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2024-12-24 07:42

#8 松原隆彦『宇宙は無限か有限か』

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松原隆彦『宇宙は無限か有限か』(光文社新書)を取り上げつつ、一般向け宇宙論の本の面白さについて語りました。

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はい、tantotの時々読書、第8回です。
今まで小説がほとんどだったんですけど、今日は趣向を変えて、新書です。
松原隆彦先生の宇宙は無限か有限か、公文写真書、2019年になります。
僕、新書で出ている一般向けの宇宙論とか、ソリューシーの話とか、特に宇宙論ですかね、めちゃくちゃ大好きで、
ちょっと見る一時期、本屋で新しそうなのが出る度に買っているみたいなのもあって、
例えば有名なところで言うと野村康則先生のマルチバース宇宙論の本とか、
大栗博士先生の本とか、その辺はすごい読んでいて、
全然僕は素人だし、物理学なんて高校の時にずっと学生としたぐらいの理解度しかないんですけど、
やっぱりすごいわからないなりに、すごくミクロの世界とか、さらに宇宙の話とか、想像力を広げていくのはすごい楽しいなと思って、
読んでも読んでも、結局最後、ソリューシー論の話の世界は確立でしかないみたいな話とか、
マルチバース宇宙論のそのマルチバースって宇宙がいろんな、もうたくさんの宇宙があるみたいな話とか、
結果よくわからない。どういうこと?みたいなのがよくわからないので、ちょっと別の本を読んでみて、やっぱりよくわからない。
でもなんかすごい、これはやっぱり日常の普段の感覚と違う感じがして面白いなっていうのを楽しんでいる。
この松原先生の宇宙は無限か有限かっていう本は、結構ちょっとちょっと経路が違って、すごいテーマ的に面白くて、
ひたすら宇宙は無限なのか有限なのかっていうことについて、いろいろ今わかっていることとかから論じている。
結論としてはどっちかわかんないっていうのは、まだ有限なのか無限なのかは、現段階ではわかっていないというのが結論なんですけど、
有限なのか無限なのかっていうのを考えるために様々な実験だとか、理論だとか、そういうのを紹介してくれていて、
その過程を見るだけでもちょっとワクワクするというような感じになります。
なんかちょっと僕もちゃんと理解できないんですけど、空間の極律。重力の理論で空間が曲がっているみたいな話あるじゃないですか。
この空間が曲がっている極律がある一定以上、空間極律がある性の最小値より常に大きい空間は必ず有限に閉じているということは数学的に証明されているらしく、
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じゃあこの宇宙っていうのは空間の空間極律はどうなっているのかということがわかれば無限なのか、有限なのか、有限でない可能性があるのかみたいな一つのヒントは出てくる。
けどそれはちょっとまだわかりませんみたいな、そんなような話だったり。
この宇宙が無限なのか有限なのかっていうこの議論自体も面白いんですけど、
結構このその後半の方に出てくる、もし宇宙が無限だったらっていう第8章なんですけど、ここの話がすごく面白くて、
もし宇宙が無限だとしたらどんなことになっているのかみたいなのをちょっと書いてみますね。
もし宇宙が無限だったら、つまりどこかに必ず地球と同じ惑星があったり、宇宙人が無限にいる。
それはそうですよ、無限ですからね。
それ何でかっていうと、宇宙の状態って、例えば粒子の並び方のパターンだとした時に、
並び方のパターン、どんなにパターンの可能性が多かったとしても、無限であれば絶対同じ並び方のパターンはどこかに出てくる。
なので無限であれば必ず今ここにいる私とか、ここにある地球ものと全く同じ、ちょっとだけ違う状態のものも関係もあるし、
全く同じ環境っていうのも必ずどこかにあるはずだと、そんな話をしていて、頭が混乱してきますね。
なんか昔の人が、マックス・テグマークさんという物理学者が、
経済省とあるらしい、全く同じ状態の地球みたいな星がどのぐらいの場所にあるのか、割合であるのかみたいなことを考えたと。
観測可能な宇宙の全体に詰め込むことのできる陽子の数には最大必要がある。
その数は10の118乗程度、100kグーゴルだそうです。
なので2の100kグーゴル乗だけの状態の数があると。
いろいろ計算して結果、私たちに観測可能な見えている宇宙と、全く無理2つの場所があるのはどのぐらい離れた場所かというと、
1グーゴルプレックスの100k乗メートルだそうです。
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何言ってもわからないですね。
1グーゴルプレックスは後ろにつくゼロの個数が101桁。
1の後ろに101桁の数があると、1の後ろにつくゼロの個数が1001桁。
1の後ろにつくゼロの個数が1001桁。
後ろにつくゼロの個数が101桁。
1の後ろに101個のゼロがつく数がグーゴルプレックスで、それを100k乗した場所がある。
それだけ離れたところには、私たちに観測可能な宇宙と、全く無理2つの場所がある。
そんな感じで、こういう試行実験、面白いですよね。
宇宙はもし無限だとしたら、私たちに全く同じ場所があって、
そうすると、それは私なの?私じゃないの?みたいな、そんなことも思ったりとか。
すごく果てしないところに思いを馳せることができる。
宇宙論の面白さはやっぱりそこだよなと思う。
そんな感じで、今日は宇宙は無限か有限か、松原隆彦さん。
公文写真、これ新書なので、すごく軽く読めるので、この本をお勧めしました。
では、ありがとうございました。
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