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はるか
だけど、大人の道徳に挑戦する自由を与えてない。
ひとし
大人の道徳?
はるか
そうそう。だからつまり、何が良くて何が悪いかっていうこの判断基準は自由じゃないよねって。
ひとし
あー。大人に従わないといけない構造になってるみたいな感じなの。
はるか
うんうん。何が良いとされているかは、もっと子供に自由を与えた方がいいんじゃないってことを主張して批判していたんだよね。
だからといって、今のモンテス・ソウリ教育がそうなってるってわけじゃなくて、その当時そういう風に批判していたっていうわけで。
ひとし
へー、なんかあれかな?相対主義みたいな考え方なのかな?
はるか
いや、ちょっとぬまりそう。
ひとし
ぬまりそうやね。
はるか
ということで、もうとにかく自由。自由自由自由ということを主張されていて。
で、サマーヒルっていう学校なんだけど、自分自身の生き方をするということを徹底的に極めて。
で、それを筆頭に欧米で新教育運動って言って、もっと子供を自由にさせましょうっていう運動がどんどん行われてきたっていう。
へー。
このニールさんの主張を筆頭に。
ひとし
なるほど。
はるか
で、もう一人だけ紹介するね。紹介するのがデュイさん。
ひとし
デュイさん。
はるか
もう教育学部生なら絶対に知っている方。
ひとし
あ、そうなの。そんな人なんだ。
はるか
デュイさんはアメリカの方なんだけど、この方はもう日本の教育に多大なる影響を与えてる。
ひとし
へー、デュイさん。
はるか
デュイさんで一本今度撮りたいんだけど。
ひとし
あー、撮りたい撮りたい。知りたい。
はるか
この方の思想めちゃくちゃ良くて、大好きなんだけど、伝統的な教育を批判していて、この方も同じように。
で、一言で語ると、道具主義っていうのを提案されていて。
ひとし
道具主義、なんだ。
はるか
もう今ね、子供たちが勉強面白くないと思ってるのは、もう得た知識が使えなすぎると。
ひとし
あー、実践的じゃないんだ。
はるか
そう、三角関数勉強してどうなるとかっていう人がいるよね。
うん。
そんな風に、子供たちが何のために勉強してるのか分かってない状態が起きてる。
はいはいはい。
だから、もっと思考とか知識を道具のように使えるようにカリキュラム組もうぜって。
あー。
だから、もう知識で体系立てられたカリキュラムを実行するんじゃなくて、もっと子供の興味監視に沿った、そして実際に経験できるようなカリキュラムにしていこうぜっていう。
へー。
これをね、すっごく論理的に話されて、絶大なる影響を与えたんだよね。
ひとし
へー、じゃあまさに遥も結構なこの人から影響を受けてるんじゃない?
はるか
この方の影響すごい。
うん。
日本の、もう今の学習指導要領とかもかなり影響を受けてる。
ひとし
あー、てかそっか、遥とかいうレベルじゃなくて。
はるか
そうそうそうそう。
ひとし
日本の教育が影響を受けてるんだ。
はるか
そう、問題解決学習っていって、子供が問題を見出して、それを解決していくプロセスを大事にしていきましょうとか。