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2025-08-16 40:18

ミステリー・サスペンス小説の話

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サマリー

ミステリー・サスペンス小説についての対話では、アガサ・クリスティや綾名純希の作品に焦点を当て、近代的なストーリーテリングの進化を探求しています。心理的要素を重視した小説や青春ミステリーの作品についても議論が交わされています。このエピソードでは、『黄金色の祈り』や『暗黒残酷監獄』を含む多様なミステリー作品が紹介され、各作品のテーマや特異な要素が掘り下げられています。特にサイコホラー的な要素や倫理観の違いが描かれた作品に焦点が当てられ、リスナーに深い印象を与える内容です。また、ミステリー・サスペンス小説において金原ひとみの作品や過激な設定について考察され、コナンの例を用いて長時間の配信やコンテンツの話が展開されています。

00:05
はい、では今日もよろしくお願いします。
お願いします。
前回はですね、イノシシさんの独壇場になってしまいましたので、
今回はですね、私からテーマを出させていただきたいんですけど、
よかろう。
アガサ・クリスティの影響
最近ね、小説を結構短い期間にグッと読んでまして、
ミステリーを何冊か読んだのね。
アガサ・クリシティの本を3冊ぐらい立て続けに読んで、
その後にお勧めされた〇〇〇〇殺人事件っていうタイトルのミステリーを読んで、
改めてね、読むとしたら結構ミステリーが多いんだけれども、
なんか私そんなに読書量が多くないから、
結構古典でも、最近のやつでも結構新鮮に毎回驚けるわけですよ。
はいはいはい。
なので、ミステリーのオススメをちょっと聞いてみたいなと思いまして。
はいはい。
あれ、みどりさん何のアガサ・クリシティ読んだんですか?
最近読んだのは、まず終わりなき夜に生まれつくっていうのを読んで、
その後、前にお勧めしてもらった春にして君を離れをもう一回読み直して、
その後オーディブルで名作中の名作である、そして誰もいなくなったを聞きました。
作ですな。読んだと。
読みました。
読んだというか聞いたということですね。
そうですね。
そして誰もいなくなったにおっていうことであれば、
そして誰もいなくなった系統っていうだけでネタバレにある程度なってしまうんだけど、
アガサ・クリシティってめちゃくちゃ偉大な作家で、
今に至る型、版の型みたいなのをいくつも生み出してる人なんですよ。
その中の一つが、ある種の閉じ込められた空間に、
登場人物が閉じ込められて、
登場人物が閉じ込められたりだとか、
閉じ込められて、一人また一人と殺されていって、最後は誰もいなくなるっていう作品の型を作ったのがアガサ・クリシティ。
正確にはそれ以前にもあったのかもしれないけども、
それの大傑作を作ったのはアガサ・クリシティということで。
その系統からいくと、
ミステリーの新たな潮流
綾津純希との十画館の殺人は、
みどりさん見ました?
知ってはいるんだけど、まだ読んでないんですよ。
あれば読んでくださいという。
これは、そしても誰もいなくなった系統の作品だと思ってても、
頭をガツンと殴られる。
今のミステリーの好きな人に、
初心者にまず勧めるものを一つ選んでって言ったら、
結構な割合の人が十画館の殺人を勧めると思うんですよ。
もちろん90年代に書かれた本なんで、
今見ると古いという描写もたくさんあると思うんですけど、
まだミステリーに慣れてない人だったら、
まず十画館の殺人、読んでもらいたいかなと。
舞台は日本でミステリー研究会の大学生が孤島に集まって、
十画館っていう、本当に十角形の形をした館に閉じ込められて、
もちろん当然のごとく一人また一人殺されていくと。
綾瀬隆一さんというのは、新本格という、
要はこれミステリー歴史語りになってしまうんですけど、
昔ミステリーというのは推理小説、
推理パズル、謎解きパズルとして書かれて、
謎解きがメインであって、人間描写とか小説としての部分っていうのは、
ちょっとなおざりになっているっていうような見方をされてたんですよね。
それが社会派ミステリー、いわゆる松本成長とかが出てきて、
いやミステリーを通じて社会問題を書くんだと。
差別の問題だったり貧困の問題だったり、
いろいろな社会の抱えている闇みたいなものをミステリーを通して書くんだっていう
社会派ミステリーが流行ったんです。
それまで謎解きパズルとして書かれていたミステリーというのが、
ちょっとひかげものになってしまったというところで出てくるが、
新本格と呼ばれる操縦軸とか、それこそがふり、
役に近い形でなったムーブメントなんですけど、
推理パズルって何が悪いと、
ミステリーの本文っていうのはめちゃくちゃすげえトリックだったり、
めちゃくちゃ緻密なロジックだったり、
そこだろっていうのを掲げて出てきたのが新本格ムーブメント。
それの記念碑的な作品が十角間殺人事件ということで、
心理的描写の重要性
これがもう読んだ人がとびっくりした。
ミステリーってある程度ネタで尽くしたよねってころに出てきたミステリーで、
今までの常識をひっくり返すような。
そしてその方がアガサクリスというの、
そして誰もいなくなったの方というかある程度、
そういう形式を使って、
今新たにこういう面白いもので生み出せるんだということを示してみせた。
っていうのが十角間の殺人なんですよね。
なのでこれは見といて損はないというものですね。
操縦軸との作品というのは、
あの時の館シリーズっていうのは本当に傑作ぞろいなので、
気になったら他のも見てみてねという感じですね。
そして誰もいなくなったを読んだということなんで、
それがまず思いついたのがそれかなと。
あとはみろりさん、こういうのが好きみたいなのがあったりします。
なんかね、純粋な推理者っていうよりは、
どちらかというと人間の闇の部分とか、
人間の暗い部分っていうところ、
心理的な描写の方に興味があって、
だから今回読んだ終わりなき夜に生まれつくとかも、
そういうところを前面に押し出した作品だったから、
そういう方が好きなんだよね。
キケイトが出て言うと、
海外ものになってしまうし、
サスペンスに近いものになってくると思うんですけど、
ベリンダ・バウアーという作家の子って、
自分まだ2作ぐらいしか読んだことないんですけど、
ブラックランズというですね、
ベリンダ・バウアーのブラックランズが面白くて、
主人公は少年なんですよ。小学校ぐらいの少年かな。
お母さんの弟が、
お母さんの弟、つまりおじさんが、
本当に子供の頃に連続殺人犯に殺されてるんですよ。
その殺されたおじさんで、
犯人は連続殺人犯で、刑務所に収容されてるんですね。
でもそのおじさんが殺されたことで、
少年の家族っていうのはずっと、
ちょっとわだかまりを残したというか、
おばあさんはちょっと心を閉ざしちゃって、
母親もちょっとそのことで、
弟が殺されたことを心にずっと抱えてて、
ちょっと機能不全家族っぽくなってるんですよね。
小学生なんだけれども、
家族のケアみたいな部分を担わなきゃいけなくなってるような部分もあったりして、
そういった主人公が、
おじさんの死体って未だに見つかってなくって、
おそらく殺されてるんだけれども、
犯人はその詳細を明らかにしてない。
ただおそらくはその殺人犯に殺されてるんだろうということで、
その主人公がその殺人犯にハガキを送るんです。
そのおじさんの死体のありかを探すために、
言葉巧みに収容されている殺人犯に手紙を送って、
交流を図るんですね。
仲良くなって、どうにかして遺体の場所を聞き出そうと。
逆に殺人犯のほうも、その正念を使って、
うまいこと外に、景気を縮めて外に出れるように、
ちょっと利用してやろうということで、
その駆け引きをしていく話になるんです。
それで、少年は自分の家族に平穏を取り戻すために、
子供の頃に殺されてしまったおじさんの死体の位置を知らそうと。
異常に訴えたり、あるいは全然関係ないところから情報を聞き出そうとしたり。
殺人犯のほうも、うまくその嘘を散りばめたりだとか、
これをやってくれたら、これを教えてあげるよみたいな感じで、
少年を操ろうとするということで。
すごいスリリングな話でもあるし、
傷ついた少年と家族がどうやって乗り越えていくのか、
みたいなところの話でもあるしということで、
結構面白かった記憶があります。
面白そう。
いわゆる本格ミステリーとかそういう感じではなく、
犯人と少年のヘリヘリするようなやりとりを楽しむような作品かなというところはあるので、
でも面白い。
海外物なのでちょっと読みにくいところはあると思うけれども、
面白い作品かなと思います。
めっちゃ面白そう。
よかった。ちょうどいい作品がね。
海外物ってやっぱり日本のミステリーの文脈と違ってっていうのもあるし、
ちょっとお国によって違うんだろう。
特にアメリカなんかだと、あんまり推理小説らしい推理小説ってやっぱりちょっとバカにされてて、
逆に言うと審議描写とかにがっつり力を入れて、
さっき言ってた傷ついた家族の再生だったりだとか、
そういったニュアンスを持ったものっていうのが結構あるんかなと思っていて。
もう一つ紹介させてもらうと、
これもかなり有名な作品なんだけれども、
自由研究には向かない殺人ということで、
ホリー・ジャクソンという作者の本なんですけど、
これはかなりミステリー好きの間ではバカ受けというか、
かなり結構有名になった話なんですが、
ちょっとさっき話したやつと被る部分もあるんだけれども、
主人公は女子高生のピップという女の子なんだけれど、
5年前に起こった殺人事件で、
犯人と目される人間はすでに自殺をしているという事件なんだけれど、
それを自由研究の題材として捜査し直そうとするんですよね。
そう聞くと、過去の、もうすでに起こってしまった事件を捜査し直すというと、
さっきのと被るような感じもあるんだけど、
犯人とその主人公の少年の心理的駆け引きを主軸に置いたものとするのであれば、
自由研究に向かない殺人は、青春ミステリーという感じがすごい前面に押し出されてて、
ピップという主人公の女の子もものすごいエネルギッシュな人で、
女子高生だから当然捜査機関とかが協力してくれるわけじゃないんだけれども、
方法からアプローチ、ネットとかで情報を募ったりだとか、
あるいは知り合いを使って怪しげなところに潜入したりだとか、
いろんなアプローチを使って、2年前の事件、殺人事件を洗い出そうとすると。
そういった人はもうすでに死んでしまっているんだけれども、
日本の人だったりするんですよね。
舞台はイギリスなんだけれども、白人ではないと。
そういうところもあって、すごい犯人と目された人っていうのも、
白い目で見られた結果、自殺してしまったし、家族も見られている。
主人公のピップは、犯人と目されて自殺した容疑者の弟と一緒にバディを組んで、
5年前の事件を洗い出そうとするっていうところなんだけれども、
結局学生だっていうところで、不便なところもあったりだとかを、
そういう被害者の弟と2人で乗り切りながら、真相にすまっていくっていうので、
すごいハラハラドキドキって面白さもあるし、謎の面白さ、驚きの面白さもあるし、
青春ミステリー、主人公のピップが学校の仲間とか、いろいろな人間関係によって真相にたどり着いていくって面白さもあるし、
すごい爽やかなんだけれども、移民問題、イギリスにおける移民の見られ方とか、
ちょっと重たい問題もない方をしつつ、でもものすごい面白い小説ということで、
ミステリー好きのアイデアではすげー話題になった。
もう3作品ぐらいシリーズで出てて、どれもすごい評価を得てるっていうもので、
ネットフリーでもドラマ化してますという感じ。
でも、まずは見てもらいたい、読んでもらって、全然読みにくくない本だと思うので、
現代ミステリーの魅力
普通にちょっと海外小説、海外ミステリーって苦手意識あるんだよなっていう人が、
最初に見るものとしても面白いと思います。
さっきのブラックランズとはまた違った意味で、人間描写というか、
主人公たちの真偽であったり、社会的な問題であったりっていうところにも重点を置いた作品だと思うので、
かといって重すぎない。
そういう要素も持ちつつも、エンタメとしては非常に救うれてる本だと思うので、おすすめです。
現代アメリカ、アメリカじゃない、現代イギリスミステリー、欧米ミステリーの中でも結構面白い代表的な作品の一つかなと思います。
2ね、よかったよ。とりあえず紹介、うまく紹介ができたという感じですね。
ありがとうございます。もう1つだけおすすめ聞いてもいい?
なんかね、お題出してよ。
私は割とホラーよりも小説を読むほうが多くて、サイコホラー的な。
だから、スプラッター要素があったりとか、別にグロ描写が欲しいわけではなくて、やっぱり異常な心理みたいなのを見たいわけですよ。
人間の異常なところみたいな。
サイコホラーっぽいのっていうのと結構難しいところはあるんだけれども、ぱっと思いついたところでいくと、
まずサイコではないんだけれど、人間ってやだなっていうところで、
黄金色の祈りという、金色の祈りだか黄金色の祈りだか、黄金色の祈りだか、読み方ちょっとわかんないんですけど、
西沢康彦さんという結構特殊設定ミステリーで有名な人。
例えば聴能力者が登場人物として出てくるミステリーだったりだとか、ちょっと変わった季節が舞台のミステリーだったりとか、そういうのが有名な作家さんなんだけれども、
この黄金色の祈りで今回統一するんですけど、
黄金色の祈りは、天井裏でサックスプレイヤーの白骨死体が見つかったよと。
で、主人公は高校時代の、高校中学、中学時代の同級生だった、その白骨死体と。
で、その主人公は過去の中学校時代の思い出を振り返りながら、これまでの人生をたどっていって、その白骨死体の犯人が誰だったのかを小説に書いて発表しようとするんですよね。
そのために昔の思い出を振り返るんだけれども、
なんて言うんでしょう、すごく痛い話というか、
普通の青春者として見ていくんだけど、
多分その語り手の人が考えている自分と、
そのみんなが語り手をどういうふうに見ているのかって、多分本人の意識と主人の見方が多分違うんだろうなっていう描写がちょこちょこ出てくるんですよ。
で、読めば読むほど、この語り手ってめちゃくちゃちょっとあれなんじゃない?っていう。
ちょっとあれなんじゃない?みたいなのがどんどん出てきて、その結果たどり着く本当に救いのない真相というか。
この人がは、ここにたどり着いちゃって、この後どうしたら生きていけるんだろうっていう世界を見せられてしまうというか。
本当に嫌な話で、見る人によっては心にトラウマを残す劇薬ミステリーだと思います。
青春ミステリーなんだけど、おっさんが見た方が刺さるというか、辛くなるというか、最初にネタバレになっちゃうなというところがあるんで、あんまり言えないところはあるんだけれども、
ある種の心の闇を描いた、最古ではないけれども心の闇を描いたミステリーとして、自意識過剰な青春を送ってたなっていう自覚のある人に読んでもらいたいミステリーですね。
独特な倫理観の作品
これ気になる。
でもだいぶ苦しんでほしい。
それと、次はちょっとさっぱりした紹介になるんですけど、タイトルが暗黒残酷監獄。
暗黒残酷監獄という、あまりにも強すぎるだろうっていうタイトルなんですけど、
これも作者木戸清さんという作家さんで、あんまり作品残してないのかな。あんまり有名な作家さんじゃないんですけど、
主人公は高校生の男子高校生なんですけど、ある日、自分のお姉さんが十字架に貼り付けになって殺されちゃったんですよね。
このミステリーの何が得意というか変わってるかっていうと、
とにかく主人公が全然家族が死んだりすることに頓着がない。
語り手の人が全然、家族の死とかについて全然悲しまないし、ずっと人妻と不倫してるんですよ。
こちら側が持ってる倫理観とは全く別の倫理観で動いている人なので、この語り手は何を考えてこんなことをしてるんだって、ずっと思いながら読んでいくというか。
事件として起きてて、主人公はよくあるライブルの学園者みたいな精神を送ってるんだけれども、頭の中で考えてることが全然こっちの倫理と違う。
だから別に何かひどいことをやってるわけ、人妻に手を出してるのはひどいことではあるんだけれども、
こういうことを考えてこういうことをしてるっていうのに全く共感できないまま話が進んでいく。
事件の真相よりも、こいつは何なんだっていうところで話が引っ張られていく。
話が進めば進むほど、どこに向かっているんだろうというか。
俺たちはこの異常者の語りを何を聞かされてるんだみたいな気持ちになっていくっていう、反共感主義。
共感できない人間、それこそサイコパスを見ているような気持ちで、サイコパスの目線から見る殺人事件を見ているというような作品なんですよね。
非常に変な話を読んでいる。変な話好きにおすすめというか。
あんまりグロいところもないし、けど倫理的にすごい嫌悪感を催す感じはあるかもしれない。
すごい主人公にイライラするかもしれない。
作者自身も共感を求めない作品ということで、すごく書いているということです。
共感型社会に適応できなかった人向けに書いた小説ですという話をしてます。
ミステリーとしてはそんなに面白くないです。
次のが、「お前の彼女は2階で売れ死に!」という白井智幸さんが書いている作品で、
白井智幸さんという人は鬼畜系って呼ばれてて、
グロテスクなときつい設定の話を書く、エログロナンセンスな設定の現実とは違った設定で動いてる世界を書いて、
その中で事件が起きるっていうのを書いてるんですよね。
お前の彼女は2階で売れ死に!とはまた違う作品なんですけれども、
例えばゾンビみたいなのが世界で起きた事件だとか、あるいは汚い話になるんですけど、
お尻から物を食べて口から排泄する世界の話とか、
そういう設定で、その設定が故に事件が成立するっていうタイプのミステリーを書く人。
その人の本の一つが、「お前の彼女は2階で売れ死に!」という作品で、これがめちゃくちゃひどいんですよ。
まず、ミミズ人間っていう人種というか、存在がいる世界の話。
ミミズ人間は差別を抑えているという世界で、
とにかく事件がグロテスクでキモいのもそうなんですけど、
ある登場人物が、あるひどいことをするんですよね。各短編で。
そのひどいことをしたのが、Aさんにひどいことをしたのか、Bさんにひどいことをしたのかで真相が分かれるというか、
全然別の回答が見せ出されるっていう多重解決ミステリー。
この人がこういうことをしたって解釈すると、こういう推理の結論になるけれども、
この人が別のこういうことをしたって解釈すれば、全然別の真相になるっていうのを集めた短編集なんですよ。
多重解決特殊設定ミステリーとして非常に高レベルで面白いんですけど、
とにかく倫理観がないので、主人公の警察、刑事が邪魔になったやつをゴミのように殺していく。
ので、同僚に毒持ったりだとか、そもそも事件の謎を解決するように、
頭のいい女子高生を監禁してるんですよ。
監禁してる女子高生に事件を解かせる。
一応、自殺した妹を追い込んだ仇を探すっていうのが主人公に目的はあるんだけども、
そのために全然関係ない一般市民をどんどん殺していくというか、
バレないように邪魔になった人を殺していったりだとか、
都合悪いところを見られていた人を殺していったりとかっていうことで、
全然共感できない主人公なんですよね。
本当に嫌な気分になりながら、短編が進むごとに事件が真相に迫っていってっていう話なんですけど、
本当にお勧めできないけど、ものすごく過激なものを見たい人、
嫌な気分になりたい人、いわゆるイヤミスが好きな人、
あるいはミステリーとして非常に高レベルなので、
ホラーとミステリーの融合
純粋にミステリーが好きで体制がある程度ある人にはお勧めできる本かなと思います。
なるほどね。
これは今まで言った中では一番読む人を選ぶと思っているので、
ミステリーとしては本当に面白いし、
これを年間ベストに上げてたミステリー好き読みの人も多かった。
ただ、ある登場人物がするひどいことっていうのが、
本当にひどいことなので、
ある程度事前情報を読んで無理そうだなと思ったら読まない方がいいというところはあります。
そうだね。ちょっと残っちゃうタイプだからな。
そう。サイコホラー好きの人に勧める中でも、
ちょっと本当に覚悟が必要ということですよね。
なるほどね。
という感じです。
いろんなお勧めをありがとうございます。
はい。面白いことは面白いと思うので、
残酷残酷勧告はどうかなというところはあるんですけど、
一番一般的に勧められるのは黄金色の祈り。
本当にみんな嫌な気分になろうという作品なので、
生理的に嫌な描写はないと思うので、
ただただ人生について考えたくなるというだけの。
めっちゃ面白そうだけど、すごい食らいそうな作品だな。
はい。食らってください。
面白そう。
そう。サイコホラーというお題と、微妙にみんなちょっとずれてる感じはするんですけど、
ずれついてにもう一つ話しておくと、影踏み邸の階段という大島清明さんなのかな。
作者の人は実話階段で有名な人で、
よくホラーミステリーというジャンルがあるんですけど、
だいたいホラーの部分って味付けみたいな感じじゃないですか。
影踏み邸の階段はしっかり階段の部分がちゃんと怖いし、
階段のような事件、階段としか思えないような、
まず階段が提示されるんですよ。
まず階段が提示されて、怖い話をして提示された後に事件が起きると。
そういう階段が実際に起こったとしか思えないような事件が起きて、
ミステリーなんでそれが合理的な説明がつけられるんだけれども、
最後に、これはでも合理的に説明つかなくないという事象が残されて終わるというような、
そういった連作短編集なんですが、
本当に一つ一つの短編が本当に怖いのと、階段が怖いのと、
あとはちゃんと読み終わった後に、
謎が解決した、すっきりしたという気分というよりは、
ゾッと鳥肌が立ったようなまま終わるというような作品になってて、
正しくホラーミステリー、ホラーの要素を持ったミステリーというよりは、
ホラーでありミステリーという、
ちゃんとその両方を持っている作品としてめちゃくちゃ完成度が高いと思うので、
これは普通にオススメです。
面白そう、めっちゃいいね、そういうの。
会う人、会わない人がいると思うし、
ミステリーとしてはちょっと骨粒じゃないかという意見もあるんだけれども、
ただしっかりホラーをミステリーに組み込もうとした作品として、
評価されるべきかなと思っている。
実際評価もされている作品ですというところでね、
これもオススメでございます。
独り語に結局なってしまっている気もするな。
今日はオススメを聞いたのでね、しょうがないというか。
でもすごいありがたい、いろんなオススメを教えていただいて、
身のある配信でした。
ありがとうございます。
金原ひとみの作品について
次はまたね、何か逆に俺が三浦さんにオススメを聞きたいのもありますね。
まあでもね、そういうのも話したいし、
あと金原ひとみのアンソーシャルディスタンスを読んだので、
それについてもまた語りたいですね。
金原ひとみは本当に最高の作家なので、
今、自分が私の体を生きるっていう、
女性作家が自分の身体だったりだとか、
性だったりだとか、ジェンダーだったりだとかについて語る、
エッセイのような小説のような、
基本的にはエッセイが多いんだけれども、
いろんな女性作家の自分の体や性について語った、
エッセイが集めたアンソロジーを読んでて、
そこの、大体こうなんだろう、
自分が傷ついてきた経験だとか、
自分の体の違和感だとか、
そういったものにフォーカスしたエッセイというか、
自分についての語りが多い中で、
金原ひとみはね、
彼氏のおてんくろおてんくろの型を取って、
型を取ってベイブを作ろうとする話を書いてて、
おてんくろおてんくろの型を取って、
ピンク色のベイブを作るって、
アクセル踏みすぎだよ、金原さん、
ひとりだけアクセルを、
F1レース、みんなでマリカーしてる時に、
ひとりだけF1レースを始めたみたいなさ、
ゴーソッキューで200キロぐらいで駆け抜けていくみたいなさ、
そういう、ちょっと歩調合わせようよみたいなさ、
そういう感じでね、俺もすごかったですね。
すごいよな、ほんと。
ただやっぱ過激なだけの作家ではないということは、
すごいあって、しっかりそこに書きたいものがあって、
書く意思があって、
何のためにそういう過激な設定が必要だったのか、
っていうところの話があってのっていうところだと思うんで、
ソーシャルディスタンスもそうだし、
アンソーシャルディスタンスも、
次回に回しましょう、それは。
コンテンツの話と配信
そうだね。
ずっと話ができる。
そうね。
近いうちにまたその話もしましょう。
そうですね。
綺麗にまとまったのではないでしょうか。
まとまってはいないか。
まとまってはいないな。
今回は40分近くの配信になりました、最終的に。
コンパクトコンパクト。
そうだね。
40分で長いとか言ってたらダメですよ。
ダメなんですか。
今のコンテンツは短すぎる。
なるほど、そうだね。
140時に慣れて、
ショート動画に慣れて、
やっぱりコンテンツを長くしていきたい。
そうだね。
3時間の配信やりましょう、3時間の配信。
いいね、それやろう。
やっぱり、
あるあるある、あるあるあるじゃない、
インド映画ぐらい長い配信をやるべきだと思いますよ。
途中でトイレ休憩とか挟むようなね。
そうそう。
兵庫くん、夏彦くらい分厚い話をするべきなんですよ。
そうだね。
読むのうんざりしそうなくらい分厚いもんで。
銃弾受けても受け止められるぐらい話をするべきだって。
確かに。
ミニマリズムのブームは終わりました。
マチシマリズムですよ。
これからは。
これからはマチシマリズムです。
なるほど。
ドデカ配信。
ドデカ配信やりましょうか。
他のやつらを圧倒していこう。
そうだな。
3時間話そう。
3時間話そうか、そうだね。
まあね、別に普通に飯とか行った時とかね、
そんくらいコンテンツの話してるやろ。
まあそうだね。
この前、コナンの話で3時間ぐらい話してたやん。
コナンの話だけでね。
しかも笑いすぎて酸欠になったからね、あの時。
コナンの話をしながら泣き出す女がいましたからね。
面白かったな、あれは。
やばかったですね。
あれ配信したかったですね。
したかったね。あれマジで面白かったから。
コナンの話をできたことの喜びで泣き始める女と3人で、
みどりさんと俺とコナンの話をして泣く女の3人で一緒に食べてて。
コナンをほぼ知らない私とね、コナンの映画についてめちゃめちゃ詳しいお二人で。
めちゃめちゃ面白かった、あの話。
あれめちゃめちゃ面白かったですね。
面白かった。
いやあ、そう。
コンテンツの話ってさ、3時間ぐらい話して序盤みたいなところありますからね。
そうだね。
やっていきたいですね。
やっていきましょう、3時間超えの。
3時間超え配信。
やりますか。
終わりですよ。
終わりですね。
誰が聞くんだ。
いやでもね、結構みんなライブ配信のそのまま残してたりするんだけど、5時間とかあったりするから。
あー。話してるほうが楽しくなっちゃうパターン。
そうだよね。
俺はそういうものこそが配信だと思う。配信として残すべきだと思ってますから。
そうだね。だから我々もやりましょう。
やりましょう。
うん。
はい。じゃあ。
はい。
そんなことで、そんなことでなの?
そうですね。そんなことで今回はいい感じにまとまったんじゃないでしょうか。
まとまりましたね。
ということで、終わりにします。
はい。
はい。
ではでは。
ではでは。
ではでは。
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