思ってたけど、こういう自信を持って教育していくと、そりゃあ身につくよなって思う。
だからあの姿だったんだね、あの子の。 そうなんよね。
はるか
だからあやって社会を良くしたりとか困ってる人に目が向いてるとか、慈悲の心があったりとかするっていうのは、このバランスよくカリキュラム作ってやってるからなんだろうなって改めて思ったね。
ね。 あの謙虚な控えめな姿とかも。そこからあるのかな。
ひとし
すごい、すごかったわ。すごかったんですよ。
はるか
いやあ、結構熱く語ってしまったね。こんなつもりではなかったんですけど。
ひとし
神戸行ってきました、見学してきましたっていう感じの回になるかと思ってたら。
はるか
蘇ったね、あの熱が。あの日の熱が。大興奮したあの熱がね。
ひとし
そうね。
はるか
で最後に一緒に食事行ってね、中村さんとかセラタさんと一緒にお食事行って、でフリースクールコンコンの話をしたら、めちゃくちゃ応援してくれて、でもう力になれることあったら何でもさせてくれっていう話をしてくれて。
ひとし
ね。
はるか
で具体的なアドバイスをいただいたのも一つあるし。
ひとし
そうやね。
はるか
そう、もう一個は一緒にこれからも連携できる部分連携していきましょうって話もあったし、もう本当にありがたいことにスポンサーとしても連携してくれるという話もいただいて、ありがとうございますと。
ひとし
ね、本当に。でこの学校作ってきた中村さんとセラタさんが子育てジャンダルクで話されてて、ぜひ最初の4話とか聞いてもらいたい。
はるか
興奮したね、新幹線で。
ひとし
本当ゼロからこの教育を作ってきたっていう生々しい話全部聞けるっていうのが凄まじいことだなと思う。
はるか
そうなんよね。いやー痺れたね。
ひとし
うん。
はるか
あ、作れるんだ。そりゃこんだけ信念と情熱持ってたら。
ひとし
すごいわ。
はるか
いや気合が入ったね。
ひとし
すごい。
はるか
あの回を聞くと。
ひとし
ぜひ28回の初ゲスト、まこさんっていう方が出た回も聞いてもらいたい。
はるか
まこさんの話も聞けたね。
ひとし
高校3年生かな今。で、こんなに社会の視点持って自分のやりたいこととか語れるんだっていうのを、このポッドキャストで体感できるので、ぜひ聞いてみてください。
はるか
英語でさ、汎用的な知識と狭い方の知識の違いとは何かみたいななんか。
ひとし
ちょっと正しく理解もできてないけど。
はるか
正しくはできてないんですけど、そんな話を英語で議論していて。
ちょっと日本の未来に希望を感じざるをえんかったね。
ひとし
ざるをえんやったよ、ほんとに。
はるか
ざるえんですね。
ひとし
ざるをえん、まじで。ほんとに。
はるか
頑張ろう、俺たちも。
ひとし
頑張ります。
はるか
若者も頑張るし、俺たちも頑張るし。
ひとし
だから中村さんが作り始めて25年とかだったかな。25年頑張ったらそりゃすごいよね。
はるか
そうか。今から25年頑張ったら何歳?
53歳。
ひとし
そっか。
はるか
その頃にはあんなことなってるのかな。
ひとし
でも想像できんね。20年頑張るって確かにそれはすごいことだよな。
って思った。
はるか
頑張りましょう。
ひとし
頑張りたいなってほんとに思えた。
はるか
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。
国際学園の皆様。
ひとし
皆さん。
はるか
おもてなしいただきまして。
ひとし
ありがとうございました。
という感じかな、番外編。
はるか
はい。
ひとし
学び合った関西国際学園さんの神戸は。
はるか
熱くなりましたね。
ひとし
楽しかった。
はるか
また行かせていただければ。
ひとし
それでは、もしご感想ありましたら、ハッシュタグティーチャーティーチャーカタカナでXにポストしていただけると嬉しいです。
はるか
よろしくお願いします。
ひとし
個人の方、法人の方でスポンサーになっていただける方も大募集しておりますので、ぜひご興味ある方いましたらご支援お願いいたします。
はるか
お願いします。
ひとし
では、さようなら。
さようなら。
はるか
さようなら。