-
-
はるか
はい。
ひとし
ということですね。
はるか
はい、ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。
はるか
そうなんよね。
もう耳が痛くなってるっていうのは、完全に僕の未熟さというか、伝え方の問題だなと思ってて、本当にこちらが申し訳ないなと思うんだけど。
ひとし
反省をしていただきたいわけではございませんと。
はるか
っていうような番組じゃないし、これを勘違いしてほしくないのが、僕がこれ言ってるからできるっていう話ではないんですよね。
自分が教師だった時も全然できなくて悩んだりとか、反省したりを繰り返しながら子供たちと向き合っていて。
だけど、今こうやって第三者の視点、お悩みをくださって、親御さんと子供の関係が第三者の視点で見れるから提案できるお話ばっかりだから。
なんかこれをね、できないから自分は良くなかったんだとかっていう風に思わないでほしいっていうのがまず最初に一つ。
皆さんそうやって自分を振り返りながらやっているっていうのが一つ前提としてあって。
まさに一番尊いのはやっぱり目の前の子供に向き合って支援をされている方々だなっていうのは本当に大前提としてあります。
ひとし
何か気づきになって前を向いていただいたり。
はるか
そういう風に前向きになるきっかけになったらいいなっていう風に思ってるし、心が軽くなるきっかけになればいいなという風に思っています。
それもう一個あってさ、昨日リスナーさんとお話しする機会があって、その方はお子さんいらっしゃらなくて。
で、その時にティーチャーティーチャーを聞いて、子育てこんなに大変なんだってなっちゃったっていう。
ひとし
そっちもあるんだ。
はるか
そう。で、俺たちはさティーチャーティーチャー村の方々が本当に子供との楽しい時間とかも共有してくださってて、それがベースで、だけど大変なこともあるんですよねとかっていうのは頭の中であるわけやん。
で、子育てをしている方々もそれは分かってると思うよ。だけど子育てをしていない方々にとっては、こう悩みがぎゅっと凝縮されたティーチャーティーチャーを聞くと。
ひとし
ああ、なるほど。
はるか
そう、そこに気づいてなかったなと思って。いろんな側面があるじゃん。人生全部そうだけど。だからちょっとこう悩みのところを凝縮しすぎて、その側面ばっかりになってるから、前のお便り会みたいに成長を感じた瞬間とか、いいなと思った瞬間とかも一方でお話ししていく会もできたらなと昨日思ったところでした。
ひとし
ああ、すでに気づきがあった。
はるか
気づきがありました。
ひとし
その今回のお悩みではどの辺からいくかよね。
はるか
今回のお悩みのところは一番どこで悩んでるんだろうっていうのを考えたときに、圧力をかけていたという話があって、なんで圧力をかけていたのかっていうと、この最後の方にあった堕落的な生活を送ってるときにも見捨てずにうるさく関わってくれる人のおかげで自分を律するものかと思っていましたっていう話があったから。
本当愛よね、その愛情の表現としてそういう勉強頑張ろうとかことを言ってきたんだと思うんだけど、これをしすぎたら反発しちゃったんだという話があるし、逆に放置するとすごい不衛生な環境にあるとかいう話にもなっていて、この適切な関わり方どうしていくんだという話が多分一番悩んでるのかなっていうふうに思っている。
むず!そうそう、今回はバランスの話をするっていうよりは、結論から言うと声かけだけしても意味ないよねとか、そういったものがけっこうこの教育経済学ではデータとして出ていて、どうやったら子供はあんまりモチベーション上がらなくて、どうやったら子供がモチベーション上がりやすいのかみたいな話を一応視点として提示することができたら、何をどう頑張っていいのかがわかりやすいのかなっていうふうに思った。
なるほど。一番思ったのは他の大人の存在は頼れないのかなとかっていうのも一つ思って、他の大人に対してどんな頼り方をできるのかとか、どういう手助けを求めると良いのかみたいな話ができると、みんなで子育てをしていこうっていう、俺たちが伝えたいことも伝えることができるのかなっていうふうには思っています。
なんで。まず最初はこの方勉強で悩んでらっしゃるっていうのがスタートだから、どういう関わり方をすれば子供は勉強を成果出していくことができるのか。今は圧力かけても反発、放置してもダメっていうふうに言ってるから、効果的なアプローチ方法をお伝えするということ。で、もう一個は関わる大人の関わり方についてお話をしようかなと思っています。
今回もね、あくまで統計的なお話を軸に話すと。 はい、一つの参考にしていただければと。 個別の例外ももちろんございますと。 ということです。あと、コンプリメントの回もぜひ聞いて欲しいなと思いました。
はいはい。 今すごい私は全拒否っていうふうに書いているので、まずはコンプリメントをしていくことで関係を一つ一つまた作り直していくこともできるので、ぜひコンプリメントの回も併せて聞いていただければなと思います。 はい、概要欄に貼っておきます。
はるか
なんか今勉強だけの文脈で話したけど、てぃー先生がさ、何の動画かわからんけど、動画で面白い話しててさ、習い事を簡単にやめさせるのはオッケーかみたいな話で。
ひとし
習い事を簡単にやめさせる。まあオッケーっていう人の意見として思うのは、子供の意思を尊重して。
はるか
そうそうそう、もう無理して続けさせなくていいんじゃないのとかっていう話があって。
ひとし
逆に、習い事をやめさせない方がいいっていう方の場合は、継続することで力がつくんだから頑張ってほしいなだったり、逃げ癖がつくみたいなのも言われることあるよね。
はるか
うんうん。っていう心配があるっていう。そのほんと逃げ癖がつくかどうかはわかんないけど、そういう心配があるから、やっぱり簡単にやめさせていいのかなって悩んでるっていうのがあって。
てぃー先生がすごいグッとくる答え言ってて。目標を決めようと。継続することを目的にするのも一つなんだけど、というよりは何ができるようになるって目標を決めちゃって、これをできるようになったら、やめたいならやめるようにするとかっていうのを子供と話し合って。
で、その目標を達成した上で続けるか続けないかを決めたらいいとかっていう話をしていて。まさに今日話したところ、この続けたことによってこういうことができるようになったっていう根拠のある自信がついていくとか、自己効力感が高まるっていうのはこういう関わり方をするといいんじゃないかなっていうのは思ったね。
ひとし
なるほど。うわぁ、今ビビビッと繋がったのが、ポッドキャスト配信したいけど続けられるか不安ってよくあるのよね。そういう時にも今の考え有効かもなって思った。まず10話で自分の特定のテーマで発信するってことだけでだいぶ力つくやん。そもそも。その発信するっていうことを目標にするだけでもなんかいいなって今思って。
はるか
確かにね。
ひとし
その10話やってからまず考えるみたいな、そういうスタイルもありだなと思いました。
はるか
10話っていうちょっとの数字で目標をつくるのもいいし、例えば編集をできるようになるとか、スキルレベルでこれができるようになるとかっていう目標を決めちゃうと、10話配信したことによって明らかにできることは増えていて、それが根拠のある自信みたいなのにもつながるのかなと思った。すごいありがとう。
ひとし
その子供が気持ちよく行動できるための話を前回前々回ご褒美っていう軸でやってきたけども、今回はそうじゃなく。
はるか
そうそう。大人の関わり方、アプローチの仕方っていうのを研究したものがあって、ここではどういう関わり方をしたら結果的に学力が高まったのかっていう調査をしたものがあって、いわゆる結果の出る関わり方や。
ひとし
関わり方ってどんなんなのやろ。
はるか
で、4つに分けてくれていて、1個が親が勉強したかどうかを確認している。
ひとし
ああ、勉強した?
はるか
ああ、勉強したんだねってチェック。で、もう1個がもう横でがっつりついて見る。で、もう1個が時間を決めて守らせている。
ひとし
はいはいはい。
はるか
もう1時間って決めたから1時間ちゃんとしようねとかっていう風に。で、もう1個が勉強するように声をかけている。
ひとし
勉強しようねってこと?
はるか
勉強しようねっていう風に声をかけるっていうこと。で、この4つで皆さんどれが学力を高めたかっていう。
ひとし
うわーむず。
はるか
あ、ちなみに対象は小学校低学年だから。
ひとし
ああ、なるほどね。
はるか
低学年の話です。
ひとし
ああ、なるほどね。1個目が勉強したかを確認する。2個目が隣でついて見ている。で、3つ目が時間を決めて守らせる。
4つ目が声かけをする。
はるか
うんうん。
ひとし
俺は2番の横でついて見ているかな。
はるか
ああ、いいねいいね。なんでそう思った?
ひとし
なんかね、昔、俺小学校の低学年のとき、学校から帰ったらおばあちゃん家に帰ってたのよ、ずっと。
はるか
はいはいはい。
ひとし
で、そのときにおばあちゃんが、俺が宿題してるとき一緒に新聞読んだり、クロスワード的なことやったりとか。
はるか
へえ、何それ。いい関係。
ひとし
みかんとかえびせんとか食べながら机に向かってたのは楽しかったなって。
はるか
なんかほっこりするわ。子供ひとしがおばあちゃんと勉強して。
ひとし
友達も一緒に3人でやったりとか。
はるか
そっかそっか。いいエピソード。本当に後でつながってくるわ、それは。
ひとし
そうだね、どこに。
はるか
後の結論につながってくるわ、それは。
ということで、結果です。これは面白かったのが、勉強への声かけは効果がないしむしろ逆効果。
ひとし
ああ、4つ目の声かけは。
はるか
声かけだけだったのね。効果がないしむしろ逆効果っていうことが分かって、中室牧子さんはエネルギーの無駄遣いなのでやめた方がいいでしょうと。
ひとし
あ、なんかバッサリやね。
はるか
バッサリ言っているっていうことだよね。これ一生懸命親御さんは勉強を頑張ってできるようになったら嬉しいとか将来のためになるんじゃないかと思って一生懸命声かけをし続けてきたんだと思うんだけど、実験をした上でむしろ逆効果だったっていうことが判明していることが分かった。
ひとし
そうだね、どうしたらいいんじゃ。
はるか
で、結果としては横で見ているとか時間を決めて守らせているっていうのが明らかに効果が高かった。ここから言えることが親が何らかの時間を使わなければならない手法が効果が高いっていうことで。
ひとし
いやーなんか難しくない?時間使わないかんっていうことになる。
はるか
使わないけないっていうことになっているのよね、この結果では。だし、俺ここで思ったのは、俺が言いたかったのはね、親御さんがめっちゃ時間を使いましょうみたいなことを言いたいわけじゃなくて。
ひとし
ああそうなんや。
はるか
そんなことも今の時代にけっこうマッチしないよね。だから違う提案をするんだけど。
ひとし
そうなんや。
はるか
まず一個一番分かっておきたいな自分がと思ったし、皆さんにも知って欲しいなと思ったのが、声かけをすれば勉強するでしょうっていう勘違いがなくなるのは、けっこうこの勘違いな期待をしないで済むっていうことが心の負担を軽くするんじゃないかなと思ったんや。
ひとし
なるほど。
はるか
声かけしてんのに子供が全然勉強しないなんでっていう風に悩まなくて済むっていうのは一つ大きくない。
ひとし
なるほどね。
はるか
よく聞くんよ。うちけっこう勉強しなさい勉強しなさいって言うんですけど全然しなくてっていうのはけっこう聞くんだけど、いやもう効果ないってわかってるっていうのは一つ大きい。だから過度に子供のことも責めなくて済むし。
ひとし
なるほどね。
はるか
自分の言い方とかを責めなくて済むっていうのが一つ。
ひとし
そっちね。たくさん親御さんが時間を使いましょうっていうよりは。
はるか
まず一旦その効果ないことを選択肢として排除できるっていうのが。
ひとし
そういうことね。
はるか
むしろ逆効果。なんで嫌なこと言われなきゃいけないのっていう反発もあるだろうし、親御さんのエネルギーの消費を回避することもできるということで一旦ここは伝えておきたかったことだった。
俺もめちゃくちゃ心当たりがあって、妹が13歳下なんやな俺。13歳下の妹がいて、中学校の定期試験。なかなか点数が上がらんて悩んでたんよ。
俺の父ちゃんが「妹が点数上がらんで悩んどうみたいなけん。教えてあげてくれん?」って言って、妹に教えに行ったんよ。最初に俺何したかっていうと、勉強法みたいなものをバッて教えたんよ一日だけ。
ひとし
勉強のやり方ね。
はるか
まず計画こうやって作るよ、ワークこうやってしたらいいよっていう風にやり方だけ教えたんよ。やり方さえわかればもうハックすると思って、点数上がるでしょうって思ったんよ。
思うよ。
全然上がらんかったんよ。
ひとし
結局やれなかったのか。
はるか
そうそうそうやり方だけわかったとしても、実際にやってみたら全然違う課題出てくるじゃん。上がらないんだと思って、まず自分のアプローチを見直したんよね。どんどんどんどん学年上がるにつれて妹も点数上げていきたいわけやん。
その時に俺が時間がある時だったから、一緒にワークがっつりする時間をとったんよ。俺はご飯食べたりとか作業しながらなんだけど、たまに妹がわからんって言った時に一緒に考えるみたいなことして。妹よくボケるんよね、勉強しながら。
はるか
なんかずっと「この問題文ウケる!」とか言って、楽しみよんよずっと。こんな感じで楽しみながら勉強するんやなとか思ってて。で、この時のテストめっちゃ上がったんよ点数が。
この時に思ったのが、一緒に解いていくと、こういう風に考えたらいいんだなとか、こういう風に問題を捉えたらいいんだなとかっていうのを、もっと細かい部分で身につけていっているっていうのをすごい実感して。
次回からはもうそのやり方がわかるから、どうやってワークを取り掛かったらいいのかと。だからどんどんどんどん自分でも点数上げていったっていうのがあって、やっぱりここでどこまで一緒にやれるかっていうのがすごく重要なんだなっていうのが実感として得られた話だったね。
ひとし
いやこれさ、想像するのが、ちょっともう話変わりすぎたらカットするんやけどさ、リモートワークしとってもこれあるなと思ってさ、割と初めてのこととかやり方なんとなくわかるけど実行したことないみたいなことをさ、一人でやろうとしたら難しいけど。
はるか
本当わからん。
ひとし
もうその時間一緒にもう1時間ここ繋いで一緒に作業しようやって言ったら、割とスッて終わるみたいな。
はるか
そうなんよね。
ひとし
結局一緒にワークする時間作んないとやれないっていう経験けっこうあるな俺。
はるか
そうよね。でも一緒にワークやって、なんかそこでコツつかんで、自分でやれるなっていうところから任せたらぐーっと勝手にやっていくみたいなイメージやん。
ひとし
うんうん。
はるか
なんか勉強も一緒で、やりなさいよって言ってもやれないし、計画のやり方を教えてもやれなくて、一緒に活動してやって、いろいろなんか言いながらね、対話しながらやって、ここをこうするんだなっていう深い理解が出来たら自分で自走出来る状態が生まれていくのかなっていうのが一つ気付きとしてあった。だからまぁ、ここでは要はやりなさいっていう言葉だけじゃあまり意味ないし、むしろ逆効果であるということが、起きなくていい反発とか、やらなくていいことはしないで済むのかなっていうのがここまでのことでした。
ここまで聞いた時にこれ紹介できんわと思ったんよ。
ひとし
はいはい。時間使わなきゃいけないもんね結局。
はるか
いけないみたいな感じで忙しすぎるやん親御さんって。もう皆さん働きながら子育てされていたりとか、あとはもう家でたくさんね家事とかがあったりとかする中でこんな風に勉強にまた関わる時間いっぱい増やさなきゃいけないんだっていう風に思ったら大変になるだけの回だなと思って紹介せんとこうと思ったんだけど、
次の項目でさ、いや親が忙しくて関われない時間どうするの?みたいな話もあったから紹介しようと思って。
ひとし
他の人にかかってもらえるのかよね。
はるか
で、そこでさっき言ってたひとしの話なんだけど、おじいちゃんおばあちゃん、祖父母とか兄姉とか、あと親戚とかでも親とあんまり変わらないぐらい効果があったってことがわかったというこということなんよね。
だけど、親だけがしなきゃいけないっていうよりはいろんな大人で子供たちの勉強を伴奏していくみたいなことができたらそれはいいんじゃないかなっていうのが。
ひとし
なるほどなるほど。
はるか
だところやったね。なんかね、ここまででめっちゃ子供に勉強させるみたいなニュアンスになったら嫌だなと思うんだけど、子供に勉強しなさいって言って30分与えて勉強すると、マジで勉強きついなっていう体力削られたなって印象なんだけど。
ひとし
ああ、子供がそういう体験をしてしまうのね。
はるか
だけどマジで伴奏する?一緒に問題解いたりとか、なんか対話しながらできると本当にあっという間に終わって楽しかったっていうこと多いよね。
ひとし
多いわ。俺はもうずっと仕事で考えちゃうけど、多いわ。
はるか
そうよね。いかに関わりながら勉強できる時間を増やすっていうのが大事なのかなっていうのがあって。
ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のヘッグマン教授って方も、スケットを頼むことは親にない刺激も与えられることになり、それは子供にとっても社会にとってもいいことでしょうっていうふうに話をしていて。
やっぱりみんなで見ていくっていうのが重要なんだなっていうのがわかってきたっていうので。今回の話で伝えたかったことは、結果を出していくっていうのが一定、子供の自尊心にも影響するから、やっぱりある程度は大事だよねっていう話と、
もう一個は学力を高める上で、声かけだけして上がるってことはないから、伴奏するっていうのを時間も一方で大事にしていくことが重要であるということ。
ひとし
そうね、2個目のが面白いわ。だってこんだけ普段からヨイ出しもしてるし、関係もいいのに声かけてもやんないなっていう時に、声かけだけじゃ動かないよねっていう前提があると楽になる。
はるか
そう、一緒にやるかっていうふうに思える時もあるかもしれないし、もし忙しくて思えない時も、いや、この子が悪いわけじゃないよねって思えるのが一つ重要なのかなっていうのは思ったし、あとは周りも頼っていこうよっていうのが思ったね。
ちょっと妄想話していい?宿題…やっぱやめとこ。ティーチャーティーチャー村でさ、放課後、メタバース開放して、子供が宿題して、ちょっと時間ある大人が宿題を見るみたいな時間が少しでもできれば、全国の皆さんにそういう機会届けられるなと思ったりもしたよね。
ひとし
それはね、けっこう前から話してはいるけん、このポッドキャストであえて発信することで、もうやるっていう。
はるか
やるっていうふうに決める。いろいろ仕組みが整って、きちんと安全性を保つことができたら、そういうふうにしていきたいなというふうに思っています。
最後さ、お母さんがけっこう私に反発してるんですって話もしてたやん。この状態けっこうきついなと思ったんだけど、同じような状況にある親御さんに、こういうふうにしたらいいと思いますよっていうアドバイスでうまくいった例があってさ、それがいろんな大人に関わってもらいながら、これができたら、前回のご褒美の話だけど、ポイントつけようねとか。
これができたらお小遣いにしようねとかっていうふうにポイントをつけていく。ご褒美っていうのを設定していくと、けっこう褒める機会になるじゃん。親御さんが。できたんだねっていうふうに。
そして褒めながらさらには子供が嬉しいことまで提供できる状態になるから、けっこうお母さんの存在がありがとうお母さんって言える状態を作ることができるから、さらには親御さんも褒める機会が増えて、結果的に息子さんが手伝おうかって言ってくれたりとか、自分から布団の準備をしてくれたとかっていう話があったりとかして。
そういう関係も前回の研究の話と繋がるけど、できたらいいのかなと思ったりもしました。
ひとし
なるほど。マジではるかに燻製されて徐々に理解できてきたね。トークンシステム。子供がスタンプ形式でポイントをもらえるみたいなことによって、これが子供とコミュニケーションを取る機会になるとか褒めることができる機会になるとか。
はるか
そうなんよね。
ひとし
そういう裏側の思想がやっとようやく理解できてきて、その感覚を皆さんにも感じていただけるとすごいいいのかなって思ったりしてる。
はるか
そうなんよ。ご褒美与えるみたいな感じじゃないよ俺は。
ひとし
そうなんよね。
はるか
ありがとうっていう機会が増えるとか。ありがとうってこっちが忘れずに言えるようになるとか。子供ができたことが目に見えるようになるとか。そういうところの方がむしろ大事にしているっていうのは。
ひとし
そうなんよね。裏側の哲学が絶対にあるけん、はるかは。それを感じていただけるとめっちゃいいと思っている。
はるか
そう言ってもらえて嬉しいわ。
ひとし
そうなんよね。ということですかね。
はるか
はい。
ひとし
じゃあ3回にわたって教育経済学の視点でお話をしてきました。
はるか
はい。
ひとし
今回は学力と自尊心っていうのは関係してるから、学力高めていくの大事かもしれませんねっていう話と、学力を高めるには声かけるだけだったら効果がないので、どうやって子供と勉強する時間を作るかっていうところが大事と。
そのために周りの大人が一緒に子供に関わっていけるといいですよねっていう話をしました。
はるか
はい。ありがとうございます。最後にごめん、学力の経済学という本の中で、もう学力マジ大事ですよねみたいな話っていうよりはね、非認知能力って呼ばれるむしろ数字に現れない力がめっちゃ重要だよねって話もあるよ。
ひとし
数字に現れない。
はるか
そう、例えばやり抜く力、グリッド力って言われたりとか、人間性であったりとか、そういう力が大事だよねって話があって、それどう育んでいくのかみたいな話もこの本の中では書いてあって。
なんか中室牧子さんがバリ学力大事だよねって言ってるっていう感じよりは、今回は学力っていうのがいろんなところにつながっていて、学力を高める手法についての紹介をさせてもらったんだけど、むしろ中室牧子さんはけっこうこういう非認知能力っていうのをすごく重要にしてたりとかするから。
ひとし
なるほどね。そこは誤解ないように。
はるか
はい、補足ということで。俺たちもそうだよね。学力を通してやり抜く力を育んだりとかっていう、その先の人間性を育みたいっていうのが思いとしてあるので、あくまで学力主義ではないということは一つ補足としてあるということです。
ひとし
では最後にいただいたコメントを読みたいと思います。
こんにちは。2歳の長男、0歳の次男の子育てに日々奮闘しているパパです。
最近ちょっとずつ長男が話を理解できるようになり、我が子に対してどんな気持ちで向き合い、どんな言葉をかけてあげればいいか悩んでいるときにこちらのラジオに出会いました。
アイメッセージ、コンプリメントなど目から鱗なことがたくさん過ぎて思わず全話を聞きました。
おかげで、我が子へ問いかける言葉を意識して変えられるようになり、それで我が子の反応も変わり驚いています。
先日は一緒にお風呂に入って出るときにお風呂用おもちゃを離さず、無理やり取り上げようとしたら嫌だ嫌だと言って頑なに離さなくなりました。
そこでアイメッセージを意識して、ママはこのおもちゃがお風呂にあると喜ぶと思うな。パパはママのことを喜ばせてあげたいな。
◯◯君もママに喜んでほしいかな?ここで我が子がうなずく。
OK、じゃあここにおいてママにおもちゃをプレゼントしようか。
という言葉をかけると素直におもちゃを置いてくれてとてもびっくりしました。
言葉一つで子供への伝わり方も全く変わるんですね。