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わたなべ夫婦のふたりごとは、結婚5年目の20代夫婦が日々の暮らしや出来事について、ゆるくお話しする番組です。
今回は、自分でできる子に育つ子供のほめ方、𠮟り方をテーマにお話しします。
これ実は先ほど読み終わった本の内容なんですけど、すごく良くて、自分的にはすごく感動というか、
あ、なるほど、感銘を受けたという言い方をしたらいいんですかね。
ベストセラーになっている本でもあるので、ぜひ音声の方でも皆さんにご紹介しようかなと思って収録しています。
今現在子育てされている方はもちろん、子育てこれからする予定があるという方ももちろん、
子育てまだ興味ないよとか、まだまだ先だよという人も、ぜひ一度最後まで聞いてほしいなと思います。
まずですね、その本のタイトル。
モンテストリ教育・レッジョ・エビリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方、𠮟り方。
3歳から12歳の子供対象と。
ちょっと言いながら噛みかけたんですけど、自分でできる子に育つほめ方、𠮟り方と。
そういう本ですね。3歳から12歳の子供対象と。
そういうことですね。これは放送の説明欄にリンクも貼ってますので、興味のある方はぜひ一度読んでみてください。
そもそも僕がなぜこの本を今読んだかというと、
教育の話題って元々関心の高いトピックスではあったんですけど、
この前の放送でもお話しした通り、僕ら夫婦は一応子供も2年後ぐらいに授かれればなというような計画があって、
子育てもしていくつもりではありますという中で、
子育てのノウハウ、正しい知識とか。
正しいって一概に言い切れないかもしれないですけど、
やっぱり我流の子育てをやっていくとか、
自分が親から受けた教育をそのまま何も考えずにそのままやっちゃうっていうと、
やっぱりちょっと子供の選択肢を狭めることにもなりかねないのかなっていうことがあるので、
やっぱり本を読んだりとかね、いろんな知識を入れた上で自分なりに解釈してね、
じゃあこういう教育しようかなとか、こういう声かけしようかなっていうのが判断できるようになりたいなと思ってて、
たまたまちょっとKindleばーっと漁ってたら気になるタイトルがあったので読んでみたと。
そういう形です。やっぱり読んでよかったなって思います。
子供への声かけ、褒め方、叱り方のすごい具体的な事例とかも書いてて、
そこがすごく面白かったです。
この放送の後半でもちょっとご紹介しようと思うんですけど、
まずは概念的なところをかいつまんでご紹介します。
まず本の中では子育てにおける2種類の子供への接し方があると。
1つが条件付きの接し方。
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これは子供の行動の良し悪しによってご褒美や罰っていうのを使い分けて、
愛情の注ぎ加減を調整して子供の行動をコントロールしようとする接し方。
これが条件付きの接し方だと。
対して無条件の接し方。
これは行動の良し悪し、子供の行動の良し悪しに関わらず愛情を注ぎ、
子供の気持ちに寄り添う接し方。
これが無条件の接し方。
この本では全体を通して無条件の接し方をしましょうと言われています。
1つ目の条件付きの接し方。
つまり愛情の注ぎ加減を調節して子供の行動の良し悪しによって、
自分の愛情を餌にするような接し方を繰り返していくと。
すると子供は褒められた時に 親に愛されていると感じて、
逆にそうじゃない時は愛されていないと感じてしまう。
これは親自身がどう思っているか。
子供は好きだと思っているかどうかじゃなくて、
子供の受け取り方。
子供がそう受け止めてしまったら、
愛されていないと思ってしまったら、
愛されていないとそのまま感じてしまうので、
大事なのは親がどう思っているかじゃなくて、
子供がどう受け取るかという。
だから褒め方とか叱り方とか声のかけ方というのがすごく大事なんですよと。
そういうところからこの本はスタートします。
具体例としてこんなことが書いてました。
例えばあなたは毎晩長女に絵本を読む約束をしていたとします。
しかし長女が着替えたくないと寝る前にグズったとします。
あなたは小さな血飲み子、次女もいるのに、
どうしても言うことを聞かない長女にとてもイライラします。
よくありそうですよね。
そして思い通りに動かなかった長女には、
絵本を一緒に読む権利はないと判断し、
罰として絵本の時間をやめることにします。
もうそんなことを言うことを聞かないなら、
今日はもう絵本を読みませんよみたいな。
すると、お母さんやお父さんと一緒に過ごす時間を取り上げられるというのは、
子どもの目からすると愛情を引っ込められたように映る。
こういうことを繰り返していると、
子どもは親の言うことを聞かなかったら愛してもらえないというふうに感じるようになる。
これが条件付きの接し方ということですよね。
グズったりしない。
言うことを聞きなさい。
言うことを聞かなかったら絵本読みませんよ。
言うことを聞いたら今日も絵本読みますよみたいな条件があるということですよね。
愛するのに。
逆に無条件の接し方だったらどうなるかというと、
長女がグズったりしてもいつも通り一緒に本を読むと。
グズってようがグズってなかろうが、
ちゃんと本を読みましょうって約束したんやったら、
その本を読んであげると。
ただその絵本の時間の前後にね、
さっきこんなふうにグズってたけどどうしたのとか、
お父さんお母さんはあの時こういうふうに感じてたよみたいなコミュニケーションを取ると。
これが無条件の接し方での子供とのコミュニケーションらしいです。
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いやなるほどなと思いました。
なるほどなと思ったんですけど、
同時にね、
これは難しそうやなとも思うわけですよ。
やっぱね、子育ての現場、
僕らはまだ子育てしたことないんで、
実際どうかっていうのは知らないんですけど、
やっぱね、イライラすることもあると思うし、
時間とかね、
余裕がなくなって、
もうプレッシャー感じたりしてね、
心の余裕がなくなってきたりとか、
そういうことも多いと思います。
そういうところ多いんですけど、
やっぱ子供はね、
自分の親の感情とか言葉遣いとか態度にやっぱ敏感なんで、
そういうところ子供にしっかり無条件の愛情を伝えていくっていう上では、
そのコミュニケーションの仕方とか褒め方叱り方一つとってもやっぱ大事ですよと。
そういうことなんですよね。
じゃあどういう声かけをするかということなんですけど、
安易にね、褒めて伸ばすっていうことは要注意ですと、
本には紹介されてました。
例えば何かにつけね、
すごいねーとか、
偉いねーとか、
何でもできるねー、才能あるねー、天才やねーみたいな、
まあそういうね、
安易な褒め方っていうのは弊害もありますよと。
なんかね、やっぱ最近自己肯定感っていうワードも結構浸透してきたように思うんですけど、
そういう自己肯定感を高めるには褒めるのが大事みたいな、
褒めて伸ばす、褒める教育とかね、
なんかよく聞いたりするんですけど、
なんかね、そういう偉いねー、すごいねーみたいな、
そういう声かけだけやと逆効果もありますよと。
つまりそういう褒め方をすることによって、
子供に不安とかね、プレッシャーとか与えたりとか、
そのやる気とかモチベーションを低下させる原因になったりもするということなんですよね。
例えばどういうことかっていうと、
褒められないと何もやる気が出なくなったりとか。
例えば絵を描いたり、お絵かきするじゃないですか。
で、親に見せたときに、
上手ねーみたいな、すごいねーとか言って言われるじゃないですか。
子供は嬉しいと思うんですよ。
嬉しいんですけど、
上手ねーって言われないと自分の絵はダメなんだって逆に思っちゃうって。
絵描いたりなんか自分がやったら、
常にね、親から褒められたい、
上手ねー、すごいねーって言われたいっていう承認欲求が強くなって、
褒められるのに依存しちゃう。
外部の評価に依存するような自己評価になっちゃうっていうね。
そういう弊害もあると。
あとはもう自分が楽しいとか興味があるっていうことよりも、
いかに褒められるかが大事になるから、
褒められるための行動をするとか、
あるいは褒められないかもしれない、
例えば難しいこととか、
挑戦すること、失敗しそうなことには挑戦しなくなる、やらなくなるとか。
そういうね、マインドにもつながりますよと。
これ実験データというかね、そういう検証とかもされてて、
まあそういう説もね、あるそうです。
じゃあどういう褒め方をすればいいかというと、
成果じゃなくて、そのプロセス、
努力とか、取り組んだ姿勢とか、やり方を褒めるっていうこと。
例えばさっきの追いかけの例だと、
上手だねー、綺麗だねーじゃなくて、
いろんな色の絵の具を使って描いていたねーとか、
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何回も描き直して最後まで頑張れたねーとか、
そういうプロセスを褒める。
あと、2つ目としてはもっと具体的に褒めると。
絵描いて、すごいねー、上手だねーじゃなくて、
何がすごいと思ったのかとか、
どういうところに工夫を感じられたかっていうのをもっと具体的に指摘してあげる。
例えばお父さんの似顔絵描いたんやったら、
お父さんの髭のここの部分がすごくよく描けてるねーとか、
このお洋服いつもお母さんが着てるワンピースにそっくりねーとか、
こう具体的にね、指摘してあげると。
あと、もっと質問するっていうのも書かれてますね、3つ目として。
これは、そのお絵描きをした子供に対して、
じゃあ今回のお絵描きどういうところ一番頑張った?一番工夫した?っていうふうに聞いてあげる。
コミュニケーション投げかけてあげるっていうこと。
そういうプロセス褒め、具体的に褒める、そして質問すると。
この3つがね、褒めるときの3つのポイントとして紹介されてました。
なるほどなと思いましたね。
そして、子供とのコミュニケーション、対話の上では、
アクティブリスニングという姿勢が大事だという話に入っていきます。
アクティブリスニングって何かっていうと、
この話に対して100%の注意を向けて、
その人の話、話してることを足し算とか引き算とかすることなく、
無条件に話したことを受け止めると。
そういう姿勢がアクティブリスニングだと。
これを子供に対しても実践することが大事ですよと。
具体的には、例えば子供の話を聞いたときに、
ジャッジしたりとか、無理に解決してあげようとしたりとか、
話を反らしたりとかせずに、100%あるがままを聞いてあげる。
子供の話とか気持ちを引き出してあげるっていう、
そういう聞き方がアクティブリスニングだと。
これね、具体例が面白かったんでちょっと紹介したいと思います。
落ち込んでる子供との会話例。
幼児から小学校、低学年編と。
まず、アクティブリスニングではない例です。ではない例。
子供が学校から帰ってきて、肩を落としているとします。
そんなときにどんな会話をするでしょうか。
良くない例ですね。
子供、チカちゃんが今日一緒に遊んでくれなかった。
親、明日もう一回一緒に遊ぼうって言ってみたら?
言葉で言わないとわからないよ。
勝手にアドバイスと。
子供、でももうチカちゃんと遊ぶの嫌だ。
親、そんなことでいちいち嫌だと思っても仕方ないよ。
勝手にジャッジ。
きっと疲れているだけだから、明日になったらそんな風に思わないから大丈夫。
話を反らす。
子供、幼稚園もう行きたくない。
はい、これがアクティブリスニングではない例と。
なんかすごい良くありそうな会話なんですけど、
これはね、あんまり良くないと。
じゃあ反対にアクティブリスニングだったらさっきの会話どうなるか。
子供、チカちゃんが今日一緒に遊んでくれなかった。
親、チカちゃんと一緒に遊べなかったんだね。
がっかりした気持ちになっちゃったかな。
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反復して子供の気持ちを明確化する。
子供、そう、もう一緒に遊びたくない。
チカちゃんはもう友達じゃない。
親、そっか、チカちゃんとお友達でいたくないって感じてるんだね。
と言い換えてあげる。
子供、でもチカちゃんこの前一緒におままごとしようって言ってた。
親、そっか、この間チカちゃんが一緒におままごとしようって誘ってくれたんだね。
と反復。
子供、うん、チカちゃんおままごと好きなの。
でもいつもチカちゃんがお母さんで、私はお母さんになれないの。
親、なるほど、いつもチカちゃんだけしかお母さん役になれないのか。
と言い換え。
チカちゃんと遊んでいる時に、あなたも本当はお母さんの役をやってみたいんだね。
と子供の言いたいことを要約してあげる。
子供、たまに私もお母さんになれるけどね。
チカちゃん優しい時もあるの。
親、そっか、そういう時のチカちゃんと一緒にいると楽しいかな。
明確か。
子供、うん、明日私がお母さん役やりたいって言ってみようかな。
はい、先ほどとはずいぶん展開が変わりました。
例なんでね、うまくいくようにはなってるんですけど、
だいぶね、やっぱり親と子供のコミュニケーションの仕方が違うなって思いますよね。
確かに自分も子供がね、もしいたら、
勝手にアドバイスしたり話そらしたりすることなく、
子供の話とか気持ちを受け止めてね、
話を引き出してあげる、気持ちを引き出してあげるっていうような声掛けしたいなーっていうのは思いました。
で、これね一応幼児から小学校低学年の例なんですけど、
大人の会話にもね、全然当てはまると思うんですよ。
これね、子供、親じゃなくて、
まあ、友人A、Bとかでもね、全然当てはまる会話やなと思います。
大人の会話でもあるじゃないですか。
勝手にアドバイスしたり、勝手にジャッジしたり、
もう話そらしてね、そんなことよりって言って、
全然話聞いてくれないとか。
じゃなくて、やっぱアクティブリスニング形状してくれる、
私の話を聞いてくれるっていうのは、
大人もね、やっぱ安心すると思うんですよね。
そういう会話してくれる相手がいたら。
であれば子供ももちろんそうで、
で、子供の方がね、やっぱ自分の感情とか気持ち伝えるのが苦手やったりとか、
で、親自身の感情とか言動に敏感やったりもするので、
なおさらこのアクティブリスニングの姿勢は大事やな、
なんて思ったりもしました。
今回ね、この本の内容、僕が興味あるというか、
面白いなと感じたところをね、
かいつまんでご紹介しただけなので、
この放送聞いてね、
ちょっと読んでみようかなと思われた方は、
ぜひ説明欄のリンクからチェックしてみてください。
今回は子供の褒め方、叱り方ということで、
無条件に接するのが大事ですよと。
子供がいい子にできたから褒める、
悪い子にできたから叱るとかじゃなくて、
行動の良し悪しに関わらず愛情を注いであげる。
そのための声かけであったり、褒め方、叱り方、
ノウハウをね、ご紹介しました。
ご紹介しましたって、まあ本の内容をね、
僕が紹介しただけなんですけど、
ぜひね、詳しくは本を読んでください。
すごくね、読みやすくて面白かったので。
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